※この作品はR-18です。

憧れと欲情と   作:吉月和玖

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45.勇也への提案

風太郎君の家庭教師が決まった後、僕は四葉達五つ子と桃華に、風太郎君とらいはちゃんを屋敷の中を案内してあげるように伝え、子ども達を部屋から出した。

 

「で?子ども達を追い出してまで話したい内容ってのがあるのかよ?」

 

八人の子ども達が出ていき、襖が閉まったのを確認した勇也さんからそんな問いが投げかけられた。

 

「まあ、上杉家の今のご事情を話す事になりますので、それは五つ子や桃華には聞かせない方が良いと思いまして。どうぞ、テーブルの側までお越しください」

 

勇也さんの質問に答えながら、勇也さんをテーブルの側まで来るように伝えると、勇也さんはそれに従い、テーブル側に胡座をかいて座った。

それに続くように、零奈と薫子もテーブルの両サイドに静かに座った。

茜は僕の右斜め後ろに座って待機したままである。

 

「何っすか先生?えらく仰々しいじゃないっすか」

「大丈夫ですよ。少々書類を使いますので近づいただけですから」

 

緊張した赴きで勇也さんが零奈に声をかけるも、零奈はいつも通りの口調で話しながらある書類を出して勇也さんの前に差し出した。

 

「これは?──!なんで、これがここに!?」

 

勇也さんは差し出された書類の中身を見ると驚きの顔で僕達を見回した。

 

「.........紘一様のご指示ですよ。四葉さんの想い人である風太郎さんに少しでも何か出来ないか、という事で紘一様は独自で上杉家の現状をお調べしたのです」

「すみません、勝手に調べたりして...」

「いや、風太郎の事をそこまで思ってくれての行動なら問題ない。だが、何故これがここに?」

 

勇也さんは勝手に自分の家の事を調べた事については許してくれた。だが、この書類が何故ここにあるのかという方が気になっているようだ。

その書類というのが、上杉家の借金借用書であり、相手側と勇也さんの署名が入っている実物だ。

 

「実は僕の親友に色々と調べるのが得意な者がおりまして。で、勇也さんの借金相手ですが......」

 

借金借用書の本紙がここにあることを説明している途中で、視線をチラリと薫子に向けた。

 

「ふぅ......その者達は色々とやらかしておいででしてね。まさか我が北条院家の土地でもやんちゃをしていたとは...はぁぁ...これからはしっかりとしないといけないと反省致しました」

「?というと?」

 

薫子は自分が情けないといった言葉で伝えるも、勇也さんにはあまり通じていないようだった。

 

「ここに記載されている業者達は悪徳なやり口であちこちから利息を大幅に騙し取っていたのです」

「なっ......!?」

 

僕が説明をすると、勇也さんは驚きの表情に変えて固まってしまった。

 

「仕方がありません。上杉君達は、その時はまだ若かった。目先のお店開店の事でいっぱいだったのでしょう」

 

そこに零奈から勇也さんに慰めの言葉で綴られた。

 

「良い言い方ではありませんが、貴方方の借金の事など(わたくし)達北条院家には何も関係がございませんので、紘一様のお願いでも難しいところではありました。しかし.........これが我が北条院家の土地でも行っているのであれば話は別です。ホコリは掃除しなくてはなりませんでしょ?」

「......ゴクッ...」

 

零奈の言葉に続くように、薫子は扇子を広げて口元を隠しながら経緯を説明し、そして最後には口元が見えるように扇子を下げてニヤリと笑みを浮かべたので、勇也さんは緊張したように唾を飲み込んだ。

 

「大丈夫ですよ。一応その人達はまだこの世にいます。まあ、これから生きていくのに苦労はするでしょうけどね...あはは...」

「全く......紘一様はお優しすぎるのです。あの様な者達の命までお守りするなど!」

 

勇也さんを安心させる為に綴った言葉ではあったが、薫子は今回の処分にあまり納得いっていないようである。

まあ、玄庵さんを説き伏せるのも苦労したんだけどね。

 

「じゃ、じゃあこいつは!?」

 

ビリッ...ビリッ...

