「一誠君は私の傍から離れないよう着いてきなさい、隠刑を使ってるから近くにいればわからないわ」
「わかりました」
キシスが言う【隠刑】とは気配を消す手段。グレイフィア同様に偽リアスの時のような怒りは感じないから従っている一誠は独学で学ぼうとするだけでは駄目と悟らざるを得ない類いとしつつ緊張感を増していた。女は洋館内の広間で成人程度の男性の前で服を脱ぎ、ソファーに座って股間をM字に開いて差し出していた。
「ふむ、中々派手に遊んで来たようだな。雄共から精をたっぷり注いで貰ったから助かる」
男がいかにも吸血鬼な翼や牙を出した時に一誠は道中で語られた事からの仮説を立てた。
【精液とは魔力の塊】
それを使っての黒魔術等を始めとした何かをしようとしているのかとしたが?
「で、では早速・・・・ぐへっ!なっ、何だ貴様等!」
キシスが弾丸程度な魔力を放って男の脇腹にこめかみに命中させた。単に味わおうとしているだけに見えて怖気を覚えたのだ。
「見ればわかるでしょう、侵入者です。その娘を使って人間の精子を集めたのは、何かの実験に使うのかと思ったけど、まさか自分が味わう為だったの?」
「ふふ、人間の間にも【衆道】を初めとした言葉が有り余っておるではないか、好物を味わおうとして何が悪い?」
「一誠さん、懲らしめてあげなさい!」
「はい!」
最近、八坂の件を除いて色欲から遠ざかっている一誠も怖気を覚えたので言われるままにタコ殴りにした。殴られた後が微妙に修復していくから本当に吸血鬼の類いのようなので嘆かわしかった。
「全く、情操教育に悪いものを見せてしまったわねえ。とにかく、変態を冥界に移送するわ。良い機会だから一誠さんも見てなさい?」
娘には忘れるように処置をして洋館から退散させた。そして犯罪者移送の準備を整えた時。
「くふふっ、もう少し男汁を味わいたかったなあ」
「後は犯罪者用の施設で喋り・・・・えっ?」
最後までブレないとした吸血鬼の移送を始めた時、洋館を結界が覆うのを理解した。
「ふははは、気を抜いたのは失敗だったな。女に集めさせた汁を楽しみたかったのは本命でついでよ!」
どっちだと聞きたいがとしながら何が起きるのかと一誠とキシスが身構えた時に【魔力の移送陣】がソファーの辺りから発動した。
「バカめ、僅かに漏れた汁だけで仕上げに充分だったのさ。イザと言うときのトラップを発動させた。伊達に男汁を扱う日々だったわけではない!ふははははは!」
移送が終わる。おぞましい探究心の賜物はどう出るかとした瞬間、周囲が歪む。
~~~~~~~~っ。
「歪みが、収ま・・・・っ!普通の草原のようね、この辺りは・・・・【冥界】・・・・い、一誠君?」
キシスは理解した。相手がどこまで把握していたかはわからないが、単に冥界に送られただけではなく手続き等の問題で一手間の一誠に関して以上に厄介な事がある。
【やられた】
ギリギリで悪魔に対する私情を堪えていた一誠は冥界特有な気に当てられて悪夢を思い出したのだろうとした時。
『おや、珍しい気を感じたら』
振り替えると、キシスも顔を知っている長い桃色の髪に角を生やして如何にも女性悪魔な妖艶な美女がいた。
【ロイガン・ベルフェゴール】
遊学中と知る女性悪魔だったのは幸いだったとしたいが、嫌な予感が拭えなかった。直感であるがワケありと理解していたからだ。
「警戒するのはわかるけど、ワケありなようだから一旦身を隠す場を案内します」
そう言って背を向けたロイガンには一誠も感心した。攻撃される心配以前にやられて構わない程の何かを感じたからだ。
その頃。
「つまらぬ物じゃが」
グレイフィアを訪ねて来たのは、西日本の妖怪をまとめる責任者である八坂であった【八つ橋】を手土産に会談を申し出たので、キシスをもてなした部屋で対面したのだが、お互い自分達が一因で一誠と年甲斐無く一晩中激しくまぐわったので気まずい間柄になっているとして話を切り出してきた。
