※この作品はR-18です。

神姫清廉オルレアハート!-乱行恥虐のスペクトラム-   作:ホリス_if

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オルレアハート第6話

今回はアクメビーム(俗称)メイン、エロ少なめの回となっています。
輪姦の快楽に逃避しかけていたオルレアハートこと雅。
そんな彼女の元に、アイリスリーベに変身した奏が姿を現す……

今回も是非、お楽しみください。


第6話-困辱!軋轢と怨嗟の強制絶頂!

 

「んぐっ、んっ、あ゛ぁっ!? はっ、ぁっ、あぁぁぁっ!!」

 

 ……あれからずっと、私はこの人型達に犯され続けていた。

 全身の穴という穴から白濁の粘液を垂れ流し、衣装も汚されきっている。

 

 ズチュズチュッ!!グチュグチュッ!!

 

「あぁっ、はぁっ、ぁっ、はぁぁぁっ!! もっとっ、もっ、とぉっ、んぎぃっ!? イクっ、またっ、またイクぅぅぅっ!! ひっ、ぁあぁぁぁっ!!」

 

 ガクガクッ!!

 

 あれから何度目の絶頂か、もう覚えていない。

 前からも後ろからも奥まで突かれて、もう何も考えられていないから。

 こんなに乱暴に、まるで物みたいに犯されているのに……これが、とっても気持ちいい……

 再びナカに粘液を出され、肉棒がゆっくりと私のアソコから引きずり出される。

 その微弱な快楽にすら、身体をビクつかせながら悦んでしまう。

 

「もっと……もっとぉ……」

 

 もっと……気持ちいいのが欲しい。

 自らアソコを指で拡げ、次の人型に挿入を催促する。

 そんな私のアソコへと、また別の肉棒が挿入されようとした……その時だった。

 

「……っ!? な、なに……?」

 

 突然、この空間に銃声が爆音で鳴り響いた。

 次の瞬間、瞬く間に私を取り囲んでいた人型の身体に大穴が穿たれる。

 次々と倒れながら消滅していく人型達。

 あっという間に人型は一掃され……

 

「……なにしてるの、雅」

 

 私の目の前に……アイリスリーベに変身した、奏が姿を現した。

 

「か、奏……なんで……ここ、に……?」

 

 彼女の顔は、今まで見た事のないくらいの無表情。

 四つん這いで白濁液にまみれた私を見下すような、とても冷たい顔。

 ……こんなの、いつも元気な奏らしくない。

 

「ね、ねぇ、奏……何か、言って……」

 

 私の問いに、奏は答えてくれず……それどころか、無言で銃口を向けてきた。

 

「奏っ!? なにしっ……」

 

 私が言葉を紡ぎ終える前に、奏の銃からは銃弾が放たれ……

 

「ぐっ、ぁ゛あぁぁぁっ!?」

 

 その弾は、私に直撃した。

 私の身体は吹き飛ばされ、後方にあった壁へと背中から叩きつけられる。

 

「ぁぐっ!? ぐっ、ぅ゛……か、かな……で……なん、で……」

 

 衝撃で全身を大の字に開かされたまま、私の身体は軽く壁へとめり込む。

 

「ぐっ……ぁ゛っ、がっあ……っ……!」

 

 あの人型の体液で回復できてなかったらヤバかった。

 でも、これはかなり効いた。

 痛みで身体を縮こませた反動で、私は地面へとずり落ちる。

 

「……これで少しはマシになったでしょ。あんな汚い状態だと、こっちが不快で仕方ないから」

 

 ……確かに、奏に撃たれた事によって全身に付着していた白濁液は、その殆どが吹き飛ばされた。

 でも……今までの奏なら、こんな事は絶対にしない。

 地面に這いつくばりながら戸惑う私の元へと、奏はゆっくりと近づいてくる。

 

「……アルクさんから聞いた。やっぱりアンタ、私の事、嫌いだったんでしょ?」

「ぐっ……ぅうっ……な……何……言って……」

「……とぼけなくて良いよ。アンタがあの日より前に変身できている事も、十分に戦えていた事だって、全部見せてもらったんだから」

 

 あまりにも心のこもっていない、ただ淡々と言葉を並べているようにしか聞こえない奏の言葉。

 

「……そんなに私が嫌いなら、直接言ってくれたら良かったのに」

「ちが……うの……っ、ホントにっ、そんなのっ、じゃ……!」

「だから、もう良いってば」

 

 私の言い訳とも取れる言葉を遮るように、奏は落ちていた私の柄を、私の目の前へと蹴り飛ばす。

 

「さ、やろう、雅」

 

 そのまま……奏は両手に携えた大型の銃を構えた。

 

「やだ……やだ……奏と、なんて……戦いたく……ない……っ!」

「……この期に及んでまだ友達気取り? そういうところ……ほんっと、イライラするなぁっ!!」

 

 未だに状況を飲み込めていない私に向かって、奏は一気に飛び込んでくる。

 

「まっ、待ってっ、奏ぇっ!!」

 

 急いで立ち上がり、手首の盾を正面に構える。

 

「はぁぁぁっ!!」

 

 その構えた盾の中央……ちょうど私の顔面に目掛けて、奏の銃が突き出された。

 ガードを弾かれないよう、腕にめいっぱい力を込める。

 次の瞬間、盾と銃がぶつかる、鈍い金属音が鳴り響く。

 

「ぐっ、うぅっ!!」

 

 衝撃で吹き飛ばされつつも、何とか体勢を整える。

 この威力、間違いない。

 信じたくないけど……奏は本気で、私の事を殺そうとしている……

 

「やめてよ奏っ!! なんでっ、なんで私達が戦わなきゃいけないのっ!」

「うるさいっ!! もうっ、喋るなぁぁぁっ!!」

 

 再び構えた私の盾に、怒りに染まった奏の銃が叩きつけられる。

 分からないっ、何でこんなに憎まれているのかが本当に分からない。

 私、何かしちゃったのかな?

