※この作品はR-18です。

【R18】 このすばらしからぬ展開にも祝福を!   作:レイトカマー

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第61話 この駄女神様の不在に解放感を!

 柔らかな胸の膨らみを両手の指先のフェザータッチでさわさわしながら、蜜蜂の様にピンクの花びらの間に舌を挿し込んで花蜜を掬い取り、熱い泉から谷筋を舐め上げて、隠れている花芽を舌先で突いたり唇を窄めて吸ってしゃぶっていたら、唐突に長く甲高い悲鳴にも聞こえる喘ぎ声を上げためぐみんは、両手で俺の頭を押さえ付けて仰け反り、全身を痙攣させてぶるぶると震えた。

 

 絶頂の瞬間に迸った特濃の魔力を逃さず舐め取り音を立てて啜ったら、すかさず間を置かず花園から顔を上げた俺は、ず~りず~りと膝の動きだけでにじり寄って、すらりとした四肢を投げ出して荒い呼吸で胸を上下させているめぐみんの膝を割り、白いあんよの間に分け入った。

 

 あそこちゃんを舐め舐めしただけでイってしまわれたなら、直ちに嵌めて挿しあげるのが礼儀。

 ちゅうより最初の頂上を極めた火が文字通り下火となる前に、ロケットの二段目に点火することで更なる高みへと昇っていただくが吉と言うもの。

 具体的にはかちんこちんこの聖剣エクスカリバーを熱い蜜壺にナマでぶっ挿して、フィット率百パーセントの状態へと馴染んでもらうことだ。

 

 聖剣エクスカリバーの剣身を片手で掴んで、パンパンに張り切って出番を待っていたツヤッツヤの先っぽを、ひくひくと震えていそうな熱い泉に押し当てて、二度三度と花蜜を塗り付けてからくいと腰を進めれば、我が愛剣は思いの外簡単にぱっくんちょされて、ぬめぬめに潤った熱い蜜壺にウェルカムと歓迎していただいて、柔らかな秘肉に包まれたのでございます。

 

 この包まれる感触がとってもグッドで気持ち良い、

 きっつく締め上げながらも同時に纏わり付いて来る熱い肉襞を押し退けて、奥の奥まで突き進んで深く繋がって、一つになりたいと言う欲求が心の底から沸き上がって来る。

 

 三歩進んで二歩下がると頭の中で口ずさみながら腰を進めれば、我が愛剣に華奢な肉体をぶっすりと貫かれためぐみんは、いや違うな、蜜の滴る秘めたる花で我が愛剣を根元まで咥え込んだめぐみんは、虚空を抱く様に両手を伸ばして甘い声で俺の名を呼んでくれる。

 

 俺もそれに応えて愛しい恋人の名を呼んで、体重を掛けない様に突いた両肘で上体を支えながら華奢な肩を手の平で包めば、肌が触れ合うまで覆い被ってお互いの体温を伝え合う。

 俺の可愛い恋人は潤んだ紅い瞳で見上げながら、花びらの様な唇を薄く開いて俺の次の動きを待ってくれている。

 

 その柔らかな唇を包む様に唇で覆って、吸って啄んで舌を挿し込めば、待ち伏せていた可愛い舌が俺の舌先をちろちろと挑発する様に舐めるから、ナメんじゃないとばかりに絡め取って、舌の裏側の付け根から下顎の歯茎までねっとりと舐め上げて、頬の内側を上顎の歯茎から天井までをも、舌の届く限り蹂躙する様に舐め回して、溢れる魔力で甘味を増した唾液を堪能させてもらった。

 

 いつもだったらこの辺りで百のカウントダウンが完了して、赤い紐を捕まえて魔力循環へと移行するところだけど、まずは純然たる肉体的な刺激だけでめぐみんを蕩けさせてしまいたいと思ったのは、快楽の追求と愛情の交歓とは別物の様な気がしているからに他ならない。

 

 肉体的にも精神的にも深く繋がることで初めて実現できる魔力循環は、腰が溶けてしまいそうなくらい気持ちが良いことは十分承知しているけど、だからと言ってそれに頼ってしまうことだけは絶対にしたくないと思っている。

 

 かちんこちんこの聖剣エクスカリバーを、名付け親でもあるめぐみんの体内の奥深くまで挿し込んで、仰け反る華奢な体を抱き締めて、舌を絡め合って口腔を舐め回すのは性愛の基本中の基本。

 お前の全てが欲しい、俺の全てで感じて欲しい、熱い吐息が愛しい、甘い喘ぎ声が可愛い。

 そして、愛してるよ、気持ち良いよと言葉で伝えて二人で溶け合たい。

 