「率直に言おうか・・・・兵藤一誠をわらわにくだされ」
「くだされ・・・・とは?」
「勿論、男子としてじゃ!」
頬を染めた八坂に流石に予想以上とは言え建前を並べるしかグレイフィアに選択肢は無かった。
「一晩の夢とやらで済ます気は無いとでも?」
「そうじゃ、わらわが不用意に一誠に施されたものに触れてしまったにせよ、青少年を一晩中夜伽の相手にしてしまった責任を取りたい。種族間や一誠自身の問題については、そもそも無理に悪魔と関わらす必要は無いではないか」
実は八坂に理はある。
ふしだらな関係のけじめはともかく、一誠は悪魔を受け入れきってはいない、それに無理にいさせる必要は無い。八坂の治める一帯で協力してもらう方が良い。
結局、美猴が言うようにリアスに不利に働かないようにしたがっていると言われたら否定出来ないグレイフィアは明かせない責任者=キシスが戻ってから話を進めようとして一旦連絡をとしたが、立ち上がる程度な身体の動きで八坂は見抜いた。
「待て、そなたの身体は如何した?」
先程の生娘染みた顔色とは違い、怜悧な色が浮かんだ顔にグレイフィアは戦慄した。実は今の消耗した状態では勝ち目が無い故に。
「むう、何やら一服盛られて。その後にも・・・・してやられたようじゃのう」
「何をつまらない事を言いますか?」
「ならば、見せてみよ!お主の尻を直接!」
内容がキシスの事を疑う発言と理解して異を唱えたが、直球過ぎる。見抜かれている部位指定には狼狽していた。流石に排泄恥辱に打ちのめされて一誠の・・・・文字通り【手を借りた】等とは言えない。
「ふっ、尻を直接見せよとは・・・・無粋に過ぎますね。そのような事、貴女が脱ぐなら考えても良・・・・っ、脱ぐんですか!?」
「当然じゃ、意中の殿方の為だからのう。お主も脱いで他意はないと示せ」
見事な肢体を晒す八坂に気圧されたが、決意すら感じる。力づくで来られでもしたら厄介としてグレイフィアも脱いだ。互いに広めな和室で成熟した大人の裸体で向き合う美女達の図は妖艶であり滑稽なようである。
「ぬっ、やるのう・・・・」
「やると言われましても・・・・」
「本来ならば、わらわとて一筋縄ではいかんハズだが確信したぞ。今のお主はわらわの敵ではない、覚悟をせよ!」
心当たりがあるグレイフィアが身構えたが、尻の内部がいきなり魔力吸収の宝玉とは違う圧迫感に襲われてしまう、何事かとした時に崩れ落ちてしまう。何とか立ち上がろうとしても力が入らずに
「残念じゃな。わらわも褥の上で一誠に完敗して悔しかったから、龍の気を把握してみた成果じゃ・・・・お主、何やら尻の内部を一誠に治療でもしてもらったのか。気が残っておるが、それが命取りになった。一誠とまぐわい、弥勒と呼ばれる力を得ているわらわの前では操り人形に等しいぞ。近う寄り、尻を見せるが良い」
くいっ、と人差し指で促すとグレイフィアは四つん這いで、手と膝で八坂に見えない首輪で引き立てられているように歩み寄る。
「そ、そんな・・・・このような屈辱」
「ほほほほ、不調程度で引かないとする心意気は立派じゃが、甘えと無謀の区別をつけるべきじゃったのう、丁度良い。そのまま部屋を一週してからにしようか」
吊り下がった胸と尻を震わせ、言葉通りに部屋を犬のように、途中から赤子がハイハイするように手と膝を交互に前に出して進んでしまうグレイフィアに対して、八坂は手をパンパンと叩きながら招いた。
「娘もあんよが出来る迄一苦労じゃったのを思い出すわ、ほれ早くわらわの元に来るが良い、手の鳴る方にとやらでな」
「うっ、うう・・・・っ」
屈辱に震えて角から角にと、部屋を二分掛けて一週したグレイフィアの背後に八坂は張り付いて、豊満な尻の割れ目を両手で容赦なく左右に【むにっ】と開いた。
「くっ、おおっ!」
「ほう、やはり」
