※この作品はR-18です。

【カオ転三次】擂粉木で腹を切る   作:苺ベリー

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観覧注意!レイプ描写があります!
あんまり、エッチな話じゃないです!
本当に注意ですので!




郡千景は幸運である。

 

 

これは、私が小学生5年生の頃の話し。

真夏の太陽が照り付ける暑い夏の日のこと。

ガイア連合の存在も悪魔も覚醒も知らない、本当の一般人で、力の無い少女でしかなかった頃の話し。

 

 

 

弱さは、悪と知ったあの日のこと。

 

 

 

私、郡千景はイジメに遭っていた。

原因は、色々思い当たる。

いや、正確に言うならイジメを行っていたグループのリーダー格の少女生徒が話していたのだ。

 

イジメの主犯曰く───

「あんたウザいのよ!いつもの真面目ぶって!マサヤ君にも擦り寄って何のつもりなわけ!不倫するような人間のクズが父親だと、その子供もクズなのね!」

 

確か、こんなことを言っていたと思う。

最初は、気にしないようにしていた。

子供のやることだから、そのうち飽きてやめるだろうと、考えていて放っておいた。

 

だが、イジメは次第にエスカレートしていった。

最初の頃は、陰口程度だったものが、物を隠したり、上履きを捨てられたり、教科書を破かれたりと、次第に行為は酷くなっていった。

 

無論、教師にも相談はしていた。

しかし、それで何かが改善られることはなくイジメは1ヶ月経てども解決せず。2ヶ月経とうと変わらなかった。

 

 

6ヶ月が経った頃、事件は起きた。

 

 

いつもの帰り道。

周りは畑や森に囲まれた田舎道。

自然豊かなところで、通学路も畑の農道を通るところや、山と川に挟まれた未舗装の砂利道などだ。

 

その家までの道程に寂れた神社がある。

その手前で、いつもの私をイジメている女子グループがニヤニヤと笑いながら立っていた。

 

それに辟易さながらも通り抜けようとした時に、千景の背負うランドセルを誰かに掴まれて、強い力で引っ張られ、境内に引きずり込まれた。

 

混乱しながら周囲を確認すると、私を引っずったのは年若い青年が2人いた。おそらく、高校生くらいだろう。タバコ臭さと、清涼剤のキツイ匂いがした。

 

「千景さぁ、いい加減にウザいのよ」

 

「私、何回も言ったじゃん。

 マサヤ君に色目使うのやめろって」

 

「でも、反省しないみたいだからさ、罰が必要じゃん?」

 

訳の分からないことを言いながら、女子グループはニヤニヤとしている。その後ろの青年2人が、千景に向かって近寄ってくる。

 

「お前の妹、おっかねぇ」

 

「いやいや、可愛いだろ!」

 

プリン頭と坊主頭のガラの悪い2人だった。

気色悪い笑みを浮かべて、手を伸ばしてくる。

 

慌てて、走って逃げようとする。

 

しかし、小学生の足で逃げれるわけもなく、ランドセルを掴まれて、また境内の玉砂利の上に転がさせれ、その勢いでランドセルか外れる。

 

「あっ、逃げんなよ!」

 

「……ぎっ!が、ふっ!」

 

それでも、逃げようと立ち上がろうとした時に、坊主頭の右足が腹部に突き刺さった。

 

「おい、やりすぎんなよ?」

 

「わかってるって」

 

お腹を抱えるように丸くなった千景の肩を足で転がすように蹴って、仰向けにしてみせる。

 

「や、めて、ください」

 

「ぷっ、『や、めて!』だってよ」

 

「うわ、可哀想〜」

 

男二人は楽しそうに、千景の苦しむ顔を見て下品に嗤っている。その暴力行為によって、興奮しているのだろう。

 

「ミユ、カメラ準備しとけよ」

 

「もう、始めてるよー」

 

ミユと呼ばれた女子グループのリーダである1人がカメラを向けてくる。

 

「おら、立てよ」

 

千景の襟元を掴んで引っ張り上げ、立たせる。

フラつきそうになりながら、後ずさる。

 

「あのさぁ、今から君のことレイプするから脱いでくんない?」

 

