※この作品はR-18です。

漆黒に染めて   作:明日崎

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「んっ……ぁ」

 自らの秘部を弄る一之瀬。

 その手には、溢れ出した蜜が溜まっていた。

「……ふふ」

 そのままそれを俺のモノへと垂らし、刷り込んでいく。

 俺への愛を染み込ませるように。

「これなら、痛くないかな?」

「ああ」

「よかった」

 安心したのか、一之瀬は薄く微笑んだ。

 普段の彼女を想起させる優しさと──そして見たことのない艶めかしさが同居する笑み。

 その不思議な魅力に、無意識に目を奪われてしまう。

 見つめあったまま、一之瀬の細くきめ細かな手が、肉棒をしごき始めた。

 程よい潤滑が生まれ、摩擦による快感が背筋を伝う。

「どう? きもちい?」

 どこか愉しそうに俺の表情を見てくる一之瀬。

 俺が何も言わないでいると、一之瀬は俺の胸元に顔を寄せてきた。

 ふわりと香る髪の匂い。

 それを気にする間もなく、右の胸元──その先端から甘く刺激が走った。

「っ……」

 思わず身体が反応する。

 それを見て、一之瀬は悪戯に微笑んだ。

「きもちいいんだ」

 唇の端からちろりと覗く舌を見て、俺は何をされたのか察した。

 無言を肯定と受け取ったのか、一之瀬は俺の乳首をさらに嬲り続ける。

 正直、快感を感じているのは事実だった。

 ぎこちなくも熱の篭った彼女の愛撫による、精神的な充足感。

 そして、急所である乳首への慣れない刺激。

 対人戦闘において、急所に対して攻撃を受けないように立ち回るのは基本だ。

 それを敢えて受け入れるということを、実践した経験はほとんどない。

「……んぁ……む」

 肉棒をしごかれ、右胸を舌で愛撫される。

 彼女の温もりと快楽が、外側からじわじわと浸透してくる。

 だが、このまま黙って侵略される気はない。

 俺も彼女の秘部に手をあてがう。

 先ほどよりさらに蜜があふれており、触るとくちゅ、と音がした。

「ひあっ!?」

 突然の刺激にびくりと震える一之瀬。

 そのまま、表面を撫でるように愛撫する。

 陰毛はあまり生えておらず、すべすべとした触り心地だ。

「ふ、ぅっ、あ、綾小路く──」

 濡れそぼった割れ目をゆっくりとなぞっていくと、ぷっくりと膨らむ突起に指がかかった。

「いひゃぁああっ」

 大事な場所への刺激に、堪らず矯正を上げる一之瀬。

 びくびくと身体が震え、腰を引いて逃げようとするが、逃がさない。

 その突起の周囲を舐るように、執拗に攻め立てる。

「うぁ、あ、はぅ……ぁあ、ゃ、のこ、ぅうっ!?」

 俺の名前を呼んでくるが、止めることはない。

 さらに、濡れそぼった腟内をまずは中指で侵略する。

「あっ! あ、そこはぁっ……!」

 未だ誰にも侵されていない腟内は、どろどろに濡れていても狭く、きつく、それでいて柔らかに俺の指を締め付けてくる。

 断続的な締めつけとともに、一之瀬が快感に喘ぐ。

「まっ、ふぁ、まって、ま、あ、ひゃぁああん!」

 気づけば彼女の両手は俺の腕に縋りつき、自らに与えられる快感に耐えるだけになっていた。

 少し弱めてやるか。

「ぁ、ふぁ……うぅー……いっ、きなり、すぎるよ……」

「悪かったな。次はちゃんと伝えるようにする」

「そういう、ぁ、ことじゃ……」

「今から強くするぞ」

「ふぇっ? ひぁあっ、ぁあだめ、だめぇ、まっ」

 希望通りに宣言してから、再攻勢を仕掛ける。

 中指に加え、人差し指も加えて刺激を加速させた。

「ふあ、は……ゃ、ぁあっ」

 先程の愛撫で、一之瀬の弱点は把握済みだ。

 どこに最も神経が集中していて、いちばん敏感なのか。

 余すところなく刺激を与え、反応を見て、学習は完了した。

 あとはそれを実践するだけだ。

 彼女の腟内に入れた指を少し曲げ、その裏側をゆっくりと刺激する。

「あぁっ、ふぁああっ、ひ、ぃあ、あぁあぁぁ」

 必死に腰を揺らし、逃げようとするが無駄だ。

 彼女は快楽から逃れられない。

 最も敏感な部分を愛撫され、否が応にも快感の波が蓄積してゆく。

「あっっ、あ、も、だめっ……き、ちゃうっ」

 そして行き場をなくした快楽は、やがて限界を迎える。

「あっあ、はぁああぁあ、ぃく、いっちゃぅぁあ!」

 限界を迎える寸前、一之瀬は俺の背中に手を回し強く抱きつき、腕に頭を押し付けた。

 本能が、相手との距離を少しでも縮め絶頂を迎える準備を行っていた。

 一之瀬の全身に力がこもり、溜まりに溜まった快楽の奔流が、決壊する。

「……ぁぁああああっっ! ぁ──ぃく」

 びくん、と大きく腰が跳ね、びくびくと痙攣が始まった。

 彼女が痙攣する度、腟内がぎゅぅう、ぎゅ、と断続的に指を締めつけてくる。

「──はぁあ、あっ、ぅああ……っああぁ」

「気持ちよかったか?」

「……うん」

 しばらくの間、絶頂の余韻に浸っていた一之瀬に声をかけると、俺の腕に押し付けていた顔を上げた。

 その表情は恍惚と蕩けていたが、僅かな不満を浮かべていた。

「でも……ずるいよ、綾小路くん」

「なにがだ」

「私が……あっ、しようとっ、思ってたのにぃ……」

 俺の指を秘部から抜きながら一之瀬が答える。

 自らの存在を刻み込むと言っておきながら、逆に絶頂させられてしまう始末。

 だが、相手の方が格上であると理解させられ、このまま甘んじて支配を受け入れる──一之瀬はその程度の女ではない。

「今度は、私が綾小路くんにするから」

 彼女はベッドから降りると、俺をベッドの端に座らせた。

 未だそそり立つ俺の逸物を見て、一之瀬は蠱惑的な笑みを浮かべる。

 彼女の瞳には、先ほどよりも深く吸い込まれそうな引力があった。

「どうするつもりだ」

 一之瀬は妖しく微笑んだまま、両の手で自らの胸を持ち上げる。

「んしょ……」

 そしてその大きな胸で、剛直を挟み込んだ。

 予想以上の重量感と柔らかさに、胸の中で自らのものが反応するのを感じた。

「ふふ。これから、たっぷり刻み込むね」

 

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