~玄庵side~
まだ陽が昇りかけるような早朝。
玄庵は木製のバケツに水を汲み、木製の柄杓をそのバケツに入れ右手で持ち、ある場所に向かっていた。
そこは墓地。歴代の北条院家の当主のお墓が並んでいる場所である。
玄庵は毎朝
(むっ......!誰かいるっ...!?)
そこに向かう途中、いつもは誰もいないはずの場所、更には誰もが侵入を許されていない場所に気配があったので、警戒した玄庵は気配を消し近くの木に身を隠し様子を伺った。
玄庵が確認すると、そこには軍手をしてお墓やその周りを掃除している紘一と四葉と茜の姿があった。三人は毎朝の日課でもあるジョギングの後なのだろうか、ジャージ姿の様である。
お墓自体の掃除は紘一がしており、そのサポートを茜がしていた。四葉はお墓周りの雑草などの片付けをしている。
(何故紘一様がこのような所に!?)
その場にいた人物が紘一であった事に驚きを隠せずにそのままの状態で玄庵は様子を伺っていたのだが──
「ん?玄庵さん?おはようございます。そんな所にいないでこっちに来て良いですよ」
「──っ!!」
お墓を拭いていた紘一が振り向き微笑みながら玄庵に声をかけたので、玄庵は驚き息を飲んだ後木の陰から姿を出した。
「ほっほっほっ。おはようございます紘一様。それに四葉様に茜も。朝から精が出ますなぁ」
「......っ!お、おはようございます!玄庵様!」
「おはようございます!玄庵さん!いらっしゃったんですね。全然気付きませんでした」
紘一の言葉と玄庵が姿を現した事に驚きの表情で、茜は気をつけの状態から玄庵に挨拶した。
四葉も玄庵の存在には気付いていなかったようで、草むしりをしながらも笑顔で玄庵に挨拶をした。
(ふむ......茜にも気づかれない様な私に気づく紘一様......いったい......)
笑顔で紘一達に近づく玄庵ではあったが、自身の気配に気づいていた紘一の察知能力に違和感を覚えていた。
「すみません。一応薫子には許可を貰ってたのですが、それが昨日でしたので上手く連携が出来ていなかったみたいですね。驚かせちゃいましたか?」
「そうでしたか。多少は驚きもしましたが、御当主の事。紘一様なら連携不要と考えたのでしょうな」
「あははは...信用があるのは嬉しいんですけど、そこはちゃんと連携しておかないとですね。薫子にはそれとなく伝えておくので、薫子を責めないであげてください」
この事は薫子からの許可を貰っているという紘一の発言に、それなら問題ないと玄庵は返した。しかし、連携は必要な事であるので紘一から薫子に言っておくから献言はしないでほしい、と紘一は玄庵に頼んだ。
「はっはっはっ。その様な事いたしませんよ。しかし紘一様は何故このような所に?」
「いや、昨日薫子から早真さんの思い出話を聞いたので挨拶しておこうかと思いまして。四葉も茜も付き合ってもらってありがとうね」
「いえ!主に掃除をさせて自分が何もしないなどありえませんから!」
「私も大丈夫だよ」
玄庵と紘一が話す通り今四人がいるのは、北条院家前当主であり薫子の夫早真のお墓である。
紘一は昨日の薫子との情事の後に早真の思い出話を薫子から聞いた後、薫子にこのお墓の場所を聞いていたのだ。
そして、今後の事もあり挨拶の為にお墓の掃除をしていたと紘一は語り、それに付き合ってくれた四葉と茜に紘一からお礼を伝えると二人から問題ないと返事があったので、紘一はそんな二人に微笑みを返してお墓の前にしゃがみこんだ。
「掃除はこんなものかな?」
「ええ。元々が綺麗でしたので」
「だよね。他のお墓に比べて綺麗だもんね」
しゃがみこんだ紘一に続くように左に茜が、右に四葉がしゃがみこんできたので、そんな二人にこんなものかと尋ねると問題ないと返ってきた。
