※この作品はR-18です。

九条パチ宗の淫蕩記   作:ニンカタ

8 / 10
少々変化球。アイドルだから普通には会えないからね。


柏木愛との関係

 

 あまり自覚を持った事は少ないが、一応自分はVIPの立ち位置に居るようだ。前世の記憶による下駄は多々あれども、傍から見れば自力で多くの事を成し遂げ、財を築いた。

 富を得るために、時に慣れない事にも顔を出し、面倒な事にも参加した。これはそんな時に体験した事の延長線のようなものだろう。

 

 コネクション。言い方は色々あるが、人との縁は結局のところ誰かに繋いで貰う方が良い。何処の誰かも知れない相手よりも、気心のしれた知人からの紹介の方がよく印象に残るからだ。

 それを求めてか自分との縁を何らかの手段で繋ごうとする者も少なからずはいる。これまでの道すがら築いた縁。それのどれかまでは把握していないが、九条八宗の縁を。

 となるとだ。自然増えるのが贈り物の類。古めかしい品物から最新鋭の品物まで、多種多様な贈呈品が贈られる。だがこうした形あるものならば特には思う事が無いのだが、偶に、あまり快くは思わない贈り物が届けられる事もある。

 

 それは簡単に言えば女性のリストだ。そういう類のリスト。受け取り、目を通した事はあるが不快感の方が強かったので頼んだことはない。相手方も別にこれに拘る様子もなく、一度下げられると次からは他の贈呈品を送るようになった。

 金に纏わる話には黒いものも纏わりつく。表立ってそういう商売をやっている所とは関わりはしないようにしているが、それの余波のような物とも関わりを断つのは難しいらしい。

 

 と、此処までであれば嫌な世界もあるものだと関心を持たぬ事柄であったのだが、久しぶりに渡され、嫌々ながらも一応目に通したリストが問題であった。

 このリスト。女性の写真、プロフィール、来歴といった個人の知りうる情報を事細かくリスト化されている。だから嫌が応でも間違うという事は無いのだ。

 

 柏木愛という名前も、彼女の所属しているグループ名も。

 

 

 

 

 芸能界。特にアイドル業界で言われている事だが、名前を売る前に目立ち過ぎるなという言葉がある。ある時、ルックス良し、歌良し、踊りも良しと3点拍子が揃ったアイドルが居た。未だ知名度は殆どないが、何れはトップアイドル間違い無しとも言われたアイドルは忽然と姿を消したのだ。

 表向きの理由は突然の失踪となってはいるが、本当の話は違う。噂ではある権力者に買われ、それ以来精神に不調をきたし自ら命を絶ったとか。

 

 

 リストの中にある柏木愛という名前について聞く。この中に名前があるからといって、必ずしも買われた経験があるとは限らない。これはあくまで候補表のようなもの。

 リストの中身について聞かれるのが珍しいからか、少し面食らった顔をしてから男は語り出す。

 曰く最近追加されたばかりの女。誰にも使われていない新物だからおすすめだと好機を見たのかペラペラと喋り出す。

 

 一旦考える。柏木愛とは何の接点もない。あくまで自分が一方的に知っているというだけ。変な善意を与えても迷惑なのかもしれない。だが此処で目にしてしまった。今更見なかった事にするのは無理だ。

 

 

 

 

 「か、柏木愛です!こ、今夜は宜しくお願いします!!」

 

 枕営業。夜を共にすることで何らかの援助を貰う。まさか自分がそれと似たような事をするとは思わなかった。アイドル衣装に身を包み、緊張した顔で此方の様子を伺う彼女を見ながら何とも言えない感情が湧き上がってくる。

 

 「え?そ、そういうのはしなくてもいい?ほ、本当に…?」

 

 ああ、と一言相槌を打つ。ホテルの中に呼び出され覚悟を決めていたようだが、元々そのつもりはない。あくまでお手つきだと周りに思わせる為にこうして会う。少しの間時間は取られる事になるが、其処は我慢して欲しい。

 

 「な、なるほど。で、でも何で其処までしてくれるんですか…?」

 

 距離を取り、落ち着いた口調で話していると少しは警戒が解けたのか、自分の説明にも耳を傾けてくれる。今の状況は何となく理解した。しかし殆ど自分に利益のない行動。訝しまれるのも分かる。

 

 「あ、ファン!?そ、そうなんですか!?嬉しいです!」

 

 そのまんま本音を言ってもあまり要領を得ない。此処はファンとしてこのような営業を憂いて助けを出したとするのがベターだろう。前に一度だけライブを見に行った事もある。あながち嘘でもない主張だ。

 

 「ありがとうございます!アイドルとして、ファンを裏切るような真似はしたくないので…」

 

 ファンという言葉を告げると先程までよりも、距離感が近くなった気がする。彼女に取ってはそれほどファンという者は身近なものなのだろうか。

 

 「今日は楽しかったです!また、って言うと変ですけど今度は別の形で会いましょう!」

 

