※この作品はR-18です。

【カオ転三次】擂粉木で腹を切る   作:苺ベリー

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触手です。




御園栞の覚醒修行

 

 

細く入り組んだ道を進み、雑草が隙間から顔を覗かせる石段を登り切ると、古びた洋館がある。

 

洋館の周囲は森なっており、青々とした草木に覆われ、静寂の中で、人里から隔絶された時か流れる。

 

洋館は、明治頃に流入した西洋建築を取り入れたような造りなっており、古き良き西洋邸宅の風貌を見せている。

 

その洋館の地下の一室に、一人の少女がいる。

床の上に敷かれた布団の上に、一糸まとわぬ少女がぺたりと座る。吊り下げられた裸電球に、そのボディラインが照らし出される。幼く小柄ながら、膨らみかけの乳房、くびれた腰、均等の取れた美しい肢体だ。

 

「栞や、準備は良いな?」

 

艶やかな銀糸の髪はよく櫛が通され、その紫水晶のような瞳は、空虚に何処かを眺めている。その姿は、まるで人形のように美しい。

 

「初潮を迎えたそうだな」

 

「……はい」

 

「くくく、目出度いことだ」

 

杖をつく老婆が笑っている。

対する少女は、暗く落ち沈むような表情だ。

 

「お前には、御園の子を産む母胎としては未だ不足。だからこそ、その胎を作り変えねばならん」

 

老婆は、そう言って杖で床を二度叩く。

それを、合図に老婆の足元から何かが形作られていく、否、その立体物には形はなく、常に形を変える不定形の肉塊。吐き気を催す腐臭を漂わせながら、眼など無いというのに、ソレはこちらを見ている。

 

それが、うぞうぞと体表を蠢かせるようにして、少女に向かう。

 

「これが、御園の業をお前に授けてくれる」

 

「……ひっ、いやっ!」

 

少女が、震えながら布団から這うように逃げようとする。しかし、直にその体はピタリと固まる。まるで金縛りをかけられたかのようにだ。

 

その不定形の泥に、生理的嫌悪と純粋な恐怖によって、少女は涙を浮かべる。

 

「怖がらんでもよい。殺しはせん」

 

不定形の泥は、その身をくねらせながら、身動き一つ取れない少女にゆっくりと這い寄っていく。

 

「いやっ!いやぁああ!!」

 

そうして、不定形の泥は、少女のつま先からゆっくりと、呑み込んでいく。無数の蛆が皮膚の上を這い回るような気色の悪い感触に、たまらず悲鳴を上げる。

 

「ひっ、い、嫌っ!いやぁっ!離れて!離れてっ!」

 

「なに、直に善くなる」

 

老人の声に反応したかのように、肉塊から四本の肉々しい触手が伸びた。それは、腐臭を漂わせ、糸引く粘液を滴らせたつるりとした肉の鞭。

 

それが、少女の四肢を絡め取り、大の字で拘束する。少女の抵抗を嘲笑うかのように、拘束を強め、強く締め付ける。ミシミシと身体が悲鳴を上げる。

 

「ぎっ、……っ!!ひっ…ぐぅ……!」

 

全身に激しい痛み、それに少女は声にならない悲鳴を上げる。紫水晶の瞳から雫が零れ落ちる。

 

しかし、そんな少女を気にすることもなく、新たに一本の触手が伸びてくる。それは、少女の首に絡み付いた。そのまま、細い首をへし折るのではないかというほどの力で締め上げる。

 

「いぎっ……ぅううっ………」

 

細い首を強く締め上げられる。

強制的に呼吸を止められた少女は、パクパクと口を開いて空気を求める。

 

「ぁ……っ……ぅっ」

 

少女の脳裏には死の影がちらつく。

その端正な顔を、涙と涎で汚しながら、それでも呼吸をしようと口を開く。

 

視界の端に、残忍に嘲笑う老人の姿が映る。

あぁ、殺されるのか。少女がそう諦めようとしたとき、首を締め上げる触手が、するりと解かれた。

 