茜と四葉が言うように、早真のお墓は周りの他のお墓より比較的綺麗に整理されているのだ。この区域の掃除は恐らく担当の者が毎日行っているのだろう。だが、早真のお墓は他よりも綺麗に掃除が行き届いていた。それだけ尊敬の念を早真は推されているのだと感じ紘一は嬉しく思い笑みを浮かべた。
そして紘一はそのまま線香に火をつけ墓前に供え手を合わせると目を瞑った。それに四葉と茜が続いた。
その様子を玄庵はじっと立ち見ていた。
「よし!じゃあ、戻ってシャワー浴びたらご飯にしますか。今日は土曜日だけど皆を待たせちゃうだろうし。じゃあ玄庵さん。お先に失礼しますね」
「ええ。きっと早真様も喜んでいただけたでしょう。早真様に代わり御礼を申し上げます。ありがとうございます」
「はははは...よしてくださいよ。ただの自己満足なんですから」
一通り終えた紘一は立ち上がると、四葉と茜にシャワーを浴びて朝食に向かうことを告げると、玄庵に頭を下げて立ち去ろうとした。そんな紘一に、玄庵は頭を下げ今回のお礼を伝えてきたので、そこまでの事ではないと紘一は玄庵に笑いながら伝えた。
「そのお心が嬉しいのですよ。時に紘一様。茜を少々お借りしても?」
「え?別に構いませんが...この後はシャワーを浴びるだけですから」
「ありがとうございます。用事はすぐに終えますので、その後は急いで戻るよう伝えておきます」
「良いですよ。今日は敷地から出る予定は午後からのバイトくらいですので、何か必要であれば茜にお願いしてみてください。では」
紘一の自己満足という言葉に、玄庵はその心があることが嬉しいのだと伝えると、茜の時間を貸してほしいと紘一にお願いした。そんな玄庵のお願いに二つ返事で答えた紘一は、四葉を伴ってその場を後にしていった。
「じゃあ、お兄ちゃんの背中は私が流してあげるね♡」
「言っとくけど、背中流すだけだからね?それ以外はしないよ」
そんないつものやり取りを紘一と四葉がしながら去っていくのを、玄庵は微笑みながら見送った。一方の茜は緊張した赴きで直立姿勢で待機していた。
そんな茜を気にする事なく、玄庵は持ってきていた柄杓を使ってお墓に水をかけると、そのままその場にしゃがみこみ線香に火をつけて供えると手を合わせて目を瞑った。
「時に茜」
「はっ!」
そして目を開けた玄庵はお墓に目を向けたまま茜に声をかけると、茜はすぐさま片膝をついて頭を下げた。
「ふふっ...そなたはもう紘一様付きの者。私にそこまで畏まらなくても良い」
「す、すみません!つい、状況反射で...」
そんな茜の態度に笑いながら顔を向けた玄庵は、そこまで畏まらなくて良いと伝えると、恥ずかしそうに茜は答えた。
「ふっ...そなたも表情豊かになってきたものだ。よほど紘一様のお近くは心地良いのだろうな」
「はい!あの方無しには生きていけない程に!」
「そうか...」
茜の表情が豊かになっている事に玄庵も喜びの表情となったが、また真剣な表情へと変えていった。
「そなた、紘一様に何かしたか?」
「──っ!す、すみません!こればかりは紘一様から内密にと言われておりますので」
「ふっ...そうか。いや、その答えだけで満足だ。そなたも気づいておろう。あの方の凄さに」
「......はい。私ですら気づかなかった玄庵様の気配に紘一様がお気づきになったのには驚いております」
玄庵の問いに答えられないと申し訳なさそうに答える茜に、玄庵は満足し、そして紘一の凄さについて語りだした。
「私も歳だからな。気配の殺しかたが鈍って来たと思ったがそうではなかったようだ」
「私も日々精進して参ります!」
「うむ。しかし、早真様のような仁徳に加え、早真様では無し得なかった
茜の怠慢さが無い事に安心した玄庵であったが、玄庵はそのまま早真のお墓に目を向け、ニヤリと笑いながら紘一の成長に喜びを感じていた。
「......失礼ながら申し上げます」
「構わん」