 結局その日は何事もなく。軽いトークを交わしてその場を切り上げた。初めて顔を合わせた時の硬さはかなり取れ、去り際の表情は笑顔であった。一応そういう行為をした後だという演技はしてほしいと言いはしたが、果たしてあれで誤魔化せるのだろうか。少しばかり不安だが其処は任せよう。

 

 その後も柏木愛とはホテルの中で週に一度会話をするという変な間柄になった。定期的にとまではいかないが、基本的には週に一度くらい。こうして会っていれば周りの目も欺ける。

 嘘から出た真。自然、話をする機会が増えれば話題提供の為に柏木愛の近況やらアイドル活動に関して目を通す。ファンという嘘は付いたが、此処までよく調べていれば嘘とも言い切れなくなってきた。

 そうして柏木愛との奇妙な交友関係が暫く続いた頃。変化の時は突然訪れる。

 

 

 

 

 「え、えっと私としませんか…?そ、そういう事…」

 

 飲んでいたドリンクを喉に詰まらせる。何回か咳を出した後に急に何だと言葉を返した。どうやら、本当に柏木愛は自分と関係を持っているのかと不審がられているらしい。

 今でもそうだが彼女はこうした話に耐性がない。仲間うちでディープな話題になるとついて行けなくなる時があるとのこと。人の口に戸は立てられない。未だ疑いの域ではあるがそういう噂が立っているのだ。

 

 「ほ、本番は勿論駄目です!そ、それと……キ、キスも」

 

 つまりは少しは性行為に対する耐性を付けようという話。アイドルとして許せない範囲はNG。だがそれ以外ならばギリギリセーフとして愛自身も自分を納得させたようだ。

 経験のない女性にそうあれかしと振る舞えとは些か無理があったか。悩みはしたが、このままなし崩し的に真実がバレるよりかはマシと此方も自分を納得させた。

 

 「お、大きいですね…く、九条さんのって」

 

 元気溌剌といった何時もの愛は鳴りを潜め、おどおどとした珍しい姿を見せる。初めて会った時に近い姿だが、その時と違うとしたら此方に少し信を置いている事か。

 

 「や、優しく…ですね!りょ、了解しました!優しく…や、優しく…」

 

 協議の結果。初めての行為は手コキから始まった。心理的なハードルも男の性器を触るという所から始まるので軽い方だろう。マイクパフォーマンスをするからか、愛の掌は少し硬めの感触がする。しかしその中にも確かに女性らしい柔らかさがあるのだから少し不思議な感覚だ。

 

 「ローションをかけて…滑りが良くなってきたら動かす…!わわっ!?さ、更に大きくなりました!だ、大丈夫ですか!?九条さん!?」

 

 本当に経験が無いのか、一挙手一挙手が危なっかしい。やっている事は性行為の筈なのに何だか変な気分だ。落ち着くように声を掛けてから、再び説明をする。

 

 「痛くない程度に掴んで…上下に…こ、こうですか!?」

 

 肉竿は握ったら上下に擦る。強くなり過ぎない程に握ると気持ち良い。

 

 「と、時には…早くしたり…ゆ、ゆっくりと…は、はい!」

 

 快感の刺激が単調にならないように、強弱をつけたりして快感に変化を与える。

 

 「きゃっ!?……わ、わぁ…す、すごい出てる…」

 

 そうして導きながらの手淫は何とか射精まで到達した。射精直前に出るとは言ったが、間近で見る光景と感覚に驚き、愛は悲鳴を上げた。その間も出続ける白濁液は彼女の手元へと流れて行き、それを愛は驚いたように、そして少し興味深けに見るのだ。

 

 「ど、どうぞ…!」

 

 最初は愛が主導での行為。ならば次は八宗が主体となる行為だ。セックスではあるが、実際には挿入せず、まるで擬似体験のような感覚を得られる行為という事で、八宗の肉棒を愛の股部へと挟む素股が提案された。

 愛も悩みはしたが最終的にはギリギリ本番じゃないのでセーフとした。スカートの中にある黒地の布を取り出し、性器と性器が合わさる準備を終えると、愛は壁に手を付いて捧げるようにお尻を突き出した。

 

 (あ、熱い!手で触った時と全然違う…!)

 

 八宗が肉棒を構え、愛の開いた股の中へとそれを導く。愛の体は八宗との行為によりラブジュースを沢山分泌していた。ローション要らずのそれは挟まれた八宗の肉棒へと絡み付き、ピストンの際の潤滑油代わりになった。

 

 (当たってる…お、お尻に…九条さんの…)

 

 偶に八宗が声を掛ける以外はほぼ無言。八宗は愛の挟まれた太ももの間に腰を打ち付け、愛の腰を掴みながらピストンを行なっている。スカートを捲られ、肌と肌が触れ合う感触。オマンコの近くには熱した肉棒が、突き出した臀部には八宗の腰の感触が。

 先程違い愛自身の体も高められているような感覚が絶えず続く。

 

 「──ふっ♡──ふっ♡んんっ゙♡♡……で、出ましたね…たくさん…」

 

