神姫清廉オルレアハート!-乱行恥虐のスペクトラム- 作:ホリス_if
そして最終話、バッドエンドルートです。
ニヴルの攻撃、陵辱を前に、完全に心が折れてしまったオルレアハートこと春永雅。
雅を庇い、力尽きてしまった奏。
そんな雅に待ち受けていたのは……ニヴルによる凄惨な公開処刑と、観客である市民達による連続陵辱だった。
今話もどうぞ、最後までお楽しみください。
……私と奏。
オルレアハートとアイリスリーベに変身した私達は、ニヴルと戦い……敗北した。
敗北した私達に待っていたのは、拷問とも呼べる快楽の暴力。
何度もイかされ、潮を撒き散らし、情けないイキ顔を晒し続け……全身をガクガクと痙攣させてしまっていた。
そして、今……
「さぁ、覚悟はよろしくて?」
ポニーテールを掴まれ、上半身を持ち上げられた私の目の前で……ニヴルの持つレイピアの光がゆっくりと、顔の前まで持ち上げられていた。
私……わた、し……は…………
……ダメ、だ……こんなの……勝てる……はず……なかった……んだ……
「……っ……ゃ……め……っ……おね……が……ぃ……」
……心がバキッと折れる音が、身体の真ん中から聞こえたような気がした。
隣で倒れている奏の事にすら、もう意識を向ける余裕がない。
恐怖だけが、私の心を支配する。
ガクガクと歯が震え、恐怖で涙が止まらない。
嫌だ……死にたくない……やだ……怖い……恐いっ……よ……助けてっ……誰か……お願いっ……助けて……よぉ……!!
「……あら、この期に及んで命乞いですの?」
「ごめっ、ん……なさ、い……お願いっ、しま、すっ……も……っ……許し、て……くだ……さい……」
「……ふふっ……そうですか」
死にたくない……氷漬けになんてされたくない……怖い……逃げたい。
その一心で、必死に口を動かして情けなく許しを乞う。
……けど。
「……えぇ、良いですわっ! 恐怖に歪んだその顔! 変身ヒロインの最期に残す表情としてっ、最っ高に素晴らしい顔ですわっ!!」
そんな私の言葉を聞いたニヴルは……万遍の笑みを浮かべていた。
「では、おやすみなさい。永遠の悪夢を……楽しんでくださいな!」
「ひっ!?」
ポニーテールを離され、地面に落ちる上半身目掛け、ニヴルのレイピアが迫り来る。
思わずギュッと目を閉じた、その直後……
ザシュッ!!
「う゛っ……!!」
……レイピアが身体を貫く音が、〝耳を〟貫く。
「っ、ぅあ゛っ!?」
……感じるのは、地面に叩きつけられた上半身の痛みだけ……刺された痛みは、ちっとも感じない。
「なっ……づっ……」
恐る恐る目を開く、と……
「っ、がっ……ぁ゛っ……」
目の前には……
「……え……?」
「っ、う゛っ、ぐっ……だ、だい……じょ、ぶ……みや、び……」
私のニヴルの間に飛び込んだまま、胸をレイピアに貫かれた……奏の姿があった。
奏の胸から外に広がるように、彼女の身体がゆっくりと凍っていく。
「な……なん、で……こん、な……」
「ごめ、ん……ね……いろ、いろ……迷惑……かけ、ちゃった……から……」
「ちがっ、違うのっ……わた、し、はっ……そんなっ……ことっ……!!」
氷の侵食速度は早く……胸から広がった凍結は、あっという間に奏の四肢まで到達していた。
……それなのに、奏の目は優しいまま。
死にたくない、そんな恐怖に屈し、なにもできなかった私を……包み込むような、優しい目。
「だい……じょう、ぶ……だ、よっ……この、くらっ……い……っ……」
やだ……止めてよ……そんな目で私を……見ないでよ……
せめて恨みとか、蔑みみたいな感情を向けてくれなきゃ……私……私をっ……許せ、な……っ……
「ね……ぇ……み、や……び……おね……が、い……」
目の前の惨劇を招き、顔を涙でぐしゃぐしゃに歪めた私に……弱々しい声がかけられる。
そして……
「生……き…………」
……パキッ。
……軽い音が、周囲に響く。
伝えようとしてくれた、その一言を言い切る前に……奏の身体は、一体の氷像と化してしまった。
「……かな、で……? ね、ね、ぇ……冗談……でしょ……返事……して……よ……」
軽く微笑んだままの姿で、氷漬けに、氷像になってしまった奏。
……ダメだ、目の前で何が起きたのか……頭が理解を拒絶して……整理が、追いつかない。
いや、これ、いや、でも……
もしかしたら、これ凍っているのは外側だけで、まだ中では生きてるかも……いや、きっと生きてる……
だったら鼓動とか、まだ聞こえるかも……微かに体温だって、感じることができるかも……
混乱した頭でどうにか希望を生み出し、それに縋るように、私は彼女の頬に手を伸ばした。
……その、瞬間。
「……はぁ……最悪の気分ですわ」
バキィッ!!
……目の前で、奏だった氷像の上半分が……蹴り壊された。
「……あ…………ぇ…………?」
あれ、奏、の、が……え、ぁ……壊、れ……?
突然の出来事に、頭が追いつかない。
伸ばした手を引き戻す事すら忘れ、呆然と、奏がいた場所から、視線が、動かせない。
「……私が欲しかったのは、絶望に歪んだ変身ヒロインの氷像……だというのにっ……最期まで本当に……使えませんこと……っ!!」
ガシャンっ!!バキバキッ!!
そんな私のすぐ隣で……ニヴルが地団駄を踏むように、氷像の半分を、何度も何度も、踏みつけている音が聞こえる。
やだ……なんでっ……こんなっ……ここっ、まで……私がっ……何したって……
「……っ……なっ……んでっ……なん、で……よ……っ……!」
自分の無力さと絶望に押し動かされるように四肢の関節に力を込め、よろよろと立ち上がった。
「っ、うっ、あぁぁぁっ!!」
そしておぼつかない足取りのまま、氷像を踏みにじっているニヴルへと殴りかかる。
「……あら、まだ動けましたのね」
けど、そんな弱々しい拳が当たるはずもなく……軽く身体を逸らされ、簡単に避けられてしまう。
「ぁぐっ……!」
殴る対象を失った私はバランスを崩し……そのまま奏〝だった〟氷の破片の上へと倒れ込む。
氷が刺さる痛みとか、その程度はもう気にならない。
目の前で砕かれたってのに……これが……なんて、今でも全然信じられない。
「……っ、ぁっ……ぐっ……ぅっ、うぅっ……ぁあっ……!!」
ニヴルの……倒す敵の目の前だってのに、涙が止まらない。
そりゃ、確かに色々あったけど……奏がいたから私はここまで頑張れたのに……
奏がいなくなったらっ……私、私はっ……どうしたら……どうやってっ、生きたらっ……いい、のよっ……!
「……はぁ……ま、いいですわ」
絶望に打ちひしがれる私に、ニヴルは一言吐き捨てる。
そして、軽く脚を引いたと思うと……
ドチュッ!!
「ぉぐっ!?」
小石でも蹴るみたいに、私の脇腹を蹴りつけた。
もう大した力も残っていない私は、ただ勢いのまま、人形のように蹴り飛ばされてしまう。
ズザザッ……!!