 でも……それを知るには、まずはここを凌がないとっ!!

 

「奏っ!! 話をっ、聞いてっ!!」

「っ! まだっ、しらばっくれるのっ!!」

 

 奏の攻撃に合わせて軽く後ろへのステップを踏みつつ、次々降り注ぐ攻撃を弾き続ける。

 

「全部聞いたんだからっ!! ずっと前から変身していた事もっ、何度も戦って勝ってる事だってっ!!」

「さっきからっ! 誰からっ、そんな話をっ!?」

「そんなのっ、アンタに関係ないっ!!」

 

 怒りに任せて叩きつけるような奏の攻撃を、何度も何度も盾の中心で弾く。

 

「っ、なんで攻撃してこないのっ!」

「ぐっ、うぅっ!! そんっ、なのっ! 奏をっ、切りたくないからに決まってるでしょっ!!」

「今さらっ、そんな事っ!!」

 

 奏の突き出された銃は、揃えて構えていた盾の中央に叩き込まれた。

 この場所なら、まだ行ける。

 後は両手に力を入れて、さっきと同じように弾くだけ。

 ……そう思った時だった。

 

「雅っ、こっ、のぉっ!!」

 

 突然、盾で防いだはずの銃から爆音が響く。

 同時に走る、両腕への強い衝撃。

 

「ぅっ、ぐっ!?」

「いつもいつもっ、いつもいつもっ!! いい子ぶってっ、友達みたいな顔してた癖にっ!!」

 

 耐えきれず、思わずガードを開いてしまった。

 その隙を見逃さないとばかりに盾と盾の隙間へと潜り込んだ、奏のもう片方の銃。

 

「アンタのそういうところがっ、嫌いだったのよっ!!」

 

 そして間髪入れずに光り出す、銃口の奥。

 

「しまっ!?」

 

 マズいと思っても、防ぐ手段はもう残っていない。

 その光が放たれると同時に……私の胸部へと、奏の銃弾が撃ち込まれた。

 

「がぁあ゛ぁぁぁっ!!」

 

 私の胸に直撃して炸裂する銃弾。

 上半身を大きく仰け反らせ、宙で一回転しながら私の身体は後方へと吹っ飛ばされる。

 

「っぐっ、あ゛っ、ぐぅっ!?」

 

 顔面から地面に落ちて、続くように胴体が地面へと打ち付けられる。

 うつ伏せのまま呻く私に、奏は銃を構えたままジリジリとにじり寄ってくる。

 

「……やっぱり、これじゃ撃ち抜けないか」

「ぁぐっ……ぅっ、ぐっ、ぅ……っ!」

「雅、これで私が本気だって理解してくれた? さぁ、早く立って」

「はぁっ、はぁっ……っ、分からない……こんなので何もっ、分かるはずないでしょ……っ!」

「……そう」

 

 そう言うと奏は、両手に持った銃の先端から、クリアブルーの刃を作りだした。

 見た目は両端の長いトンファーみたいな感じ。

 

「仕組みはアンタの刀と大体同じよ。そう言ったらコレの威力もわかるでしょ?」

 

 けど、それよりもヤバいのは奏の表情。

 顔は僅かに微笑んでるけど、目は全然笑っていない。

 

「さぁ雅……今、殺してあげるよ」

 

 恨みと憎しみが煮詰まったような暗い目。

 あんな顔の奏、初めて見た。

 ……でも。

 

「……悪いけど、私は今、ここで死ぬ訳にはいかない」

 

 もう片方のバインダーに残されていた柄を引き抜き、クリアグリーンの刃を作りだす。

 そして両手で持って正面に構え、奏の目を見つめる。

 

「だって……私はまだ、奏と話せてないんだからっ!」

「っ、まだっ、そんな事っ!!」

 

 飛び込みながら、奏は右手側のトンファーを上から振り下ろしてくる。

 それに合わせて刀を寝かせながら振り上げ、押し出すように弾き返す。

 ……よし、このタイプの刃は互いに干渉し合うみたいだ。

 まずは第一段階クリア、後は……耐えながら奏を説得するっ!

 

「こっ、のっ!!」

 

 奏は弾かれた反動を使って、左手側のトンファーを下から振り上げた。

 でもそれは、見えてるっ!

 

「やぁぁぁっ!!」

 

 刀の軌道で半円を描き、そのまま下からの攻撃を袈裟斬りの応用で弾き返す。

 二度の攻撃を防がれた奏は、バックステップで私から距離を取った。

 

「ちっ!」

「お願い奏っ、一度話をっ!」

「話す事なんてっ、何もっ、無いっ!!」

 

 私の言葉を振り切るように奏は地面を蹴り、殴るような構えでトンファーを引きながら高速で突っ込んでくる。

 高さ的に狙いは多分、私の首。

 

「こっ、のぉっ!!」

 

 突き出された奏の刃の先端を、刀の腹に当てて止める。

 

「ぐっ、うぅっ!」

 

 両脚で地面を踏ん張り、同時に腰のスラスターも全力で噴射。

 現実の刀みたいに刃の場所に手を当てて力を込める事はできないけど、変身したこの状態ならっ、問題は無いっ!

