※この作品はR-18です。

神姫清廉オルレアハート!-乱行恥虐のスペクトラム-   作:ホリス_if

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オルレアハート、第10話です。

今回はオルレアハートと同じく刀を使う怪人、オロチとの一騎打ち。
シチュは催眠をかけられた上での擬似触手陵辱となっています。

前回の戦いから1週間、オルレアハートこと春永雅の戦いは未だに苛烈を極めていた。
そして今日も、街にハウンズの戦闘員が現れたと知り、雅は街へと舞い降りる。
度重なる日々の戦闘を経験したことで、既に戦闘員相手の戦闘には余裕すら生まれていた雅。
今日もいつも通り、雅は戦闘員を蹴散らしていた。
そして無傷のまま帰宅しようとした瞬間……突然、彼女の背後から聞き慣れない金属音が聞こえる。
音のした方を振り向くと……そこには普段見慣れない、和風の甲冑姿の怪人が、虚空から姿を現していた。

今話も是非、お楽しみください。


第10話-淫獄!瞬撃と催眠の混沌奈落!

 

 ……あの鬱陶しいナアマとの戦いから一週間が過ぎた。

 だからといって一時的に戦いから解放されるって事も無く……私、春永雅は、オルレアハートとして戦い続けている。

 相変わらず戦っている最中の写真はめっちゃ拡散されてるし、どこに残ってる人がいるかも分からないから街への被害だって考えて戦わなくちゃいけない

 こうなると、あの路地裏的な場所で戦ってた頃はかなり楽だったんだなぁ……って、今更になって実感してくる。

 ただこの一週間で唯一楽だったところは、出てくる敵が名前ありのボスキャラみたいなヤツじゃなくて、人型の戦闘員ばっかりだったってところだろうか。

 

「はあぁぁぁっ!!」

 

 そして今も、街中に現れた戦闘員との戦闘中。

 クリアグリーンの刀で、正面から殴りかかってくる一体を袈裟斬りにしたところだ。

 続けて、後ろから迫ってくる一体の顎に向けて、右脚での逆回し蹴りハイキック。

 

「ふっ!」

 

 そのまま右脚を空中に置いたまま折りたたみ、左脚の跳躍力と合わせてスラスターを吹かして、逆側から迫ってきた戦闘員の脳天目掛けて蹴り下ろす。

 相変わらず戦闘員は声を発さないで静かに消えていくから不気味なことには変わらないけど……今の私なら、どれだけいても問題無い。

 

「よっと」

 

 蹴り下ろした勢いのまま、空中で一回転。

 左脚で着地して、軽く飛びながら体勢を立て直す。

 こんな人間離れした動きをしている時が、今私は変身しているんだなって実感が一番持てる。

 そんなこんなで戦闘員を蹴散らし続けて、初めは二十体近くいた戦闘員も、今では片手で数える程度。

 

「さっ、まだまだ行くよっ!」

 

 再び刀の位置は脇構えに。

 そのまま一気に飛びかかり、固まっていた二体を纏めて横に薙ぎ払う。

 残り、三。

 一度着地した瞬間に、少しだけ右のスラスターを噴いて急ターン。

 地面に接している時間を最小限に抑えて、一番近いヤツ目掛けて一気に斬りかかる。

 

「はっ、あぁぁぁっ!!」

 

 やっぱり、戦闘員は私の速度に対応できないのだろう。

 目標となった戦闘員は反撃の素振りすら見せないまま、加速の勢いを乗せた上段斬りをモロに受けて消滅していく。

 残り、二っ!

 

「これっ、でっ!!」

 

 勢いを殺さないようにスラスターを全開にしたままもう一体に接近し、そのまま振り下ろした刀を返す勢いで斬り裂く。

 残りっ、一っ!!

 

「ラスっ、トぉっ!!」

 

 本当は刀を投げてトドメを刺したいのをグッと我慢。

 構えを霞の構えに移行させてから、私の後方に一体ポツンと残された戦闘員に向かって一気に突撃。

 戦闘員の胸部の辺りに、刀を突き刺して……

 

「らっ、あぁぁぁっ!!」

 

 スラスターの推力に任せて半分を斬り裂く!

 そのまま一回転、まだくっ付いている部分も反対側から斬り、上下真っ二つにぶった斬る。

他の例に漏れず、声を上げずに消滅していく戦闘員。

 周囲にそれっぽい人影は、もう見当たらない。

 とりあえず……これで終了、かな。

 

「……ふぅ」

 

 自分にも街にも、今日も大きな被害は無かった。

 その事に安堵のため息をつきながら、刃を消して腰のスラスター上部に柄を納める。

 

「おぉぉぉっ!!」

「今日も格好良かったよっ、オルレアハートっ!!」

 

 そして片がついたや否や、どこからともなく野次馬達が私の周りに集まってくるのも、いつもの事。

 正体がバレたらそれはそれで面倒そうだし、正直少しだけ鬱陶しいけど……こうやって男女問わずファンみたいになって貰えてるのは、実際嬉しいところもある。

 ……それはそれとして。

 

「ごめんねっ、みんなありがとっ!」

 

 このまま着いてこられて、住所とか特定されたらたまったもんじゃない。

 笑顔を保ちながら軽く手を振りつつスラスターを全開にして、急いで空へと飛び去ろうとする。

 ……その時だった。

 

「……っ!?」

 

 微かに聞こえた、チャキッ、という刀を鞘に納めるような金属音。

 イタズラとして鳴らしたにしては出来すぎた、時代劇でしか聞いた事の無い音。

 間違い無い……今日は、出てきたっ!

