※この作品はR-18です。

ハイスクールD×D 一誠の苦界   作:くまたいよう

16 / 39
 今回は、多分微エロと閲覧注意回。


意図不明!幼馴染みと決意です!

 ライザーとのレーティング・ゲームから三日後の兵藤家において、立場が逆な図が展開されていた。

 

「あ、あの部長」

 

「イッセー、見ての通り。私は貴方に全てを捧げます」

 

 一誠の自室中央において、立場上は主であるリアス・グレモリーが一誠に対して下僕が主に跪くようにしていた。事情を話し始めたが、あの戦いの後に実家の党首や関係者に呼び出されたリアスは厳しい尋問を受けた。

 

 今回の件はリアスの婚約云々が消し飛ぶにしては行き過ぎた結果に終わり、ライザーは万一の為に控え室に用意していたフェニックス家の涙で一命を取り留めたが精神的なショックが大きい。

 

 グレイフィアの整えたゲーム設定もだが、ライザー側の実家や身内はよくもあんなのをぶつけてくれたと声を荒げている。一誠については。 

 

【リアスの我が儘の皺寄せにより冥界の面子を潰す形に目覚めてしまった赤龍帝】

 

 冥界上層部からそう認識された。一誠に頭を下げなければならないし、相応の代価を払わなければならないとする部分は訪ねてきたグレイフィアから思わぬ提案がされた。

 

『暫く、アーシアさんと一緒にここで世話になりなさい。イッセー君の【修行】にもなりますからね、意味は自分で考えなさい』

 

 要はアーシア同様に同居、一誠からしても本来は怨敵であるリアスと日常生活でも近くにいて過ごさせる事に意味があるのだ。状況も意図も殆どわからないがアーシアはそれなりに喜んでいた。兵藤夫妻はリアスから感じるのはアーシアとは違うと察して試練の日々が始まる。

 

 

 

 そんなある日。

 

 

 

 何とか眷属間の仲・・・・正確には、一誠とリアスのギクシャクした雰囲気を改善させる為にアーシアの学友達としてグレモリー眷属は兵藤家を訪ねたが、思わぬ事態が起きてしまった。悪魔にとっては特に危険な気配が近付いてくるとして臨戦態勢に入った時。

 

 

「一誠、イリナちゃんよ!イリナちゃんが帰って来たの!」

 

 兵藤三希が一誠に知らせたように、訪ねて来たのは栗色の髪をツインテールにした娘と、同行者なのか青髪ショートヘアの前髪に一部緑色のメッシュを入れている娘。二人共に白いローブ姿で多少浮いている。一誠はイリナが男だと思い込んでいたので軽いショックがあった。ゼノヴィアと名乗る娘も含めてリビングで向かい合っていた。

 

「ひ、久し振りって言いたいけど・・・・二人も女性を同居させてるですって!何が起きたってのよ?」

 

 世話になった近所の家の母親がいるからか、イリナとゼノヴィアは人間の一般人がやる範囲でな【教会関連】での仕事をして世界を回っているとしか説明が出来ない、三希も何やら火花を散らしているとは理解できる。イリナ側がそれをやる理由はまさかとして一旦は退出したので本命が漸く切り出せた。

 

「・・・・教会側各地に保管されていた【聖剣】が盗まれて、何故かこの辺りに運び込まれた。先日から送り込まれていたエクソシストは次々と始末されている。今度は貴女達ってワケね」

 

「えぇ、意図については。何か慌ただしいし不干渉をお願いしたいするよう言われたわ、勢力間の冷戦状態が・・・・としたようだけど」

 

「正直に言えば、伝説の赤龍帝を実は計画的に手に入れたかもしれないとされている存在が怖いんだろうさ」

 

 ゼノヴィアの危険な発言、かなりの規模で広まった事でリアスが一誠を眷属としたのは個人的な我が儘と見せ掛けての確信犯疑惑迄が出始めていた。二名は任務の邪魔にならないかどうかしか興味は無いとした次の疑惑は。

 

「次にアーシア・アルジェントを運良く眷属にした事もだな、他からしたらフェニックス家の涙以外に回復計の力が無い悪魔がアーシアを冥界側に引き込めた意味は大きいだろうしな」

 

 一誠とアーシアには説明されていたが、回復の力を持つ神器持ちを引き込めた事にも様々な憶測が飛んでいる。

 

「て言うか、一誠君・・・・貴方は幼稚園の頃だけど【照れ屋で陽気でおセンチで怒り出したら台風ヤロウ】って感じに典型的な男の子キャラなハズが、何か今は・・・・」

 