 

「っ、いい加減っ、話を聞けぇぇぇっ!!」

 

 正直、今でも奏の事を傷つけたくなんてない。

 けど……そろそろ、私も苛立ってきた。

 全ての力を使って刀を振り払い、奏を吹き飛ばす。

 

「こ、のっ……!」

 

 宙で一回転しつつ、再び離れた位置へと着地する奏。

 何度も凌いでいるのに、奏は未だに私の事を睨みつけて、一向に殺意を隠してくれない。

 ……こんなの、流石に何か言ってやらないと、気が済まない。

 

「さっきからっ、一方的に怒鳴ってばかりでっ! なんで私の話っ、全っ然、聞いてくれないのよっ!!」

「だからっ、聞く必要なんてっ、無いっ!!」

「こっ、の……バカ奏ぇぇぇっ!!」

 

 今まで散々攻撃されたんだ、今度はこっちの番。

 私は脇構えのまま、全速力で奏へと突っ込んだ。

 

「はっ、あぁぁぁっ!!」

 

 そして刃先が奏を僅かに掠るギリギリのポイントで、刀を振りきった。

 

「くっ……!」

 

 奏は身体を逸らして刃を避ける。

 その崩れたバランスを狙って、奏のお腹を一気に蹴り飛ばす。

 

「ぉぐっ!?」

 

 脚に伝わる、奏の柔らかいお腹の感覚が気持ち悪い。

 本当はこんな事したくないけど……今は非常事態。

 仕方ないと我慢して、奏から戦闘意欲を奪う事が先決!

 

「ぐっ、みやっ、びぃぃぃっ!!」

 

 素早く体勢を立て直し、奏は叫びながら私に斬りかかってくる。

 

「奏ぇぇぇっ!!」

 

 ……こうなったらもう、変身ヒロインとかどうとか関係ない。

 これはただ、ちょっと危ないだけの、親友同士の喧嘩だ。

 

「なんでっ、なんであんな事したのよっ、雅っ!! 親友だってっ、思ってたのは私だけだったのっ!!」

「だからっ、話を聞けってっ、言ってるでしょうがぁぁぁっ!!」

「今更っ、アンタの話なんてっ、信じられるかっ!!」

 

 何度も何度も叫びながら、私達は互いに刃を交わせる。

 

「こっ、のっ!!」

 

 ドスッ!!

 

「ぅぐっ!? ぐっ、雅っ……このっ……!」

 

 その合間合間、次第に私の拳や蹴りが、奏の身体にヒットするようになってきた。

 奏が疲れてきたってのもあるだろうけど……これは当然と言えば当然。

 だって奏は本来、遠距離メインの戦闘スタイル。

 なら、私の得意な近接戦闘だったら負けるはずがない!

 

「はぁぁぁっ!!」

「甘いよっ、奏っ!!」

 

 奏の放った横薙ぎの攻撃を、袈裟斬りの軌道で防ぐ。

 少し乱暴だけど……後は奏のお腹を強めに蹴って距離を置いてから、急接近してトンファーを叩き斬って一気に無力化する!

 ……そう、思い描いた瞬間。

 私の刀とぶつかっていたはずの奏の刃が……突然消えて無くなったのだ。

 

「なっ、奏っ、何しっ、てっ!?」

 

 反発する手応えがフッと無くなり、刃がそのまま振り下ろされる。

 ヤバいっ、奏を切るのはっ、絶対っ、ダメっ……!

 グッと足に力を込めて、必死に刀の動きを止めようとする。

 ……その時だった。

 

「……やっぱアンタ、甘いよね」

「え……?」

 

 耳元で聞こえた、奏の声。

 そして……

 

「ぁぐっ!?」

 

 ……私のお腹を、何か熱いモノで貫かれたような衝撃が走った。

 だけどそれは、刃で貫かれた痛みなんかじゃない。

 何をされたのか、私の頭がその答えを導き出せる前に……

 

「っ!?!? ひっ、ぎぃぃぃぃぃぃっ!?」

 

 ガクガクッ!!プシャァァァッ!!

 

 ……私の脳内は、快楽で埋め尽くされた。

 私の身体は崩れ落ち、奏に寄りかかるように体勢を崩す。

 気がつくと刃に貫かれた私の身体は、衣装越しに潮を撒き散らしながら何度も何度も絶頂を繰り返していた。

 

「あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!? なにこれっ、なにっ、こっ、れぇぇぇぇぇぇっ!? ひっ、ぎぃぃぃぃぃぃっ!?」

 

 あまりに突然の事に、頭が追いつかない。

 今までだったら多少なりとも挿入されたり、何かしらのアクションがあった。

 でも、今回はただ刃に貫かれただけ。

 確かにさっきまで全身犯されていたから、まだ感度が上がっていても仕方ないかもしれない。

 それでも、アソコには何も触れてない、乳首だって弄られていない。

 そんな状態で、こんなに絶頂する感覚が襲ってくるなんて……一体っ、なんなのこれっ!?