 

「みんなっ、逃げてっ!!」

 

 咄嗟に警告を叫びながら、私はスラスターを逆噴射して再び地面に降り立つ。

 ただならぬ気配を感じてくれたのだろう、私を囲もうとしていた取り巻きの人達は、再び一斉に散り散りになって逃げてくれた。

 こういう時は素直で助かるんだけどな……そう心の中でボヤきながら、私は再び柄を引き抜いて正面に構えたまま、クリアグリーンの刃を展開する。

 そんな私の目の前、七メートルほど先の地点に……突然空間に現れた裂け目から、人影が姿を現した。

 

「この一瞬でその対応、見事だな」

「……そりゃ、どうも」

 

 低い声で話しかけてきたそいつは、例えるなら昔の武将みたいな、暗い赤色の和風の甲冑を全身に纏っていた。

 私よりも少し高めの身長で、声は低め。

 腰に下げた刀から見る感じ、私と同じ近接戦が得意そうだ。

 全身の甲冑も重そうだし、スピードはこっちが勝ってると信じたい。

 後は攻撃力と防御力、この二つが私とどのくらい差があるか、だろうか。

 ……もっとも今までの経験上、ハウンズの連中の見た目は参考にならない事が多いから、これはあくまでも推測なんだけど。

 

「申し遅れた。我が名はオロチ。ハウンズの幹部にして、貴様を討ち取る者の名だ。覚えておくと良い」

「……あっそ」

 

 どっちにしろ、ここで倒しちゃえば問題は無い、ハズ。

 いつ来るか分からない不意打ちに備えて、私は神経を研ぎ澄ませる。

 

「……ふん、不意打ちなどせんわ」

 

 そんな私の警戒っぷりをあざ笑うように、オロチはゆっくりと刀を引き抜いた。

 見た感じは普通の刀っぽいけど……何が仕込まれてるか、油断は禁物。

 

「そう言われてもね。今までアンタ達がやってきたこと考えると、どうも信用ならないのよね」

「……我をあの様な輩と一緒にされては困る。我が求めるのは正々堂々、尋常なる戦いである」

「……ふ〜ん、それが本当なら……結構気が合いそうね、私達」

「ふっ……それでこそ、我が求める変身ヒロイン、オルレアハートよ」

 

 軽口を叩きながら、互いに刀を構える。

 私は何をされても対応できるよう、汎用性の高い中段の構え。

 オロチの構えは、私がよく使う霞の構え。

 ……こうして互いに刀を持って向き合っていると、久々に剣道の試合を思い出す。

 部活にまだ顔を出せていた頃は、こんな本物の武器を持つ事になるなんて思っていなかったけど……何とか時間作って、また顔出せるようにしなきゃな。

 

「では……いざ、尋常に……」

 

 ……いけない、始まる。

 霞の構えは剣道だったら滅多に見ない構えだけど、この普通じゃない人同士が戦っている状況なら話は別。

 おそらく、初撃の突きを決めて一気にペースを握ろうと考えてるんだろう。

 上半身のどこを狙われるかまでは分からないけど……何とかそれに対応する為の、中段の構えだ。

 刀の柄を両手でギュッと握り直して、いつ来るか分からない攻撃に備える。

 

「……っ、勝負っ!!」

 

 オロチは、そう叫ぶと同時に……私の視界から、消えた。

 

「なっ……!?」

 

 そんな何が起きているのか分からない出来事を前に、少しだけ狼狽えてしまう。

 けど、それも一瞬。

 後ずさりどころか、瞬きをする時間すら貰えないまま……次の瞬間、オロチは私の目の前に現れた。

 

「覚悟っ!!」

「ぅわっ!?」

 

 私の顔面ど真ん中目掛けて突き出される刀を、間一髪で頭を逸らして回避する。

 間髪入れず、一度引かれた刀が、今度は方向を変えて横から襲いかかってくる。

 一かバチか、私も刀の向きを変え、下から振り上げて刀を合わせてみる。

 直後、バチッと静電気の音みたいな音を連続して発しながら、互いの刀と刀がぶつかり合う。

 

「見事っ、合わせるか!」

「ぐっ……うぅっ!!」

 

 私の刀ごと叩き斬らんとするオロチの迫力に押し切られないよう、足をふんばって何とか堪える。

 さっきの初撃、すっごい速い攻撃って線も考えられるけど……それにしては、空気を切る音が全然聞こえなかった。

 だとすると……まさか、瞬間移動?

 ビリビリと伝わる殺気に抗いながら、必死に相手の手札を見極める。

 そのためにっ、はっ!!

 

「っ、それっ!」

「ぬぅっ!?」

 

 鍔迫り合いの最中、一瞬だけ力を抜いて、相手の刀が私の刀に沿うように動かしてやって、相手の体勢を手前に崩してやる。

 そのまま押し込まれた刀の軌道をコントロールして、肩越しに刀を構える。

 対して、前のめりになったオロチに、僅かに生まれた上段の隙。

 そこを狙って……

 

「っ、らぁぁぁっ!!」

 

 一気に刀を、薙ぎ払うっ!!

 構え直す時間も与えない一撃、これを避けるなら……!

 

「ぐぅっ!?」

 

 短い呻き声が聞こえた、その瞬間……突然オロチの姿が消えた。

 

「きぇぇぇっ!!」

 

 直後、私の少し前方上方から聞こえた、オロチの奇声。

 

「このっ……!」

 

 続けて迫る殺気を防ぐよう、私は頭を庇うように刀を横に寝かせる。

 オロチはそんな私に向かって、上段に構えた刀を、そのまま自由落下の勢いに任せて叩き込んできた。

 間違いないっ、これは……!

 

「やっぱりっ、瞬間移動っ!」

「ふっ、早くも見切ったか、流石だオルレアハートっ!」

「どの口がっ!!」

 

 普通に剣術で勝負する気無いって訳ね。

 ……この野郎っ、何が正々堂々よっ!!

