※この作品はR-18です。

神姫清廉オルレアハート!-乱行恥虐のスペクトラム-   作:ホリス_if

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第10話 淫獄!瞬撃と催眠の混沌奈落!の敗北ifです。
勝算の見えない陵辱の中で勝負を焦ってしまった結果、何も出来ずに敗北して更なる苦しみを味わう事となる、オルレアハートこと雅のBADENDをどうぞお楽しみください。


第10.5話 オルレアハート完全敗北:if その2

 

 ……あの鬱陶しいナアマとの戦いから一週間が過ぎた。

 だからといって一時的に戦いから解放されるって事も無く……私、春永雅は、オルレアハートとして戦い続けている。

 相変わらず戦っている最中の写真はめっちゃ拡散されてるし、どこに残ってる人がいるかも分からないから街への被害だって考えて戦わなくちゃいけない

 こうなると、あの路地裏的な場所で戦ってた頃はかなり楽だったんだなぁ……って、今更になって実感してくる。

 ただこの一週間で唯一楽だったところは、出てくる敵が名前ありのボスキャラみたいなヤツじゃなくて、人型の戦闘員ばっかりだったってところだろうか。

 

「はあぁぁぁっ!!」

 

 そして今も、街中に現れた戦闘員との戦闘中。

 クリアグリーンの刀で、正面から殴りかかってくる一体を袈裟斬りにしたところだ。

 続けて、後ろから迫ってくる一体の顎に向けて、右脚での逆回し蹴りハイキック。

 

「ふっ!」

 

 そのまま右脚を空中に置いたまま折りたたみ、左脚の跳躍力と合わせてスラスターを吹かして、逆側から迫ってきた戦闘員の脳天目掛けて蹴り下ろす。

 相変わらず戦闘員は声を発さないで静かに消えていくから不気味なことには変わらないけど……今の私なら、どれだけいても問題無い。

 

「よっと」

 

 蹴り下ろした勢いのまま、空中で一回転。

 左脚で着地して、軽く飛びながら体勢を立て直す。

 こんな人間離れした動きをしている時が、今私は変身しているんだなって実感が一番持てる。

 そんなこんなで戦闘員を蹴散らし続けて、初めは二十体近くいた戦闘員も、今では片手で数える程度。

 

「さっ、まだまだ行くよっ!」

 

 再び刀の位置は脇構えに。

 そのまま一気に飛びかかり、固まっていた二体を纏めて横に薙ぎ払う。

 残り、三。

 一度着地した瞬間に、少しだけ右のスラスターを噴いて急ターン。

 地面に接している時間を最小限に抑えて、一番近いヤツ目掛けて一気に斬りかかる。

 

「はっ、あぁぁぁっ!!」

 

 やっぱり、戦闘員は私の速度に対応できないのだろう。

 目標となった戦闘員は反撃の素振りすら見せないまま、加速の勢いを乗せた上段斬りをモロに受けて消滅していく。

 残り、二っ!

 

「これっ、でっ!!」

 

 勢いを殺さないようにスラスターを全開にしたままもう一体に接近し、そのまま振り下ろした刀を返す勢いで斬り裂く。

 残りっ、一っ!!

 

「ラスっ、トぉっ!!」

 

 本当は刀を投げてトドメを刺したいのをグッと我慢。

 構えを霞の構えに移行させてから、私の後方に一体ポツンと残された戦闘員に向かって一気に突撃。

 戦闘員の胸部の辺りに、刀を突き刺して……

 

「らっ、あぁぁぁっ!!」

 

 スラスターの推力に任せて半分を斬り裂く!

 そのまま一回転、まだくっ付いている部分も反対側から斬り、上下真っ二つにぶった斬る。

他の例に漏れず、声を上げずに消滅していく戦闘員。

 周囲にそれっぽい人影は、もう見当たらない。

 とりあえず……これで終了、かな。

 

「……ふぅ」

 

 自分にも街にも、今日も大きな被害は無かった。

 その事に安堵のため息をつきながら、刃を消して腰のスラスター上部に柄を納める。

 

「おぉぉぉっ!!」

「今日も格好良かったよっ、オルレアハートっ!!」

 

 そして片がついたや否や、どこからともなく野次馬達が私の周りに集まってくるのも、いつもの事。

 正体がバレたらそれはそれで面倒そうだし、正直少しだけ鬱陶しいけど……こうやって男女問わずファンみたいになって貰えてるのは、実際嬉しいところもある。

 ……それはそれとして。

 

「ごめんねっ、みんなありがとっ!」

 

 このまま着いてこられて、住所とか特定されたらたまったもんじゃない。

 笑顔を保ちながら軽く手を振りつつスラスターを全開にして、急いで空へと飛び去ろうとする。

 ……その時だった。

 

「……っ!?」

 

 微かに聞こえた、チャキッ、という刀を鞘に納めるような金属音。

 イタズラとして鳴らしたにしては出来すぎた、時代劇でしか聞いた事の無い音。

 間違い無い……今日は、出てきたっ!

 

「みんなっ、逃げてっ!!」

 

 咄嗟に警告を叫びながら、私はスラスターを逆噴射して再び地面に降り立つ。

 ただならぬ気配を感じてくれたのだろう、私を囲もうとしていた取り巻きの人達は、再び一斉に散り散りになって逃げてくれた。

 こういう時は素直で助かるんだけどな……そう心の中でボヤきながら、私は再び柄を引き抜いて正面に構えたまま、クリアグリーンの刃を展開する。

 そんな私の目の前、七メートルほど先の地点に……突然空間に現れた裂け目から、人影が姿を現した。

 

「この一瞬でその対応、見事だな」

「……そりゃ、どうも」

 

 低い声で話しかけてきたそいつは、例えるなら昔の武将みたいな、暗い赤色の和風の甲冑を全身に纏っていた。

 私よりも少し高めの身長で、声は低め。

 腰に下げた刀から見る感じ、私と同じ近接戦が得意そうだ。

 全身の甲冑も重そうだし、スピードはこっちが勝ってると信じたい。

 後は攻撃力と防御力、この二つが私とどのくらい差があるか、だろうか。

 ……もっとも今までの経験上、ハウンズの連中の見た目は参考にならない事が多いから、これはあくまでも推測なんだけど。

 

「申し遅れた。我が名はオロチ。ハウンズの幹部にして、貴様を討ち取る者の名だ。覚えておくと良い」

「……あっそ」

 

 どっちにしろ、ここで倒しちゃえば問題は無い、ハズ。

 いつ来るか分からない不意打ちに備えて、私は神経を研ぎ澄ませる。

 

「……ふん、不意打ちなどせんわ」

 

 そんな私の警戒っぷりをあざ笑うように、オロチはゆっくりと刀を引き抜いた。

 見た感じは普通の刀っぽいけど……何が仕込まれてるか、油断は禁物。

 

「そう言われてもね。今までアンタ達がやってきたこと考えると、どうも信用ならないのよね」

「……我をあの様な輩と一緒にされては困る。我が求めるのは正々堂々、尋常なる戦いである」

「……ふ〜ん、それが本当なら……結構気が合いそうね、私達」

「ふっ……それでこそ、我が求める変身ヒロイン、オルレアハートよ」

 

 軽口を叩きながら、互いに刀を構える。

 私は何をされても対応できるよう、汎用性の高い中段の構え。

 オロチの構えは、私がよく使う霞の構え。

 ……こうして互いに刀を持って向き合っていると、久々に剣道の試合を思い出す。

 部活にまだ顔を出せていた頃は、こんな本物の武器を持つ事になるなんて思っていなかったけど……何とか時間作って、また顔出せるようにしなきゃな。

 

「では……いざ、尋常に……」

 

 ……いけない、始まる。

 霞の構えは剣道だったら滅多に見ない構えだけど、この普通じゃない人同士が戦っている状況なら話は別。

 おそらく、初撃の突きを決めて一気にペースを握ろうと考えてるんだろう。

 上半身のどこを狙われるかまでは分からないけど……何とかそれに対応する為の、中段の構えだ。

 刀の柄を両手でギュッと握り直して、いつ来るか分からない攻撃に備える。

 