 

「ふふっ、流石に雅もこれには勝てないか」

 

 戸惑いながらもイキ狂う私を、奏は嘲笑う。

 

「はい、一旦休憩」

 

 奏の言葉と共に、私の身体から熱いモノが抜ける感覚。

 同時にこの連続絶頂は終わりを告げた、けど……私は未だ、奏の肩に頭を乗せたまま、動けない。

 

「ふぎっ!? ひっ、ぎゅっ、ふっ、ぎゅ、ぅっ……!」

 

 何とか視線を下にずらして見てみると、どうやら奏が両方のトンファーから刃を消したみたいだ。

 でも、だからといって私の身体は言う事を聞いてくれない。

 奏に振りほどかれた私は、脚を小鹿のようにガクガクと震わせながらその場に座り込んでしまう。

 

「随分と無様にイキ散らしたね。まだ数秒しか当ててないのに」

「ひっ、ぎっ……ふっ、ぐっ……な……なにっ、した……の……んぎっ、ぃいっ……!?」

「……このシステムは凄いよね。想い描きさえしたら、この銃がこんな武器になっちゃうなんて」

 

 さっきの余韻に腰をビクつかせている私に対し、奏は話し始めた。

 

「これは……強制絶頂レーザー……とか言ってたっけ。なんでも当たった相手に快楽物質を流し込んで無理矢理絶頂させるとか、そういう武器らしいよ。全く知らない物だったけど、意外となんとかなるもんだね」

 

 奏はまるで他人事みたいに話を続ける。

 

「アルクさんが教えてくれたんだ。アンタを殺すのはすぐにできるから……どうせならたっぷり苦しめて、苦しめて、私と同じような目に合わせて、それで自分から死にたいって願うようにしてあげた方が、良いんじゃないかなって」

 

 そう言うと奏は、私のポニーテールを掴んで無理矢理立たせてきた。

 抵抗しようにも、もう脚も腕も、さっきの絶頂の余韻で動かす事ができない。

 目の前には……もう片方の手で、見せつけるように刃を向けてくる奏。

 

「ぁがっ……も、もう……やめ、て、よ……かなっ、で……ぇ……」

 

 必死に紡いだ私の言葉は……もう、奏には届かない。

 

「さ、雅……ぶっ壊してあげる。あぁ、安心して。傷は付けないからっ、さぁ!」

 

 今から起こる事が楽しみで仕方がない。

 そんな目をした奏の刃が……勢いよく、私の肩を貫いた。

 その瞬間……

 

「……っ!?!? ぁ゛っ、ぎぃぃぃっ!? ひぎっ、ぃ゛っ、あ゛っ、ぁあ゛ぁぁぁっ!!」

 

 ガクガクッ!!プシャァァァッ!!

 

 私の身体は、暴力的なまでの快楽に侵された。

 貫かれた場所から、一気に快楽が広がっていく。

 やっぱ、無理。これ、すぐっ、またっ、イクっ、イかっ、されっ、ちゃ……!

 

「ぁ゛あ゛ぁぁぁっ!? やだっ、これっ、ぉ゛ぐっ!? ぁ゛っ、イグっ、まだイグぅぅぅぅぅぅっ!?」

 

 絶頂、絶頂、絶頂、絶頂。

 一つの波が収まる前に、すぐさま二つ目の波がやって来て、ずっと降りてこられない。

 私の意思とは無関係に身体は絶頂し続け、痙攣し、アソコは勝手に潮を撒き散らしている。

 

「やだっ、ひっ、ぎっ、い゛ぃぃぃっ!? がなでっ、ごれっ、ぬいっ、でぇぇぇっ!! がっ、ひぁ゛ぁぁぁっ!? もっ、イっでるっ、がらぁぁぁっ!!」

「ダメだって。まだぶっ壊れてないでしょ? さ、次はもっとお腹の方まで行こっか」

「あ゛ぎっ、ひぎっ、ぃ゛ぃぃぃっ!? やめでっ、ごれっ、む゛りっ、い゛ぃぃぃっ!?」

 

 私を貫くその刃は、肩から私のお腹にかけてゆっくりと動かされていく。

 そんな事をされても、ただ絶頂の中心部が多少動くだけ。

 それ以上を感じる余裕なんて、微塵もない。

 

「やめ゛っ、ぎっ、い゛ぃぃぃっ!? ぉ゛ごっ、ぉっ、お゛ぉぉぉっ!? 」

 

 まるで刃が通過した場所が、全部犯されている最中のアソコになったような感覚。

 こんな訳の分からないモノに強制的に絶頂させられるなんて、頭が変になりそう。

 なのに、私の身体は言うことを聞いてくれなくて……何度も何度も、勝手に絶頂し続けてしまう。

 

「がなっ、でっ、ぉ゛お゛ぉぉぉっ!? ぉごっ、ぉ゛っ、ぐっ、ひっ、ぎぃぃぃっ!?」

 

 ポニーテールを掴まれて吊り下げられたまま、ガクガクと痙攣し続ける私の身体。

 視界がチカチカして、もうロクに目の前が見えない。

 何も分からないまま、私の全身では快楽が暴れ狂う。

 私の口はもう開きっぱなし。

 ヨダレを垂らしながら、卑猥な悲鳴を奏でて止まない。

 

「あはははっ! 良いよっ、良いよ雅っ! もっとっ、もっとぶっ壊れちゃえぇっ!!」

 

 微かに聞こえてくるのは、嬉しそうな奏の声。

 ……そんなに私、恨まれるようなことしちゃったのかな。

 微かに浮かんだそんな憂いは、次々と押し寄せてくる快楽の濁流に押し流されていく。

 

「ひっぃ゛い゛ぃぃぃっ!? い゛ぁ゛っ、ぎっ、ぁ゛っ、ぃ゛あ゛ぁぁぁっ!?」

 

 ゆっくり下ろされていく刃は、いつしか私の子宮へと到達していた。

 

「どう? 雅の赤ちゃんの部屋、無理矢理イかされるビームでグチュグチュされちゃってるよ? 気持ち良い? ねぇ、気持ち良いよねぇっ!」

「ぅ゛ぐっ、ふっ、ぎぃぃぃっ!? ぃ゛ぎっ、ぃ゛っ、ぁ゛っ、がぁぁぁっ!?」

 

 子宮口をガンガン突かれて、強引に喘がされていた時とは違う。

 直接的な快楽が激しく子宮を包み込んで、内側から無理矢理孕む準備をさせられちゃっているのが分かる。

 

「ぁ゛っ、ぎっ、ぉ゛っ、お゛ぉぉぉっ!? ぉごっ、お゛っ、ぐっ、ひぃぃぃっ!?」

 

 ガクンガクンッ!!プシャッ、プシャァァァッ!!