「ぐっ、ぁ゛っ、がっ、ぁっ!?」
全身を打ち付けながら地面を転がり、勢いが止まった数メートル先で、私は力なく四肢を放り出す。
そんな私に向かって、再度ニヴルはゆっくりと近づいてきた。
「……貴女のお友達のお陰で、折角のお楽しみが台無しですわ。こう目を汚されてしまっては、氷漬けには萎えてしまいましたわ」
ニヴルは右手で私の首を掴み……そのまま、私の身体を掲げられるように持ち上げてくる。
「がっ……ぁ゛っ ……」
振りほどくことも、足掻くこともできない。
ただ重力に任せて四肢を垂らし……無様な呻き声を上げるだけ。
「ついでに……貴女の悲惨な最期を目にし、それでも立ち上がる事ができる変身ヒロイン……それを探す為の贄となって頂きましょうか」
ニヴルはそう言うと、なんの前触れもなく私の首から手を離した。
私は何も抵抗できず、ただ地面へと落ちる。
……直後。
「……それっ!」
軽い掛け声と共に、ニヴルの膝が持ち上げられた。
そして……
ドスッ!!
「ぁ゛……がっ……」
その膝は、私の鳩尾を強く抉る。
肺の中の空気をヨダレと共に全て吐き出し……やがて自らの意識すら、ゆっくりと消えていく。
……奏が最期に残そうとした、生きて、という言葉を、何度も脳内でリフレインさせながら……私の視界は、真っ暗に染まっていった。
そして私は……敗北の代償を、この身で味わうことになるのだった。
……
……
「っ……う゛……っ……」
ふわりと頬を撫でた風の感触で……私は目を覚ました。
「いっ……つっ……」
ズキズキと響くお腹の痛みを堪えながら……自分が拘束されている事に気が付く。
両手を広げ、両脚をまっすぐに伸ばしたまま、柱か何かに磔にされているみたい。
背中と、特に手首と足首に感じる強烈な冷たさは……多分ニヴルの氷だろうか。
周囲は……暗くて、よく見えない。
なんとかここを脱出しないと……そう考えた、次の瞬間だった。
「さぁっ、お待たせ致しました皆様!」
マイクを通したニヴルの声と共に、周囲が一斉にライトで照らされる。
まるでライブ会場だと見間違うような景色の中では、私を取り囲むように鳴り響く、大勢の男の大歓声。
しかもライトに照らされるその姿は、強制されて無理やり声を上げているようには見えない。
これ、は……何、どういうこと……まさかみんな、自分からコイツらに従って……?
「ハウンズの活動にご協力していただける皆様、この度はオルレアハート公開処刑へとお越し頂き感謝いたしますわ! オルレアハートの無様で無惨な最期の姿、今宵はたんと、お楽しみくださいませ!」
再び鳴り響く歓声に、思わず耳を塞ぎたくなる。
オマケにスポットライトみたいに全面からライトを当てられているせいか、全身がとてつもなく熱い。
けど、原因は多分それだけじゃない。
『いやー、遂にって感じだよな』
『あんなピッチリスーツで飛び回るとか、マジで犯されたがってたんじゃねぇの?』
『お前のせいで街が滅茶苦茶になったじゃねぇか! 負けた責任取って股開けぇ!!』
『アレを今から犯せるんだろ? ヤベ、今から勃起止まんねぇよ』
ポツポツと聞こえる下品な会話に加えて……全方位から私に突き刺さる、劣情の塊みたいな視線。
確かにハウンズの戦闘員に囲まれて犯された事は何度かある。
けど、アイツらは声も感情も出さない、言っちゃえば機械みたいなヤツらだったから、まだ辛うじて耐えることができた……んだと思う。
だけど、こんな生身の人間に、ここまで直接的に性的な目で見られる事は……正直、結構クるモノがある。
一番は奏の為……だけど、それと同じくらいには、街への攻撃を止める為に戦ってきたはず。
今だって……この街を守る為に戦った、その結果だ。
なのにその先に待っていたのが、この仕打ち。
奏も守れなくて、街の人には裏切られて……私は一体……何のために戦ってきたんだろ……?
「それでは、オルレアハートの公開処刑……開幕ですわ!」
そんな私の絶望なんて知らないとばかりに、ニヴルの楽しそうな掛け声が会場に響く。
そしてニヴルが上機嫌そうに指を鳴らした……その直後。
バチッ……バチバチバチバチッ!!
「がっ、あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!?」
私の全身に、強烈な電撃が流れ始めた。
「あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!? ぎっ、い゛ぃぃぃぃぃぃっ!?」
磔の上で電撃の激痛から逃れるように、頭が、腰が、脚が勝手に暴れ狂う。
口を開き、ヨダレを垂らしながら、有らん限りの声で意味もなく絶叫を撒き散らしてしまう。
バチバチバチバチッ!!
「ぃあ゛っ、がっ、う゛ぁぁぁぁぁぁっ!?」
けど、それだけじゃなかった。
この電撃を浴びているだけで……まるで痛みと引き換えに、私の中にある変身ヒロインとしての力が強引に引き抜かれているような感覚。
まさかこれっ……私のっ、正体、を……晒すつもりっ、で……!?
バチバチバチバチッ!!
「ぎっ、あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!? がっ、はっ、あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!?」
それはっ……それ、だけは……ダメっ……!
私の正体を知られたらっ……私だけじゃっ、なくて……他の人にもっ、迷惑っ、かかる……それっ、だけは……ダメっ……なのにっ……
「う゛っ、があ゛ぁぁぁぁぁぁっ!? ぁがっ、あ゛っ、あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!?」
身体っ、痺れっ、てっ……熱いっ、痛っ、いぃぃぃっ……!
痛みと苦しさに脳を支配されそうになりながらも、身体を捩りながら、必死に耐えようと頑張る。
けど……
バチバチバチバチッ!!
「がっ、い゛っ、ぎぃぃぃっ!? たすっ、げっ、え゛っ、あ゛っ、ぐひっ、い゛ぃぃぃっ!? あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!?」
……っ、ダメだっ……我慢がっ……抵抗がっ……できっ、ないっ……!!
……そもそも今変身しているのだって、元々はアイツらの変身システムがあってこそ。
そのシステムの中身を知っているアイツらの攻撃を、磔にされながら耐え抜くことなんて……そんなのっ……そんっ……なのっ……!!
バチバチバチバチッ!!
「ぁがぁぁぁっ!? もっ、ほんっ、とっ、お゛ぉぉぉっ!? み゛なっ、い゛っ、でっ、ぎっ、ひぅぅぅっ!? あ゛ぁぁぁっ!?」
こんっ、なのっ……ダメ、だ……もっ……耐え、きれなっ……ぁっ!?
力っ……吸わ、れっ、てっ……も、無理っ……変身……解け……ちゃっ……うぅぅぅっ!?
「あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!! っぎっ、い゛っ、あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
遂に耐えきれなくなった私の、一際激しい悲鳴と共に……私の身体を、弱々しく淡い光が覆い包む。
同時に電撃は止まり……そして……
「…………っ、ぁ…………ぎ……っ……ぁ……」
……その光が霧散した時には……私の変身は、強引に解かれてしまっていた。
「お゛…………っ……あ゛っ……ぐ……ぁ……っ……」
……じょろろろろっ。
同時に私は、股間から温かい液体を垂れ流してしまう。
けれど股間に力を入れる、なんて今更できるはずもなくて……
大勢の人に失禁姿を晒しながら、いつもの変身解除時に来る、強烈な疲労感と眠気に身を委ねようとした。
バチッ!!