坊主頭の男が、薄笑いでおぞましい言葉を吐く。それに対して、千景は小さく首を横に降って、拒絶の意を見せた。

 

瞬間、千景の頬に強い衝撃が走った。

 

「いっ……!」

 

「早く脱げってブス」

 

「おい、顔はやめろよ。

 こういう時は、腹を蹴るんだ、よっ!」

 

「うぐっ……!ぉ゛え……」

 

プリン頭の脚が、千景な鳩尾に突き刺さる。

窒息しそうな苦しみと、せり上がってくる吐き気を抑え込もうと浅い呼吸を繰り返す。

 

「脱げよ」

 

「……ぃや」

 

「へー、そういえば君の家って片親なんでしょ?

 お母さん美人だって有名らしいじゃん

 

 これ、意味わかるかな?」

 

視界がぼやける。

痛みと悔しさで、喉が震えて声がうまく出ない。

また、プリン頭が近付いてくる。

 

「わかっ、りました。ぬぎますから」

 

「あ?さっさとしろよ」

 

千景はよろよろと立ち上がって、上着のボタンを外し脱いだ。男2人は、それを黙って見下ろす。手を止めれば、プリン頭がまた一歩近付いてくる。

 

次々に衣服を脱いでいく、痛みの恐怖に涙を零しながらも、暴力の恐怖に屈した悔しさに涙が零れる。

 

とうとう、キャミソールとショーツだけになってしまう。

 

「おぉ!小学生のクセにカワイイパンツはいてんじゃん」

 

「全部脱げよ?

 脱がないならわかってるよね」

 

震える手で、キャミソールを脱ぎ捨て、ショーツに手をかける。靴を履いたままに脱ぐのに少しだけ手間取りながら、全ての衣服を脱いだ。

 

「マジで、あと数年したら最高だったのになぁ」

 

秘部を隠すように自分を抱きしめて、身体を震わせて俯いている。これから行われる蛮行を理解しているからこそ、恐怖に震える。

 

「寝そべって股開けよ」

 

「お願いします、もう……」

 

「ちっ!めんどくせーな!」

 

坊主頭が、千景の腹を強く蹴った。

玉砂利の上に背中から、倒れ込む。

 

「さっさと、股開けってんだよぉ!あぁ!?」

 

坊主頭の男が、声を荒げて凄む。

千景は、倒れた姿勢のままに横たわるしかなかった。青い空が酷く歪んでいる。背中が痛い、お腹が痛い、殴られたところが痛い、悔しい、怖い、逃げたい。

 

頭の中がグチャグチャになりながら、言われるがままに両足を大きく広げた。隠されるべき秘部を暴力で晒される。まだ毛も生えていない秘裂を見られる。

 

「ミユ、カメラ持って正面から映せよ」

 

「う、うん」

 

最初の威勢は何処かに言ったのか、女子グループのリーダーは怖ず怖ずと、カメラを向けて千景の正面に立った。プリン頭は、そのカメラを操作して録画状態にした。

 

「じゃあ、現役JSの郡千景ちゃんの生交尾でーす」

 

ふざけた様子で、黄色い声音を上げながら、ゲラゲラと笑ってみせる。

 

「じゃあ、まずマンコ広げてよ」

 

「……っ」

 

「はぁ、蹴られたい?」

 

呼吸を浅くして、千景は震える両手を秘裂の上に置いた。左右の親指で大陰唇を広げた。赤い粘膜が空気に晒される。尿道と膣口が、カメラに映される。その奥の処女膜までが記録される。

 

「なぁ、ヤッていいか?