「……っ、勝負っ!!」

 

 オロチは、そう叫ぶと同時に……私の視界から、消えた。

 

「なっ……!?」

 

 そんな何が起きているのか分からない出来事を前に、少しだけ狼狽えてしまう。

 けど、それも一瞬。

 後ずさりどころか、瞬きをする時間すら貰えないまま……次の瞬間、オロチは私の目の前に現れた。

 

「覚悟っ!!」

「ぅわっ!?」

 

 私の顔面ど真ん中目掛けて突き出される刀を、間一髪で頭を逸らして回避する。

 間髪入れず、一度引かれた刀が、今度は方向を変えて横から襲いかかってくる。

 一かバチか、私も刀の向きを変え、下から振り上げて刀を合わせてみる。

 直後、バチッと静電気の音みたいな音を連続して発しながら、互いの刀と刀がぶつかり合う。

 

「見事っ、合わせるか!」

「ぐっ……うぅっ!!」

 

 私の刀ごと叩き斬らんとするオロチの迫力に押し切られないよう、足をふんばって何とか堪える。

 さっきの初撃、すっごい速い攻撃って線も考えられるけど……それにしては、空気を切る音が全然聞こえなかった。

 だとすると……まさか、瞬間移動?

 ビリビリと伝わる殺気に抗いながら、必死に相手の手札を見極める。

 そのためにっ、はっ!!

 

「っ、それっ!」

「ぬぅっ!?」

 

 鍔迫り合いの最中、一瞬だけ力を抜いて、相手の刀が私の刀に沿うように動かしてやって、相手の体勢を手前に崩してやる。

 そのまま押し込まれた刀の軌道をコントロールして、肩越しに刀を構える。

 対して、前のめりになったオロチに、僅かに生まれた上段の隙。

 そこを狙って……

 

「っ、らぁぁぁっ!!」

 

 一気に刀を、薙ぎ払うっ!!

 構え直す時間も与えない一撃、これを避けるなら……!

 

「ぐぅっ!?」

 

 短い呻き声が聞こえた、その瞬間……突然オロチの姿が消えた。

 

「きぇぇぇっ!!」

 

 直後、私の少し前方上方から聞こえた、オロチの奇声。

 

「このっ……!」

 

 続けて迫る殺気を防ぐよう、私は頭を庇うように刀を横に寝かせる。

 オロチはそんな私に向かって、上段に構えた刀を、そのまま自由落下の勢いに任せて叩き込んできた。

 間違いないっ、これは……!

 

「やっぱりっ、瞬間移動っ!」

「ふっ、早くも見切ったか、流石だオルレアハートっ!」

「どの口がっ!!」

 

 普通に剣術で勝負する気無いって訳ね。

 ……この野郎っ、何が正々堂々よっ!!

 

「ふざっ、けんじゃっ、ないわよっ!!」

 

 刀を押し込むと同時に、私の刀を支えに空中に留まってるオロチの胴体目掛けて蹴りを打ち込む。

 

「ふははっ! 中々元気が良いではないか!」

 

 そんな私の刀の勢いを反動に使って後ろに飛んで、ヤツは私の蹴りを避ける。

 見た目の割に、中々どうして素早いじゃないのよ。

 けど……となると次に知りたいのは能力の範囲。

 移動が一瞬なのは、既に嫌という程見せてもらった。

 じゃあ次は、どのくらいの場所まで行けるのか、どのくらいのタイムラグを意図的に発生させられるのか。

 あまりにも情報が少なくて、圧倒的に不利。

 だけど……だからといって、負けるつもりは無いっ!

 

「タネが割れたのならば仕方がない。ここから先は、我が力を存分に堪能して貰おうぞ!」

 

 っ、何か仕掛けてくるっ!

 私が刀を正面に構え直すと同時に、オロチの姿が消える。

 初撃の様な突撃に備える……が、それは来ない。

 だとしたら、何処から……

 

「っ!?」

 

 急に感じる、背中からの殺気。

 振り向く暇は無いっ、ならっ!

 正面に構えた刀をそのまま振り上げ、背負い込むように背中に構える。

 直後、痺れるような衝撃が、刀を通じて私の両腕に伝わった。

 

 バチッ!!

 

「ぐっ、ぁうっ……!」

 

 目線を後ろに向けると、完全に私を殺しにきている勢いなオロチの姿。

 それになにより……慣れない体勢のせいでっ、剣撃がさっきよりも重く感じる……っ!

 

「よくぞ止めた!」

「っ、殺気っ、でっ……バレバレっ、なのよ……っ!」

 

 余裕そうなオロチの言葉に、焦りを悟られないよう、できるだけ軽口で返す。

 どうしよ……早く距離を取らないといけないのに、この状態じゃ蹴りも出せない。

 何かっ、何か策は……

 

「っ、うわっ!?」

 

 突然手応えが消えて、込めていた力のままに、私の刀は一気に前方へと振り下ろされる。

 っ、また消えた……!

 考える時間はくれないって事……なら、いっそっ、割り切ってやるっ!

 

「……ふーっ」

 

 刀を構えたまま目を閉じて、敢えて視界からの情報を遮る。

 何も見ないで音と殺気を、ただただ感じてみる。

 さっきまでの感じだも、足音を立てない為にも、下からの攻撃は無いと予想。

 そして、いくら声を出さなかったとしても……刀の金属音はっ、消せないっ!

 

「そっちっ、でしょっ!!」

「むぅっ!?」

 

 気配を感じた右前方に向けて、刀を思いっきり振り下ろす。

 私の一振りは途中で止まって、同時に刀と刀が接した時の音がバチッ! と鳴り響いた。

 という事は……!

 

「ふっ、オルレアハートっ、楽しませてくれるっ!」

 

 やっぱりっ、ちょうど姿を現したオロチの刀にジャストヒットしてる!

 いけるっ、防がれはしたけどっ、これならっ!

 

「ぐっ……そう思うならっ、さっさとやられてくれないかしらっ!」

「そうはいかん。我の目的は、まだ果たされていないのでなっ!」

「どうせくだらない事でしょっ、その目的ってのもっ!!」

「ふんっ、その大口がいつまで持つかな!」

「言ってっ、くれるじゃないのっ!」

 

 再びオロチが姿を消して、私の刀が宙を斬る。

 大丈夫、攻略法は見つけた。

 なら後は……追い詰めて、倒すだけ!

 

「っ、らぁぁぁっ!!」

 

 気配を感じた後方を薙ぐ。

 

 バチッ!!

 

「そこっ!」

 

 オロチの姿が現れる前に、音が発生した場所に向かって、刀を追うように蹴りを打ち込む。

 手応えは……無い。

 どうやら姿を見せる前から、実体化はしているようだ。

 なら、あともう少しだけ追撃を早く入れられたらっ、勝てるっ!

 

「……よしっ」

 

 再び居場所が分からなくなったオロチの攻撃に備えて、私は刀を構え直した。

 ……ちょっと待って。

 消えたまま実体化ができてるならっ……わざわざ、攻撃の時に姿を見せる必要は無いっ……!?

 

「まだまだ甘いな」

 

 それに気づいた瞬間……私の目の前から、声が聞こえる。

 慌てて刀を横に薙ぎ払おうとする……が。

 

「ぁぐっ!?」

 

 途端、私の手首に下から蹴られたような痛みが走り……私は耐えきれず、思わず刀から手を離してしまった。

 

「ぅあっ!?」

 

 直後、私の頭が正面から何かに掴まれる。

 同時に足払いを受けて、体勢を崩してしまう。

 マズいっ、地面に叩きつけられるっ……!?