「ぁぎっ!? ……っ、が……っ……ひっ……」
だけど、それらを無理やり弾くように短い電撃が流され、私の身体はビクンッと震えながら無理やり叩き起される。
……意識を失い、一時的に逃げることすら許されない。
こうなってしまえば……今の私は、情けなく力尽きた姿を晒すだけの……ただの、女の子。
「さぁ皆様ご覧ください! 彼女こそオルレアハートの正体! 春永雅ちゃんでございます!」
そして追い打ちをかけるように、ニヴルの声が響き渡る。
「なんと彼女、あんな卑猥なぴっちりコスチュームで戦っていながら、普段は華栄学園にて風紀委員長をしているとの事! あぁ、ちなみに今の住所は花園市、ガーデンフロラの三階一号室! 今日から解放致しますので、ちゃんと覚えて帰ってくださいませ!」
私の全てを、日常をぶち壊す情報の開示に、集まった人達は大きな歓声をあげる。
……ねぇ、待ってよ……私……こんな人達を助ける為に……戦ってた……の……?
「さて、それでは皆様お待ちかね! 〝あの変身ヒロインと生でヤれちゃう!?〟オルレアハートの公開陵辱処刑ショーの部へと参りますわぁ!」
そんな私の絶望には目もくれず……ニヴルはふざけたイベント名を声高らかに宣言し、片手を上げた。
その、次の瞬間……
……バチッ!!
「なっ……ひっ、がっ、あぁぁぁっ!?」
まるで魂が引き抜かれるような、そんな苦しさが、一気に体内で暴れ狂う。
直後、私の身体は再び眩い光に包まれ……
「ぁっ、がっ……っ、はっ……」
私は強制的に……再びオルレアハートへと変身させられてしまう。
同時に手首と足首の拘束が解かれ……私の身体は、地面に吸い寄せられるように前から落下した。
グシャッ……!
「ぁぐっ!?」
地面に落とされても……普段のような、身体の底から湧き上がるような力を感じることができない。
私自身が既に消耗しきっているからなのか、無理やり変身させられたからなのかは分からない……別に今はどっちでも、そう変わるとは思えないけど。
嵌められていた首輪には、いつの間にか磔台から伸びている逃走防止用の長いチェーンが付いていた。
そして……
「へっ、へへっ……ようやく犯せるのかよ……」
「待たせやがって……」
「ずっと犯してぇって思ってたんだよなぁ……」
「あんなコスチュームで煽ってきたのはお前だからな……ふざけやがってよぉ……!」
うつ伏せに倒れた私を囲むのは……血走った目で私の全身を舐め回すように見つめる、大量の男の人達。
犯したい、犯したい、犯したい、犯したい。
そんな声が四方八方から聞こえてくるような……ねっとりとした、気持ちの悪い視線。
「ひっ……!? やっ、やだっ……やめっ、てっ……ねっ……ねぇって……ばっ……お願い……ね、お願い、だからっ……許し、てっ……!」
全身を這いずりまわる寒気。
戦闘員とか触手相手には感じたことの無い直球的な欲望を前に……気が付けば私の口は、自然と許しを懇願していた。
けど当然……私の言葉なんて、一切届く気配がない。
そんな、涙を浮かべ、無様に地面を這いずっている私を尻目に……
「ふふっ……それではっ、オルレアハート公開処刑第二部っ、開幕ですわぁっ!! 皆さんっ、存分に犯しちゃってくださいませぇっ!!」
ニヴルによって、悪夢の時間の始まりが告げられた。
その言葉が消えてなくなると同時に……歓声をあげる男の人達が、目を血走らせながら一斉に私に襲いかかってくる。
「ひっ!? いやっ、やめっ、正気にっ、んぐっ!?」
咄嗟に這って逃げようとしたけど、誰かに脚を掴まれ……その隙に、いきなり口に肉棒が捩じ込まれてしまう。
「じゃっ、こっちは俺が一番乗りだっ!!」
後ろからはまた別の男が私の腰を掴み、強引に私を四つん這いに固定する。
同時にレオタードをズラされ……
ズチュッ!!
「んぶっ、ん゛っ、むう゛ぅぅぅっ!?」
男は容赦なく、アソコに肉棒をぶち込んでくる。
そしてそのまま、一ミリたりとも私を気遣うことなく……
ドチュドチュッ!! ぐちゅぐちゅっ!!
「ん゛っ、ぶっ、お゛っ、む゛っ、う゛ぅぅぅっ!?」
二人の男は、前後から私を犯し始めた。
ズチュッズチュッ!! どちゅっどちゅっ!!
「ん゛ぶっ、う゛っ、お゛ぶっ、う゛ぅっ!?」
「ぐっ、変身ヒロインって喉までオナホ仕様なのかよっ……やばっ、これを一番乗りって最高かよっ!!」
「おいお前らっ! コイツのマンコの締まりめっちゃヤベぇぞ! 名器中の名器だってこれ!」
まるで遠慮の欠けらも無い、猿みたいに乱暴なレイプ。
喉の奥と子宮を同時に激しく突き上げられ、反射のままに醜い声が勝手に出てしまう。
だけど周りの男達は、その程度の奉仕で許してくれるほど……理性的ではなかった。
「なぁオルレアハート、俺は手でシゴいてくれよ!」
「おっ、俺も俺も!」
犯されて自由に身動きが取れない隙を突かれ……二人の男が私の手をそれぞれ掴んで、自分の肉棒を強制的に握らせてくる。
そのまま、犯される前後の動きを無理やり使っての、強制手コキ。
ズチュズチュッ!! グチュグチュッ!!
「んじゅっ、ぁぶっ、ん゛っ、ぶっ、う゛ぅぅぅっ!?」
「うぉっ、スベスベっ、やばっ……!!」
「ほらっ、もっと激しく動かすんだよっ!」
やばっ、これっ……両手に握ってるっ、せいでっ……カタチっ、が、はっきりっ……分かっ、てっ……余計っ、感じっ……ちゃっ………
それにっ……汁がっ、グローブに染み込んでっ……変な音と臭いっ、でっ……頭っ、おかしくっ、なりっ、そ、うっ、にぃっ……!?
やばっ……なにかっ、のぼってっ、きて、ぇっ……!?
だめっ、こんなのっ、でっ……イキっ、たくっ、ないっ……のにっ……!!
こんなっ……変態っ、みたいなっ、イキっ、方っ……だめっ……だめっ……だめぇぇぇっ!!
「ん゛ぅぅぅっ!? ん゛ぶっ、ん゛っ、む゛ぅぅぅっ!?」
ガクガクッ!! ビクンビクンッ!!
「おいっ、イったぞコイツ!」
「喉犯されながらイくとか、マゾすぎるって!」
一切の抵抗もできないまま、肉棒に貫かれながら絶頂する姿を晒してしまう。
けど、その程度で嘆いている時間なんて、どこにも無い。
「ちょっ、喉っ、締まってっ、キツっ……くそっ、上手にイキ顔晒せたご褒美だっ……受け取れっ、オルレアハートっ!!」
直後、そんな声が頭上から聞こえる。
そして、そのまま……
ビュルルルッ!! ビュクビュクッ!!
「んぶっ!? んっ、ん゛ぶぅぅぅっ!?」
絶頂直後である私の口の中に、大量の精液がなだれ込んできた。
「ほらっ、飲めよ全部っ、ぐっ……!!」
だけど男はすぐに抜いてはくれず、むしろ口栓代わりに喉の奥までグリグリと肉棒を押し付けてきて……
「ん゛びっ!? っ、あ゛っ、ぶっ、ぇ゛っ、う゛っ、む゛ぅぅぅっ!?」
半密閉され精液の臭いと、更に制限された酸素の供給路によって……脳内にガツンと精液の臭いが突き刺さる。
けど、精液で窒息するなんて……絶対に嫌だっ……!