「っはぁっ!げほっ、ごほっ」

 

締められた気道が解放され、少女の肺は慌てて新鮮な空気をむせながら吸い込む。

 

しかし、ゆっくりと呼吸をする時間を肉塊は与えなかった。空気を求めて大きく開いた口に、その汚らわしい触手を突き入れた。

 

「んぐっ……!んん゛ぅうう!!」

 

顎が外れそうになるほどの太い触手が、口内を蹂躙し、喉奥を広げ、食道を荒らしながら、胃の中にまで押し入る。そして、僅かに脈打ち何かを少女の胃の中に吐き出した。

 

「ぇげぶっ、……うぶっ、ぉ、ぇ! ぇえ……うぉぇ……!げほっ……」

 

肉塊は、何かを吐き出したなら、もう要はないと触手を引き抜く。それについて行くように吐き気を催し、触手と共に、無色透明な粘液を吐き出す。

 

そして、少女に異常が起きた。

 

「ぁ、ぁうっ、っ、ふーっ」

 

少女の艶めかしくも荒い吐息が響く。

 

「かか、幼くとも女よの」

 

象牙のように白く美しい肌が、赤く火照っていくのが目に見て分かる。体温の上昇と発汗によって、甘酸っぱい女の香りが立つ。

 

「良い良い、では、続きをするとしようかの」

 

身体の奥から燃えるように熱い。

鼓動は早鐘を打ち、視界はチカチカと明滅する。

 

「ふーっ、うぐ、はっ」

 

「あ、つ、ぃ……!」

 

少女の口から艶めかしく溢れる吐息が、地下の1室に木霊する。

 

「いや、だれか、たすけてっ!」

 

「やだ!やだっ!あつい!あついぃいい!」

 

肉塊によって、大の字に押さえつけられた身体を目一杯に仰け反らせて、喉を裂く勢いで叫ぶ。

 

「くく、よく味わうと良い」

 

「っ……、ぅ、いぐっ……!」

 

「ほれ、下の方も準備が出来たようだの」

 

少女の身体はひどく発情していた。

少女の秘部は、ひどく濡れそぼっていた。

未だ幼く、性交に耐えれそうにない秘裂は、それでも、膣口から愛液を滴らせて、菊座すら濡らして、布団に小さくも水溜まりを生んでいた。

 

触手は、少女の両足を吊り上げる。

まるで、これから行う事を少女に見せつけるような、悪意のある動きだった。

 

新たに一本の触手が伸びる。

されは、今までのつるりとした触手ではなく、不規則にイボのようなものに覆われ、先端は、ミミズの様な細い触手に無数に枝分かれしている。

 

無数の触手の先端が、少女の秘部に触れた。

 

「や、やだ、いやだっ!おねがいしますっ!おねがいだからっ!やめてっ!やだぁああ!!」

 

熱に溶けた脳が、それでも警鈴を鳴らす。

目の前の肉塊は、自分を殺すために襲っているのではない。これは、自分を犯すのだと理解してしまう。

 

グチュリ。

 

大きな音ではないが、粘着質な音が嫌に響く。

無数の触手で、膣口に狙いを定めて、秘裂を押し広げていく。殺到するように、我先にと膣奥へと辿り着いた。

 

触手の粘液に混ざって、赤い雫が滴り落ちる。

 

「……っ、うぁ、ぃっ、痛っ……っ!」

 

十分過ぎるほどに湿潤した膣への挿入とはいえ、幼い少女の膣は性行為を想定した作りにはなっていない。それは、想像を絶するほどの苦痛と圧迫感を少女に与えた。

 

「ぁ、はっ、あっ、ぅう……っ!たす、けて……」

 

しかし、触手はそんなことには構わずに、少女の腟内で蠢き、這い回るように触れる。細い触手で、膣ヒダを擦りながら、少女の最奥を触れる。コリコリとした未熟な洋梨を舐るように、触手が触れる。

 

「っ!や、めて!そこは、やだっ!やめてっ!」

 