「はっ!このままですと、紘一様は北条院家にとって脅威と成りかねません。最悪、この北条院家も二分されますでしょう。今後紘一様に対する対応はどのようにお考えなのでしょうか」
茜は既に紘一への忠義を果たすと誓った身。しかし、ここまで育て上げてくれた北条院家への恩も忘れていないので、茜の心の中では揺れ動いているのだ。
「.........そうだな。一つ御当主様に提案をしてみようと思っている事はある。今から言う事、そなたの心の中に留めておくように。万一紘一様に知られては、あの方の事だ。必ず反対をしてこよう。そうなる前に外堀から埋めていく」
そして玄庵の考えを聞いた茜はただただ驚き、そしてそれに賛成する旨を伝えて、玄庵の言う様に心に留める事を誓うのだった。
「ぁッ...あッ...いいぃッ...♡」
玄庵さんと別れた僕と四葉はそのまま浴場でシャワーで汗を流していた。
勿論四葉からの何度とないアピールもありで回避してきたのだが、結局押しきられる様に今は対面座位の形で四葉と向き合った状態でセックスをしていた。
「全くッ...何で抑えられないかね...」
「ぁッ...ぁんッ...はッ...ぁあんッ...♡そんなのッ...おにいちゃんのッ...おっきなおちんちんみたらッ...んんッ...♡がまんできないにきまってるよぉッ...♡ぁッ...ああんッ...そこッ...いいぃッ...♡」
僕の呆れる声にも動じず四葉は僕の両肩に両腕を置いて、長い髪を乱しながら快楽に溺れていた。
「ここ?」
「うんッ...♡そこッ...♡ぁッ...ぁあんッ...だめッ...だめだめッ...イッちゃうよおぉぉッ...♡」
「良いよ、イッちゃいな。ちゅるッ...」
四葉の気持ち良いところを集中的にペニスを擦りつけるように腰を動かすと、イキそうだと四葉が言うのでそのままイッても良いと伝えながら、四葉のぷるんぷるんと揺れている大きな乳房の中心で勃起している左乳首を口に含みながら腰を動かすスピードを落とさず同じスピードで動かした。
「ぅうんッ...イッくうぅぅぅッ...♡」
すると四葉は僕を抱きしめながら膣を締めつけ体全身をビクンビクンと震わせながらイッてしまった。
「はぁ......はぁ......はぁ......はぁ......おにいちゃん...すごすぎいぃ...♡はぁぁ......」
イッた四葉は僕を抱きしめ、顔を僕の左肩に置いて息を整えていた。
「お疲れ様。どうする?ここまでにしとく?」
「はぁ......だめだよッ...♡おにいちゃんがッ...はぁ......まだイッてないんだからッ...♡はぁ......」
四葉の背中を右手でトントンと叩きながらここまでにしとくか確認するも、四葉からは否定の答えが返ってきて、四葉はそのまま膣からペニスを抜くと立ち上がり、よろよろと歩くと壁に両手で押えてこちらにお尻を向けてきた。そして、左手を使って四葉は自らまんこを開き誘ってきたのだ。
「ふふっ...♡おにいちゃんのびんびんおちんちん...♡ここにちょうだい...♡」
振り向いている四葉の表情は妖艶で、堪らなくエロかった。
そんな四葉の誘いに抗える事は出来ず、立ち上がった僕はそのまま四葉のお尻を鷲掴みにして、四葉の
「ぁッ...ぁッ...ぁッ...ぁッ...♡おにいちゃんのッ...きたあぁぁッ...♡」
一番奥までペニスを挿入させた僕はすぐさま四葉の好きな角度で腰を動かし始めた。
「あッ...あッ...あッ...いッ...♡いいのッ...♡すごいッ...すごいよおにいちゃんッ...♡」
「はぁ...はぁ...言っとくけどッ...もうスピード緩められないからねッ...?」
「うんッ...うんうんッ...♡いいよッ...♡ぁッ...もっとッ...もっとついてッ...♡あたまがまっしろになるくらいッ...あッ...んッ...ついてえぇぇッ...♡」