その一心で、口内の汚い白濁液を吐き出すことすら許さない中……ヨダレを垂らし、情けない呻き声を上げながら、生きる為に必死で精液を喉の奥へと流し込んだ。
「ん゛ぐっ、ん゛っ、ぶっ……あ゛っ、ぇ゛っ、お゛っ……ぶっ……」
「おっ、ちゃんと飲んだか。んじゃ、また頼むよ」
喉にこびり付くドロドロを、唾液で強引に飲み込んだのを確認して……男は私の口から、肉棒を引き抜く。
「ぷぁっ、あっ、んんぅぅぅっ!?」
だけど他のまだ射精していない三人は、そんなことお構いなしに動き続けてくる。
「もう少しっ……もう少しっ、でっ……!」
「ほらっ、ちゃんと握って! あ〜そこそこ、そこをもっと!」
ドチュドチュッ!! グチュグチュッ!!
「あっ、とまっ、やめっ、んぅぅぅっ!? 奥っ、突くのっ、もっ、だめぇぇぇっ!? あぁっ、ひっ、いぅうぅぅぅっ!?」
握っている肉棒も、アソコに挿入されている肉棒も、パンパンに膨らんできている。
あと少し……あと少しのはず……あと少しでっ……この人達はっ……終わってっ、くれるっ……はずっ……!
「ん゛っ、ひっ、あ゛ぁぁぁっ!? だめっ、イクっ、もっ、やめっ、んぅぅぅっ!? イクっ、イっちゃうっ、からぁっ!!」
「くっ、こっちもっ……もうっ……!!」
両手に力を込めながら、後ろから突かれる勢いに任せてシゴき続ける。
段々と息の荒さが増してきた三人に囲まれ、犯されながらも、イキそうになる身体を、懸命に抑え続ける。
そして、数秒後……
「ぐっ……もっ、限界だっ……孕めっ、オルレアハートっ!!」
遂に限界に達したのか、私を犯していた男が呻き声と共に……
びゅるるるるっ!! ビュクビュクッ!!
「あ゛っ!? はっ、う゛ぅぅぅっ!? 熱いっ、のっ、ナカっ、にっ、きてっ、う゛ぁぁぁっ!? ひっ、イっ、うぅぅぅっ!?」
ガクガクッ!! ビクビクッ!!
私の子宮めがけ、大量の精液をぶち撒けた。
途端、お腹の奥で広がる熱と快楽。
そんな生殖活動でしか味わうことの無い子宮への刺激をを前に……私の身体は為す術なく、絶頂へと達してしまう。
「うっ……こっちもっ……」
「イクっ、イクぞっ……!!」
びゅるっ、ビュクビュクッ!!
びちゃっ……びちゃっ……
それとほぼ同時に……それぞれの手に握っていた二本の肉棒から、追い討ちとばかりに私の顔へと精液が降り注ぐ。
性の濃い臭いと、顔にこびりつくような熱さで……もうずっと、頭の中がクラクラして仕方がない。
「う゛っ……ぁっ……あっ、ひっ……ぃっ……」
「っ、ふぅ……搾り出したっと……」
精液を子宮に塗りたくるように何度かグリグリと子宮口を抉られた後で、ようやくアソコから肉棒が引き抜かれた。
握っていた二本の肉棒から手が離れ、私の腕が地面に落ちる。
その、直後……
ドチュッ!!
「ひっ、ぎっ……!?」
殆ど間髪入れず、次の男が私のアソコへと肉棒を挿入してきた。
けど……
「っ、あ〜、二回目だってのに随分良い締まりのマンコじゃねぇか」
「ひっ、いっ……ふっ、ぐっ……ぅっ、ふぅっ……!!」
イったばかりで敏感だからこそ……皮肉なことに、肉棒の大きさもハッキリと分かってしまう。
今回っ、はっ、大丈夫っ……さっきの男よりも、少しだけ小さいっ……これ、ならっ……
「そらっ、よっ!!」
グリュッ!!
「ひっ、ぃうぅぅぅっ!?」
ちがっ、これっ、全然っ、違ぁっ!?
大きさっ、違うっ、からっ、子宮っ、じゃっ、ないとこっ、がぁっ!?
これっ、私っ、のっ、お゛っ!?
いいっ、ところっ、ばっかっ、りっ、さっ、刺さっ、てぇっ!?
「だめっ、おねがっ、いっかっ、 抜いっ、ひぅぅぅっ!?」
「誰が抜くかよっ! お前だって挿入しただけで身体ずっとガクつかせて興奮してんだろうが!!」
そのまま、気持ち良い所だけをガンガン突かれ……その度に私の身体は、腰を浮かせて暴れ狂う。
ドチュドチュッ!! ドチュドチュッ!!
「あ゛ぁぁぁっ!? や゛だっ、そこっ、お゛ぉぉぉっ!?」
これっ、やばっ、ぁっ……!?
子宮口だけじゃなくてっ、ただ女をイかせる為っ、だけのっ、動きっ、いぃぃぃっ!?
『うわっ……無理やり犯されてあんなに感じてんのかよ……』
『マジの雑魚マンじゃん』
『へっへっ……ヤバっ、勃起止まんねぇ』
軽蔑した声が、視線が、そこら中から飛んでくる。
けど、それを拒絶する余裕なんてない。
気持ち良いところを何度も何度も突かれ続け、脳内が快楽でショートしかけているみたい。
ドチュドチュッ!!
「や゛っ、も゛っ、あ゛ぁぁぁっ!? そこっ、そこだけっ、や゛めっ、ほんっ、お゛ぉぉぉっ!?」
怪人とか戦闘員相手じゃないのにっ……なんでこんなっ……私っ、感じっ、てぇっ!?
頭っ、バチバチしてっ、こんっ、なのっ、すぐっ、すぐぅっ!?
「だめっ、ほんとっ、お゛ぉぉぉっ!? これっ、イクっ、イっ、ちゃっ……んぎっ、いぃぃぃっ!?」
ガクガクっ!! ビクビクッ!!
歯を食いしばって我慢する……その程度の抵抗すら叶わず、呆気なく絶頂へと突き上げられてしまう。
けど……
ドチュドチュッ!! グチュグチュッ!!
「ひぎっ!? い゛っ、ぎぃぃぃっ!? イったっ、もっ、イったっ、からぁっ!? 止めてっ、おねがっ、壊れるっ、こわれちゃうっ、ひっ、あ゛ぁぁぁっ!?」
「止めねぇって言ってんだろうがっ! あと少し使わせろや雑魚ヒロインっ!!」
絶頂直後で敏感な膣内を……男はさらに、激しくガンガン突き続ける。
「お願いっ、おねがいっ、だかっ、らぁぁぁっ! 助けてっ、もっ、許しっ、いぃぃぃっ!? イクっ、またイクっ、ぁっ、イクぅぅぅっ!?」
ガクガクッ!!
前回の絶頂から数分と持たず……私は再び、絶頂へと達してしまう、
まるでアクメビームで貫かれ、連続絶頂を晒した時みたいな感覚。
だけど、その時と違うのは……相手は血の通った、人間だということ。
だというのに……男には、ちっとも腰を止めてくれる気配がない。
「ひぎっ!? ぃっ、い゛ぃぃぃっ!? おわってっ、ねっ、もっ、むりっ、だからぁぁぁっ!? おわってっ、もっ、おわってっ、よっ、お゛ぉぉぉっ!?」
「ちっ、そんなに終わって欲しいならっ、よぉっ、仕方ねぇっ、なぁっ!!」
私の懇願がようやく届いたのか……男はラストスパートとばかりに、更に激しく腰を動かす。
ドチュドチュッ!! グリュグリュッ!!