 

「ふざっ、けんじゃっ、ないわよっ!!」

 

 刀を押し込むと同時に、私の刀を支えに空中に留まってるオロチの胴体目掛けて蹴りを打ち込む。

 

「ふははっ! 中々元気が良いではないか!」

 

 そんな私の刀の勢いを反動に使って後ろに飛んで、ヤツは私の蹴りを避ける。

 見た目の割に、中々どうして素早いじゃないのよ。

 けど……となると次に知りたいのは能力の範囲。

 移動が一瞬なのは、既に嫌という程見せてもらった。

 じゃあ次は、どのくらいの場所まで行けるのか、どのくらいのタイムラグを意図的に発生させられるのか。

 あまりにも情報が少なくて、圧倒的に不利。

 だけど……だからといって、負けるつもりは無いっ!

 

「タネが割れたのならば仕方がない。ここから先は、我が力を存分に堪能して貰おうぞ!」

 

 っ、何か仕掛けてくるっ!

 私が刀を正面に構え直すと同時に、オロチの姿が消える。

 初撃の様な突撃に備える……が、それは来ない。

 だとしたら、何処から……

 

「っ!?」

 

 急に感じる、背中からの殺気。

 振り向く暇は無いっ、ならっ!

 正面に構えた刀をそのまま振り上げ、背負い込むように背中に構える。

 直後、痺れるような衝撃が、刀を通じて私の両腕に伝わった。

 

 バチッ!!

 

「ぐっ、ぁうっ……!」

 

 目線を後ろに向けると、完全に私を殺しにきている勢いなオロチの姿。

 それになにより……慣れない体勢のせいでっ、剣撃がさっきよりも重く感じる……っ!

 

「よくぞ止めた!」

「っ、殺気っ、でっ……バレバレっ、なのよ……っ!」

 

 余裕そうなオロチの言葉に、焦りを悟られないよう、できるだけ軽口で返す。

 どうしよ……早く距離を取らないといけないのに、この状態じゃ蹴りも出せない。

 何かっ、何か策は……

 

「っ、うわっ!?」

 

 突然手応えが消えて、込めていた力のままに、私の刀は一気に前方へと振り下ろされる。

 っ、また消えた……!

 考える時間はくれないって事……なら、いっそっ、割り切ってやるっ!

 

「……ふーっ」

 

 刀を構えたまま目を閉じて、敢えて視界からの情報を遮る。

 何も見ないで音と殺気を、ただただ感じてみる。

 さっきまでの感じだも、足音を立てない為にも、下からの攻撃は無いと予想。

 そして、いくら声を出さなかったとしても……刀の金属音はっ、消せないっ!

 

「そっちっ、でしょっ!!」

「むぅっ!?」

 

 気配を感じた右前方に向けて、刀を思いっきり振り下ろす。

 私の一振りは途中で止まって、同時に刀と刀が接した時の音がバチッ! と鳴り響いた。

 という事は……!

 

「ふっ、オルレアハートっ、楽しませてくれるっ!」

 

 やっぱりっ、ちょうど姿を現したオロチの刀にジャストヒットしてる!

 いけるっ、防がれはしたけどっ、これならっ!

 

「ぐっ……そう思うならっ、さっさとやられてくれないかしらっ!」

「そうはいかん。我の目的は、まだ果たされていないのでなっ!」

「どうせくだらない事でしょっ、その目的ってのもっ!!」

「ふんっ、その大口がいつまで持つかな!」

「言ってっ、くれるじゃないのっ!」

 

 再びオロチが姿を消して、私の刀が宙を斬る。

 大丈夫、攻略法は見つけた。

 なら後は……追い詰めて、倒すだけ!

 

「っ、らぁぁぁっ!!」

 

 気配を感じた後方を薙ぐ。

 

 バチッ!!

 

「そこっ!」

 

 オロチの姿が現れる前に、音が発生した場所に向かって、刀を追うように蹴りを打ち込む。

 手応えは……無い。

 どうやら姿を見せる前から、実体化はしているようだ。

 なら、あともう少しだけ追撃を早く入れられたらっ、勝てるっ!

 

「……よしっ」

 

 再び居場所が分からなくなったオロチの攻撃に備えて、私は刀を構え直した。

 ……ちょっと待って。

 消えたまま実体化ができてるならっ……わざわざ、攻撃の時に姿を見せる必要は無いっ……!?

 

「まだまだ甘いな」

 

 それに気づいた瞬間……私の目の前から、声が聞こえる。

 慌てて刀を横に薙ぎ払おうとする……が。

 

「ぁぐっ!?」

 

 途端、私の手首に下から蹴られたような痛みが走り……私は耐えきれず、思わず刀から手を離してしまった。

 

「ぅあっ!?」

 

 直後、私の頭が正面から何かに掴まれる。

 同時に足払いを受けて、体勢を崩してしまう。

 マズいっ、地面に叩きつけられるっ……!?

 既に回避困難な状況で、少しでも痛みに耐えようと目を瞑ったまま歯をギュッと噛み締める。

 それからすぐ……私の後頭部が、硬いコンクリートへと叩きつけられた。

 

「がっ、あ゛ぁぁぁっ!?」

 

 食いしばった歯も役に立たず、後頭部に走る激痛に情けない悲鳴が漏れてしまう。

 

「ぁがっ……がっ、ぁっ……ぐ……っ……ぁ゛……!」

 

 くそっ……重いのくらった……

 いつの間にか姿を現していた、オロチの目の前。

 にも関わらず、反撃する余裕はもう無い。

 

「……勝負ありだな、オルレアハート」

 

 ……頭がグワングワンして、上手く視界が定まらない。

 一撃くらっただけなのに、ここまでキツいなんて……

 

「安心しろ、場所は移してある。これで貴様の無様な敗北姿は見られていないだろう」

「ぐっ……ぁ……」

 

 定まらない視界で周囲を見回すと……いつの間にか、辺りには以前までの主戦場だった路地裏のような光景が広がっていた。

 て事は、あの掴まれた時に一緒に瞬間移動させられた……?

 やっぱりコイツ……全然本気出してなかった……!?

 

「あの移動攻撃に対応できたのは、オルレアハート、貴様が初めてだ。その偉業に銘じて……貴様を、我の苗床にしてやろう!」

「はっ、ぁ……?」

 

 苗、床……?