 既に回避困難な状況で、少しでも痛みに耐えようと目を瞑ったまま歯をギュッと噛み締める。

 それからすぐ……私の後頭部が、硬いコンクリートへと叩きつけられた。

 

「がっ、あ゛ぁぁぁっ!?」

 

 食いしばった歯も役に立たず、後頭部に走る激痛に情けない悲鳴が漏れてしまう。

 

「ぁがっ……がっ、ぁっ……ぐ……っ……ぁ゛……!」

 

 くそっ……重いのくらった……

 いつの間にか姿を現していた、オロチの目の前。

 にも関わらず、反撃する余裕はもう無い。

 

「……勝負ありだな、オルレアハート」

 

 ……頭がグワングワンして、上手く視界が定まらない。

 一撃くらっただけなのに、ここまでキツいなんて……

 

「安心しろ、場所は移してある。これで貴様の無様な敗北姿は見られていないだろう」

「ぐっ……ぁ……」

 

 定まらない視界で周囲を見回すと……いつの間にか、辺りには以前までの主戦場だった路地裏のような光景が広がっていた。

 て事は、あの掴まれた時に一緒に瞬間移動させられた……?

 やっぱりコイツ……全然本気出してなかった……!?

 

「あの移動攻撃に対応できたのは、オルレアハート、貴様が初めてだ。その偉業に銘じて……貴様を、我の苗床にしてやろう!」

「はっ、ぁ……?」

 

 苗、床……?

 こういう場面の苗床って、化け物が人を犯す時に使う言葉で、人が人を犯す時に使う言葉じゃない。

 て事は、コイツが言葉の意味も分からない馬鹿じゃなければ……

 

「……っ、ふんっ!」

 

 オロチの声が聞こえる、それと同時にアイツの下半身が、風船みたいに膨張し始めた。

 そして、それが大きく音を立てながら破裂した。

 

「ひっ……!?」

 

 内部から出てきたのは、まるで軟体動物みたいな七本の足。

 しかもその全てに、蛇の頭が付いている。

 上半身が鎧姿の人型に、下半身が七本の蛇。

 はっきり言って……気持ち悪い……!

 

「いやっ……来るっ、なぁ……!」

 

 あんなのに犯されて、苗床にされちゃうなんてたまったもんじゃない!!

 思う通りに動かない身体を必死に動かして、何とか這いずって逃げようと試みた。

 けど……

 

「ふっ、逃がす訳、無いだろうが!」

 

 四本の蛇が、私を追って飛んでくる。

 ロクに抵抗も出来ないまま……あっという間に、私の四肢はそれぞれの蛇に呑み込まれてしまう。

 

「ぁぐっ……いやっ、離してっ、よぉっ……!」

 

 両腕の肘の辺りまでと、両脚の膝下辺りまでを呑み込まれたまま、無理矢理身体をエックス字状に広げられて、その場に起こされる。

 グローブとニーソ越しに伝わる口内の生暖かさが気持ち悪い。

 オマケに軽く牙を突き刺されていて、もがいたところで抜け出す事ができない。

 ヤバいっ、これっ……本当にっ、ヤバい……っ!?

 

「さぁ、始めようかオルレアハート。我が苗床として、新たな生を歩み始めるがよいっ!」

 

 そんなオロチの掛け声と共に、一体の蛇が私の股間部へと迫り来る。

 

「いやっ、止めろっ! お願いっ、止めてぇっ!!」

 

 どれだけ身体を暴れさせても、四肢の拘束はピクリとも動いてくれない。

 そんな私に向かって、口を開いて迫る蛇。

 私の懇願なんて、当然聞き入れてくれるはずもなく、そのまま、私の股間部へと牙が突き刺さって……

 

 ビリッ……!

 

「ひっ、いぃっ!?」

 

 そのまま一切の躊躇なく、一気に引きちぎられた。

 

「ふははっ! 生意気にも戦場に首を突っ込んだ変身ヒロインが晒される、この陵辱直前の痴態! 唆るっ、実に唆るなぁっ!」

「いやっ……いやっ、いやぁっ……!」

 

 丸見えになったアソコに注がれる視線を、否が応でも感じてしまう。

 最悪っ……こんな悪趣味なヤツにっ……こんな気持ち悪い蛇野郎なんかにっ……ほんっと、最悪……っ!

 

「しかし、変身ヒロインというモノは、ただ鑑賞する為にあるのではない。それは無力な下民共の考えである」

「そんっ、なのっ、知らないわよっ! 離してっ、離しなさいっ、よぉっ!」

「我のような強者にとって……変身ヒロインは、ただの孕み袋に過ぎぬのだっ!」

 

 オロチは到底納得などできない発言と共に、私の衣装を食いちぎった蛇を、わざわざ私の目の前へと突き出した。

 そしてそれを、私の目で追える速度で、ゆっくりと……まさかっ、蛇をっ、そのままっ!?

 

「うそでしょっ!? ちょっとっ、やだっ、ホントっ、いやっ……」

 

 ドチュッ……!!

 

「ぁっ、ぎぃぃぃっ!?」

 

 そんなっ、一気に奥っ、までぇっ!?

 信じたくないっ、信じたくないけどっ……私のアソコがっ、蛇に貫かれた……っ!?

 

「どうだ、我が逸物、脳天に響く心地良さだろう?」

「ふぎっ、ぃっ、ぎっ……!? ぉっ、ねがっ……もっ……やめっ……ぬいっ……てっ、ぇっ……!」

 

 気持ち悪いっ、気持ち悪いっ、気持ち悪いっ、気持ち悪いっ!!

 蛇なんてただでさえ気持ち悪いのにっ、そんなのに犯されるなんて……っ!

 

「ふぐっ、ぅっ、ぐっ……う゛っ、ぎ……ぃっ……!?」

 

 肉棒の出っ張りみたいになってる蛇の頭の部分が、一撃で膣壁を全部抉る勢いでぶち込まれてたせいで……嫌悪感の中に嫌な快楽が混じってきて、これだけでも正直結構辛い。

 なのに、更に最悪なのが……

 

「ぁぐっ!? なにっ、しっ、ぁぎっ!? いやっ、なにしてっ、ひっ、ぁっ、ぁあっ……!?」

 

 時々感じる、子宮の入り口の方が、チロチロと舐められているかのような感覚。

 気持ち悪さに気持ち悪さを上塗りされたこの状況じゃ、多少の快楽があったとしても、受け入れがたいのは当然だ。

 

「では、始めようか」

「ひっ!? いやっ、やめっ……!」

 

 そんな私に向けて発される、処刑宣告のような言葉。

 始めるってっ……まさかっ、コレを動かすつもりって事っ!?

 女の子の事を考えてないような、こんな物を動かされたらっ……私っ、壊れっ……!?

 

 ドチュドチュドチュドチュッ!!

 

「あ゛ぁぁぁっ!? ぁがっ、あっ、ぁっ、あ゛ぁぁぁっ!?」

 

 いぎなりっ、激しっ、いぃぃぃっ!?

 

「ぁぎっ、ぃっ、ぎっ、ぁっ、がぁぁぁっ!?」

 

 ただ抽挿するだけじゃない……挿入されてる蛇自体もドリルみたいに回転して、限界まで膣内を犯し尽くされてる……っ!

 くっ、そぉっ……なんでコイツらの挿れるヤツ……揃いも揃ってこんなデカいのよ……っ!

 こんなっ、蛇っ、なんかに……感じたくっ、ないっ、のにぃっ……!

 

「ぁがっ、あっ、ぁあ゛っ!? ぁっ、いっ、あっ、ぁっ、ぎぃぃぃっ!?」

 

 抑えたくても、勝手に声が出てしまう。

 

「どうだ、良い心地だろう?」

「んな゛っ、わげっ、なっ、い゛ぃっ!? ぎもぢっ、よぐっ、な゛っ、ぁあ゛っ!? ぁぐっ、ぅっ、あ゛ぁっ!!」

 

 認めないっ、こんな気持ち悪いモノがっ、気持ち良いはずなんてっ、絶対無いんだからぁっ!!

 

「そうか……では一つ、刻んでやるとしようか」

 

 そんな必死に抗う私の目の前に……急にオロチの顔が迫ってきた。

 

「な゛にっ、なにっ、しっ、ぁっ、ぎっ!?」

「汝、我の逸物を主と崇め、最大級の快楽を受諾せよ」

 

 そして、その言葉と同時に目が光った……まさかっ、これっ、前のっ、ナアマの時とっ、同じ……っ!?

 

「ひっ、ぎぃぃぃっ!?」

 

 ビクビクッ!!