 

 そんな私のアソコからは、まるで噴水みたいに勢い良く潮が噴き出している。

 

「じぬっ、ごれっ、じぬぅぅぅっ!? じんじゃっ、う゛っ、あ゛ぁぁぁっ!?」

 

 ……きっとアタマも身体も、とっくにバカになっちゃったんだろう。

 

「ぁ゛がっ、あ゛っ、ぁ゛っ、い゛ぃっ!? ひぎっ、い゛ぃぃぃぃぃぃっ!?」

 

 だってもう、何も考えられない。

 気持ち良いことだけに支配されて、大切な親友に、何度も何度も無理矢理イかされ続けるだけ。

 無理。こんなの、耐え続けるなんて、絶対に、無理。

 全部を諦めて、快楽の海に意識を手放そうとした……その時だった。

 

「……もう限界?」

 

 そんな一言と共に、私の身体から刃が引き抜かれた。

 そして同時に私のポニーテールは手放され……私は呆気なく、その場に崩れ落ちた。

 

「ぁ゛〜〜……ぁ……っ…………ぁ゛……」

「ふふっ、ホントに無様だね、雅」

 

 お尻を突き出した卑猥な体勢になっていても、もう気にする余裕もない。

 全身汁まみれで、意識を繋ぎ止めるだけで精一杯。

 

「さぁ、そろそろトドメ、刺してあげる」

 

 そんな私の後頭部に、奏の銃口が押し付けられた感覚が伝わる。

 こんな状態で、あの刃に直接頭を貫かれたら……今度こそ本当に、ヤバい。

 

「ゃ……べ……で…………ぉ……ね…………が……」

「さよなら、雅」

 

 肺と喉を無理矢理動かして、懇願の言葉を紡ぎだす。

 でも、奏は私の事を一瞥しただけ。

 そのまま奏の刃が……別れの言葉と共に、私の頭部を貫いた。

 

「ひっ、がっ、い゛ぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」

 

 ……瞬間、頭の中が焼かれているような感覚が走る。

 私を司る大切なモノが、全部破滅的な快楽で塗り替えられていく。

 

「ぎっ、ぃ゛っ、ぁ゛……が……っ…………」

 

 こんなの、耐えられる、はずっ、な、ぃ……

 

……

……

 

「……終わり、だね」

 

 身体中を痙攣させながら潮と尿を撒き散らす雅を尻目に、奏は彼女から刃を引き抜いた。

 最早彼女は声を出す力も残っていないのか、もう奏を呼ぶ声も、助けを乞う声も聞こえない。

 変身が解けてないところを見ると、まだ生きているらしい……さて、次はどうしてやろうか、と奏は考えていた。

 

「やぁ、お疲れ様、奏君」

「……なんだ、見てたんだ」

 

 ……その時だった。

 奏の後方から、聞いた事のある声が聞こえてきたのだ。

 

「復讐は成功かい?」

「うん、見ての通り」

 

 声の主は、黒タイツとスーツ、それに白衣に身を包んだ女性。

 それは奏に雅の情報を流した張本人、アルクだった。

 

「そうか、それは良かった」

「……そうね」

「おや、不満かい? この結末に」

「……別に」

「そうなのかい? ま、良いか」

 

 ゆっくりと歩きながら大袈裟に手を叩くアルクに、奏は不快そうな視線を向ける。

 

「ではそんな大義を為した奏君へと、二つ良い事を教えてあげよう」

 

 そんな自身へと向けられる視線に一つも動じないまま、彼女は手を広げた。

 

「まず一つ。実際のところ、そこの彼女、雅君の発言には一つも嘘は無かったんだよねぇ」

「……は?」

 

 理解が追いつかないと言った顔で、アルクの事を見つける奏。

 

「……何言ってるの。雅が私の事を裏切ったって教えてくれたのはアルクさんでしょ」

「まぁ黙って聞きたまえ。私は事実を述べただけだよ」

 

 それともう一つ、と前置いて、アルクは口角を上げる。

 

「もう一つは……これさ」

 

 そう言ってアルクは奏との初対面の時のように白衣の内側からタブレットを取り出し、奏の方へと放り投げた。

 受け取ったタブレットの中に流れている、一本の映像。

 そこには……

 

『やだっ、だめっ、これっ、ひっ、ぎぃぃぃっ!? ぁっ、ひぃっ!? ゃっ、だめっ、イクっ、イクイクイクっ、まらっ、まらイクぅぅぅっ!? ふっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?』

 

 ……オルレアハートに変身した雅が大の字に拘束されたまま、謎の機械に陵辱されている映像が流れていた。

 

「なに……これ……」

 

 そして何より……雅と一緒に映っていたのは、今、奏の目の前にいる人物。

 

「これはオルレアハート、つまり雅君の調整シーンだ。目的は、オルレアハートとしての記憶の消去。我々ハウンズの目的を達成するために、ね」

 

 呆然と立ち尽くす奏に、アルクは愉しさを隠しきれない口調で言葉を並べる。

 