 こういう場面の苗床って、化け物が人を犯す時に使う言葉で、人が人を犯す時に使う言葉じゃない。

 て事は、コイツが言葉の意味も分からない馬鹿じゃなければ……

 

「……っ、ふんっ!」

 

 オロチの声が聞こえる、それと同時にアイツの下半身が、風船みたいに膨張し始めた。

 そして、それが大きく音を立てながら破裂した。

 

「ひっ……!?」

 

 内部から出てきたのは、まるで軟体動物みたいな七本の足。

 しかもその全てに、蛇の頭が付いている。

 上半身が鎧姿の人型に、下半身が七本の蛇。

 はっきり言って……気持ち悪い……!

 

「いやっ……来るっ、なぁ……!」

 

 あんなのに犯されて、苗床にされちゃうなんてたまったもんじゃない!!

 思う通りに動かない身体を必死に動かして、何とか這いずって逃げようと試みた。

 けど……

 

「ふっ、逃がす訳、無いだろうが!」

 

 四本の蛇が、私を追って飛んでくる。

 ロクに抵抗も出来ないまま……あっという間に、私の四肢はそれぞれの蛇に呑み込まれてしまう。

 

「ぁぐっ……いやっ、離してっ、よぉっ……!」

 

 両腕の肘の辺りまでと、両脚の膝下辺りまでを呑み込まれたまま、無理矢理身体をエックス字状に広げられて、その場に起こされる。

 グローブとニーソ越しに伝わる口内の生暖かさが気持ち悪い。

 オマケに軽く牙を突き刺されていて、もがいたところで抜け出す事ができない。

 ヤバいっ、これっ……本当にっ、ヤバい……っ!?

 

「さぁ、始めようかオルレアハート。我が苗床として、新たな生を歩み始めるがよいっ!」

 

 そんなオロチの掛け声と共に、一体の蛇が私の股間部へと迫り来る。

 

「いやっ、止めろっ! お願いっ、止めてぇっ!!」

 

 どれだけ身体を暴れさせても、四肢の拘束はピクリとも動いてくれない。

 そんな私に向かって、口を開いて迫る蛇。

 私の懇願なんて、当然聞き入れてくれるはずもなく、そのまま、私の股間部へと牙が突き刺さって……

 

 ビリッ……!

 

「ひっ、いぃっ!?」

 

 そのまま一切の躊躇なく、一気に引きちぎられた。

 

「ふははっ! 生意気にも戦場に首を突っ込んだ変身ヒロインが晒される、この陵辱直前の痴態! 唆るっ、実に唆るなぁっ!」

「いやっ……いやっ、いやぁっ……!」

 

 丸見えになったアソコに注がれる視線を、否が応でも感じてしまう。

 最悪っ……こんな悪趣味なヤツにっ……こんな気持ち悪い蛇野郎なんかにっ……ほんっと、最悪……っ!

 

「しかし、変身ヒロインというモノは、ただ鑑賞する為にあるのではない。それは無力な下民共の考えである」

「そんっ、なのっ、知らないわよっ! 離してっ、離しなさいっ、よぉっ!」

「我のような強者にとって……変身ヒロインは、ただの孕み袋に過ぎぬのだっ!」

 

 オロチは到底納得などできない発言と共に、私の衣装を食いちぎった蛇を、わざわざ私の目の前へと突き出した。

 そしてそれを、私の目で追える速度で、ゆっくりと……まさかっ、蛇をっ、そのままっ!?

 

「うそでしょっ!? ちょっとっ、やだっ、ホントっ、いやっ……」

 

 ドチュッ……!!

 

「ぁっ、ぎぃぃぃっ!?」

 

 そんなっ、一気に奥っ、までぇっ!?

 信じたくないっ、信じたくないけどっ……私のアソコがっ、蛇に貫かれた……っ!?

 

「どうだ、我が逸物、脳天に響く心地良さだろう?」

「ふぎっ、ぃっ、ぎっ……!? ぉっ、ねがっ……もっ……やめっ……ぬいっ……てっ、ぇっ……!」

 

 気持ち悪いっ、気持ち悪いっ、気持ち悪いっ、気持ち悪いっ!!

 蛇なんてただでさえ気持ち悪いのにっ、そんなのに犯されるなんて……っ!

 

「ふぐっ、ぅっ、ぐっ……う゛っ、ぎ……ぃっ……!?」

 

 肉棒の出っ張りみたいになってる蛇の頭の部分が、一撃で膣壁を全部抉る勢いでぶち込まれてたせいで……嫌悪感の中に嫌な快楽が混じってきて、これだけでも正直結構辛い。

 なのに、更に最悪なのが……

 

「ぁぐっ!? なにっ、しっ、ぁぎっ!? いやっ、なにしてっ、ひっ、ぁっ、ぁあっ……!?」

 

 時々感じる、子宮の入り口の方が、チロチロと舐められているかのような感覚。

 気持ち悪さに気持ち悪さを上塗りされたこの状況じゃ、多少の快楽があったとしても、受け入れがたいのは当然だ。

 

「では、始めようか」

「ひっ!? いやっ、やめっ……!」

 

 そんな私に向けて発される、処刑宣告のような言葉。

 始めるってっ……まさかっ、コレを動かすつもりって事っ!?

 女の子の事を考えてないような、こんな物を動かされたらっ……私っ、壊れっ……!?

 

 ドチュドチュドチュドチュッ!!

 

「あ゛ぁぁぁっ!? ぁがっ、あっ、ぁっ、あ゛ぁぁぁっ!?」

 

 いぎなりっ、激しっ、いぃぃぃっ!?

 

「ぁぎっ、ぃっ、ぎっ、ぁっ、がぁぁぁっ!?」

 

 ただ抽挿するだけじゃない……挿入されてる蛇自体もドリルみたいに回転して、限界まで膣内を犯し尽くされてる……っ!

 くっ、そぉっ……なんでコイツらの挿れるヤツ……揃いも揃ってこんなデカいのよ……っ!