1本の細い触手が、子宮口を強く圧迫する。

本来、出産以外で開くことのないはずの子宮口を抉じ開けようと、その先端を押し込んでいく。5mm程の細い触手の先端が、子宮内に侵入した。

 

「……っ!ぎっ……!うぐ、いぎっ……!」

 

子宮口をこじ開けられる。

それは、激痛を伴う行為だった。

叫ぶこともままならない痛みに、全身から冷や汗を滴らせて、少女は、歯を食いしばり、うめき声をあげる。

 

入り込んだ触手が、うねうねと身動ぎして、硬い子宮口を解すように広げていく。そして、出来た隙間に、新たに細い触手が、捩じ込まれる。

 

1本2本と子宮内に触手を伸ばしていく、子宮頸部を強引に拡張し、子宮内膜を削られる激痛が、少女を襲い続ける。

 

「あ゛ぁあああ……っ!ぃ、だぁ、あぐぅうう!!!」

 

「いっ、い゛ぃいい!!ぃ、ぎぃっ、い゛だぃ!いたい!いたいっ!!」

 

「……っ゛ぁ、あ、ぅあ……っ!ぁ、あっ……!」

 

気が付けば、少女の下腹部はまるで孕んだかのように、膨らみを見せていた。既に、子宮内は触手によって、占領され、蹂躙された。

 

子宮内を所狭しと埋めた触手は、次なる目的のために、子宮内膜を探る。それは、いともたやすく見つかってしまう。細い触手が、少女の卵管へと侵入を始める。

 

瞬く間に、それは卵巣へと到達した。

 

「い、ぎぃ、ぉぶぇ、やへ、ぁ、ぐぅっ」

 

もはや、痛みはオーバーフローをしたのか、少女は痛みに喘ぐと言うよりも、その圧迫感と不快感から逃げるように腰を反らせている。

 

少女の生殖機能を掌握した肉塊は、ピタリと動きを止める。うぞうぞと子宮内で蠢いていた細い触手も、手足を圧し折らんばかりに締め付けていた触手も、一様に動きを止めている。

 

「ぁ、……ぅ、あっ、はっ、は、ぁ……」

 

しかし、無慈悲にも肉塊の少女の子宮に対しての仕打ちはこれでは終わらない。

 

この肉塊の怪物は、理解している。

孕ませるために犯しているのが、このまま子宮に精液を吐き出したところで、この雌は孕まないのだと。

 

「……ぁ、あぁああああ!!!!やめて!やめろ!や、やだぁあああ!!!!さわるなっ!きもちわる!きもちわるいぃいいっ!!!!」

 

だから、肉塊の怪物が、次に触手を伸ばすのは、少女の底の底。霊体とも、霊質とも、呼び名はそれぞれだが、一般的に【魂】と呼ばれるモノを犯し始めた。

 

「あああ……いやっ、嫌あぁああっ……!や、めてっ!あ、ああ、ああァああああ!!!」

 

少女は、与えられる刺激にただただ悲鳴を上げる。それは、今までに感じたことの無い未知の苦痛だった。

 

「いや、あ……っ、ぁあ、いあ」

 

触手が子宮の中を触れている。いいや、そうじゃない。そんな表面的なものなどではない。

 

もっと、もっと、奥の底だ。

 

少女の思い出、記憶や感情、育んできた価値観、譲れぬ想い、人の魂というべきものを犯されている。

 

「いや、だめなのに、あぁ、あああぁああああああアっああっ!!!!!やだ!やだ!わ、たしが!だめ!!やめて!」

 

少女は、獣のように叫ぶ。

気が触れたように、ただ叫ぶしかない。

強い理性があるからこそ、少女は発狂せざるを得ない。その、高い知性は、自分の命が飴玉のように怪物の口の中で転がされていると、理解してしまうから。

 

ブルリ、肉塊がまた揺れた。

 

「あはっ、ひ、ひひ、あは、は……!」

 