「つまり、だ。彼女はオルレアハートとしての一切の記憶を無くした上で、あの日を迎えたって訳だ。私の手で記憶を消された後で、さ」

「そ、んな……それ……じゃ……わた、し……は……」

「いやぁ、見てて実に愉快だったよ。君を助ける為に変身して、戦い続けて……なのに他ならぬ君によって倒されちゃうなんてねぇ? あ〜あ、可哀想な雅君。親友だと思っていた君に殺意マシマシで襲われて、一体どんな気持ちで散っていっちゃったんだろうねぇ??」

「……っ!!」

 

 その言葉を聞いた瞬間、奏はアルクへと銃を向け、勢いのままに発砲した。

 彼女の狙いは、アルクの額。

 

「おっと」

 

 しかし、その一発の銃弾は、アルクの発した透明なバリアによって防がれてしまう。

 

「いけないねぇ奏君。まだ私が話している途中だろう?」

「なにっ、よぉ! 何がっ、何をっ、したいっ、てのよぉっ!!」

 

 腰と両手の計四門の銃口から、怒りに任せて銃弾を連射する奏。

 だがアルクは両手を白衣に入れたまま、余裕そうな笑顔を浮かべているだけ。

 一切動かないまま、バリアによって奏の銃弾を防ぎ続けていた。

 

「何がしたい、ねぇ……そうだ、こういう時は、君のその顔が見たかった、とでも言えば良いのかな?」

「訳分かんないことっ、言ってぇぇぇっ!!」

 

 奏は両手の銃から刃を発生させ、怒りの形相でアルクへと突撃する。

 もちろん発生させているのは、対化け物用の高出力ビーム。

 

「はっ、あぁぁぁっ!!」

 

 そして一切躊躇う事なく、奏はアルクへと切りかかった。

 

「はぁ……元はといえば君の早とちりが原因とも言えるんじゃないか? 私はただ、雅君の初変身を見せただけだよ? まぁ時刻やら色々な情報が入った映像ではあったけど」

「ちっ!」

 

 緑のロングヘアと短いスカートを靡かせながら叩き込んだ一撃。

 しかしその攻撃は、銃弾と同じく透明なバリアによって容易く防がれてしまう。

 

「あぁそうそう、一つ教えてあげるとだね。その刃も銃弾も、変身ヒロインの思念をエネルギーとして発生しているモノだ。そのような攻撃をいくら行っても、このバリアは破れないよ。さ、こういう時はどうしたら良いか分かるかい、奏君?」

「いちいちうっさいっ、なぁっ!!」

 

 したり顔でアドバイスを送ってくるアルクに対し、両手の銃から刃を引っ込め、そのまま右脚での回し蹴りを放つ。

 その蹴りはアルクの言う通りにバリアに干渉されることなく、彼女の左腕へとヒットした。

 いくら奏の変身は近距離戦闘特化型では無いとはいえ、それでも彼女は変身ヒロイン。

 彼女の蹴りは仮に常人に放ったとしたら、当てた周囲の骨を容易く粉々に砕いてしまえる程の威力を持っている。

 ……が、彼女は眉一つ動かさない。

 

「そうそうそれそれ、やればできるじゃないか」

 

 常に浮かんでいる、相手をバカにしたような笑み。

 そんなアルクに対し、今度は銃身を構えてそのまま殴り込む奏。

 

「っ、らぁぁぁっ!!」

 

 頑丈な銃身による強打がアルクの顔面を襲う。

 

「おっと、顔はダメだろう? うら若き乙女の顔面を狙うのは些か冗談が過ぎるなぁ」

 

 しかし彼女は相変わらず軽口を叩きながらその打撃をしゃがんで躱し、大きくバックステップで奏との距離を取った。

 オマケにその顔は、まるで言う事を聞かない生徒を見る教師のような、いかにも呆れています、と言わんばかりの顔。

 加えて、両手を広げて大袈裟にやれやれ、と言いたげなジェスチャー。

 その巫山戯た姿は当然、奏の苛立ちを更に増加させる。

 

「……っ! さっきからっ、ふざけてっ、ばかりっ! アンタっ、ホント何がっ、したいってのよっ!!」

 

 怒りに背中を押されるように、再び奏はアルクへの突撃を仕掛けた。

 右腕の武器で、アルクの首を巻き込むようにフックを打つ。

 それを軽いスウェイで避けた彼女に対し、先程のフックの勢いのままに左脚で放つ浴びせ蹴り。

 

「おっとっと、近接も色々レパートリーあるじゃないか。さながらサーカスでも見てる気分だよ」

 

 が、アルクは未だ表情を崩さぬまま。

 表情を崩さぬまま、放たれた浴びせ蹴りに合わせて、下から拳で小突き上げた。

 結果、その僅かな動きだけで、蹴りの軌道を強引に自分の顔面から逸らしたのだ。

 

「ちっ、いちいちっ、癇に障るっ!!」

 

 一瞬ガバッと両脚が開かれ、白タイツ越しに下着がモロに見えていたとしても、今の奏にはそれを気にする余裕は無い。

 空中で無理やり身体を捻り、浴びせ蹴りの勢いを利用してそのまま右脚で蹴り下ろす。

 アルクの脳天を狙った一撃。

 それはまた、彼女の軽いバックステップによって躱されてしまう。

 

「おやおや、こりゃ完全に殺る気だねぇ?」

 

 赤いロングブーツによって穿たれた地面をマジマジと見ながら、さも他人事のようにアルクは話し続ける。

 

「当たり前っ、でしょうがぁぁぁっ!!」

 

 同時に蓄積し続ける、奏の苛立ち。

 ただでさえ親友に深刻なダメージを背負わせてしまい、あまつさえ罵詈雑言を浴びせてしまっているのだ。

 それは例え騙されていたからだとしても、到底許される事じゃないのは奏だって分かっていた。

 