「ひっ、い゛ぃぃぃっ!? まっ、激しっ、い゛ぁぁぁっ!?」
これに耐えれば終わりっ、これは終わりっ、だかっ、らぁっ……!!
目をギュッと閉じ、つま先をピンッと伸ばしながら、これ以上イかないように頑張る。
頑張った、けど……
「あ゛っ、ぎぃぃぃっ!? イクっ、またっ、イっ、ちゃっ……っ、あ゛っ、イクっ、イクぅぅぅぁぁぁっ!?」
ガクガクッ!!ぷしゃぁぁぁっ!!
今更耐えられるはずもなく……呆気なく私は、みっともないイキ顔を晒してしまう。
潮を撒き散らし、全身をガクガクと痙攣させながら、なんとか快楽から逃れようと身体を捩る。
そこに追い討ちをかけるように……
「ほらっ、お望みの膣内射精してやるよっ、オルレアハートっ!!」
男の肉棒から、精液が解き放たれた。
びゅるるるるっ!!ビュクビュクッ!!
「あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!? おぐっ、にっ、い゛ぃぃぃっ!? イっ、ぎっ!? ひっ、う゛ぅぅぅっ!?」
ガクガクッ!!
ほんの数秒前に絶頂したはずなのに……膣内に激しく流れ込む精液で、またもや私の身体に襲い来る、絶頂。
結合部の隙間から情けなく潮を撒き散らしている私を前に、男はグリグリと、最後まで精液を擦り付けてくる。
「ふぅ……あ〜射精したっ、と……」
「ひっ……ひっ、ぃ……ぁ……っ……」
そして、ズリュッ……と音を鳴らしながら、男はアソコから肉棒を引き抜いた。
自分の股に垂れるのが愛液か精液か、潮なのか……その程度のことすら、もう分からない。
「なぁ、次はこんなのどうよ」
ドスッ!
「ぁ゛ぐっ!? ぅ゛っ……ぁっ、ひっ……」
次の男はそんな私の身体を蹴り、うつ伏せから仰向けへと体勢を変えてくる。
そして、私に覆いかぶさったと思うと……
「よいっ、しょっと」
男は私の脚の下に腕を通し、そのまま私は抱きつくような体勢で、男に抱きかかえられる。
「なっ、なにしっ……!?」
突然体位を変えられ、戸惑うも……
「何ってそりゃ、セックスだろが!」
ズチュッ……!!
「い゛っ……ぎっ……ふっ、う゛っ……!」
男は容赦なく、私のアソコに肉棒をぶち込んできた。
『お〜駅弁か、いい趣味じゃねぇか』
『やっぱ変身ヒロインって軽いんかな。俺もやってみてぇ!』
やばっ……これっ、体重、逃がせっ、なくてっ……奥っ、勝手にっ……グリグリっ、う゛ぅぅぅ……っ!!
バチュッ、バチュッ!!
「お゛う゛っ!? ふっ、う゛ぎっ!? っ、やめっ、おろ、しっ、あ゛ぁっ!?」
ゆっくりと身体を上下に動かされ、その度に子宮口を抉られる。
一突きごとに身体を仰け反らせ、無理やり戻されては再び仰け反ってしまう。
先程とは打って変わった一撃一撃が重たい快楽を前に、私は必死に男の首に手を回して、少しでも掴まるモノを確保し堪えようと試みる。
「な〜、駅弁ってことはさ、こっちは使っていいんだよな?」
その最中……不意に私の後ろから、そんな声が聞こえてくる。
「もちろんよ、使え使え!」
私を犯している男も、二つ返事でそれを了承。
その答えを聞いたもう一人の男は、私のレオタードの股下に指を入れ……私のお尻の部分を露出させてきた。
この先が分かってしまい……サッと顔が青ざめる。
「まっ、ちっ、がぁっ!? やっ、そっち、はぁっ!?」
けど、私の制止なんて聞き入れられるはずもなく……
「おらっ!!」
ドチュッ!!
「ひぎっ!? ぃっ、ぎぃぃぃっ!?」
背後の男は……私のお尻の穴へと、強引に肉棒で貫いた。
うそっ、アソコとお尻っ、同時っ、にぃぃぃっ!?
「がっ、はっ、はっ、はぁっ……!? やっ、やめっ……おなっ、がっ……ぐるっ、じっ……!?」
今にもお腹が張り裂けそうな圧迫感から逃げるよう、人目も気にせず口を開き、口内に残った精液とヨダレを吐き出しながら、肩で息を整えようとしてみる。
だけど、私の事なんて一切気遣いすることなく……
「よ〜しっ、ヤるぞ」
「いいぜ、せーのっ!」
私を挟んだ二人の男は、一斉に……激しく腰を振り始めた。
ドチュドチュッ!! グチュグチュッ!!
「あ゛ぁぁぁっ!? お゛っ、お゛ぉぉぉっ!? む゛りっ、ごれっ、う゛ぅぅぅっ!? 抜いっ、ぬ゛ぃっ、ひっ、ぎぅぅぅっ!?」
抉れるっ、これっ、お腹のっ、ナカっ、あぁぁぁっ!?
一撃っ、がっ、深っ、くてっ、これっ、これぇっ!?
「お゛ぐっ、も゛っ、う゛っ、あ゛ぁぁぁっ!?」
ナカでっ、壁挟んでっ、擦れっ、あ゛っ、気持ちっ、良すぎ、るぅっ!?
ドチュドチュッ!! グチュグチュッ!!
「お゛っ、あ゛ぁぁぁっ!? ぁ゛ぎっ、ひっ、ぎっ、ぃあ゛ぁぁぁっ!?」
無理っ、こんなのむりぃっ!?
お腹っ、めくれるっ、壊れるっ、壊れちゃうっ、からぁぁぁっ!?
「こわれっ、もっ、こわれっ、え゛ぇぇぇっ!? あ゛ぁぁぁっ!! おぐっ、も゛っ、許しっ、ん゛ぎぃぃぃっ!?」
二本っ、むりっ、むりだからぁぁぁっ!!
こんなっ、のっ、お゛っ!?
むりっ、我慢っ、我慢むりっ、我慢むりっ、我慢っ、むりぃぃぃっ!?
「イグっ、もっ、イクっ、やっ、あぁぁぁっ!? もっ、イクっ、イクイクイクイクぅぅぅぅぅぅっ!?」
そして……
「イっ……あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!!」
ガクガクガクッ!! ビクビクッ!!
絶頂の負荷に耐えきれず……遂に私は、身体を痙攣させたまま、アソコに挿入していた方の男の身体にもたれかかった。
「あ、つっ……ひっ……ひっ……あっ……ぁ……っ……」
「ぐっ……マンコ更に締まってっ……こっ、のっ……あっ、ヤバっ……」
びゅるるるるっ!!
もたれかかった刺激からか、はたまた耳元で聞こえた私の声からか……直後、私のアソコを犯していた男が、膣内で精液をぶち撒けた。
「お゛っ……ぅ゛っ、ぎっ……熱……っ、いっ……のっ、ぉ゛っ……」
新しく膣内に広がる精液の熱さに、身体がビクッと反応してしまう。
そして叫び続けて酸欠になったからか……視界が、ぼんやりと輪郭を歪ませている。
加えて重度の疲労が重なって……
ダメ、だ……これ……もっ……変身……保て……な……
……け、ど……これ、で、少し……休……め……
……弱々しい光が、再び私を包み込む。
けど……
……バチッ!!