 こんなっ、蛇っ、なんかに……感じたくっ、ないっ、のにぃっ……!

 

「ぁがっ、あっ、ぁあ゛っ!? ぁっ、いっ、あっ、ぁっ、ぎぃぃぃっ!?」

 

 抑えたくても、勝手に声が出てしまう。

 

「どうだ、良い心地だろう?」

「んな゛っ、わげっ、なっ、い゛ぃっ!? ぎもぢっ、よぐっ、な゛っ、ぁあ゛っ!? ぁぐっ、ぅっ、あ゛ぁっ!!」

 

 認めないっ、こんな気持ち悪いモノがっ、気持ち良いはずなんてっ、絶対無いんだからぁっ!!

 

「そうか……では一つ、刻んでやるとしようか」

 

 そんな必死に抗う私の目の前に……急にオロチの顔が迫ってきた。

 

「な゛にっ、なにっ、しっ、ぁっ、ぎっ!?」

「汝、我の逸物を主と崇め、最大級の快楽を受諾せよ」

 

 そして、その言葉と同時に目が光った……まさかっ、これっ、前のっ、ナアマの時とっ、同じ……っ!?

 

「ひっ、ぎぃぃぃっ!?」

 

 ビクビクッ!!

 ぷしゅっ、ぷしゃぁぁぁっ!!

 

 考える暇すら無いまま……瞬時に嫌悪感が、快楽へと置き換えられ、絶頂と同時に私のアソコから勢いよく潮が噴き出す。

 

「なっ、なにしっ、ひっ、いぃぃぃっ!? お゛っ、はげしっ、い゛っ、あっ、ぃぃぃっ!?」

 

 何が起こったのか分からないまま、私の口からはさっきと別物な、歓喜に包まれたような嬌声が吐き出される。

 

「効くであろう、我の暗示は。これで貴様は、今挿入されてる我の内の一体を逸物であり、主と認識する。それにより、貴様は我が逸物には永遠に逆らえぬようになったのだ」

「なにっ、そっ、れっ、ぉお゛っ!? ぉぐっ、ぅっ、はっ、あぁぁぁっ!?」

 

 絶頂直後にも関わらず、さっきまでと同じような激しい動きで私のアソコは責められ続けている。

 ヤバいっ、ヤバいって分かってるっ、のにっ……〝オチンポ様〟にっ、逆らえない……っ!

 うそっ、こんなの嘘に決まってるっ!

 だってっ、こんな蛇なんかに犯されてっ、こんなっ、幸福感に包まれるなんてっ……絶対っ、おかしいんだからぁっ!!

 

「あぁっ、ぁっ、ああぁっ!? そこっ、だめっ、ひっ、ぁあぁぁぁっ!?」

 

 っっっ!? だめっ、無理ぃっ!?

 こんなのっ、我慢っ、無理ぃぃぃっ!!

 

「ひっ、ぁあっ、はっ、あぁっ!? ぁひっ、いっ、あぁぁぁっ!?」

 

 一突きされる度にっ、オチンポ様に使って貰えているってっ、私の中の雌がっ、悦んじゃってるぅぅぅっ!?

 

「あっ、はぁっ、ぁっ、あぁぁぁっ!? イクっ、イきますっ! オチンポ様っ、ごめんっ、なっ、ひぃぃぃっ!? イキますっ、イクっ、イクイクっ、イクぅぅぅっ!!」

 

 こんなっ、催眠っ、かけられただけっ、なのにぃっ……私っ、またっ、簡単に……っ!

 

「ゃっ、イクっ、イクぅっ!? ふっ、あぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 ガクガクッ!! ぷしゃぁぁぁっ!!

 

 勝手に身体が仰け反って、アソコから大量の潮を撒き散らしてしまう。

 同時に脳内が多幸感満載の快楽に包まれて、一瞬意識がトびかける。

 だけど……

 

 ドチュドチュッ!! グチュグチュッ!!

 

「んぎぃぃぃっ!? おっ、チンポっ、様ぁっ!? 私っ、イったっ、ばっかっ、ぉ゛っ、お゛ぉぉぉっ!?」

「ふははっ! 良い、良いぞオルレアハート! そらっ、更に絶頂を重ね、自らその身体を苗床へと堕落させるが良いっ!」

「お゛ぐっ、ぅっ、ぐっ、ひぃぃぃっ!? またっ、やっ、あ゛ぁっ、がっ、あ゛ぁぁぁっ!? 」

 

 オチンポ様は、私の逃避を許してはくれない。

 絶頂直後で痙攣しっぱなしの私のアソコを、回転しながらゴリゴリと責め続けてくる。

 こんなのっ、またっ、すぐっ……!?

 

「お゛ぐっ、やめっ、でっ、う゛ぅぅぅっ!? イグっ、またっ、イギますっ、イグっ、イグぅぅぅっ!?」

 

 ガクガクッ!! ぷしゃぁぁぁっ!!

 

「んぎっ、ぁ゛っ、ひぃぃぃっ!? イギっ、イギましたっ、お願いっ、しますっ、止めてっ、とめっ、お゛っ!? ぉ゛っ、お゛ぉぉぉっ!? イグっ、またっ、またイグぅぅぅっ!?」

 

 ガクガクッ!! ぷしゃぁぁぁっ!!

 

「がっ、はっ!? ぉ゛お゛っ!? お゛っ、ぉごっ、ほっ、お゛ぉぉぉっ!?」

 

 ……陵辱が始まってから、まだたったの数十分しか過ぎてないはずだ。

 なのに、もう何度絶頂させられたか分からない。

 他の蛇に吊るされているから無理矢理立たされているだけで、もう足腰はガックガク。

 何とかしなきゃいけない、いけない、のに……オチンポ様に勝てる未来が、全然見えない……っ!