絶叫から一転して、引き攣った笑いに変わる。

先程まで、自身の四肢を折ってしまうのではと思わせる程のに暴れていた少女は、だらりと力を抜いている。

 

少女の霊質が、肉塊によって歪められていく。

より安全に、より多くの才ある子を産むための孕袋へと作り変えていく。まるで、少女の価値はその子を産む機能にしか価値はないというような所業だ。

 

「あっ、んっ、……っ!ぁ、ああっ」

 

少女は、もはや苦痛など感じていない。

そう一目で、分かるほどにだらしなく口元を緩めて、舌を垂らしている。

 

「あ……っ、んっ……」

 

少女の腹部が、内部の触手が蠢き形を歪める。

しかし、少女は心地よさそうに、微睡むような表情で、甘い嬌声を漏らし始める。

 

「あはっ、あははっ!なにこれ、わたし、こわれてる……!あは、はははっ!!」

 

「……ぁ、ああ、ああぁあああ!!!いや!いや!離して!やだ!やだぁああ!!!!」

 

「あひっ、ぃ、ぐぶっ、えへ、あはははは!!」

 

狂ったように、否、もうすでに狂い始めているのだろう。少女は、嬌声と悲鳴を交互に上げる。自分の身体だけでなく、心すらも怪物の好きに使われる。

 

グチュ、グチュ、嫌に響く粘着質な水音が聞こえる。音は、少女の体内から聞こえてくる。とうとう、触手が前後にも動き出したのだ。

 

怖いのに、ひどく愉快だ。

痛いのに、ひどく気持ちがいい。

 

気持ち良い、気持ち悪い、わけが分からない。

 

「あひっ、あっ、ぁんっ!……ぁ、あっ!」

 

「これ……っ、すきっ!もっとぉ!きもちいいっ!すきっ!もっとしてっ……!」

 

甘ったるい雌の声が漏れ出る。

まるで恋人に縋り付くような嬌声だ。

 

「あ、ァ、ああぁああ!くる!もう、くるからっ!あ゛ぐぅううう!!!」

 

少女が腰を逸らすようにして、下腹部を細かく痙攣させる。そして、触手に占領された秘部から、ぷしゅぷしゅと体液を吹き出す。

 

「ぁ、はっ、好き、好きなの……!」

 

無数の触手が、少女の全身を這い回る。

身体をきつく締め上げる。しかし、感じるはずの痛みも、恐怖も、もがこうとする意思も、怪物によって歪められる。それは、場違いな快感、熱感、痺れ、掻痒感、果には幸福感といった異様な感覚へと変換されて、少女の脳髄へと送られていく。

 

「いや゛ぁあああ!!!はなしてっ゛ぇ!!」

 

「いだいっ!やだっ!やだぁ゛ぁああ!!!」

 

「……っ、ぁ、ああ、っあ」

 

一転して、少女の悲痛な悲鳴が地下室に木霊した。

口の端から泡を吹きながら、喉をはち切れんばかりに叫び声を上げる。

 

「ぉえ……、や゛めて……っ!」

 

全身を掻き毟りたくなる不快感、芯まで凍える冷感、単純な激痛、もう助からないのだという悲壮感が脳に送られる。

 

「ぁ、えっ?あえ?」

 

「わたし、何して……」

 

また、一転して、少女は無表情になる。

様々な色に変わっていた表情から色が抜け落ちる。

途端に冷静になったのだと言わんばかりの表情で、自分の身体をまじまじと視ている。

 

「わたし、どうなって……」

 

こうやって疑問を言葉にしているときも、お腹の中を触手が蠢いている。子宮内膜を削るように蠢いてるはずだ。ボコボコと蠢いているのが見える。しかし、痛みはない。

 

そして、理解する。

この怪物は、自分で遊んでいるのだ。

痛みに対しての反応を視て、快感に対する反応を視ている。人間の反応を楽しんでいるのだ。

 

この触手の怪物には、目も口もないというのに怪物が、笑っているのだと感じる。

 

「ぁ、ぁああ、やだ、離して、お願いします」

 