「っ……!? ぎっ!? あ゛っ、あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!?」
直後、まるで逃げることなんて許さないとばかりに、内側から苦しさが込み上げてくる。
「っ、がはっ!? はっ、はっ、ぁっ……!!」
そして苦しさが消え、ふと自分の身体に視線を落とすと……私の姿は、再びオルレアハートへと変身させられていた。
「よし、じゃっ次、俺マンコな!」
「おう、ちょっと待ってろ!」
だけど、そんな私の再変身には人々は目もくれず……まるで流れ作業みたいに、私のアソコから肉棒を引き抜いて、次の人へと順番交代をしている。
当然、私の身体を支え続ける都合上……未だに私のお尻は、挿入されたまま。
まさかこのまま……私……ずっと……?
「やっ、やめっ……て……っ……おね、がっ……もっ……無理……だから、らっ、お゛ぅっ!?」
私の懇願を咎めるようにお尻に挿入している男が、再度奥まで一突きしてくる。
「何言ってんだ。まだまだヤれてないらヤツらは山ほどいるんだぜ? せっかく来たんだから……楽しませて貰わねぇとなぁ!」
『そうだそうだ!』
『わざわざ処刑を見てやったんだ! それ相応の対価ってのを払え!』
『そもそもお前が負けたのが悪いんだろうが! 責任取れ責任を!!』
四方八方から投げかけられる悪意の塊のような言葉に、悲しみ涙を流す暇もなく……
「よし、んじゃっ、俺の番っと!」
私の前に立つ男は、そのまま躊躇う仕草すら見せず……
グリュッ!!
「お゛っ、ぐぅぅぅっ!? いきっ、なりぃっ!? ふっ、かっ……あ゛ぁぁぁっ!?」
私の子宮めがけ、アソコに肉棒をぶち込んできた。
そして再び始まる……容赦のない、乱暴なピストン運動。
ドチュドチュッ!! グチュグチュッ!!
「ぎっ、ひぃぃぃっ!? またっ、お゛ぐっ!? っ、がっ、ひっ、い゛っあ゛ぁぁぁっ!?」
頭の中でバチバチと絶えずスパークが暴れ狂う。
何度もイったばかりで犯され……私の感度は、既に限界まで高められてしまっていた。
「お゛ぉぉぉっ!? お゛っ、ひっ、ぎぃぃぃっ!?」
アソコとお尻の中で肉棒が動く度に身体が飛び跳ね、軽く絶頂してしまう。
なのに……誰も、私の事を助けてはくれない。
グチュグチュッ!! ドチュドチュッ!!
「あ゛ぁぁぁっ!? だれっ、かっ、助けっ、ん゛ぁっ!? ぎっ、ひぃぃぃっ!? お゛ねっ、がっ、も゛っ、だすげっ、あ゛ぁぁぁっ!? イグッ、まらっ、イグぅぅぅっ!! お゛っ、ぐぅぅぅっ!? ぁ゛っ、ひっ、ぎっ!? い゛っ、ぎいぃぃぃぃぃぃっ!?」
ガクンガクンッ!! ビクビクッ!!
ぷしゃぁぁぁっ!!
……今の私を見て、〝正義の変身ヒロイン〟だなんて思う人は、多分一人もいないだろう。
だって、私はもう……滅茶苦茶に犯され、泣き叫びながら助けを求める……ただの女の子でしか、ないんだから……
……
……
「……ぅ゛…………ぇ゛…………っ……ぉ゛……っ…………」
……何時間、いや、何日……私は、コイツらに犯され続けたんだろうか。
当然のごとく、あれからご飯はおろか、固形物すら食べてない。
口に入れたのは、胃に流し込んだのは……全部、コイツらの精液だけ。
「うっ……射精すぞっ……!!」
男は私のアソコから肉棒を引き抜くと、私のお尻目がけて精液をぶちまけた。
ビュルルルッ!! ビチャッ……ビチャッ……
「お゛……っ……ぶっ……ぇ……」
その肉棒を引き抜いた刺激と、衣装越しに感じる精液の熱さ。
たったそれだけで、反射みたいに私の身体はビクビクと痙攣してしまう。
「っ……ふぅ……あ〜、射精した射精したっ……と」
精液がべったりと付着した肉棒が、私のニーソで拭き取られる。
……既にアソコのナカは、もう誰のモノかも分からない精液でパンパン。
もう膣内には射精できないと分かったのか……ここ最近は、アソコを犯した後に私の背中やお腹に射精するようになってきていた。
お陰で私の衣装は、全身精液まみれ。
眩しいくらいの純白も、凛々しさを持ち合わせていた青色も、ニーソやグローブの黒も、全部纏めて穢らしい白濁に染められてしまっている。
「ん〜、流石に反応悪くなってきてね?」
「ま、こんだけ連続して犯されてちゃ仕方ねぇよ」
足腰は既にガックガク。
最初は嫌だった脳天を貫く精液の生臭さも……今じゃもう、慣れてしまった。
あれ……最後の……お風呂……何日前……だっけ……
「おいおい、お前何度目だよこれで」
「まだ今日二回目、今日は後一回ヤって納めかな」
正直……死んだ方が遥かにマシだと思う。
……だけど……私は、生きなきゃ、いけないんだ……
奏のお陰で……奏が、私を生かしてくれたんだから……私は、奏のぶん、まで……生き、なきゃ……ダメ……なんだ……から……っ……
「おっ、さっすが変身ヒロインのオルレアハートちゃん、まだ元気そうじゃん?」
「じゃ、もう一発っと」
「おい! ちゃんと順番守れよ!」
「うるせぇなぁっ、こういうのは早い者勝ちだろがっ!」
……そしてまた、もう一人の男が、肉棒をガチガチに勃起させたまま私の脚を掴んでくる。
また……また、犯される……
なんで……どうして……なんで、こんな事……平気でできるんだろう……
ズチュッ!!
「んぐっ……っ、あ゛っ……ぅ゛……っ……」
もう……嫌だ。
こんなのすぐにでも止めて欲しい、許して欲しい。
……なのにアソコを犯され、身体は勝手に反応してしまう。
「じゃ、口は使わせてもらうかな。ほら、舐めろ」
そんな私の前に、また別の男の肉棒が突き出される。
私を見下し、ニヤニヤと笑う男を前に……
「ぁっ、んっ、んあっ……んぶっ……っ、ぁっ……れっ……ぉ……」
……私は、自ら目の前の肉棒を口に運んだ。
「おっ、積極的じゃん。なになに、ようやく肉便器の自覚が芽生えてきたって感じ?」
なにも、犯され続けて気が狂った訳じゃない。
……早く終わらせたい。
そのためには、自分から動く方が手っ取り早い。
ただ、それだけ。
ズチュッ、ズチュッ!!
「んぶっ、ん゛っ、ん゛んっ……んぁっ……ぇっ、んっ、ぁ゛っ……」
「あ〜っ、キクわぁっ……変身ヒロインのご奉仕フェラ、たまんねぇ……」
「ほんっとハウンズ様々だよなぁ、こんな極上肉便器、いつまで経っても飽きねぇよ」
前後から肉棒で串刺しにされながら、ただされるがままに私は犯され続ける。
耳に入る心無い言葉も……もうすっかり慣れてしまっていた。
「ぐっ、まだガバマンにならねぇとかっ……くそっ、もう限界だっ……!」
ズリュッ……!
「……ぁっ……んっ、ぶっ、ふ、ぁ……っ……」
アソコから肉棒が引き抜かれ、私は軽く呻きながら身体を震わせる。
「ちっ、精液欲しそうに喉締めやがって……こっちもっ……イクぞっ……!!」
そして、その数秒後……
ビュルルルッ!! ビュルルルッ!!