 

「お゛ぉぉぉっ!? イグっ、イグイグイグぅぅぅっ!? っ、ぁっ、ぎぃぃぃっ!? ひっ、ぁっ……ぃぎっ!? ぃっ、あ゛ぁぁぁっ!? ぁぐっ、ぉ゛っ、ほっ、お゛ぉぉぉっ!?」

 

 されるがまま、アイツの目の前でオチンポ様に鳴かされ、イかされ続ける始末。

 こんなんじゃダメだっ、早くっ、抗ってっ、アイツをっ、斬らっ、ないとっ……

 

 ズチュズチュズチュズチュッ!!

 

「ぉ゛ぐっ、そんっ、な゛ぁっ!? 子宮っ、ごわれっ、ぉ゛っ、お゛ぉぉぉっ!? イグっ、またっ、あ゛っ、ひっ、ぎぃぃぃっ!?」

 

 このままチンタラ犯されてたらっ、また前みたいに呑み込まれて終わっちゃうっ、のにぃっ……!

 

「イグイグイグぅぅぅっ!? お゛っ、お゛ぉぉぉっ!? イグっ、イグぅぅぅっ!!」

 

 ガクガクッ!! ぷしゃぁぁぁっ!!

 

 だめ……勝て、なっ、いぃぃぃっ!?

 何度も何度もっ、回転しながら出して挿れられて、無理矢理っ、絶頂させられるのっ……こんなのっ、私っ……絶対っ、無理っ……!

 わた、し……オチンポ様っ、にっ……はっ……絶対っ……勝て……ないん……だ……

 

「っ、あ゛っ、ひぁぁぁっ!? もっ、イギたくなっ、あ゛ぁぁぁっ!? おっ、ねがっ、ひぃぃぃっ!? 許してっ、ゆるしっ、でぇぇぇっ!!」

「ほう?」

 

 ……心の底で、オチンポ様への敗北を認めてしまった私。

 そんな弱い私は、遂に自分から……許しを懇願してしまっていた。

 

「では、貴様は自身を何と心得るか!」

「私っ、はっ、あ゛っ、くぁぁぁっ!? わっ、私はっ、オチンポ様の奴隷っ、ぉ゛っ、イグっ、うっ、ぐぅぅぅっ!? お゛っ、オチンポ様にっ、屈服したっ、無様な負け犬っ、でっ、すっ、う゛ぅぅぅっ!? イグっ、またっ、イグぅぅぅっ!? っ、ふっ、あぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 ガクガクッ!! ぷしゃぁぁぁっ!!

 

 ……絶頂して、潮を撒き散らしながらの無様な敗北宣言。

 変身ヒロインとしての、オルレアハートとしての、私の、これ以上無い、無様な姿。

 

「ふっ、ふははははっ!! 良く言ったオルレアハートっ!! そうだっ、気高く戦う変身ヒロインが最期に見せるこの無様な姿、これが見たかったのだ!」

「やっ、あ゛っ、ひぎゅぅぅぅっ!? ぅぎっ、いやっ、イグっ、まらっ、イギまっ、う゛ぅぅぅっ!? ぅあっ、っ、はっ、あ゛ぁぁぁっ!?」

 

 どれだけ笑われても……仕方ない……

 だって私、は……オチンポ様、にっ、逆らえないっ……ただっ、の……雌、穴……なん、だかっ、らぁ……

 

「ふっ……その様子では、もう拘束は必要なさそうだな」

 

 嘲笑うようなオロチの一声で、私の四肢に噛み付いていた蛇が離れて私の拘束が解かれた。

 重力に引かれるまま、私の身体は膝から地面に崩れ落ちる。

 

「ぁぐっ!? ぅっ、ぎっ、あ゛ぁぁぁっ!?」

 

 しかし、だからと言って逃げ出す事なんて出来ないまま……下腹部が地面に衝突した衝撃ですら、私の身体は絶頂を覚えてしまう。

 無論、オチンポ様は私のアソコに挿入されたまま。

 のたうち回るように私を犯し続けて、私に無様な仰け反り絶頂をプレゼントしてくれる。

 

「ぁぎっ、い゛っ、ぎぃぃぃっ!? ぉ゛ぶっ!? ぅっ、お゛っ、ほっ、お゛ぉぉぉっ!?」

 

 今まで出した覚えのないような汚い喘ぎ声に、多分ヨダレをダラダラ垂らしながら、トロットロに蕩けた表情をしている私の顔。

 じわりじわりと、私そのものが破壊されていくような感覚。

 僅かに理性が残ってるこの状況が、多分私の最後だろう。

 ここで何かできなきゃ、本格的に苗床にされてしまう。

 けど、ここで抵抗しなかったら……オチンポ様に永遠に卵を産みつけられて、多分死ぬまで産卵機関として使ってもらえるに違いない。

 それはスゴく幸せで、ただ気持ち良い事だけを考えていられて、ずっとオチンポ様に従属できる、理想的な世界なんだろう。

 

「さぁ、オルレアハートよ。我の苗床になる準備はできたか?」

 

 そんな私の目の前に、オロチの顔がすぐ近くに迫ってくる。

 多分、最後の催眠でも仕掛けてくるつもりなんだろう。

 ……これを受け入れちゃえば、きっともう、悩みとは無縁の、快楽に満ち溢れた世界に連れて行ってもらえるはず。

 だけど……

 

「安心しろ、命の保証はしてやろう。貴様の肉体が朽ち果てるまで、何度でも我の卵を孕める強靭な肉体にも改造してやろう」

 

 っ、頑張れ雅っ、思考を切り離せ……

 気持ち良いのをくれるのもっ、私を狂わせてくれるのもっ、私に敗北をくれたのもっ、卵を孕みたいって思った相手もっ、全部オチンポ様だ。

 

「あ゛ぐっ、ぅっ、あ゛っ、ひぃぃぃっ!? ぃあ゛っ、お゛ぐっ、っ、ぅ゛っ、ぐぅぅぅっ!?」

 

 だけどっ、目の前のコイツはオロチっ……コイツはっ、オチンポ様じゃないっ……私のっ、オルレアハートの……っ、倒すべきっ、敵だっ!!