 ぷしゅっ、ぷしゃぁぁぁっ!!

 

 考える暇すら無いまま……瞬時に嫌悪感が、快楽へと置き換えられ、絶頂と同時に私のアソコから勢いよく潮が噴き出す。

 

「なっ、なにしっ、ひっ、いぃぃぃっ!? お゛っ、はげしっ、い゛っ、あっ、ぃぃぃっ!?」

 

 何が起こったのか分からないまま、私の口からはさっきと別物な、歓喜に包まれたような嬌声が吐き出される。

 

「効くであろう、我の暗示は。これで貴様は、今挿入されてる我の内の一体を逸物であり、主と認識する。それにより、貴様は我が逸物には永遠に逆らえぬようになったのだ」

「なにっ、そっ、れっ、ぉお゛っ!? ぉぐっ、ぅっ、はっ、あぁぁぁっ!?」

 

 絶頂直後にも関わらず、さっきまでと同じような激しい動きで私のアソコは責められ続けている。

 ヤバいっ、ヤバいって分かってるっ、のにっ……〝オチンポ様〟にっ、逆らえない……っ!

 うそっ、こんなの嘘に決まってるっ!

 だってっ、こんな蛇なんかに犯されてっ、こんなっ、幸福感に包まれるなんてっ……絶対っ、おかしいんだからぁっ!!

 

「あぁっ、ぁっ、ああぁっ!? そこっ、だめっ、ひっ、ぁあぁぁぁっ!?」

 

 っっっ!? だめっ、無理ぃっ!?

 こんなのっ、我慢っ、無理ぃぃぃっ!!

 

「ひっ、ぁあっ、はっ、あぁっ!? ぁひっ、いっ、あぁぁぁっ!?」

 

 一突きされる度にっ、オチンポ様に使って貰えているってっ、私の中の雌がっ、悦んじゃってるぅぅぅっ!?

 

「あっ、はぁっ、ぁっ、あぁぁぁっ!? イクっ、イきますっ! オチンポ様っ、ごめんっ、なっ、ひぃぃぃっ!? イキますっ、イクっ、イクイクっ、イクぅぅぅっ!!」

 

 こんなっ、催眠っ、かけられただけっ、なのにぃっ……私っ、またっ、簡単に……っ!

 

「ゃっ、イクっ、イクぅっ!? ふっ、あぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 ガクガクッ!! ぷしゃぁぁぁっ!!

 

 勝手に身体が仰け反って、アソコから大量の潮を撒き散らしてしまう。

 同時に脳内が多幸感満載の快楽に包まれて、一瞬意識がトびかける。

 だけど……

 

 ドチュドチュッ!! グチュグチュッ!!

 

「んぎぃぃぃっ!? おっ、チンポっ、様ぁっ!? 私っ、イったっ、ばっかっ、ぉ゛っ、お゛ぉぉぉっ!?」

「ふははっ! 良い、良いぞオルレアハート! そらっ、更に絶頂を重ね、自らその身体を苗床へと堕落させるが良いっ!」

「お゛ぐっ、ぅっ、ぐっ、ひぃぃぃっ!? またっ、やっ、あ゛ぁっ、がっ、あ゛ぁぁぁっ!? 」

 

 オチンポ様は、私の逃避を許してはくれない。

 絶頂直後で痙攣しっぱなしの私のアソコを、回転しながらゴリゴリと責め続けてくる。

 こんなのっ、またっ、すぐっ……!?

 

「お゛ぐっ、やめっ、でっ、う゛ぅぅぅっ!? イグっ、またっ、イギますっ、イグっ、イグぅぅぅっ!?」

 

 ガクガクッ!! ぷしゃぁぁぁっ!!

 

「んぎっ、ぁ゛っ、ひぃぃぃっ!? イギっ、イギましたっ、お願いっ、しますっ、止めてっ、とめっ、お゛っ!? ぉ゛っ、お゛ぉぉぉっ!? イグっ、またっ、またイグぅぅぅっ!?」

 

 ガクガクッ!! ぷしゃぁぁぁっ!!

 

「がっ、はっ!? ぉ゛お゛っ!? お゛っ、ぉごっ、ほっ、お゛ぉぉぉっ!?」

 

 ……陵辱が始まってから、まだたったの数十分しか過ぎてないはずだ。

 なのに、もう何度絶頂させられたか分からない。

 他の蛇に吊るされているから無理矢理立たされているだけで、もう足腰はガックガク。

 何とかしなきゃいけない、いけない、のに……オチンポ様に勝てる未来が、全然見えない……っ!

 

「お゛ぉぉぉっ!? イグっ、イグイグイグぅぅぅっ!? っ、ぁっ、ぎぃぃぃっ!? ひっ、ぁっ……ぃぎっ!? ぃっ、あ゛ぁぁぁっ!? ぁぐっ、ぉ゛っ、ほっ、お゛ぉぉぉっ!?」

 

 されるがまま、アイツの目の前でオチンポ様に鳴かされ、イかされ続ける始末。

 こんなんじゃダメだっ、早くっ、抗ってっ、アイツをっ、斬らっ、ないとっ……

 

 ズチュズチュズチュズチュッ!!

 

「ぉ゛ぐっ、そんっ、な゛ぁっ!? 子宮っ、ごわれっ、ぉ゛っ、お゛ぉぉぉっ!? イグっ、またっ、あ゛っ、ひっ、ぎぃぃぃっ!?」

 

 このままチンタラ犯されてたらっ、また前みたいに呑み込まれて終わっちゃうっ、のにぃっ……!

 

「イグイグイグぅぅぅっ!? お゛っ、お゛ぉぉぉっ!? イグっ、イグぅぅぅっ!!」

 

 ガクガクッ!! ぷしゃぁぁぁっ!!

 

 ダメだっ、耐え続ける選択なんてしたらっ、それこそジリ貧に決まってるっ……!

 イかされ続けて私の体力が尽きる前にっ、無理矢理にでも決めるしかっ、ないっ!!

 

「ぅぐっ……らっ、あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

 両手首の盾から剣を生やして、強引に両腕の拘束を内側から斬り裂く。

 

「何っ!? まだ動くかっ、オルレアハートっ!」

「あ゛ぅっ、ぐっ、うぅっ……! 舐めるんっ、じゃっ、ないっ、わよっ!!」

 

 そのまま両脚を拘束する蛇を切断、同時にスラスターを全開に噴かして後方へ飛び退き、オチンポ様を強引に引き抜く。

 いけるっ、このままっ、アイツをぶった斬ればっ、勝てるっ!!

 全ての力を振り絞って、オロチの上半身へと突撃する。

 狙うは急所だろうっ、首っ!

 

「はっ、あぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

 剣を構えたまま、スラスター全開でオロチの元へと迫る。

 そして、後は腕を振れば届くであろう距離まで踏み込んで、剣を振ろうとした……その時だった。

 

「おっと、そうはいかんよ」

 

 オロチの声と共に、私の行く手を阻むように一匹の蛇が立ち塞がった。

 そんなの、なんの障害にもならない。

 ただ吹き飛ばして目的を達成したら良い。

 その、はず、なのに……

 

「……っ、あっ、ぁっ、あっ、あぁっ……!?」

 

 ……それが突きつけられた瞬間……私の身体が、スラスターが、勝手に動かなくなってしまった。

 

 じょわぁぁぁっ……

 

 私のアソコから、みっともなくオシッコみたいな液体が垂れ流される。

 続いて脚から力が抜けて、その場に崩れ落ちてしまう。

 冷や汗がドバっと吹き出て……身体が震えて、上手く立つ事すらままならない。

 

「はっ、あっ、ぁっ……あっ……あぁっ……!」

「気概があるのは誉めてやるが……忘れたか? 貴様は我が逸物に忠誠を刻まれているのだ。主に危害を加えることなど、できるはずがあるまい?」

 

 小刻みに震える呼吸は、身体は、ちっとも制御を受け付けてくれない。

 一瞬でただの小娘のようになってしまった……そんな私を見下しながら、オロチはバカにした声で話してくる。

 ……本能で分かってしまった。

 あの目の前に出てきた蛇は……私のアソコを犯していた、オチンポ様なのだ。

 あんなにチンケな催眠。頭では分かっている、はず、なのに……身体が、脳が……オチンポ様に逆らうことを、許してくれない。

 