今の冷静な理知すら、この怪物に与えられたモノだと理解している。それでも自分の理性を信じるしかないのだ。

 

しかし、そんな少女の様子を愉しむように肉塊は、体表を泡立たせ新たに触手を2本生やす。その触手は、今までの触手とは違い先端に銀色に光る針のような器官がある。

 

「ひっ……!や、やだっ!」

 

「なにっ!なんなの!」

 

鋭い針が乳輪をなぞる。

僅かな痛みが、恐怖を煽り増幅していく。

だというのに、妙に冷静な自分がいる。

 

「……いっ!痛い、やめて!」

 

触手は針の狙いを乳頭に定めたのか、ゆっくりと針先がピンクの乳頭に沈み込む。僅かな出血を伴い、針はズッズッと肉を割り入ってくる。

 

「いっ、だ……っ!」

 

「あ、熱いっ!いや!熱い灼けるっ!」

 

触手が僅かに脈打ち、針を通して何かが胸の中に注入される。それが、胸全体に染み渡るように熱が広がる。

 

「いぎっ……!痛い!いたい!い゛だいっ!」

 

「やめて!やめ゛でぇ……!搔き混ぜないで!やめ゛でぇええ!!!」

 

針が乳房の中身をぐちゃぐちゃにかき混ぜて、作り直していく。それは、一種の改造であった。

 

歳の頃を考えれば平均よりも大きかった乳房は、触手による改造で一回り大きくなっていた。

 

そして、触手の動きがしばらく止まる。

 

「いたい……っ、熱いの……」

 

「お願い、もうやめ……ぃっ…!」

 

10秒程の静止をした後、ズルズルと針が抜けていく。そして、抜けたあとの乳首からは僅かに赤い血が流れ落ちた。しかし、その血も数秒もすれば止まる。

 

「ぁ、……っう」

 

痛みから解放され、呆然と虚空を見つめる少女の乳房へと、肉塊はまた2本の触手を伸ばした。今度の触手には針は付いていない。

 

それが、乳房に巻き付けるように締め上げる。

 

「いっ……ぁ!」

 

「何、これ……ぁ、……っう」

 

ポタリポタリと、白い雫が零れ落ちる。

少女の乳房からは、母乳が出ていた。

本来は、母親が赤子を育むためのものだというのに、今しがた処女を喪ったばかりの少女の乳頭から、母乳が分泌され始めている。

 

そして、巻き付いていた2本の触手が離れて、触手の先端が形を変えて、まるで人の口腔を模した器官を生成する。それが、厭らしく笑みを浮かべて、母乳の滴る乳頭に吸い付いた。

 

「いや、いやっ、気持ち悪いっ!」

 

じゅるじゅると下品に音を立てて、乳輪ごと咥えられて母乳を吸い付くされようとしている。

 

「かか、仕上がってきたのぉ」

 

触手に身体を作り替えられている少女の下に、老婆が杖をついて近付いてくる。

 

「ひくっ、なんで……っ!お祖母様どうして……!なんでぇ……っ!」

 

「言ったであろう?

 これが『御園の業』よ」

 

老婆は薄く笑いながらも、その目には憐憫の情が隠せずにいる。我が孫娘の純潔を【悪魔】へ捧げさせたことへの申し訳なさか、それとも、才能を持たずに生まれた孫娘への憐れみだろうか。

 

「栞や、お主には【魔女】の才がない。

 しかし、お主の胎には価値がある」

 

老婆のしわがれた手が栞の下腹部を強く押し込む。

内側から触手によって押し広げられた子宮を手で挟み込むように嬲る。

 

「ぅっ……、いっ、……ぁ!」

 

「お主の胎は、【悪魔】によって作り変えられておる。御園の血を残すための母胎へとな」

 

御園栞の子宮は、今もなお【悪魔】の触手によって占拠されており。その子宮内は勿論のこと、卵管にまで触手は侵入し、卵巣の改造も始めている。

 