 

「ふぐっ、お゛っ、ぐっ、う゛ぅぅぅっ!? ぅぐっ、イグっ、まらっ、イっ、グぅぅぅっ!?」

 

 またっ、勝手に身体が仰け反っちゃうっ……気持ち良すぎてっ、キツイっ、けどっ……狙いはっ、絶頂直後、一瞬だけ快楽が緩むっ、このタイミングっ!!

 

「ぁがっ、はっ、んぎっ……んぐっ、っ、らぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

 瞬時に右手首の盾から剣を展開。

 私は仰け反った状態のまま、目の前のオロチの首を目掛け……その刃を、一閃した。

 

「何っ、この状況っ、で……!?」

 

 肉体の一部を残しているからか、はたまた私の攻撃速度が想定よりも上回ったのか、そもそも反撃を想定していなかったのか。

 オロチは瞬間移動を使う事なく……直後、私の腕には確かな手応えが伝わってきた。

 途端、私の周囲にいた蛇は、戦闘員を倒した時のように一斉に消滅し始めた。

 

「はぐっ!? ぅぐっ、うっ、ぐっ、う゛ぅぅぅっ!?」

 

 その最中、最期に爪痕を残そうとしてか……私のアソコの中で、オチンポ様〝だった〟蛇が暴れ回っている。

 

「う゛っ、ぐっ、ふっ、ぐぅぅぅっ!? っ、よっ、ぐもっ、好きっ、勝手っ、んぎっ、いっ、あ゛ぁぁぁっ!? んぐっ、しっ、してっ、くれたっ、わっ、ねぇっ!」

 

 オロチを倒して催眠が解けたからか、さっきまでの快楽はもう感じない。

 あの頃の不快感と屈辱を軒並み拭い去るように……私はその蛇を、剣で貫いた。

 その瞬間に蛇の動きが停止し……やがてオロチ共々、完全に姿が見えなくなった。

 

「っ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……!」

 

 ようやく全部倒した……ヤバかったけど……なんとか、勝てた……

 ……ったくっ、何が〝オチンポ様〟よ。

 いくら催眠にかかっていたとはいえ、クソ真面目にあんなものを崇拝してしまっていた自分の馬鹿さ加減に……今更ながら嫌悪感が湧き上がってくる。

 本当はさっきまでの記憶を忘れてしまうくらいめちゃくちゃに、自分の頭をぶん殴ってやりたい気分。

 だけど襲い来る安堵感と疲労感には逆らえなくて……私はその場に倒れ伏してしまった。

 そのまま盾から剣をしまい、ヨダレでグッショグショになった顔を、とりあえずと手の甲で拭い取る。

 万が一の確認の為にアソコを指で開いてみても、中から垂れてくるのは溢れ出る私の愛液だけ。

 卵は産みつけられてないみたいで……とりあえずは、一安心。

 

「っ……はぁっ……はぁっ……」

 

 変身しているからか、早くも呼吸は落ち着いてきた。

 ……同時に思い出す、犯されていた時の快楽。

 

「っ、だめっ……そんなのっ……ダメに決まってる……からっ……」

 

 でも、最後は催眠が解けたことで不快感の方が上回って……正直、不完全燃焼になっている感も否めない。

 それに……ここはあの路地裏みたいな、普通の人は入って来られない場所。

 今日は特にキツい戦いだったし、結構頑張った。

 だから……少しくらい、良い、よね。

 

「……んっ……ぁっ、んんっ……」

 

 さっきまで派手にイキ狂っていたせいか、未だに私のアソコはグショグショなまま。

 そんな蜜壷に、右の中指がヌルッと入っていった。

 

「んぁっ……はっ、ぁっ……あっ、ぁっ、んっ、んんっ……!」

 

 左手は自然と私の胸へと伸び、衣装越しに自分の乳首をクリクリといじめてしまう。

 

「ぁっ……やっ、そこっ……んんっ……だっ、めぇっ……!」

 

 変身したままのオナニーだからだろうか。

 脳裏に浮かぶ景色は……私が触手に敗北し、陵辱されている場面。

 

「あっ、ぁあっ、んっ、んんっ……それっ、気持ちっ……良いっ……ぁっ、んっ……!」

 

 四肢に絡みついた触手に、空中で股を開いたまま拘束される。

 そのまま細い触手が、私の乳首とアソコを執拗に嬲ってくる。

 

「いやっ、やめっ、てっ、ぇっ……それっ、気持ちっ、良すぎるっ、かっ、らぁっ……ぁんっ、あっ、ぁあっ……んっ、ぅうっ……!」

 

 どれだけ嫌だと言っても止めてくれなくて、私は犯され続けちゃう。

 アソコの入口から少し奥の上側、その気持ち良いところを念入り擦られて、乳首もずっとクリクリされたまま。

 

「ぁっ、あっ、はっ、んっ、ぁあっ……これっ、だめっ……ぁっ、ひっ、あぁっ……!」

 

 頑張って耐えようとしても、触手の前だと全部無駄な抵抗で。

 気持ち良いところだけを犯され続けて、私はそれに、逆らう事もできないまま……

 

「っ、イクっ……イっちゃっ……んっ、ぁっ……んっ、んんっ……!」

 

 ビクビクッ! ぷしゅっ、ぷしゃぁっ……

 

 ……潮を噴いて、無様に絶頂させられちゃうんだ。

 

「あっ、んっ……はぁっ……」

 

 ……一度絶頂した事で、急にマトモな思考が戻ってきて……自分のあまりの変態っぷりに泣きたくなってきた。

 なんでオナニーのオカズが敗北触手陵辱なのか。

 しかも我慢できずに外で、変身したままのオナニーなんて……

 

「……死にたくなってきた」

 

 誰も見てないであろう場所で、ガックリと肩を落とす。

 ……私がこんな事になったのも、全部ハウンズとかいうふざけた集団のせいだ。

 ……絶対に本拠地見つけ出してっ、壊滅させてやるんだから……!