 もちろん体も心も一つになって魔力を巡らせ合いたいし、唇を合わせて吸い取った魔力を、俺の聖剣エクスカリバーで貫いためぐみんの熱い体内に注いであげたい。

 今日は朝からバタバタしたせいでめぐみんの魔力も溢れそうになっているから、きっと俺の背骨から腰骨までも溶けてしまいそうなくらい熱い魔力が循環するだろう。

 

 だけど、今宵はまずはそれなしで、純然たるセックスでめぐみんを溶かしてしまいたいんだ。

 肌の触れ合いで、粘膜の触れ合いで、ぶっ挿した聖剣エクスカリバーの抽送で、優しく激しく愛してあげたいんだよ。

 

 今の俺なら、それらのを全てを指先から伸ばした魔力の触角で実現することができるかもしれないと思っているし、魔力触手と呼べるかもしれないスキルの開発は可能だと考えている。

 だけど、いくらフィードバック付きと言っても、実体の無い魔力の触手で撫で回して舐め回して、愛しいめぐみんのあそこちゃんにぶっ挿して、魔力循環で絶頂させて何が嬉しいんだ?

 

 確かに究極の性技ではあろうが、果たしてそれは愛を確かめ合う行為と呼べるだろうか?

 電マで良いじゃん、ロータだってバイブだって挿入できるし、おせっせは快感こそが全てだよと仰るなら、俺には掛けるべき言葉が見つからない。

 

 否、絶対にそれは認められない、そこに愛はあるのだろうか? 俺はないと思っている。

 だからこそ俺は全身全霊を以って愛しいめぐみんを、感じさせて、悦ばせて、イカせて、一緒にイキたいと思ってるんだ。

 

 うん、それが自己満足だってことは言われるまでもなく自覚してるよ。

 確かに指先の魔力触手のフェザータッチだって、ぶっ挿して口づけして繋がる魔力循環だって、言ってみればインチキだって事は十分過ぎる程に理解してるさ。

 相手が納得してくれているのなら、電マだってロータだってバイブだって同じじゃんかって。

 

 でもさ、それでもだよ、それで良いんだったらさ、別に俺でなくても良かないか?

 だからさ、めぐみんと愛し合うなら、ちゃんと体と言葉で向き合いたいんだ。

 それにさ、俺の胸の下で、俺の腕の中で、俺のかちんこちんこを根元まで咥え込んで喘いでいるめぐみんの可愛いこと可愛いこと。

 こんな姿を見せられて、こんな喘ぎ声を聞かせてくれるなら、俺は全力で応えたい。

 

 お尻に力を込めて外肛門括約筋をきゅっと引き絞めて、今にも決壊しそうな堤防を支えながら、俺は一心に腰を振り続けるのだ。

 めぐみんの蜜壺が奏でる淫靡な水音を響かせながら、浅く深く、ゆっくりと大きく、速く小刻みに、時には抜け切る寸前までの大きなストロークで、華奢な肉体を抉る様に突き立てた。

 

 邪魔が入らないと言う安心感からか、めぐみんの喘ぎ声はいつもよりも遠慮がない様に思える。

 まあ要するに、第二爆裂道場との差がありませんねと言うくらいのレベルなんだが。

 いつもだったら俺の部屋に忍んで来たときは、サウンドインスレイションで遮音されていることがわかっていても、声を漏らすまいと耐えていたところがあったのだが、今宵は実に可愛いく喘いで遠慮のない声を上げてくださっている。

 

 やがて切羽詰まって来た様な荒い呼吸の合間に、短い喘ぎ声と共に繰り返し俺の名を呼ぶから、俺もそれに応えて大きく腰を送り込んで抱き締めると、息を止めてひっしと抱き付いて来た。

『一緒に行こうな』と耳元で囁いたら、めぐみんはカクカクと頷く様に小さく首を振った。

 

 俺の聖剣エクスカリバーを根元まで咥え込んでいる蜜壺が、まるで引き絞る様に蠢いている。

 めぐみんのお腹の柔らかい皮膚の下で、筋肉が強張っているのがわかる。

 俺はめぐみんの華奢な体を抱き締めたままで可能な限り大きく腰を振り、柔らかくて暖かくて、それでいて絡み付く様に力強く締め付けて来る蜜壺を、その奥の奥まで容赦なく突き続けた。

 

 そして、その瞬間が訪れた。

 俺は、めぐみんが頂上に駆け上るのに合わせて引き金を引いた。

 