 

今までの話を聞いていた勇也さんであったが、この借用書の意味について聞いてきたところで、薫子はそれを手に取ると、何の躊躇もなく破っていった。

 

「お金を借りた会社がもう無いのです。ただの紙切れにしかなりませんね」

「───っ!!ありがとうございます!!このご恩!どんな形でも返しきれません!!あの場所はっ...!あの場所だけは、どんな事をしてでも守りきりたかった!!本当にありがとうございます!!」

 

薫子の言動に勇也さんは土下座でこちらに向かって頭を下げてきた。

 

「ふふっ、上杉君には今まで色々と相談にも乗ってくれましたからね。そのお返しがこの様な形で返せた事。私もお礼を申し上げます」

 

そして、勇也さんに続き零奈も頭を下げてお礼を伝えてきた。

 

「はぁぁ......結局は紘一様の手の平の上。敵いませんわね」

「いや。薫子の協力がなかったら、ここまで出来なかったよ。ありがとね薫子」

「~~~~っ......♡この後、お時間頂けますか?」

「ああ。良いよ」

 

そんな二人の土下座に薫子はため息混じりに、結局は僕のやりたい様にやっただけだと呟くも、これらの事が出来たのは薫子達のお陰でもあると笑顔で伝えると、顔を真っ赤にして顔を逸らしながら後で二人っきりの時間を欲しいと懇願してきたので、それに応じた。

とはいえ、薫子は妊娠してる身なのでハグや頬へのキスまでだろうけど。それでも満足はしてくれるだろう。

そんな考えを頭に過らせながら、真剣な顔をして勇也さんに頭を上げるように伝え、ある提案をした。

 

「勇也さん、零奈。頭を上げてください」

 

二人の頭が上がり僕に視線が来たところで話を進めた。

 

「一つ、勇也さんにお願いがあるのですが」

「おう!何でも言ってくれ!あんたには返せない程の恩があるからな!」

「そうですか。では、これから先、どんな事が起きようとも、マルオさんの事を見捨てず、心の支えになってあげてください」

「「「!?」」」

 

これは僕の独断の考えだった為、勇也さんは勿論。零奈と薫子も驚きの表情でこちらを見てきた。

 

「紘一?」

「今、零奈とマルオさんの二人の離婚協定を進めていますが、着々と進んでいます。流石マルオさんの雇った弁護士と言ったところですが、現在時間をかけているのはこちらの計画通り。だね、薫子?」

「──っ!!はっ!お時間がかかっております事にご心配をおかけしております!が、これも計画のうち、この協定は我らの思う通りに必ず進むでしょう!」

 

零奈の驚きの声を無視するように、先程の様にオーラを発しながら現状の零奈とマルオさんの離婚協定について話し、時間はかかっているが離婚は必ず成される事を薫子に確認した。

すると、薫子は三つ指を置いて頭を下げ、時間がかかっている事への僕や零奈に心配させている事への謝罪と上手く離婚は成り立つ事を強く宣言した。

 

「となると、マルオさんの事だ。何をしでかすか分かりません。そうなってくると、彼の命も危うい。何せ、この北条院家に楯突くのです。それを僕が許しても、薫子達は許さない」

 

僕の言葉を理解したのか、勇也さんはコクンと頷いた。

 

「僕はですね。マルオさんを嫌ってる訳じゃないんです。むしろ、五つ子達への愛が無かったとしても、ここまで立派に育ててくれた。それに感謝はしています。まあ、零奈を寝取った自分で言うのも何ですけどね」

「いいえ。紘一が寝取ったのではありません。私の気持ちは最初から貴方の心の中にあった。ただそれだけです」

「ありがとう、零奈」

 

零奈の心はマルオさんと結婚する前から僕にあったとうっすら笑みを浮かべて伝えてきたので、僕も零奈に微笑みを返した。

 

「だから僕はどうにかマルオさんにも違う道を示し。また違う形の幸せを持ってもらいたい、そう考えています」

「「「───!?」」」

 

僕の考えを伝えると、流石の三人も驚きの表情となっていた。

 

「そうなってくると、勇也さん。そして、下田さん。貴方方の存在が必要不可欠となるのです。マルオさんに、貴方は一人ではない。見返りも無しに貴方の傍で支えになってあげる、という事が言える存在がね」

「お前......マルオを許すのか?先生の娘さん達を利用しようとしたんだぞ!」

 

僕の言葉に勇也さんはダンッと右拳をテーブルに叩きつけて睨んできた。それだけ零奈の事を想ってくれてるのだろう。

なら尚更貴方に頼みたい。

 

「許すも何も、僕は始めからマルオさんに対して怒りを覚えてないですよ。まあ、少しは一花達への想いが足りないんじゃないかって怒っちゃいましたけどね」

 