「血とは、代を重ねるごとに薄まるもの

 一代や二代ならば、両親の才を引き継げよう」

 

「しかし、我ら【魔女一門】がこの地に根付いてから、四百年が過ぎた。子は、己の血を半分しか継がぬ、孫は、そのまた半分。八代もあれば、他人と変わらん」

 

指先で、子宮から繋がる卵管をなぞるように撫でる。その先の卵巣の形を確かめるように触れている。

 

「たったの四百年程度でこのざまよ」

 

「その血縁に乗る形質も、アデニン、グアニン、シトシン、チミンという4種の塩基配列に過ぎん。優勢遺伝子ならば【本家】どころかの多くに発現する。そうでないなら、【本家】からも消えよう」

 

憂いを帯びた表情で、しわがれた手が栞の乳房に向かう。そうすると、吸い付いていた触手は離れる。

 

「愚かなことよな。

 我々は、それに気付くのが些か遅すぎた」

 

老婆の手が、乳輪の外から挟むように乳頭をしごく。すると、パラパラとシャワーのように母乳が噴き出す。

 

「遺伝というものは、種の繁栄の為のもの。

それを、【本家】の優位性を保つという利己的な思想で操作することは出来ぬのだ。弱きは死んで、強きが子を残す。どれだけ行っても、人も生物の範疇で増えるもの」

 

「だというのに、発展ではなく。

 停滞を選んだのが我々なのだ。

 

 故に、我ら『御園』は供贄の一族よ」

 

乳の出を見て満足したのか、老婆は手を離す。

すると、すかさず触手がしゃぶりつく。

 

「【魔女の血】の保存こそ『御園』の本分」

 

老婆が杖で、床を3度叩く。

すると、怪物は体表をボコボコと泡立たせて、無数の触手を生やし始める。

 

「お主の調整には、三日ほど掛かる

 それまで、楽しむが良い」

 

新たに生えた触手の一本は、栞の肛門へと触れて、その狭い穴を広げながら奥へと進む。

 

「ぃぎっ……っ!いやっ……ぁああ!!ぐぶっ……っん゛んんっ!!」

 

続いて、2本目が悲鳴を上げようとした栞の口腔内へと侵入し、食道を通って胃の中まで到達する。

 

「ん゛っんんっ………っ゛!」

 

それだけではなかった。

無数の触手は、御園栞の穴という穴へ殺到した。

耳孔、鼻孔、尿道口、眼球の隙間にまで入り込む。

 

そのまま、一人の少女を覆い尽くす。

1つの肉の繭となり、羽化の時を待つばかり。

 

「栞、栞や。

 お主は良い子だ。

 

 お主は血に囚われるなよ」

 

それを見届けて、老婆は背を向けて杖をついて歩き出す。地下室から出るための階段を手すりにつかまり、なんとか登り切る。僅かに惜しむように肉繭へと視線を送った後に、地下室の照明を落とす。

 

地下室の扉が閉ざされる。

灯りが落とされ、暗闇の中で肉の繭が胎動する。

その冒涜的な儀式の終わりまで。

 

 

 

 

 

 

 




御園(みその)栞(しおり)
覚醒者:LV-0.5
成長傾向:魔
年齢:12歳
出生:4月24日 
身長:152cm 
耐性:━
スキル:━

銀髪紫眼の美少女。

その日は、皆優しくて誕生日でも無いのに、ご馳走だった。ご飯を食べたあと、なぜだか気分がフワフワしてた。そして、気付いたら裸でいつもは入っちゃだめって言われてる地下室にいた。

その後、スライム姦である。


ばふぉめっと
邪神︰lv6

御園家で、代々使役している使い魔。
零落し、姿を保てず不定形の肉塊にまで落ちぶれた邪神バフォメットの超劣化分霊である。

お祖母ちゃんは、この【悪魔】を3日間召喚維持したため、衰弱死している。そのため、支配権は現当主へと移行している。

この【悪魔】のおかげで、【魔女一門】の人間に限り比較的に安全に覚醒修行を行える。

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