グレイフィアは腸内を覗かれる羞恥の涙で顔をくしゃくしゃにしながら最後の勝機を伺っていた。途中、設置型の魔力陣を密かに張っていたので顔を近付けられた瞬間、魔力陣から麻痺系の矢が一斉に飛んだが、八坂の九尾に全て防がれていた。
「無駄な抵抗じゃ、本命もな?」
時間差で首筋に放たれたものも無力だった。これでグレイフィアに勝機がなくなったと思った時。
「っ、お・・・・お尻に、何なのっ、こりぇ?」
「ほほ、細くした尾の一つを尻に挿入した。感じてるのは伸びた毛じゃよ内部の皺の数だけ暴いてやろう!」
「や、やああ・・・・ひやあああっ!あ、あうっ、あぁぁ、うう・・・・」
はしたないものと、それ以上の秘密を暴かれて行く恥辱と怪しい快楽にグレイフィアはぞくぞくと、尻を抱えられながらの後背位で交わってるような姿勢で震えるが、更に本格的に始まると同時に笑みを浮かべた。
「むっ。な、なんじゃこれはああっ?」
尻穴を尾で犯されたが、それがギリギリの賭けだった。気を同調させつつ秘密を暴こうとした時、原理はわからないが八坂の脳内に一誠に泣き寝入りさせられた凄まじい快楽が襲って来たが、それはグレイフィアにとって相討ち覚悟の賭け、自分にも刺激が来ているからだ。
「ふ、うう・・・・甘く、見ましたね。私とて、淫術にやられたり、研究をした悪魔の知識くらいは、あります。経験は無くても予防策・・・・くらい、は・・・・あはああ-----っ」
「お、愚か・・・・者め!其方にも流れておるのがわかる。わらわが味わった快楽、お主程度・・・・くぅああっ、こりぇ、こりぇは根比・・・・べ、ひあああっ!い、いやじゃああっ!一誠、の前以外・・・・でっ」
八坂の母乳が溢れ始めて、根比べに突入。だが、お互いに専門では無いので正に十年早いである。
「「「きゃ、アーーーーーーーああ、ひやああああァーーーッッ!!」」」
重ねるような絶叫が響き、お互いの秘部から塩を吹いて崩れ落ちた。グレイフィアにのし掛かるようになる八坂も、既に息も絶え絶え。意図は明かさないでいつつ、お互い生兵法な淫術対決と呼べないでもない戦いは相討ちとなる。
一時間後、二人には異変を感じて介抱してくれた藍華からの呆れた目線に去らされていた。淫術と呼ばれる手腕や必要性については一般人の人間には説明が長くなる。
そして、冥界では?
ロイガンに案内されたのは山だった。身を隠せるだけマシとして、登って行ったのだが?
「何だこいつ?」
キシスですら知らない炎属性の魔力を纏った亀。人間界の絶滅動物【グリプトドン】に近い外見の者と広い荒れ地で出会った。暫しの沈黙の後に亀は重い口を開いた。
「その気配、貴様【赤龍帝】・・・・丁度良い。我等が先祖の恨みを晴らす!」
近くに岩石が浮遊して、それがマグマを球体にしたようになって一誠達に射出された。辛うじて回避するが、周囲に着弾してマグマの海が徐々に広まって行く。
「いけない、これは上級悪魔より遥かに攻撃力があるわ!」
「赤龍帝君だったのかい、あれは頭部が弱点なハズだ。悪いが話し合いが通じないようだから一発お願い!」
「わかりました」
【Booost!】
十秒毎に攻撃力が倍加する赤龍帝の能力で攻撃力を高めて行く、最初の頃から無意識に使えていた攻撃で言われた通りにしようとした時、キシスとロイガンは気付いたが、止める前に一誠は渾身の一撃を繰り出して亀の頭部に直撃させた。
しかし?
「なっ、何だよ。エネルギーが逆流・・・・してくるだと?」
「む、この感覚は・・・・そうか!現代の赤龍帝、恐るるに足らず!」
額で止まった赤龍帝の籠手の拳はエネルギーに炎の魔力を上乗せされながら跳ね返され、一誠は火傷を負いながら吹き飛ばされてしまう、キシスの悲鳴が響く中、一誠の意識は失われて行った。
グレイフィアVS八坂の詳細や理由は後でなエロバカバトル、そして一誠は・・・・ハードなバトル展開。