 恥ずかしいから、喋らないというのも自然と自身の感覚を鋭くするのに一役買ってしまう。ほぼ初めての体験なのに、普通に上げる声とは違う艶声を出したのも、集中して八宗のモノを感じていたからか。

 

 「ま、また…よろしく…お願いします…」

 

 今日の行為を一先ず終え、帰り支度を済ませた愛は真っ赤に染めた頬と、少し潤んだ瞳を八宗に見せながら、次の行為について想いを馳せた。八宗との会話だけの時間は終わり、これからはそれ以外の時間が増えていく。

 

 

 

 〜初めてのパイズリ〜

 

 「お、おっぱいってこう使うもの…なんですね…んっ♡熱い……あ、跳ねました!」

 

 服装はアイドル衣装のまま。胸部の部分だけを開き、挟むには充分の大きさを有したモノを外へと出す。潤滑油代わりにローションから唾液を慣れたように出す様は、少しばかり愛の慣れた手付きを想起させる。手コキの際は専ら此方の方が早いと手に唾液を含ませて行なっている。これもその応用だろう。

 肉棒が女の象徴の中へと受け入れられ、手厚い奉仕を受ける。柔らかく、時折ぎゅうっと押さえつけられる感覚は此処でしか味わえない。暫し愛の胸奉仕を受けた肉棒は、悦びを愛の胸の中へと発射した。射精後、ぽーっと未だ元気な肉棒を見つめていた愛の表情が心に残る。

 

 〜初めての尻コキ〜

 

 「──熱い♡九条さん!もっと♡もっと擦り付けてください♡♡私これ♡これ好きかもです♡♡」

 

 四つん這いになり尻を突き出した愛の尻間に熱した棒を挟む。ヌルヌルと濡れた肉棒を前後に前後に擦り付けながら、快感を高めていく。愛の桃尻を掴み、マーキングするかのように腰を動かしていると高まりを感じる。出したい。出したい。だけどもう少し味わっていたい。そんなもどかしい気持ちを抱えながら、アイドルの尻へと濃厚な射精をしたのだ。この時も、愛はぼーっとした瞳で肉棒を眺めていた。

 

 〜初めてのフェラチオ〜

 

 「んぼっ♡じゅるるる♡ええ、大丈夫です!キスじゃないからこれはセーフですから♡♡んぐっ…じゅるる、じゅるる!じゅぼぼぼ…♡」

 

 最後まで大丈夫なのかと問いはしたが、この理論により愛の中ではフェラはセーフらしい。キスは恋人同士がするもの。けれどこれは快楽を求めるだけの行動だからと。頭を捻りはしたが本人がそう言っているのならばそうしておこう。

 慣れた手の動きは経験から。今では玉袋をコロコロと手の上で弄りながら肉棒へとしゃぶりつく。裏筋を舌で舐め上げて、大きく口を開けば喉奥まで八宗のモノを呑み込み奉仕する。今までの経験値から初めてのフェラだとは思えない程に巧みだ。

 射精後も、教えはしたが言われずともに放出された精液を飲み干し、あーん、と口を大きく開いてその証拠を見せる。褒められると嬉しそうに微笑む姿はかつての彼女とは別人だ。

 

 

 

 「あ、ああ…♡♡ああああぁぁぁ♡♡♡き、来ましたぁぁぁ♡♡♡」

 

 日に日に熟成されていく性欲は愛を蝕んだ。どれだけ快感を得ようとも、本番行為を行えないのは体にも精神的にも毒だ。しかし彼女はアイドル。どうしても最後の一線だけは譲れない。だからその譲歩案として出たのがお尻の穴であった。

 綿密に準備を行い拡張を終えた彼女のアナルは、ズルズルと八宗の肉棒を貪欲に呑み込んでいき、やがては全てを包み込んだ。お尻の穴を差し出し、それを望んでいた愛の喜びは頂点に達した。

 

 「──これっ♡これっ゙♡毎日♡会ったら毎日したいです♡♡九条さんの肉棒で♡♡ずっと♡♡ずっと突かれたいですっ゙♡♡♡」

 

 バックからのピストンを体に浴び、愛は狂ったように八宗の肉棒を求める。長い期間調教にも等しい中途半端な快感を得続けた愛の体は、初めての本物を知りすっかり虜になった。

 初めてこの体験をした日から、愛と八宗は普通ではない行為で繋がり続ける。

 

 

 

 

 

 「それじゃあこの後ライブなので、さよならです!また会いましょう!九条さん!」

 

 素面に戻り、先程の余韻など感じさせないようにニッコリと微笑んだ後、柏木愛は部屋を後にした。性器を使った行為はしていない。唇を交わした事も。しかしそれ以外の全ては八宗との時間で染め上げられた。それを知るのは八宗と、彼女柏木愛だけである。




死印世界の何が怖いって怪異が出るよりもシンプルに治安が悪い事だよね。
柏木愛ちゃんはキスもしたことないアイドルです!多分引退したら結婚すると思うよ。その時に初体験だね。
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