 正直、もうギンギンなんだけど」

 

「お前さぁ、最初はロリは勃たないって言ってなかった?まぁ、良いけどさ」

 

坊主頭が、鼻息を荒くして千景の下へ来た。

そして、千景の両足首を持って、膝が胸につくくらいに深く倒して、左右に大きく広げられた。

 

「ひっ……!」

 

「小学生マンコ御開帳〜!」

 

毛も生えていない恥丘も、包皮に包まれたクリトリスも、ピッタリと閉じた秘裂も全て見られている。

 

「2人とも来いよ!ちょっと足押さえとけ!」

 

坊主頭が、声を張り上げる。

後ろで不安気な顔をした女子グループの2人を呼び付ける。この暴力的な空間に怯えているらしく、気後れしながらも男に代わり、千景の足を押さえた。

 

「俺は優しいから、濡らしてから挿れてやるよ」

 

坊主頭の男は、そう言って千景の口腔へと人差し指と中指を押し込みかき混ぜ、唾液を絡ませる。その指を千景の秘裂に擦り付ける。

 

「やめてっ……!おねがいしますっ!やめて……」

 

そして、坊主頭の男は満足げに嗤って、ベルトを緩め、ズボンごと下着まで下ろした。そして、男性器を軽く握り、膣口に押し当てた。

 

「いや、いや!ごめんなさい!ごめんなさい!」

 

「大丈夫だって、痛いのは最初だけっていうし」

 

ぐぐっと、亀頭が膣口にはまり込んだ。

まだ、入ったわけではない。

あと少し、肉茎を前に進めれば千景の中へと侵入するのだろう。ろくに濡れていない処女粘膜は、キリキリと痛みが走る。

 

「じゃ、いただきまーす!」

 

瞬間、下腹部から激痛が生まれた。

限界以上に引き伸ばされて、引き裂けた粘膜から血が滲む。その血が結合部から、溢れて会陰へと垂れていく。

 

「い゛ぎっ……!ぃ、だい!いたい!やめてっ……!いたい!ごめんなさい!いや!いやぁああ!」

 

「うぉ!めっちゃキツっ!もっと濡らせば良かったなこれ」

 

激痛の中で理解する。

今、自分は本当の意味で処女を失ったのだと。

激痛が、両足の間から走り、吐き気を催しながらも、歯を食いしばる。

 

「や、めで、やだ、やだぁ……!」

 

「は、なしてっ!やだ、抜いてよぉ……っ!」

 

「あん?気持ちいいだろ?滑りも良くなってきたしな!」

 

気持ち良さなどまるでなく、ただ、痛くて苦しい。

激しく身体を前後に揺すられて、背中を玉砂利で傷付けながら、涙と悲鳴を零すしか出来ない。

 

千景は、ただ泣きじゃくって押さえられた両足を振りほどこうと藻掻く、意味もなく叫びながら、抵抗の意志を示す他ない。それが、男を興奮させるというのに。

 

「くそっ!こんなキツイの経験したら、他の女抱けなくなるぜ!」

 

「ぁっ……!ぐ…っ……ぅうう!」

 

激しく身体を揺すられる。

股の間を抉られて、激痛に千景が叫ぼうとも気にせずに、激しく腰を打ち付ける。

 

それだけではなかった。

坊主頭が、おもむろに顔を近付いて、千景の唇を奪った。その行為に吐き気を催しながらも、挿し込まれた舌をせめてもの抵抗として、強く噛んだ。

 

「いってっ!このくぞ餓鬼!噛みやがったッ!」

 

「お前、キス下手なんじゃね?」

 

「クソッ!舐めやがって!」

 

坊主頭の左手が、千景の首を掴む。

大きな手が、首を絞めあげた。

無骨な指が首に食い込む、整えられていない爪が皮膚を破き血が滲む。

 

「このクソ女」

 

「ぁぐっ……!ぇ……ぁ!」

 

もう一方の手を固く握り、千景の顔を殴り付けた。

赤い液体が飛び散り、痺れるような痛みと鐘の音のような耳鳴りがした。しかし、殴打はそれだけでは終わらなかった。

 

2度3度と拳が振り下ろされる。

涙に視界が揺らぎ、頭がぼやけてくる。

殴られるたび、自分の鼻血が口の中に入ってくる。

 

4発目は、目元に振り下ろされた。

千景の左眼は白く霞んで、視界が濁る。

 

そして、ふと拳が止まった。

 

「馬鹿、カメラ映りが悪くなるだろ

 後で損すんのは俺達だぞ」

 

「わ、わりぃ、ついカッとなって……」

 

「まぁ、こんくらいなら『良いシーン』だし大丈夫だろ。てか、さっさと出しちまえよ」

 