勇也さんの態度に臨戦態勢に入ろうとした茜を右手で制し、笑みを浮かべながら勇也さんに僕の気持ちを伝えた。

 

「あれだけの素晴らしい頭脳を持っている方です。敵にするより味方にした方が良いでしょう?もし、マルオさんがそういう組織と手を組んでしまった方が脅威だ。そう僕は考えています。どう、薫子?」

「ふふっ...紘一様の御心のままに」

 

薫子に尋ねると、薫子は面白そうに笑みを浮かべて、また三つ指をついて頭を下げてきた。

 

「直ぐに返事をくれなくても構いません。それに一度下田さんと話し合って決めた方が良いでしょう。それまではこの話はここにいるメンバーだけの胸の内に収めてもらえると助かります」

 

最後に僕が頭を下げて僕の考えを伝えた終えた事を表した。

 

「はぁぁ...わぁったよ。一度下田と話してみる。言っとくけど、マルオの奴を許せてないのは下田の方だから上手くいくか微妙だからな」

「はい。考えていただけるだけでも助かります」

 

とりあえず考えてくれるだけでも助かると勇也さんに頭を上げて伝えると、力が抜けた様に胡座をかいている両膝に手をついた勇也さんは息を吐いて零奈を見た。

 

「零奈先生が惚れる訳だ。こいつは本物っすね」

「ふふっ...でしょ?」

 

呆れながら話す勇也さんに対して零奈は微笑み返すのだった。

 


 

「ぢゅぷッ...ぢゅぷッ...ぢゅぷッ...ぢゅぷッ...♡」

 

翌日の夜。

今日は五月の部屋に来て二人の時間を過ごしていた。

今は一回戦が終わり、少し休憩後に仰向けに寝転んでいる僕のペニスを五月がフェラをしてくれており、五月はペニスを咥えて唇と舌を使って丁寧に扱いてくれている。

因みに茜にはまた志織の所に行ってもらっている。

茜は最近所構わずフェラをしようとしてくるから困ったものである。大学のトイレに連れ込もうとした時は全力で抵抗して、家に帰ってからたっぷりと可愛がってあげたので今は満足して志織のところで何か話しているのかもしれない。

 

「ぢゅるるるるるッ...♡ちゅぱッ...♡えへへ♡まだまだ硬くて大きいね♡ねえ~...♡もう挿れちゃダメ?♡......うん♡じゃあ、挿れるね♡」

 

フェラをして硬く勃起しているペニスをときめいた目で見ながら扱いていた五月であったが、我慢が出来ずまた挿れて良いか聞いてきた。のだが、何も答えていないのにそのままペニスを跨いで騎乗位で挿入していった。

もう何も言うまい。

 

「あッ......あッ......あッ......あッ......♡おにいちゃんの...♡おくにあっというまに...どどいちゃったッ...♡えへへ...♡はぁあんッ...♡いいッ...いいよおぉッ...♡」

 

自分で膣内(なか)の奥までペニスを挿入させた五月は、ゆっくりと前後運動を始めはしていたが、両手を僕のお腹に置くと直ぐに激しい上下運動へと変えていった。

 

「あッ......あッ...♡いいッ...ぁッ...♡だめッ...♡もうッ...イクのとまんないのッ...♡はぁああああんんッ...♡」

 

そう言う五月ではあったが、腰の動きを止めることなく、パンパンと音を立てながらトロンとした目で激しく動かしていた。

 

「おいで五月。ギュッてハグしてキスしてあげるから」

「はッ...ぁッ...♡うんッ...♡んッ...ちゅるッ...れろッ...ちゅるッ...れろッ...れろッ...♡はッ...ぁあんッ...♡いいぃッ...おにいちゃんのおちんちんッ...きもちいいのおぉッ...♡」

 

五月をこちらに倒れ込むように促して五月を抱きしめると、五月は腰を動かしながらも舌を絡めるように濃厚なキスをしてきた。

僕はそれに応えながらも、五月の腰の動きに合わせて僕自身の腰も動かした。

すると、キスが出来なくなる程感じた五月はまたイッてしまい、膣内をギュッと締めつけながら動きをとうとう止めてしまった。

 

「はぁ......はぁ......ちゅるッ...ちゅっ...れろれろッ...れろッ...ちゅるッ...ちゅっ...♡はッ...ぁあんッ...♡まってッ...まだだめなのッ...♡」