「ごめ……な、さっ……ぁっ……あっ、ぁっ……」

「ふむ……変身ヒロインとしての貴様は死んだモノだと思っていたが……まだ闘志を残していたとはな。見くびっていた事、謝罪しよう」

 

 ガクガク震える私の四肢に、再び蛇が噛み付いてきた。

 

「ぁぐっ……!?」

 

 さっきよりも強く牙がくい込んできて、思わず顔を顰めてしまう。

 ……斬ったはずの蛇の回復が早いことへの驚きとか、討ちきれなかった事への悔しさとか、そんなことを考えている余裕はもう無い。

 私の思考は……あっという間に、恐怖に支配されてしまっていた。

 

「その心意気に敬意を表し……今、貴様を完全に殺してやろう」

 

 そんな私に対して、オロチは刀を構える。

 刃先をこちらに向けて、絶対に突き刺し相手を討つという意思表示……自分がよく使う霞の構えが、今日はやけに恐ろしく感じる。

 

「やっ、だ……いっ、やっ、ぁ……」

 

 口から自然と、悲鳴が漏れ出てしまう。

 大丈夫っ、変身してる今ならっ、一回くらい大丈夫っ、耐えれるっ、大丈夫……

 

「死ねっ、オルレアハートっ!!」

 

 目の前で叫ばれたオロチの声に、グッと歯を食いしばる。

 大丈夫っ、大丈夫っ、ここさえ耐えれば、勝てるっ……まだっ、勝てるっ、大丈夫っ、だ、からっ……!

 恐怖を抑え込むように、必死で自分を励まし続ける。

 けど、オロチの刃は、無情にも私に近づいてくる。

 そして、一切の躊躇すら見せる事無く……

 

 ドスッ!!

 

「ぐっ……ふ……っ……!?」

 

 ……熱くて冷たい感覚が、私の胸を貫いた。

 

「……っ、ぁ゛っ、がっ……ぁ゛っ……あ゛っ、ぎっ、ぁ゛……っ……!」

 

 冷たい金属を感じる場所から、ジュワッと広がる熱い痛み。

 ……っ、痛いっ、痛くてっ、苦しい……のにっ、悲鳴すら、声がっ、上手くっ……出せ、ないっ……

 刺さ、れるのっ、て……こん、なにっ、怖っ、くてっ……痛い、んだっ……

 こんな、怖いモノっ、を……わた、し、は……今、まで……

 

「これが貴様が振り回してた、刀に刺された者の痛み、苦しみだ。これを覚えてしまえば……もう二度と、貴様は武器を握れまい」

 

 私の胸に、刀をぶっ刺して数秒後。

 諭すような、嘲笑うかのような言葉と共に……私の胸の谷間から、二つの膨らみにギュッと押し当てられていた刀の鍔が、ゆっくりと離れていく。

 

「ぁ゛っ、がっ、あ゛っ……」

 

 その刀に吸い寄せられるように胸が反り返り……やがて引き抜かれた時、私の身体は、跳ね返ったようにさっきまでの場所に戻る。

 外傷的には血も出て無いし、身体に通気口もできちゃいない。

 ただ衣装の胸の谷間の部分に、軽くポッカリと縦長の穴が空いただけ。

 

「……っづっ、ぁ゛っ、う゛ぁ゛っ……あ゛っ、あ゛がっ……ぎっ、ぁ゛あ゛っ……!?」

 

 なのに、あの痛みだけはそう簡単に治まってくれない。

 まるで身体の内側から何度もズタズタに引き裂かれているような痛みに、気を抜いたら簡単に意識が吹っ飛んじゃいそうだ。

 こんなのっ……長くは、耐えられっ、ないっ……

 

「ぁ゛っ、う゛っ、ふぅ゛っ、う゛っ、ふっ、ぅっ……う゛ぐっ!?」

 

 そうやって必死で胸の痛みに耐えていると……私の意識を分断するように、突然、私の腕と脚に鋭い痛みが走った。

 痛みの発生位置は、ちょうど四肢を呑み込んで拘束している蛇の頭辺り。

 今更噛む力を強くして、何をするつもりなのか。

 痛みに耐えながら模索していた、その時、蛇に噛まれている場所から……ワクチンみたいに、何か温かい液体を無理矢理流し込まれているような感覚が走った。

 今私を拘束しているのは蛇、ってことは……もしかして、これっ、毒!?

 こいつ……やっぱり私を、ここで殺す気で……っ!

 

「ひっ、ぁっ……っ、う゛っ、ぅうっ……!」

 

 人間、いつだって死にたくないに決まってる。

 死にたくないっ、まだっ、死にたくっ、ないっ……!

 勝手にガチガチ鳴っちゃう奥歯を必死に噛み締めながら、何が起こるか分からない恐怖に怯えていた。

 ……が。

 

「……っ、……っ!! …………っ? なに、も……起こら、ない……?」

 

 ……数秒後、私の身体は動かなくなるどころか、むしろ痛みが軽くなっているような感覚すら覚えていた。

 ……今更遅効性の毒を使う理由なんて無いはずだろう。

 コイツらにありがちな媚薬とかの類いだって、あの催眠があれば使う必要性だって無いはずだ。

 今の私には抵抗する力も無いけど……謎のモノを体内に注入されるほど、怖い事はない。

 何も分からず弄ばれるくらいなら……と、私は意を決して、感じた疑問を口から吐き出した。

 

「いっ、今っ……なにっ、を……した、の……?」

「……先程の一撃で、戦士としてのオルレアハートは殺した。例えここから助かったとて、あの痛みを知れば武器を握る事に怯えが生じるのは必然。ならば、今その残りカスである貴様を殺す理由はなかろうて」

「だ、からっ! 私にっ、何をしたのかって……っ!」

「貴様に我の生体エネルギーを分け与えたのだ。先も言ったが、残りカスとはいえ貴様を殺す理由は無い。ならば生かして予定通り、苗床にしてやるのが一番よ!」

 

 でも返ってきたのは、相変わらずパッと聞いただけでは理解できない言葉。

 多分聞こえてきた単語的に、生体エネルギーを私に流し込んで、改めて苗床にするために回復させたって事なんだろうけど……なんでどいつもこいつも、分かりやすい言葉で話してくれないんだろうか。

 

「お喋りはここまでだ。次は貴様の身体を、苗床に相応しい形へと改造してやろう」

 

 なんて心の中でボヤいていると、オロチの口からまたもや物騒な言葉が飛び出してきた。

 

「っ、今度っ、はっ、何する気っ、なのよっ……っ!?」

 

 ……冗談じゃないっ! 改造なんて、十中八九ロクでもない事されるに決まってるっ!

 そんな事されるくらいなら、多少手脚に傷が付いたとしてもっ、無理矢理引き抜いて逃げ出さなきゃ……

 

「……っ、ひっ、いっ……!?」

 

 だけど、そんな小賢しい私の考えは……目の前に突き出されたオチンポ様を見た瞬間、私の本能が無理だと悟ってしまう。

 目線を奪われ動けなくなっている私をよそに、私の股の方へと向かって来るのが見える。

 ダメだっ、絶対っ、また犯されるっ……またっ、私の身体っ、壊されっ、ちゃうっ……

 ……あっ、ぁあっ……けどっ、なんでぇっ……私のっ、本能っ、がぁっ……オチンポ様っ、またっ……欲しくっ、なっちゃってるよぉっ……

 

「ふっ、うっ、ぅっ、うぅっ……!」

 

 〝来て欲しい〟気持ちと、〝もう止めて欲しい〟気持ちがごちゃ混ぜになって……私は下品にも腰をカクカク震わせながら、アソコからトロッと愛液を垂らしてしまっていた。

 

 クチュッ……

 

「ぁあっ!?」

 

 頭がアソコの入口に触れるだけで、頭に痺れるような快楽が走ってしまう。

 抗わなきゃいけない。

 そう分かっているのに、身体は言う事を聞いてくれない。

 葛藤に苛まれながらも、結局はロクな抵抗もできないまま……

 

 ズチュッ……!!