「ほらほら、もっと頑張りたまえよ。早くしないとっ、雅君が手遅れになってしまうぞ?」

 

 加えてアルクの浮かべる笑いと嘲りの声が、より彼女の怒りと焦燥感を駆り立てていた。

 結果放たれるのは、捻った身体を瞬時に戻しての攻撃や、武器によって乗った慣性を力だけで無理やり殺しての反転攻撃。

 変身ヒロインであるが故に可能である、常人には負荷が大きすぎて連発できない、セオリーなど無視した動きの連続。

 にも関わらず……奏はアルクの事を、未だに捉えられていなかった。

 

「っ、さっきからっ、その顔っ、その動きっ!!」

「……おや、不快だったかい? それは済まなかったねぇ」

「あたりっ、まえっ、でしょうがっ!! 人を舐めるのもっ、大概にっ、しろっ!!」

 

 それでも諦めず、小技と大技を打ち込み続ける奏。

 

「……そうかい? これもこれで良いと思うんだが……まぁ、君がそう言うなら仕方がないか」

 

 そう言うと、アルクは自身の顔面へと放たれる右ストレートに合わせて大きくバックステップし、奏との距離を置いた。

 そして彼女は白衣のポケットから、雅や奏が使用している、あのペンダントを取り出す。

 一つだけ違いがあるとすれば……それは、中央にあるハート型の石が真っ黒に染まっている点。

 

「っ、何する気っ!」

「これは健闘賞だ、特別に見せてあげよう、私の変身を!」

 

 彼女がペンダントを天へと掲げると……アルクの身体は、真っ黒な闇へと呑み込まれた。

 その闇が晴れた瞬間……彼女の姿は、変身していた。

 白衣とスーツに包まれた胴体部はそのまま。

 変化があるのは、両腕の肘から先と、黒タイツに包まれた両脚の太ももの辺り。

 腕にはスタビライザーのような羽と多数のスラスターの付いた、角張った白い装甲が。

 脚には多数のスラスターが付いた、四角いアーマー。

 膝の辺りには小さめの二ーアーマーと、足先は機械のハイヒール。

 さながら、彼女は武装した美少女プラモデルのような姿へと化していた。

 

「……何それ、部分だけ変身して、それが本気だって言うの!」

「ん〜、何か勘違いしているかな?」

「はっ、ふざけないでっ!」

「忘れたのかい? 私はこのシステムの開発者だ。であれば、最適解を持っているのが普通だろう?」

 

 攻撃を受けたら致命的である胴体部に、変身どころか一切の装甲すら施していないその姿。

 舐めているとしか思えない見た目に、奏は更に怒りを募らせていく。

 しかしアルクの顔は相変わらず余裕綽々のまま、ゆっくりと奏の方を向いて構えた。

 

「何て言われようと、これはお望み通りの全力だ。目を見開いてよ〜く見ておくんだっ、よっ!」

 

 そしてアルクが地面を蹴った瞬間……奏の目の前から、彼女の姿が消えた。

 

「なっ……!?」

 

 咄嗟に両手の銃を並べ、ガードを固める奏。

 

「こら、ちゃんと見てなってば」

 

 そんな彼女の目の前に下から現れた、アルクの顔。

 狼狽える隙も与えられないまま……

 

 ドスッ!!

 

「ぉぐっ!?」

 

 アルクの膝が、ガードの隙間から奏の腹部に突き刺さった。

 武器を手放した奏の身体は、くの字に曲がったまま、向こう側の壁へと吹き飛ばされ……

 

「ぁがっ!?」

 

 そのまま背中から、壁へと打ち付けられてしまう。

 

「ぅっ、ぐっ……ぁ……!」

「ダメじゃないか、目ぇ閉じちゃさぁ」

 

 目をぎゅっと閉じたまま、一瞬の間に訪れた前後からの痛みに呻く奏。

 だが、そんな彼女へと正面から迫るアルクの声

 痛みに耐えつつ目を開けると……そこには拳を構えたアルクの姿。

 

「あれだけやる気を出してたんだ、せいぜい生きててくれよっ!」

 

 全身のスラスターを吹かしながらの急接近。

 アルクは右腕を引き、腕部のスラスター出力を引き上げる。

 そして、トップスピードから更に加速した状態で放つ、高速の拳を。

 

「そ〜っ、れぇっ!」

 

 ……奏の腹部へと、打ち込んだ。

 

 ドゴォッ!!

 

「ぉ゛っ、ぅ゛うぅぅぅっ!?」

 

 瞬間、衝撃波によって、奏の背後にあった壁全体に大きなヒビが走る。

 奏自身の身体は大きく曲がり、口からは血反吐代わりに大量のヨダレが溢れ出す。

 

「ぁ゛っ、ぐ……っ……ぅ゛っ、ぇ゛っ……」

 

 ピクピクと震えながら、力の抜けた全身を項垂らせる奏。

 

「どうかな、システム開発者の力作、楽しんでくれたかね?」

 

 そんな彼女の腹部に深々と刺さった拳をアルクが引き抜くと……奏の身体はゆっくりと、前方に向けて倒れ込んだ。

 

「ぅ゛……ぁ゛……っ……っ゛……ぇ゛……」

 

 目を見開き、殴られたお腹を抑えながらヨダレを垂れ流す奏。

 

「おいおい、私はご期待に応えたんだ。せめて感想とか、何か言ってくれてもいいんじゃないか?」

 

 呆れたようなアルクの声。

 しかし、奏にはもう、何かを答える気力も残っていない。

 

「全く……」

 

 アルクはそんな奏のロングヘアを掴んで、無理矢理彼女の上半身を持ち上げる。

 そして、腕の装甲を展開して……

 

「黙っていたら何も分からないっ、よっ!」

 

 奏に向けて、電流を流し始めた。

 

 バチバチバチバチッ!!