「ふふふ...五月のおまんこはそうは言っていないよッ...!」

 

絶頂の余韻に浸って僕とのキスに夢中になっていた五月のお尻を両手で鷲掴みにして、休んでいる五月を無視して腰を動かし始めた。

 

「あッ...あッ...あッ...あッ...♡ほんとだめッ...またすぐイッちやうってッ...♡」

「いいよ。何回でもイッて良いからね。今日はとことん五月が満足するまで相手してあげるよ」

「いやッ...♡そんなこといわれたらッ...わたしッ...わたしッ...♡イッくうううぅぅぅッ...♡」

 

五月がイクのに合わせて腰の動きを止めて五月ごと上半身を起き上がらせて、今度は対面座位の形で、五月のお尻を持って動かしていった。

 

「はッ...ぁあんんッ...♡おにいちゃんッ...すきッ...すきッ...だいすきッ...♡だからッ...♡ぁッ...わたしのだいすきなおにいちゃんのッ...んんッ...あついせーしッ...あッ...わたしのなかにッ...ちょうだあぁぁい~...♡ちゅるッ...れろッ...れろッ...れろッ...♡ちゅるッ...♡はッ...♡イクッ...イクイクッ...♡」

「僕もそろそろッ...!」

 

射精感の高まってきた僕はそのまま五月をこちらに抱き寄せるようにして、一番奥で射精するように心がけた。

 

ドクッ...ビュルルルルルッ...ビュルルルルルルルルルルッ...

 

「はッ...ぁぁああああんんんッ...♡」

 

僕の射精に合わせるように、五月もイキ、顔を天井に向けて全身をびくびくと震わせていた。

そんな五月の首筋などにキスをしながら、僕も射精の余韻に浸っていた。

 

「あ......あ......あ......あ......おにいちゃんのッ...かんじるよおぉぉッ...♡みくは...♡これであかちゃんできたんだぁ...♡いいなぁ...♡」

「五月さえ望めば、高校卒業後にでも孕ませてあげるよ。ちゅっ...でも、五月って卒業後は進学を希望してるんだろ?」

「ちゅっ...♡えへへ...嬉しいな♡でも、うん。そうだね。私もお兄ちゃんやお母さんみたいに先生になってみたいの。だから、高校卒業したら、進学だね。ちゅっ...ちゅるッ...れろッ...れろれろッ...ちゅるッ...♡ちゅっ...♡そうなると...大学卒業までお預けかな......」

「だね。妊娠して大学を休学する訳にはいかないからね。でも、嬉しいよ。五月がそんな未来を考えてくれてたなんて」

 

最近知ったのだが、五月は本格的に教師の道を目指す為に、風太郎君に勉強を教えてもらいながら励みだしたそうだ。

まあ、今の五月の成績じゃ、大学進学なんて無理な話というものだが、今から頑張ればきっと実を結ぶだろう。

 

「えへへ...私の大好きなお母さんやお兄ちゃんと同じ道を進みたいんだ♪ま...まあ...今のままだと、そんなの夢のまた夢の話だって上杉君に堂々と言われちゃってるんだけどね...あはは...」

「大丈夫だよ。まだ二年以上残ってるんだ。それまでの間にしっかりと勉強していこう。風太郎君に家庭教師をお願いはしたけど、僕でも手伝える範囲で手伝っていくからさ」

「えへへ...♡ありがと、お兄ちゃん♡ちゅっ...♡大好き♡」

 

ペニスは五月の膣に挿入したまま抱きしめあって、暫くの間、キスをしたりとまったりした時間を過ごすのだった。

まあ......この後、更に要求されるとは思わなかったのだが......

五月の性欲と性行為での体力向上は僕の遥か上を行っている様である。

 

 




今回の投稿も読んでいただきありがとうございます。

今回のお話では上杉家の借金を帳消しにした代わりに、勇也にマルオの傍で支えてあげてほしいという紘一の気持ちが明かされたお話となりました。
実際に原作での借金相手がどんなものか知りませんが、玄関のドアを激しく叩いて怒鳴っているという風太郎の言葉があったような気がしたので、そういう組織にして、上手く北条院家を巻き込む形と取らせていただきました。

そして、エッチシーンは五月との二人っきりのセックスです。
エッチシーンが少々少なくなってきているような感じがしてきますので、これから精進して参ります。

では、次回の投稿も読んでいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

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