「おう、良い具合に濡れてきたしな」

 

そう言って、坊主頭は腰をまた前後に動かし始めた。殴られた衝撃で、頭に霧がかったような千景は、これから何が起きるのかを理解出来ずに涙を流すしか無かった。

 

「うっ、クソっ、締まるな!」

 

「よし、よし、出すぞ!」

 

坊主頭が一際強く腰を打ち込んだ。

そして、僅かに痙攣してため息をついた。

それと、同時に膣奥で漏れ出したような感触が生まれる。

 

しばらく坊主頭がのしかかっていたが、ゆっくりと千景の上から離れていく。ぬるりと硬さを緩めた男性器が抜ける。それは、破瓜の血と精液に汚れていた。

 

「ふぅ、なかなか良かったぜ」

 

「これでお前もロリコンだな。

 つーか、出しすぎだろ」

 

嫌悪感と不快感、激痛と恐怖に満ちた時間は終わりを迎えたのだろうか?ズキズキと痛む頭でぼんやりと考える。射精されてしまった。まだ生理は来ていないから、妊娠はしないはず。

 

自分のことなのに、まるで他人事のように考えてしまう。

 

「さて、俺も千景ちゃんで遊ぼうかな」

 

そう言って、プリン頭が近付いてくる。

千景の身体をうつ伏せに転がして、両膝を立たせて、尻を突き出せるように強制する。

 

「俺は、こっちの穴を使うか」

 

プリン頭が、中の覗けない黒いビニール袋からチューブを取り出す。それを千景の尻の割れ目に垂らした。

 

「ロリは、アナルの方が良いんだよ」

 

「うわ、マジ?生は病気なるって」

 

「自分だけ出して賢者になってんじゃねぇよ」

 

男根が、千景のローション塗れの臀裂に擦り付けられる。ぬちゃぬちゃと水音を立てて、準備を進める。

 

しかし、脳震盪で意識を朦朧とさせた千景は、それに抵抗も出来ずにされるがままに使われる。

 

「そろそろ、良いかな」

 

亀頭が、菊紋にあてがう。

瞬間、千景の肛門に激痛が走った。

ブツっと体内で鈍い音が響いた。

 

「い゛ぎっ、ぁ゛ああぁああっ!!」

 

あまりの痛みに千景は背を仰け反る。

プリン頭の腕が口を塞いできた。千景は、酸欠で呼吸をしようとするも鼻からは血が溢れていて、上手く呼吸が出来ない。

 

「……ぅ゛ぅ……っ゛!」

 

「たまんねぇ!キッツいなこれ!」

 

プリン頭は、痛みに呻く千景のことなど気にもせずに、乱暴に腰を動かし始めた。男根と肛門との接合部からは、血が滲み始める。

 

「ん゛っんんんっ゛………っ゛ぅう……!」

 

「ははっ、血で滑りがどんどん良くなるな!」

 

肉と肉がぶつかり合う音が響く。

熱い、苦しい、怖い、悔しい。

擦り切れていく精神に残ったモノは、そんなものばかりで、もう抵抗する気力もない。

 

「ぅ゛……っ゛……!う゛っ……!」

 

いつになったら終わるのか、プリン頭は腰を振り続けている。腸内粘膜が裂けて、血が溢れ出る。

 

「……ぁ…ぅ……っ……!」

 

「なに?千景ちゃんも気持ちよくなってきた?」

 

速く終わってくれと願うしかない。

この最悪な時間がいつ終わるのか、そんなことばかりが頭によぎる。

 

「くっ!出る!」

 

「速いなオイ!」

 

「うるせぇー、ロリのアナルなら皆こんなもんだ」

 

息が苦しい。

鼻の奥に流れ込んだ血が痛い。

溺れるように窒息し、千景の意識はゆっくりと失われていく。

 

「ミユ、ちゃんとカメラ向けとけよ?