私のお尻と喉の奥に……また熱い精液がぶち撒けられる。
「お゛……ぅ゛っ……ぶっ……ぇ゛……っ……」
熱い……苦い……臭い……
粘ついたドロドロの粘液を呑み込む力も、もう無くて……反射的に、口から全部吐き出してしまう。
「ったく、吐き出すなよな……」
そんな私に対し、私の口に射精した男は吐き捨てるように呟いた。
そして、まだ勃起の治まらない肉棒と共に、腰を軽く捻り……
ベチッ……!
「……っ、ぁっ」
私の頬が……肉棒でビンタされた。
「せっかく射精してやってんだからさぁ……あんま萎えるような事すんなよな」
突然の痛みに思わず声を漏らした私の前で、バカにするように男は言葉を吐き捨てる。
……頬に付着した精液と私の唾液。
そして未だ残っている、ブニブニとした肉棒で殴られた感覚。
それらを明確に、脳が理解した瞬間……私の中で、何かが弾けた。
……あぁ、そうか。
……なんで私は……今まで……私だけ……我慢、してたんだろ。
……私も、好き勝手しちゃえばいいんだ。
人の事なんて、何も考えない。
ただ……私は……私の、想う事を……しちゃえば……それで、いいんだ。
私の中で……黒いナニかが蠢き始めた。
同時に、精液にまみれ、人としての尊厳すら失ったはずなのに……何故か、身体の中から力が湧いてくる。
足腰の震えも、お腹の重さも、まるで魔法みたいにスっと消えていく。
……そうだ。
……壊しちゃえ。
……殺しちゃえ。
……奏を奪った、この世界を。
……奏を奪った、アイツらを。
……私が、私の手で。
……全部、全部。
……ぶっ壊しちゃえばいいんだ。
「っ……は……ははっ……そっ……かぁ……」
しばらくロクに動けないまま好き勝手に犯されていたせいで、まだ全身の感覚が、ちょっとだけ曖昧。
けど何故か、身体の奥から湧き上がる力は……今までより何倍も強く、感じることができている。
……そういえばアルクが言ってたっけ。
この変身は、想いの力が強く反映されるって。
だったらこの力の湧き方は、すっごい納得ができる。
だって……希望より絶望の方が、何十倍も簡単に、強く想う事ができるんだから。
「ふっ……ふふっ……あは……は……っ……」
壊れたように笑いながら、ゆっくりと立ち上がる。
私の前に立つ男は怪訝な顔をしていたが……そんなことはもう、関係ない。
「おっ、どうしたよオルレアハート、じゃなくて雅ちゃんよ。俺の精液を無駄にしたお詫びに、自分からおマンコ挿入して腰振ってくれたりするんか?」
相変わらずニヤニヤと笑う男に、そのまま一歩、二歩と近づいていく。
「……ねぇ、考えたこと、ある?」
「ちっ、いきなりなんだよ? てか、さっきと見た目、変わって……」
「……人を好き勝手するなら、さ。自分も好き勝手される可能性があるって……ない?」
「はぁ? なんだよ肉便器のクセに俺に説教しようってか!?」
「……そう」
……あぁ、やっぱり……ダメだ。
どうしようもない、救いようのない存在を前に……私は一つ、ため息を吐く。
そして……
「……さようなら」
スラスターから柄を引き抜き、刃を展開し……男の首を、一閃してやる。
断末魔を上げることすら許されないまま、男は赤い噴水と化した。
「……ふん」
その醜い景色を前にしながら、私は斬った後の刀を、時代劇みたいに勢いよく振り払う。
刃はビームだから、血が付着したりはしないけど……気分的にも、やらなきゃいけない気がしたんだ。
だって、こんな穢らわしいヤツを斬ったんだから……
「おっ、おいっ、マジかよっ!?」
「ふざけんなっ! 抵抗できないんじゃなかったのかよっ!!」
「見た目さっきと変わってねぇか!? つかマジやべぇって!!」
そんな私と斬られた男の姿を前に……周囲から流れ始めた、情けない悲鳴。
蜘蛛の子を散らすように逃げだした男共を前に……私はもう一本の柄も取り出し、更にもう一振、刀を展開する。
そのまま流れるように身体を翻し、私に着けられていた首輪の鎖を切断。
サクッと斬れた事を確認したら、今度はより多くの男が見える方向へと身体を向ける。
「……逃がさないってば」
腕を身体の前で交差させながら、〝クリアレッド〟の刃を持つ二振りの刀を、それぞれ脇に構える。
そして……
「……〝仇花・血華〟」
ふと頭を過ぎった名前と共に、二振りの刀に手裏剣みたいな横回転を掛けながら投げてやる。
その投げた刀は高速で回転し、さながら光るフラフープが飛んでいるかのよう。
だけど……コイツはただ綺麗な、観賞用の道具じゃない。
「……行け」
私が腕を上げた、次の瞬間……二振りの刀は、空中で同時に姿を消す。
直後……
『ぎゃあぁぁぁっ!?』
『ウソだろっ、なっ、う゛べっ!?』
私を挟んだ対角線上の反対同士で、同時に切断音と悲鳴が鳴り響く。
その悲鳴の中心にあるのは……当然、私が投げた刀。
「……次」
私が軽く手を振ると、また刀が姿を消し……次の瞬間には別の場所に現れ、穢らわしいヤツらの息の根を止める。
……そうだよね、そもそも戦うのに自分が動く必要なんてなかったんだ。
こうやって刀だけを瞬間移動させれば、私の手も汚れない、疲れない。
理想的で、完璧な戦い方。
もう……なんで今まで思いつかなかったんだろ。
「っ……ははっ」
今までの自分の浅はかさに、思わず笑みがこぼれ落ちる。
バカ真面目にしてても、理想的な姿を演じていても……結局、自分が馬鹿を見るだけ。
……ハナからこうやって敵を殺す方法だけを考えてれば良かったのに、ね。
「次、は……」
さっきまでの自分を嘲笑いながら、次に斬るべき相手を探し、顔をグルっと動かすと……ふと近くの建物の、窓だったであろうガラスが目に入った。
全身にぶっかけられていた精液は、何故か影も形も無くなっていて……同時に私の姿は、見慣れたオルレアハートの衣装じゃなくなっていた。
いつの間にかベージュだった私の髪は、すっかり色が抜けたみたいに白くなっている。
衣装の青色だった場所は紅く染まり、白は黒く……黒は紫の色味を増している。
背中には、覚醒の時に生えてた羽根がある……けど、色も黒くなって、しかも生えているのは左側だけ。
ハート型のペンダントはバキバキにひび割れちゃっているけど……力が使えるなら、関係ない。
……青、じゃなくて紅、か。
奏と……お揃いだ……ふふっ。
軽く笑って、再び視線を男達の群れに向けると……また一輪、二輪と、男の悲鳴と共に血の花が咲き乱れている。
……花と呼ぶにはあまりにも汚い、頼まれたって見たくもない花だけど。
「止めろっ、頼むっ、止めてくれぇっ!!」
にしても……ほんっとうるさいな。
散々私が止めてって言っても止めなかったのに、いざ自分が言ったって止めて貰える訳がないでしょって。
「おっ、俺はただアイツらにヤれって言われたからやったんだっ!! 信じてくれよぉっ!!」
……でも、結局は自分から私を犯したんでしょ?