 

「ぁがぁ゛ぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 青白い火花に包まれながら、奏の身体は激しく仰け反る。

 体力も残っていない彼女にできることは、全身をガクガク震わせながら激痛に耐える事だけ。

 

「ぎっ、い゛ぃぃぃぃぃぃぃっ!? ぁ゛っ、あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!?」

「なんだなんだ、しっかり声は出せるじゃないか」

 

 そんな目を見開いて叫び続ける奏の姿に、いかにもご満悦、といった様子のアルク。

 

 バチバチバチバチッ!!

 

「あ゛っ、ぎっ、ゃあ゛ぁぁぁぁぁぁっ!?」

「けどさ、叫んでるだけじゃダメだろう? 変身ヒロインは最後まで諦めずに戦い続ける姿が美しいんだから、さぁ!」

 

 バチバチバチバチッ!!

 

「がぁあ゛ぁぁぁぁぁぁっ!? はがっ、ぁ゛がぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 いっそ何かの間違いで変身が解けさえすれば、一瞬でこの苦しみからは解放されるだろう。

 でも、そんな逃避をアルクは許さない。

 

「この程度、君の変身なら死にはしないはずだよ。ほら、何か打開策を見出すんだ、変身ヒロイン、アイリスリーベっ!」

 

 バチバチバチバチッ!!

 

「ぁ゛っ、ぎぁぁぁぁぁぁっ!? ぎっ、ぐっ、ぁ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

 データから予測した、奏が意識を失うギリギリのラインでの電流を、アルクは流し続ける。

 ……何かしないと、本当に死んでしまう。

 そう奏の脳内に過ぎる……が。

 

「ぅぎっ、ぃ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 彼女にはもう、両手の武器も無い、腰の武装を使う余裕も、手脚を動かす力すら残っていない。

 ただただ、アルクが飽きるまで電流責めに耐え続けるしか、道は残されていないのだ。

 

「ぁ゛がっ、あ゛っ、ぎっ、ぃ゛っ、ぁ゛っ、がっ、ぁ゛ぁぁぁっ!!」

 

 ……だが、次第に奏の声は弱まっていく。

 

「……はぁ、ここまでか」

 

 これ以上はアイリスリーベの耐久限界。

 そう判断したアルクは、放っていた電流を止めて奏から手を離した。

 

「ぅ゛……ぁ゛……が……っ……ぁ…………」

 

 重力に引かれるように、その場にグシャッと崩れ落ちる奏。

 焼け焦げてボロボロになった、変身ヒロインとしてのコスチューム。

 彼女にはもう戦う力どころか、自力で立ち上がる力すら残っていない。

 許されているのは、目を見開いてだらしなく口からヨダレを垂らしながら、惨めにその場で痙攣することだけ。

 

「情けない、何のために君達を変身ヒロインにしたと思っているんだ」

 

 倒れ伏す雅と奏。二人の変身ヒロインを交互に見下しながら、何度目かのため息をつくアルク。

 

「まぁ、良い。敗北した変身ヒロインの末路といえば……一つに決まっているのだからねぇ」

 

 彼女はそう言うと、倒れている雅に向けて手をかざし……雅に向けて、一発の電撃を放った。

 

……

……

 

 バチバチッ!!

 

「がはっ!?」

 

 全身を焼かれたような激痛に、〝私〟の意識は強引に引き戻された。

 

「ぁがっ、ぁっ、ぐぁっ……!」

「やぁ、おはよう雅君。気分は如何かな?」

「ぅ゛っ、がぁっ……!? っ、だ、誰……?」

「……あぁそうか、私はアルク。会うのは二度目だが、また覚えてくれると嬉しいよ」

 

 先程の連続絶頂の余韻と電撃の痛みに悶える私に、装甲を纏った、アルクと名乗った見知らぬ白衣の女性が話しかけてきた。

 その彼女の目の前には……ボロボロになった、奏の姿。

 

「あ……あな、た……っ、ぐぅっ……か、かな、でに……なにをっ、して……!」

「何って、見ての通りさ。彼女は私と戦って、敗北した。そして……君も奏君と戦い、敗北した。となれば後はどうなるか……もう、分かるだろう?」

 

 這いつくばった奏の頭を足で踏みにじりながら、アルクは指をパチンと鳴らした。

 すると……周囲の壁と床、この空間のありとあらゆる場所から、大量の触手が生えてきた。

 その触手らは当然、私と奏の周囲からも生えてきて……

 

「ひっ……いやっ、やめてっ、こないっ、でぇ!?」

「ぃ゛……ぁ……やめ……ろ……来る……なぁ……!」

 

 ……逃げたくても、もう抵抗する力は残されていない。

 あっという間に私達二人は、四肢を触手に絡め取られてしまう。

 そんな二人の姿を見たアルクは、万遍の笑みを浮かべて言い放った。

 

「さぁ、変身ヒロインの敗北陵辱ショーといこうじゃないか」

 

--To be Continued--




親友を手に掛ける事ができず、強制連続絶頂によって戦う力を失ってしまったオルレアハート。
変身システムの開発者、アルクの前に為す術なく敗北してしまったアイリスリーベ。
敗北した二人の変身ヒロインに、アルクの魔の手が迫る……

次回も引き続き、楽しんで頂けたら幸いです。
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