 今から、面白い絵が撮れるからな」

 

「ぁ、う、うん」

 

最後に感じたのは、ズルリと抜けていく男根の感触と、外気に晒された腸内の感触。もはや、痛みは麻痺して、苦しい以上に感じるものはない。

 

「何、ビビってんだよ。

 お前が頼んだんだろ?レイプしてって」

 

カメラを持った少女が、意識を失った千景へカメラを近づける。男根が抜けても、閉じきらずに血に塗れた腸内粘膜が露出したグロテスクなそこを記録する。

 

「うわ、人工肛門コースだろこれ」

 

「だから、言ったろ?

 ロリはアナルだって、俺のせいで人生台無しになってくれるんだぜ?

 

 お、始まったぜ」

 

開き放しの肛門から、血に塗れた赤黒い塊がぼとぼと零れ落ちた。強引な肛門性交によって、裂肛し筋肉組織を傷付けられたのだから、便失禁を起こすのは当然だった。

 

「うわっ、臭えっ!」

 

「そりゃ、うんこだしな!」

 

男二人は下品に笑う。

射精したとたんに、二人共レイプに飽きたのか下げていたズボンを上げて、タバコを吹かし始めた。

 

レイプもヤクも酒も、最初の酩酊が楽しいのだ。出してしまえば、熱は冷めていく。とくに血と便に汚れて、顔を腫らせた幼女なんか、もう抱く気など起きなかった。

 

「よし、ミユ。

 カメラ寄越せ」

 

「う、うん」

 

プリン頭の男はカメラの記録を確認する。

そこには、千景のストリップから始まって便失禁までの様子がしっかりと映っていた。

 

「ミユ、お前カメラマンの才能あるわ

 これなら、高く売れるぜ」

 

「良いねぇ、臨場感あるわ」

 

「タイトル決めとかねぇと」

 

男二人は、もうすでに目の前の千景になど興味を失って、この作品がどれくらいで売れるのかを語り始めた。

 

「ね、ねぇ、お兄ちゃん……」

 

「ん、どした?」

 

「あの、これからどうしたら」

 

ミユが、怖ず怖ずと千景を指差した。

肛門からは血が止まらずに流れていて、放っておけば危険な状態だと分かるだろう。

 

「ちっ!めんどくせーな」

 

「はは、悪いっ!やり過ぎたな!

 ゲンジさんに頼って処理してもらうか」

 

「マジかよ~、ビデオの売上取られねぇよな」

 

「その時はお前の取り分は、そのままにするから気にすんなよ」

 

坊主頭は、携帯電話を片手に誰かに電話をかける。

電話が繋がると、会話をしながら境内から出て行って姿は見えなくなる。

 

「じゃあ、千景ちゃん社の裏に隠しとくから、ミユもそっち二人も帰って良いよ。

 

 このこと言ったら、分ってるしょ?」

 

3人の少女は、震えながら頷き逃げるようにその場を立ち去った。

 

 

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季節外れの厚手のロングコートを羽織った赤毛の女が、藪の中を割って進む。その顔は少し涙ぐんでいた。

 

「もおー、ここどこなのよぉ!」

 

枝を払って、草を踏み折り、半ベソで歩いている。腰まで伸びた深紅の美髪には、葉っぱやくっつきムシを付けている。

 

「みんなぁー、どこなのなのよぉー」

 

赤い髪の女【陸八魔アル】

彼女は、富士の山で遭難していた。

 

事の始まりは、【覚醒オフ会】なる怪しげな集まりに参加したことからだ。アルと同じ転生者が集い、【覚醒】と呼ばれるモノを目指して修行をするという、明らかに怪しいカルトの様な集会である。

 

富士の樹海の中にひっそりと建てられた【星霊神社】へと集まった転生者一同は、何故か山登りをさせられた。しかも、通常の登山ルートではなく、明らかに獣道や壁をクライミングしながらの本格登山であった。

 

そんな一団の中に彼女はいた。

しかし、彼女にとって登山など人生で初めてのこと、それがいきなりプロコースの山登りである。

 

当然のように遭難したのだ。

 

運悪く道を外れ、運悪く監視の式神の目を抜けて、運悪く崖から転落し、運良く【覚醒】したのだ。

 

「ぐすっ、ここどこなのよぉ!」

 

「みんなぁ!いないのぉ!」

 

本来は死んでも可笑しくない距離を転落したが、【覚醒】によって、アルは擦り傷程度ですんでいた。しかし、完全にルートを外れて、道なき道を進み下山していたのだ。

 