「知るか、俺は男友達が帰って来たと思ってたら女だったのはショックだったぞ」

 

「な、何ですって!私が女で嬉しくないって言うの・・・・この身体が目に入らない?平均よりは上なハズよ!」

 

 何故か見せ付けたローブの下は女戦闘員にしてはセクシーな格好で同年代では上級なのが間違いないイリナのスタイルを際立たせているが一誠には通用しない。ヒートアップする前に朱乃が仲介した。

 

「深入りは不要ですわ、今はイッセ―君はわたくし・・・・達の側ですから」

 

 

 

 それで一旦は収まった。勢力間から個人的な事の因縁をぶつけ合おうにも、一誠がライザーを殺害し掛けた時のようにならない方が優先として、後に起こり得る事への対処を決めた夜。

 

 

 

「私と決闘しろ、赤龍帝並びにグレモリー眷属よ!」

 

 普通に兵藤家を訪ねて来たコカビエル、黒い十枚の翼で如何にもな堕天使とすべき男は三日後の夜に駒王学園を場に指定しての勝負を申し出た。

 

「それより、イリナに何をした!」

 

「イリナとはこの娘かっ・・・・この娘には一杯喰わされた!だからこそ、貴様をこの手で下した後に、貴様の頭蓋骨で貫通式を行ってやりたくなった!サーゼクス・ルシファーを始めとした者を呼んでも良いが、その前に貴様等との戦いを所望する!でなければ、相応の処置を取らせて貰う、これは手袋の代わりだ!」

 

 手袋を投げるのは騎士の間で決闘の申し込み代わり。言ったように捕まってたイリナが投げられので一誠が受け止めた。衣服はボロボロの酷い有り様で、まるで・・・・とした時に後方からイリナのような負傷はしていないゼノヴィアが来て事情を説明した。

 

 

 

 一時間前。

 

 

 

「そ、そんな・・・・私達の仮住まいにいきなりなんて」

 

 堕天使の幹部ともあろう相手が真っ先にとは都合が良いとしたが、やはり力の差は歴然であるのでイリナとゼノヴィアはなす術もなく倒されてしまった後に重傷のイリナに目を付けたコカビエルは有りがちな行動に出た。

 

「嫌だ・・・・やめて!やめてよおっ!助けて、誰か・・・・助けてよおっ、イッセ―君、助けてえっ!」

 

 下半身を露出させられて思い切り股を開かれたイリナは泣き叫ぶしかなかった。これが戦場で敗れた側の定めの一つ。

 

「ふはははっ!戯れの一貫でなあ!貴様の純潔をこれで奪ってやるぞおっ!噂の赤龍帝の怒り狂う姿が見ものだっ!」

 

「~~~っ」

 

 イリナが何か呟き始めたが、コカビエルは構わずにとした時に惨劇が起きた。

 

「ぐっ・・・・ぐぎゃ、ぎゃがあああああ!あぶかずがげぎゃああああああああ!」

 

 何とか拘束を解いたゼノヴィアは状況を理解した。イリナはとっておきを使ったのだ。

 

【レイパー抹殺奥義、聖髪硬化弾】

 

 簡単に言えば、戦場で敗れた女への切り札として伝授される技。今回のような構図で陰毛に聖なる気を通して硬化させ飛ばす技。乙女にとっての最後の抵抗。言うまでも無いが、コカビエルの男性器は凄まじい惨状となり、その隙に逃げ延びたが無我夢中で追って来たコカビエルにイリナは捕らえられた。だが、結界を張られてもいない街中を魔力全開にて移動して姿を確認されたであろう不覚に頭が冷え、計画を変更してグレモリー眷属への決闘を申し入れたのだ。

 

 

 

 

 ――――――――――。

 

 

 

 

「イリナ、お前は凄いよ」

 

 流石に聞いただけで股間を抑えてしまいそうな手段には脱帽だが、一誠はイリナの手を握ってあげていた。アーシアが回復させると立場上まずそうだから止めてしまった。やはり犯されかけたのはショックで堪えていたイリナは。

 

「覚悟はしてたもん・・・・けど、私は処女無くすなら・・・・相手はイッセー君じゃないと、嫌だから・・・・万が一の為に習って・・・・ぅうっ、うえええぇん・・・・っ」

 

 自分にすがり付いて子供のように泣き始めた幼馴染みの背中から後頭部を撫でてあげる一誠は決意した。コカビエルは自分が必ず倒してイリナの前で成敗してやると。




 未遂でカウンター喰らったが、コカビエルに特大の制裁フラグ回でした。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。