 

「ぉぐぅぅぅっ!? ぁっ、ぎっ、いっ、あ゛ぁっ……!?」

 

 私は呆気なく、アソコへの侵入を許してしまった。

 しかも、今度の挿入は一気に奥……つまりは私の子宮口が、容赦なく一直線に貫かれている有様。

 

「う゛っ、はっ、ぁっ、あ゛ぁぁぁっ!? ぁぐっ、ふっ、ぐっ、ぅう゛っ……!!」

 

 そんな、あまりにも無慈悲な一撃。

 本来、出産時以外はここまで開かれるはずの無い場所を強引にぶち抜かれる圧迫感で、私の顔は嫌でも歪んでしまう。

 ……まだオチンポ様が動かないままで、挿入されたまま抽挿が始まっていない事だけが救いだろうか。

 それでもキツい事には変わりなくて……なのに快楽が混じった声を出してしまった自分に、僅かに残った理性が嫌気を催している。

 

「ふぐっ、う゛っ、ぅう゛っ……ぎっ、い゛っ、ぃっ、あ゛っ、がぁっ……!」

 

 まだアソコが苦しいっ、けど……こうやって動かずにじっとしてくれているおかげで、徐々にキツさが引いてきている感じがする。

 変身しているからなのか……はたまた私がこういう行為に適応してきてしまっているからなのか。

 出来れば前者だと思いたい……そんな事を考えていた、矢先だった。

 

「ぅう゛っ、ぅっ、ぐっ、うぅっ……っ、あ゛っ、がっ、はっ!? ぁっ、がぁぁぁっ!?」

 

 オチンポ様が突然、私のナカを拡張するかのように膨張し始めたのだ。

 しかも、子宮口に突っ込まれた頭ごと。

 

「む゛っ、りっ……ごれっ、裂けっ、ちゃっ、う゛ぎぃぃぃっ!?」

 

 膣内だけならまだしも、子宮の入口すら強引に広げられているのだ。

 いくらオチンポ様の行為とはいえ、流石にこの苦しさは消し去れない。

 

「ぁぎっ、ひっ、ぎぃぃぃっ!? ぃあ゛っ、ぬ゛いっ、でっ、ぅ゛っ、ぐっ、あ゛ぁぁぁっ!?」

 

 そんな私に畳み掛けるように、オチンポ様が脈動を開始した。

 膨らんで、それが脈打つこの動きっ……まさかっ、射精するつもり……っ!?

 いやでもっ、口から精液出すなんて聞いた事ないし……っ……何をっ、何する気なのよ……っ!?

 オロチの行為に混乱させられるのは、今日だけでもう何度目か分からない。

 

「ぁ゛ぐっ、ぅっ、ぐぅっ!? な゛にっ、ごっ、れっ、ぅぎっ!? いっ、がぁぁぁっ!?」

 

 やがてオチンポ様越しに感じたのは、大きくて弾力のある、硬めのボールのような塊。

 それがゆっくりと、私の膣内を子宮目掛けて昇ってきたのだ。

 

「まさっ、がぁっ!? ごっ、れぇっ、たまっ、ごっ、お゛っ、ぉ゛っ、ぎぃぃぃっ!?」

 

 オチンポ様に包まれたその塊は、ゆっくりゆっくりと、私の反応を楽しむかのように子宮へと進んできた。

 痛みと快楽で元から限界までお腹に力を込めていたこの状態では、これ以上の抵抗なんてできるはずもなくて……

 

「う゛ぁっ、ぁっ、ぎぃっ!? ひぎっ、ぃっ、う゛ぅぅぅっ!?」

 

 為す術ないまま、私はその塊に……無理矢理子宮口をぶち抜かれてしまった。

 子宮口をこじ開けられる痛みに、叫び散らかしながら勝手に仰け反る私の身体。

 

「ごわれっ、う゛っ、がぁぁぁっ!? お゛っ、ねがっ、ゃめっ、ひっ、ぎゅうぅぅぅっ!?」

 

 必死に痛みに耐え続けること数十秒。

 やがて塊が子宮口を過ぎて……ドポン、と子宮の内部に入り込んだ嫌な感覚が伝わってきた。

 同時にオチンポ様は、一気に元通りのサイズにまで萎む。

 けど、今はそっちに気をやる余裕は無い。

 

「がはっ……ぅっ、ふっ、ぐっ……う゛っ、ぐっ、う゛っ、ぁあ゛っ……!」

 

 荒々しく呼吸しながら目線を下にやると、そこには自分のモノとは思えないほどボテっと膨らんだ私のお腹。

 ……っ、産みつけられた……これっ……絶対っ、オチンポ様のっ、卵っ、ぉ……っ……!

 

「あ゛っ、ぐっ、ふっ……う゛っ、ぐっ……っ!」

 

 お腹の中の卵に押し出されるように、衣装がはち切れんばかりに膨らんでしまっている。

 ……こんな事になるのは、いつか愛した人と結ばれた時だけだと思っていた。

 

「ふぐっ、う゛っ、ふっ、う゛ぐっ、ぅっ、う゛ぅっ……!!」

 

 なのに、今お腹の中にあるのは鼓動すら感じない……そもそも人ですらないオチンポ様の卵。

 もし私のお腹の中で孵化して、そのままお腹を食い破って出てきたりなんてしたらどうしよう。

 そんな想像するだけでも恐ろしい光景が、ふと頭をよぎっていく。

 ……っ、イヤだっ、冗談じゃない!

 死にたくないっ、死にたくないしっ、だとしてもそんな死に方は絶対にイヤだっ!!

 

「憐れなモノだな、オルレアハート。凛々しき姿がここまで堕ちるとは……良い、実に良い姿だ!」

 

 そんな私に、オロチの顔がゆっくりと近づいて来た。

 

「今貴様に産みつけた我の卵は、産みつけた対象のエネルギーを吸い取り、それを栄養として孵化する物である」

 

 さっきまでと同じ、淡々とした話し方。

 それが今は……処刑宣告のように思えて仕方がない。

 

「そしてそのエネルギーを吸い取る為の引き金となる行為、それは変身ヒロインの絶頂である」

 

 こんな余裕しゃくしゃくな説明セリフの途中ですら、いつ斬りかかられるか、刺されるか……もう、恐くて恐くてたまらない。

 

「つまり、貴様が絶頂した瞬間、その卵は産卵可能な状態と化すのだ。その時、例え苗床の状態がどうなっていようとな」

 

 諦めたくないっ、死にたくないっ、けど……コイツにとって今の私は……恐怖に怯え、快楽に屈し、ただ死にたくないと喚くだけの……ただの、苗床なんだ……

 

「……だが、我にも憐れみの心はある。先程までの奮闘、それに我の苗床となる末路に免じて、一つ情けをかけてやろう」

 

 その言葉と共に……再びオロチの目が光った。

 まさかっ、またっ、催眠を……っ!?

 やだっ、もうこれ以上っ、酷い事っ、やっ、ぁっ……!