だったら同罪、そんな事も分からないのかな。
……あ、そうだ、また思いついちゃった。
「……よし」
空中で回転しながらなおも斬り続ける刀に神経を集中し……目の前に突き出した右の手で、グッと拳を握り、力を込める。
「……〝紅刃・旋華〟」
そのまま思いつくがままに技名を口に出しながら、パッと拳を開く。
……瞬間、回転する刀の軌跡上に、矢尻のような小型の刃が多数、円を描くように展開される。
そして直後……それらの矢尻が弾丸のように、ヤツら目がけて一斉に射出された。
ザシュッ、ザシュッ!!
『ぎゃあぁぁぁっ!!』
断末魔を聞きながら刀を瞬間移動させ、再び移動先で矢尻の雨を撒き散らす。
ただ、それだけの繰り返し。
だけど普通の人間には、瞬間移動する刀と、それから発される弾幕を避けられる訳もなく……ヤツらは次々と刺され、斬られ、倒れていく。
……うん、これだけサンドバッグがあれば、次々とアイデアが浮かんでくる。
……あぁ、楽しくも、気持ちよくもない。
けど、これで良いんだ。
せっかくの力、使う方法はあればあるだけ良い。
今はそれを見つける為の、練習にしか過ぎないのだから。
そうして、次々と思いついたアイデアをヤツらにぶつけ、血の花を咲かせていると……
「……あらあら。遂に吹っ切れちゃいましたのね」
少し遠くから、呆れたような笑い声が聞こえてきた。
忘れたくても忘れられない、少し耳に入っただけで全身の血が沸騰するような……仇敵の、声。
「……ようやく出てきたね」
「えぇ。私の用意したステージで、私の癖に合わないシチュを目の前で繰り広げられてしまっては……流石の私も、萎えてしまいましたので」
「……良かったじゃん、少しは見たいモノ、見れたんでしょ?」
「えぇ、願わくば最後の最後まで、貴女の処刑を完遂させたいところでしたが……こうなってしまっては、仕方がありませんわよね」
その瞬間……今までの戦いよりも遥かに強い殺気が、ニヴルから私へと向けられる。
「私、生憎、闇堕ちは好きではありませんの」
「……うるさい。誰のせいだと」
その殺気に対し……私は正面から向き合うように、ニヴルの方へと身体を向けた。
「……奏の仇、ここで殺してあげる」
「あら、ちょっと強くなったくらいで、この私に勝てるとでもお思いで?」
私を前にニヴルは立ち止まると、ゆっくりと氷のレイピアを生み出し、手に握る。
けど……その時点で、私の勝ちは決まりだ。
刀を自らの手に収めるフリをしながら……軽く手を振る。
すると……
ザシュッ……!!
「……な……っ、がっ……!?」
ニヴルの身体がガクッと蹲り、初めて聞くコイツの悲鳴が聞こえる。
目を見開き、何が起きたのか分からなそうな顔をしてるけど……実のところ、なんてことない。
ただ、さっきの戦い方の応用をしただけ。
私は、周りと動きまわっていた刀を……直接、ニヴルの体内へと瞬間移動させたんだ。
いくら周りを防御で固めても意味のない、文字通り〝必殺〟の技。
突然の出来事を前にロクな対抗策を打てないニヴルに対し、更に二度、三度。
瞬時に刀の場所をニヴルの別の場所へと瞬間移動させ、貫き続ける。
「ぐっ、あ゛ぎっ!? ぃ゛っ、がっ、ふっ……!?」
ザシュッ、ザシュッと音が鳴る度、ニヴルの身体が動き、踊り、跳ねる。
……あぁ、簡単だ。
なんで……なんでこんなヤツに手間取って……私はっ、奏を……私は……っ!!
「っ、クソっ!」
今までの自分への怒りをぶつけるみたいに、トドメに体内の刀の刃だけを巨大化させ、全身をぶち抜く。
「がっ……あ゛……っ!? ふっ……ふふっ……これも、また……変身……ヒロインの、味……ですの、ね……」
「だから、うるさいっ!!」
……ニヴルは最期まで鬱陶しい言葉を並べながら、ゆっくりと後ろに倒れ……そして、粒子となって消滅した。
……あれ……呆気なく終わっちゃった。
いつの間にか悲鳴も、断末魔も聞こえなくなってる。
ここに居たヤツら……全部斬り終えたっぽいな。
「……ふぅ」
ため息をつきながら、両の手に刀を瞬間移動。
そのまま刃を消滅させ、腰のスラスターに柄を収納する。
さて、後は……
「おや、随分と派手にやったじゃないか」
と次の手を考えていると……ゆっくりと歩いてくるアルクが、瓦礫の向こうから姿を表した。
「……アルク。今更なんの用?」
「なんの用、とはまたつれないな。すっかり変わり果てた君の事を心配して、ここまで来てやったと言うのに」
どの口が……なんて喉まで出かかった言葉を、グッと堪える。
コイツにはまだ、やってもらう事があるから。
「……ねぇ、アルク」
「ん、どうした雅くん」
「一つお願い、聞いてもらっていい?」
「……言ってみたまえ」
「連れてって欲しい場所があるんだ。案内してよ」
「想像はつくが……何処へ行きたいんだ?」
私は促されるまま……アルクの想像通りであろう言葉を、告げる。
「アンタらの……ハウンズの本拠地」
私の言葉の後……少しだけ沈黙が流れる。
そして……
「ふむ……ふふっ、良いだろう」
アルクはその沈黙を、極めて軽い口調で破る。
「……へぇ、随分素直だね」
「親友を奪われ、復讐の為に闇堕ちした変身ヒロイン。生憎今までは趣味ではなかったが……これもまた、直で見ると変わるものだなと、な」
「……アンタら、変身ヒロインなら誰でもいいんでしょ、どうせ」
「勘違いされては困る。こう見えても君には特別期待していたんだぞ?」
「……そう」
「折角なんで、特等席から見物させて頂くとするよ。君の戦い、その結末を、な」
「……好きにしなよ」
どうせアルクも、今となっては私の目的を果たす為のパーツに過ぎない。
話す理由も本当か、別の目的があるのかは知らないけど……着いてきてくれるなら、それで良い。
「あぁ、そうだ」
「……まだ、何かあるの?」
「いや何、その姿じゃ〝オルレアハート〟なんて可愛らしい名前、使う訳にもいかないだろ、ってな」
「……で?」
「どんな名前が良い?」
「別に、なんでも良いよ」
私の答えを前に、ふむ……と顎に手を当て、考える素振りを見えるアルク。
そして、指でトントンと自分の頬を叩き……やがて、ゆっくりと口を開いた。
「……では、〝ルイナローゼン〟なんてどうだろうか?」
「それ、どんな意味なの?」
「ふふっ、変身ヒロインの名前なんて大体が響きだけだろう? どうしてもと言うなら、自分で調べてみたまえ」
「ふ〜ん……」
ローゼンは薔薇、だっけ?
ルイナは良く分からないけど……どうせ今の私を見てつけたんだ、良いイメージの言葉じゃないでしょ。
……ま、どうでも良いけど。
「さ、行こっか」
「ふっ、良いだろう」
私が促すと、アルクは手を前にかざす。
と、目の前の空間が裂け……いかにも、って感じのワームホール?が出現した。
「この先は、私達の次元に繋がっている。もし引き返すなら……これが最後だぞ」
「……構わないよ」
最後の警告を振り切るように、私はそのワームホールへと足を踏み入れる。
やれやれ、と首を振りながら着いてくるアルクを尻目に……私は、新たな戦場へと向かうのだった。
奏を奪ったヤツらに復讐するため……私が奪われたように……ヤツらから全部、奪ってやるために。
--BAD END--
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
次話、別パターンの最終話です。
引き続き最後までお楽しみ頂ければ嬉しいです。