何時間歩いたのだろうか、一人で不安と戦いながら、いつかは皆と合流できると信じて彼女は進む。山頂とは真逆の方向へと。

 

「ぁ……!やった!道に出たわ!」

 

そうして、歩き続けてとうとう道らしきモノにたどり着いた。鬱蒼と生い茂った草木はなくなり、薄暗かった視界は久々の陽光が眩しいくらいだった。

 

「って、あれ?」

 

「ここ、神社かしら……?」

 

そこは、期待していた登山道ではなく、寂れた神社の姿がそこにはあった。長らく人の管理がなかったのか、壁や屋根はボロボロな今にも崩れそうな神社だった。

 

「そうだわ、人がいるかもしれないもの!誰かに電話を借りて……、えっ?」

 

そして、彼女の視界に異常なモノが映る。

 

「……うそ、女の子?」

 

それは、信じがたいものだった。

衣服を纏っておらず、むき出しの肌には大きなアザがいくつもあった。背中は擦り傷だらけで、血が滲む。そして、酷い異臭だ。

 

「あ、貴方!大丈夫なの!」

 

アルは、自分の状況など忘れて少女へと駆け寄る。うずくまり、震える少女へと近づき、その体に触れる。

 

「……ぃ…や、ご、めん……なさい……っ」

 

「どう、したの……」

 

いや、聞かなくても分かることだった。

アルは、その季節外れのロングコートを脱いで、少女に被せて包んだ。お気に入りのコートが汚れるなんて考えはなかった。

 

「大丈夫よ!すぐにお医者さんのところに連れてってあげるから!大丈夫!大丈夫よ!」

 

励ましの言葉を掛けながら、少女を抱えてアルは走り出した。神社まで出たのだ近くには、町があるはずだ。そこで、医者に診てもらえば良い。

 

 

「あぁ、良かったここにいたんだね」

 

「登山道から一人外れたと聞いて探しに来たんだよ。それに【覚醒】もできたようだね」

 

 

走り出したアルの背中へと、力ある声がかかる。

慌てて振り返ると、そこには【覚醒オフ会】の主催者が立っていた。

 

亜麻色の髪を揺らし、端正な顔立ちは一見すると少女とも間違われそうな童顔な少年だ。

 

「ショタオジ!大変なの!この子酷いことをされてて!」

 

そして、目の前の少年こそが誰よりも優秀な医者でもある。たとえ、死者ですら生き返らせることのできる存在なのだ。

 

「……この子は」

 

「そこに倒れてて……!どうしたら!」

 

「大丈夫、落ち着きなさい」

 

亜麻色の少年が、アルとコートに包まれた少女に触れる。

 

 

 

3人の姿は何処にもなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 




郡(こおり) 千景(ちかげ)
覚醒者:LV-0
年齢:10歳
出生:2月3日 
身長:139cm 

まだ何も知らなかった千景です。

クラスで一番の美少女で、成績優秀、スポーツ万能、そんな千景はTS娘特有の親しみやすさで、クラスの男子の初恋を奪いまくってました。

それで、女子からは非常に嫌われており。
日々、イジメを受けていました。
そして、それを男子が庇ってしまうものだから、イジメはもっと酷くなりました。

今回の件から、千景は星霊神社に入り浸るようになり、不登校児へとジョブチェンジしました。

転生者の心理士によるカウンセリングと治療を受けながら、覚醒修行をする生活になりました。ハッピーライフ!


【イジメっ子女子グループ】
ミユちゃんがリーダーの仲良し3人組。
このあと、今回の件をネタに色々あるが、まだ先のことである。

ミユちゃんだけ、変死体で発見されている。
千景は何もしていない。


【プリン頭&坊主頭】
あのあと、千景の回収に来たらいなくなってて大騒ぎした。ビデオは【現役JSガチ生レ○プ】として売り出した。そこそこ売れたが「男の喘ぎ声がうるさい」と苦情が多かったらしい。今も、インターネットの溝浚いをすれば見れるかも?

二人共一ヶ月後に変死体が発見されている。
千景は何もしていない。


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