 

「汝、変身の解除を禁ずる。死する刻まで、決して本来の姿に戻る事なかれ」

「汝、快楽を受諾せよ。痛みを快楽とし、全ての刺激を快楽と変換せよ」

 

 ……二つ、立て続けに言葉が聞こえてくる。

 低く低く、脳内に直接刷り込むような、じわっと染み込んでくる言葉。

 

「……っ、っつっ!? っ、ぁっ、あぁっ、ひっ、うぅぅぅっ!?」

 

 その言葉は私の頭の中にスっと入ってきて……直後、催眠の通りに私のお腹の痛みは、全部快楽として変換される。

 こんな言葉だけで好き勝手身体のナカを弄られるなんて……そんな屈辱すら、最早頭の片隅に置く余裕も無い。

 

「ふぎっ、いっ、ぎっ、ひぃうっ!? ぁあっ、はっ、あぁぁぁっ!?」

「さぁ、早く絶頂するがいいっ、オルレアハートっ! それとも、まだ快楽を欲するか!」

 

 痛さすら、苦しさすら、何もかもが気持ち良すぎる。

 お腹の中の圧迫感と、アソコに挿入されたままのオチンポ様の形だけで、脳内がチカチカ点滅してしまう。

 一度でも気を抜いたら、さっきみたいに滅茶苦茶になるまでイっちゃいそうだ。

 それでも、必死に耐え続ける。

 ……それだけが今の私にできる、唯一の抵抗だったから。

 

「そうかっ、これではまだ足りぬかっ! ならばっ!!」

 

 そんな私を嘲笑うように……更に三匹の蛇が、私の方へとにじり寄ってきた。

 二匹は私の胸に。そしてもう一匹は、後ろから私の首に緩く巻きついてきた。

 そのまま、私に拒絶の意志を示させてくれる暇もなく……

 

「っ、んぎぃっ!? ぁっ、がはっ!? ぁっ、ぎっ、あ゛っ、がぁっ……!?」

 

 ……左右の胸へとそれぞれ噛みつかれ、同時に首をキツく絞めあげられた。

 

「ぃぎっ、いっ、ぁあ゛っ!? ぁがっ、はっ、ぁっ、ぎっ、いぃっ!?」

 

 両胸に噛み付いた蛇は、衣装越しに私の乳首をチロチロと舌で舐め回して、私に更なる快楽を送り込んでくる。

 しかも、首絞めで酸素の供給を断たれ……しかもその苦しさすら、気持ち良く感じてしまっている。

 

「がはっ、ぐっ、ぃっ、ひっ、あ゛っ、ぎっ、ぃい゛っ……!?」

 

 ヤバいっ……さっきまでの卵とオチンポ様だけで既にキツかったのに……追加でっ、こんな事っ、されたっ、らぁっ……!?

 

「ふぐっ、ぅぎっ、ぃっ、イっ、グっ、う゛っ、がっ……ぁ゛っ!?」

 

 ……ダメっ、こんなのっ……耐えられっ、なっ、いぃぃぃっ!?

 

「……あ゛っ……ぎっ……イっ……グっ……ぅ゛……っ!!」

 

 ビクッ、ビクビクッ!!

 

 ……何も抵抗できないまま、腰を突き出しながら、絞り出すような声で絶頂を叫んでしまう。

 

「ぁっ、がはっ……!? ぁがっ、はっ、ぁぐっ……!? あ゛っ、ぃ゛っ、ぎっ……!?」

 

 満足気に私から顔を離すオロチ。

 だけど、休息なんて貰えない。

 首絞めが緩まり、オチンポ様が私のアソコからズルっと引き抜かれたと思った、その直後……

 

「ぁっ、ぎぃっ!? ひっ、あ゛ぁぁぁっ!?」

 

 お腹の奥から、熱いモノを吸われる感覚が広がる。

 始めての感覚だけど、直感で分かってしまう。

 吸われてるっ、これっ、力っ、がぁっ……!?

 

「ゃあ゛ぁぁぁっ!? 吸わなっ、い゛っ、ひぃぃぃっ!?」

 

 まるでアソコに挿入されたすっごい長い肉棒を、永遠にズルズル引き抜かれ続けているような感覚。

 オチンポ様ほどじゃないけど、だからといって決して容易に耐えられる快楽じゃない。

 それに卵だって、ただ力を吸っている訳じゃない。

 私が悶えている間に、必要な分の力は吸いきったのだろう。

 その吸った力を吐き出すように……卵が勝手に、下の方へと移動し始めたのだ。

 

「んぎぃっ!? これっ、まさっ、かぁっ!? ゃっ、あがっ!? ひっ、いぃぃぃっ!? いやっ、出てっ、こないっ、でぇっ!? ぁぎっ、い゛っ、ぎぃぃぃっ!?」

 

 やだっ、産みたくないっ、のにぃっ!!

 っっ、卵がっ、膣壁抉ってぇっ!? 

 やっ、声もっ、気持ち良いのもっ、我慢できないぃぃぃっ!?

 

「やだっ、やだぁっ!? こんなっ、産みっ、ながっ、う゛ぅぅぅっ!? っ、イギたくっ、な゛っ、あ゛ぁぁぁっ!? やぁっ、ぁっ、や゛ぁぁぁっ!?」

 

 どれだけアソコを締めつけてもっ、下に来てるのがっ、卵っ、抗えっ、ない……っ!

 全部っ、気持ち良すぎてっ……ガクガクっ、止まらないっ……これっ、ホントに……ダメ……いやっ、ぁっ……産まれっ、ちゃっ……

 

「やっ、あ゛ぁぁぁっ!? イグっ、イっちゃっ、イグっ、イグぅぅぅっ!? ぁっ、ぎぃぃぃっ!?」

 

 ガクンガクンッ!!

 

 私が絶頂し、身体をガクガク痙攣させるのと同時に……

 ぬぷっと……私のアソコから、大きくて白い球が零れ落ちた。

 重力に引かれて地面に落ちて数回跳ねたそれは、やがてピキピキとヒビが入り……程なくして、卵からは一匹の小さい蛇が這い出て来た。

 

「ぁっ、あっ……ゃ……あ……っ……わ、わた、し……が……私っ、の……ナカ、からっ……」

「良くやった。貴様ご良いエナジーを供給したからこそ、このような良質な怪物が産まれた。これは今後成長し、あの街の人間共を喰い尽くすだろう。君の友人や大切な人も、全て君が産んだ怪物によって殺される。感謝するぞ、オルレアハート」

 

 ……その言葉に、意識が飛びかけた。

 けど、直後に四肢を拘束する蛇から流れ込んできたオロチの生体エネルギーによって、私の意識は強引に叩き起される。

 

「困るな、貴様にはまだまだ産んでもらわねばならぬ。気絶して逃げようなどと思うてくれるなよ?」

 

 その言葉と共に、再びオチンポ様が私のアソコにぶち込まれる。

 

 ズチュッ!!

 

「ぁがっ、ぁっ、ひっ、あ゛ぁぁぁっ!?」

 

 ガクガクッ!!

 

 膣壁を抉りながら、一気に子宮口をぶち抜かれ……それだけで私は、簡単に達してしまう。

 

「さぁ、続きを始めるぞ」

 

 そんなイっている最中の私のナカで……またオチンポ様が、膨張を開始した。

 

「んぎっ、い゛っ、あぁぁぁっ!? イグっ、またっ、イっ、グっ……!!」

 

 ビクビクッ!!

 

 膨張したオチンポ様にナカを刺激されて一回。

 挨拶代わりに子宮の奥を舐められて、また一回。

 いとも簡単に絶頂してしまう自分の身体に、自分で嫌気が差してくる。

 

「なるほど、そこまで絶頂するのが好きなのであれば……せめてもだ。貴様には極上の天国をくれてやろう」

 

 ……っ、誰のせいでこんな事になってると思ってんのよ……っ!

 微かに思い浮かんだ言葉でさえも、今ではもう口から出すことさえ難しい。

 そんな私に……オロチは再び、顔を近づけてきた。

 そして……

 

「汝、絶頂の渦に沈みたまえ。最後の絶頂と共に、絶えず途切れず快楽に溺れ続けよ」

 

 目が光ったと思った瞬間、再び脳内に染み込んでくるアイツの言葉。

 さい、ご……? 今っ、最期って、言った……?

 

「喜べ、オルレアハート。次の絶頂が、貴様の最後の絶頂となろう」

 

 ンなことっ、言われたってっ……オチンポ様にっ、私がっ……勝てるっ、訳……っ!

 

「ぁがっ、はっ、あ゛ぁぁぁっ!? またっ、卵っ、お゛ぉっ!?」

 

 嫌な予感がして、必死に絶頂を耐える。

 歯を食いしばって、全身にありったけの力を込めて……卵の感覚を必死に我慢、オチンポ様の感覚を必死に我慢、気持ち良いのを、必死に我慢。

 ……しようとした。けど……

 

「卵っ、またっ、来てっ、イっ、グぅぅぅっ!? ぅぎっ、いっ、あ゛ぁぁぁっ!?」

 

 ガクガクッ!!