 新たな原動力を見つけた私は、未だ上手いこと言う事を聞かない脚に鞭を入れて……なんとか帰路に着くことに成功したのだった……

 

……

……

 

「……ただいまぁ」

 

 路地裏の場合は、帰ろうと思ったらすぐ家の目の前に出れるから楽だ。

 そう心の中でボヤきつつ、自宅の部屋を開けた。

 

「んぁっ、おかえり雅ー!」

「おぉ、随分ボロボロじゃないか」

 

 ……誰もいないはずの、私の部屋のリビング。

 そこには……仲良くケーキと飲み物を囲んで談笑している、奏とアルクの姿があった。

 ご丁寧に折りたたみの机と椅子まで出して、完全にティーパーティーって雰囲気だ。

 ……なんで私の部屋の置き場所、知ってるんだろ。

 

「……ね、二人とも……なんでいるの?」

「雅、いつも部屋の鍵、閉めないでしょ? で、アルクとケーキ買ってきたから、一緒に食べようかなって思って待ってたんだ」

「あ、あはは……そうなんだ……」

「私は止めたんだがね……奏君はこうなると結構頑固でねぇ」

「お、不法侵入第一人者がなんか言ってる」

「……君は実に喧嘩が好きなようだね」

「はいっ、ストップっ! 私の分はどれ!?」

「あぁ、雅の分はガトーショコラ。んでショートケーキが私ので、ティラミスがアルクの分!」

「……それより、先にシャワーでも浴びてきたらどうかな。私はその姿も好きだが、そんなドロドロの姿じゃケーキの味もロクに分からんだろう」

「それもそうだね……じゃ、先にシャワー行ってくるよ」

「あぁ、変身は解くんじゃないぞ。万が一変身解いて気絶してたら、このガトーショコラは無くなっているモノだと思たまえ」

「はいはい、分かった、分かったよ」

 

 促されるまま、私はリビングを後にしてシャワールームへと足を運んだ。

 変身したままシャワー浴びるなんて初めてだけど……ガトーショコラの為ならば、やむを得ない。

 ……にしても、妙にアルクのノリが軽かったな。

 ただ打ち解けてるだけなら良いんだけど……いや、深くは考えないようにしよう。

 今はとりあえず、汚れを落とすのが最優先。

 普段は着ないピッチリとしたスーツやグローブを四苦八苦しながらも何とか脱いで、何故か勝手に浮いているスラスターにそれらを掛けてから、私はシャワーを浴び始める。

 穢れを知らなかった頃にはもう戻れないけど……せめて、あの戦いが無かった頃には戻れるように。

 自分のモノとは思えないベージュの長い髪を梳かしながら、より一層、打倒ハウンズへの思いを強く持ち直す。

 ……そういえば、着替え用意するの忘れてたなぁ……どうしよ……一人だったら……全裸で取りに行けるんだけどなぁ……

 目先の不安と、果たすべき先の目標。

 その二つに頭を悩ませながらも……今はとりあえず、目先のケーキを楽しもう。

 その為にも、まずは身体を綺麗にしなくちゃ。

 

……

……

 

「……いいかい、必要以上は話すなよ」

「……何度目よ、それ」

「仕方あるまい。科学者、研究者というのは心配性なモノだ。特に、自分の力でコントロールできないモノに対しては、ね」

「それ、人に対してやったらただ鬱陶しいだけだからね」

「それでも良いさ。心配すべき可能性がすこしでも減るならば、それだけで十分だ」

「ホント……食えないヤツ」

「それ、使う場面と意味が違うんじゃないかい?」

「間違ってないわよ、アンタに対して言ってんだから」

「ふんっ、全く……私の協力が無ければ事が進まない、それは理解しておいてくれよ?」

「……分かってるわよ」

 

『奏っ、奏〜っ!! お願いっ、何か服持ってきてぇっ!!』

 

「……全く、雅ったら」

「だな……そうだ奏君」

「ん?」

「……君、可愛い系の服は持ってないかい?」

「……というと?」

「フリッフリの、お姫様みたいな……んでもって、雅君が絶対に着ない系統の服だ」

「……アンタ、いい趣味してるじゃない」

「……ふっ、君ほどじゃないさ」

 

『奏っ、奏〜っ!? あ〜もうっ、アルクでも良いからっ!! お願いっ、早く持ってきてぇっ! 水道代っ、かさんじゃうからぁっ!!』

 

「じゃ、ちょっと行ってくる!」

「おう。なるはやでな」

「モチのロン!」

 

『あっ、奏っ、来てくれ……奏っ!? ちょっ、そっちは外よっ!? 何してっ……あぁもうっ! アルクっ、アルクでも良いからぁっ! 早く服持ってきてぇっ!!』

 

「全く……人をオマケみたいに扱わないでくれたまえよ」

 

『ごめ〜んっ、雅っ、お待たせっ!』

『奏っ、もうっ、遅いよっ! ずっとお湯出しっぱなしだったんだか……ら……か、奏っ……なに、その服……無理無理無理っ!! 絶対無理っ!! そんなの絶対似合わないからっ!! 絶対着ないからっ!! ちょっ、なにしてっ、やっ、力強っ!? 私変身してるんだけどっ!? なんでっ、勝てなっ、ちょっ、待ってっ、やだっ……いやぁぁぁぁぁぁっ!!』

 

 ……その後、強引にフリフリのゴスロリ服を着せられた雅の撮影会が奏によって始められた。

 雅は耳の先まで真っ赤になりつつも……束の間の平和を、友人と堪能したのだった。

 

--To be Continued--




催眠と快楽に精神を侵されつつも、一瞬の隙を突いて勝利を収めたオルレアハートこと雅。
束の間の平和な時間を楽しむが、その裏では奏とアルクによる、とある計画が始動していた……

次回も引き続き、楽しんで頂ければ幸いです。
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