僕の興奮度もマックス状態であった為に、手加減は出来ない事を四葉に伝えるも、四葉からはもっと強く突いてほしいと要求し、自分からも腰を動かしてきた。
これには堪らず、垂れ下がって僕が腰を打ち突ける度にぶるんぶるんと揺らしている四葉の大きな乳房を両手で鷲掴みにしながら、腰を動かすスピードを上げていた。
「四葉ッ...凄く良いよッ...ちゅっ...」
「ひあッ...♡ぁッ...ぁッ...ぁッ...ぁッ...♡りゃめッ...しゅごいのッ...しゅごいのッ...キちゃうッ...♡」
「ああッ...良いよッ...僕もこのまま四葉の一番奥に
「うんッ...♡だしてぇッ...♡ぁッ...おにいちゃんのッ...あついせーしッ...はぁんッ...♡いちばんおくにッ...ちょうだいッ...♡」
鷲掴みにした四葉の乳房はそのまま刺激を与えつつ、背中にキスをしていきながら、四葉の好きな角度でペニスが擦れるように腰の動きを一定リズムにしていると、四葉から限界の喘ぎ声が上がった。
とは言え、僕も射精感が高まって来ていたのでこのまま一番奥に射精する事を伝えると、四葉から精液が欲しいと願望の声が上がった。
「ああぁぁッ...イクッ...!」
ドクンッ...ビュルルルルルッ...ビュルルルルルルルルルッ...
「ふああああぁぁぁぁんんんッ...♡」
そして四葉の子宮に突き刺すようにペニスを奥へと挿入して射精すると、四葉からも絶頂の声が響いていた。
僕は射精感に満足しながらも、四葉の背中に左頬を当てるように顔を置いて、鷲掴みにしていた四葉の両乳房を息を整えながら更に揉みながら堪能していた。
「はぁ......はぁ......ぁッ......はぁ......んッ......♡もうッ...おにいちゃんッ...んんッ...おっぱいもむのッ...んッ...やめてよぉぉッ...♡はッ...ぁんッ...♡」
「本当に止めてほしい?」
胸を揉むのを止めてほしいと四葉から息絶え絶えに言われたが、本当に止めてほしいのか聞きながら更に揉み続けた。
「んッ......♡う...そッ...♡もっともんでッ......♡あッ...んッ...いいぃッ...♡あはッ...♡おにいちゃんの...またおおきくなってる...♡つづきする?♡ちゅっ...ちゅるッ...ちゅるッ...れろれろッ...れろッ...♡はッ...ああんッ...♡もうッ...おにいちゃんのッ...すけべさんッ...♡はッ...ああんッ...いいぃッ...♡そのままッ...もっとッ...ついてえぇぇッ...♡」
胸を揉むのを止めてほしいのは嘘であると伝えてきた四葉であったが、挿入したままの僕のペニスが勃起している事に気づくと、腰を動かしながら続きを誘ってきたので、僕はそのまま腰を動かす事で応えた。
結局その後も三回戦行ってしまい、後からシャワーを浴びにきた茜が浴場に入って来た時には、僕は両手を床に置くように天井を向いて座り息を整えていたが、四葉は右頬を床に押しつけるようにお尻を天井に向けて動かなくなっていた。そんな四葉の膣からは大量の精液がゴポゴポと溢れ出てきており、動けなくなった四葉に代わり、茜が綺麗にする事になってしまうのであった。
今回の投稿も読んでいただきありがとうございます。
今回は、薫子の夫であり前当主早真のお墓参りに来た紘一と、その後の紘一と四葉のエッチシーンを書かせていただきました。
薫子の夫である早真のお墓参りをして紘一は何を思ったのでしょうか。
そして、玄庵の考えとは──
それにしても、現在の四葉と風太郎が付き合う事になったとして、果たして風太郎は紘一の様に四葉の相手が出来るのでしょうか...
まあ、四葉は風太郎にそこまで求めないかもしれませんしね。
愛の形は色々とありますから...
さて、次回の投稿も読んでいただけば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。