 

 我慢なんて、全部無駄。

 子宮に卵を産みつけられたと同時に……私の身体は呆気なく絶頂へと達してしまった。

 その瞬間……私の頭の中で、何かがプツンと切れる。

 そして……

 

「がっ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 途端、訪れたのは、絶頂、絶頂、絶頂、絶頂。

 気持ちイイっ、気持ちイイっ、気持ちイイっ、気持ちイイぃぃぃっ!?!?

 

「あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!? ぎっ、い゛ぎぃぃぃぃぃぃっ!?」

 

 さっきの絶頂の一番高いところで、ずっと固定されている感じ。

 連続絶頂なんてものじゃない。一回の絶頂が、ただただ永遠に続いている。

 しかも、一回ですらトびそうになるほどの、最大級の絶頂が、だ。

 

「い゛あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!? イグっ、イっでるのっ、どまらなっ、あ゛っ、がぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 潮もヨダレも愛液も涙も、ありとあらゆる体液を撒き散らしながらイかされ続ける。

 

「なにっ、をぉ゛っ!? な゛っ、なに゛っ、したっ、の゛お゛ぉぉぉぉぉぉっ!? どめ゛でっ、これっ、づらっ、イぎぃぃぃぃぃぃっ!?」

 

 これを止める術も、力も無い私は、ただイキ狂いながらされるがままに嬌声を叫ぶだけ。

 例え限界を迎えて意識がトびそうになっても、無理矢理エネルギーを流し込まれて叩き起される。

 

「あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!? な゛んでっ、どまんな゛っ、ぁ゛っ、ぎぃぃぃぃぃぃっ!? い゛ぎっ、ぐっ、ぁ゛っ、がぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 どれだけ頭を振っても、足先をピンッと伸ばしても、身体を仰け反らせても、何も好転しない。

 でも、こんな理不尽な地獄だって、いつかはきっと止まるはず。

 そこまで耐えきれば……まだ、何とかなるかもしれない。

 もしかしたら奏が見つけてくれて、助けてくれるかもしれない。

 どんな時にも希望を捨てず、諦めずに頑張ったから、今までだって勝ってこれたんだ。

 だからっ、今回だってっ……まだっ、諦めるな……っ!

 そう自分を奮い立たせつつ、この拷問とも呼べる快楽地獄を耐えようと頑張る。

 ……そんな未来への希望をぶち壊した要因は……ポロッと出てしまった、自分の言葉だった。

 

「い゛づっ、ま゛でっ、っぎぃぃぃぃぃぃっ!? ぁぎっ、どまっ、でっ、ごれっ、お゛っ、お゛ぉぉぉぉぉぉっ!? お゛ごっ、お゛っ、お゛ぉぉぉぉぉぉっ!?」

「いつまで続く、か? そんなもの、定まってないに決まっておろう。強いて言うならば……貴様が死した時だろうな。それも我が貴様の死を許せば、の話であるがな」

 

 ……喘ぎながら出てしまった悲鳴混じりの疑問へと突き付けられた、オロチの無慈悲な答案。

 ……イキ続けながらでも、何故かその言葉だけはハッキリと聞こえてしまった。

 これが……この快楽地獄が……死ぬまで……続、く……?

 無理……そんなの……私……絶対、耐えられ、ない……

 こん、なのっ……死ぬ、より……辛いに……決まって……っ!

 

「あ゛っ、あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!? ひぎぃぃぃぃぃぃぃっ!? やだっ、もうやだぁぁぁっ!! イグのっ、終わっ、でぇぇぇぇぇぇっ!? 死ぬっ、死ぬからぁぁぁぁぁぁっ!? それでっ、ゆるじっ、お゛ぉぉぉぉぉぉっ!? ぉ゛っ、ぎぃぃぃぃぃぃっ!? 殺してっ、殺してよぉぉぉぉぉぉっ!? もうやだっ、あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!? おねがっ、殺しっ、もっ、殺してぇぇぇぇぇぇっ!! っぎっ、があ゛ぁぁぁぁぁぁっ!? あ゛っ、あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!? イグのっ、お゛ぉぉぉぉぉぉっ!? 死ぬっ、も゛っ、死ぬぅぅぅぅぅぅっ!! う゛ぎぃぃぃぃぃぃぃっ!? ごろじでえ゛ぇぇぇぇぇぇっ!! あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!? ぎっ、あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 その永遠のイキ地獄という現実を突き付けられた瞬間……多分私の心は、壊れてしまったんだろう。

 死んで楽になれるのなら、もういっそ早くトドメを刺して欲しい。

 どんな痛みだって、死んでしまえば全部無くなる。

 けど、この快楽地獄は死ぬまでずっと続く……

 そんなの、どっちが良いかなんて一目瞭然だ。

 諦めない? そんなちっぽけな決意……この地獄の前では、何もかも無意味だったんだ。

 

「はははっ、貴重な苗床を殺す訳なかろう! それに貴様も死にたくないのだろう? 命は助けてやるのだ、精々感謝しながら苗床としての務めを果たせよ、オルレアハートよ」

「や゛っ、あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!? む゛り゛っ、も゛っ、む゛り゛ぃぃぃぃぃぃっ!? だずげっ、ゆ゛る゛じっ、ぃ゛ぎぃぃぃぃぃぃっ!? ごろ゛ぜっ、も゛ぉ゛っ、ごろ゛じでぇぇぇぇぇぇっ!! あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!! ぁ゛っ、ぎぃぃぃぃぃぃっ!?」

 

 心がボキッと折れたとしても、許してもらえるハズがない。

 たった一度の絶頂が、ずっと、ずっと、終わらない。

 食事も睡眠も、ぼーっとする時間すら、必要とされない。

 私は人としての営み、尊厳を全て奪い去られ……この日、この時から……ただ死を願いながらイキ狂い、産みつけられた卵を産み落とすためだけの……苗床と化したのだった。

 

……

……

 

 ……グチュッ、グチュッ……ぷしゃぁっ……

 

「……っ゛…………あ゛…………っ゛っ、ぁ゛…………ごろ゛…………じ…………で…………っ゛っ゛っ…………ぎ…………っ゛…………ぁ゛………………ぉ゛…………ゆ゛る゛っ…………っ゛…………じ…………な゛………………ぜ…………で…………っ゛…………」

 

 ……もう、どれだけの時間が経ったのか分からない。

 最初の方は私を監視していたオロチも、私の産卵が二桁を越えた辺りから、拘束する蛇を私が産んだ蛇に変えて、それっきり姿を見せなくなっていた。

 それからも代わる代わる私は卵を産みつけられ続けて……多分もう、三桁は産んでるんじゃないだろうか。

 変身した私のチャームポイントだったベージュのポニーテールはとっくに解けて、今では産まれたての蛇の遊び道具だ。

 無論、一秒たりとも絶頂の快楽が途切れた事は無い。

 何度も何度も、現れるかすら分からない相手に対して……ただ殺して欲しい、楽にして欲しいと懇願しながら、されるがままに産まされ続ける日々。

 大切だったはずの親友の、脳裏に焼き付いているはずの顔と名前すら、もう思い出せない。

 ……何で私、こんな目に遭ってるんだろう。

 ……私、何か悪い事でもしちゃっただろうか。

 どれだけ意味の無い後悔をしようとしても、その程度の事柄ですら、頭に思い描く余裕も無い。

 もう……嫌だ。

 早く楽になりたい、早く、赦されたい。

 

 ……お願い……誰か、私をっ……殺して……早く、この地獄……から……解放……して…………

 

 ……そんな儚い願いすら、快楽にあっさりと轢き潰され……そして再び、私は絶頂の渦の中へと、呑み込まれていくのだった……

 

--BAD END--




ここまでお読み頂きありがとうございます。
頑張って勇気を振り絞ってしまった結果、事態は好転せず……それどころか苗床として永遠に過ごす羽目になってしまい、自ら死を望む程に過酷な末路を迎えてしまう……という、本編には繋がらないif展開でした。
引き続き、本編もお付き合い頂けると嬉しいです。
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