『ドックン!』と初弾が俺の聖剣エクスカリバーを震わせて、めぐみんの体内の奥深くに送り込まれると、堰を切ったかの様に『ドクッ、ドクッ、ドクッ』と脈動しながら、いつ終わるとも知れない熱い滾りの奔流がめぐみんの子宮を満たして行けば、めぐみんは体全体を強張らせて俺にしがみついて、今まで聞いたことがないくらいの歓喜の籠った声を上げた。

 

 

 

 めぐみんは四肢を力なく投げ出して、ひくひくと震えながらはあはあと荒い呼吸を続けていた。

 その華奢な体に体重を掛けない様に覆い被さって、頬をくっ付け合ったたままでめぐみんの呼吸が落ち着くのを待っている。

 

 体を重ねた状態で待機している訳だから、俺の聖剣エクスカリバーも退避せずに留まっている。

 昨日のクリスにほどではないにせよ結構な量を撃ち込んじゃったから、不用意に抜いてしまえば大変な事になってしまいそうだ。

 

 そして今現在でも俺の聖剣エクスカリバーが、めぐみんの体内でかちんこちんこと威容を誇って、流出を防ぐ栓になっているのは、間違いなくサプリームスキルの性豪の賜物だよな。

 このまま第二ラウンドに移行するのも容易だけど、抽送を再開しちゃったらどうなるだろう?

 

 寧ろ限界までめぐみんのナカに注ぎ込んでみたいって気持ちが、全くないと言ったら嘘になってしまうんだが、俺の精子でめぐみんの子宮をポンポコリンにしちゃっても、オカンが監修した経口避妊薬は効果を発揮してくれるんだろうか?

 

 もしも出来ちゃったとしても、めぐみんは嫌じゃないと言ってくれているし、めぐみんが産んでくれる子なら、きっと母親似の可愛い子供だろうと思う。

 父親に成れる自信なんてこれっぽっちもないけれど、この世界の初めてパパになる男たちよりも遥かに大切にしてやれるはずだと、密かに自負していたりもするんだぜ。

 

 唯一懸念があるとするなら、めぐみんは成人したばかりで、こっちの世界や日本の江戸時代なら立派な大人なんだろうけど、現代日本の常識で見るならまだまだ成長途上の少女なんだ。

 きっと出産だって、命懸けの一大事業になっちまいそうな予感もある。

 そんなときでもオカンがいてくれりゃ安心なのになと、居なくなって初めて思ってしまった。

 

 そんな埒も無い事を考えていたら、いつの間にか呼吸が落ち着いて来ためぐみんが、俺の頭を撫でていた。

 

「気絶しそうなくらい気持ち良かったです‥‥‥」

 

「俺も腰が抜けそうなくらい気持ち良かったよ。本当にめぐみんの体は気持ち良くて、喘いでいる声も可愛くて、いつまでもこんな風に愛し合いたいと思ってるよ」

 

「嬉しいです‥‥‥。いつまでもこうして愛してくださいね」

 

「うん、いつまでもいつまでもずっと、体力の続く限り愛してあげたい。もちろん一晩中でも」

 

 上体を少し起こして、まだ焦点が合っていない紅い瞳を見下ろしながらニカッと笑えば、ほんの少し間があって引き攣った様な笑みを浮かべためぐみんが、一晩中ですかと聞き返した。

 

「もちろん、お互いに体力が持てばって話さ。愛してあげたいってのは本音だけど、めぐみんが苦痛を感じるまで求めるなんてのは俺の本意じゃない。それは、お嬢様が決意するまでとっとくよ」

 

「でも、シたいんですよね?」

 

「そりゃあもちろん。愛しくて可愛いめぐみんが乱れる姿をずっと見ていたい」

 

「やん、もう‥‥‥、カズマはえっちです」

 

「しょうがないだろ? めぐみんのことが大好きで、このえっちな体も気持ち良いんだもん」

 

「魔力循環もなしで、二回もイカされてしまいました‥‥‥」

 

「基本的にアレはさ、めぐみんに魔力を充填するための手段だもの。めぐみんと心身共に繋がって魔力を巡らすのは凄く気持ち良いのは事実だけどさ、愛情交歓とは少し違うと思ってる」

 

「じゃあ‥‥‥、今夜はシないんですか?」

 

「そりゃあもちろん‥‥‥、シます。めぐみんの体に俺の魔力を巡らせて蕩けさせたい」

 

「いやん、もう‥‥‥、えっちなカズマにとろとろにされちゃいそうです」

 

「されちゃいそうじゃなくて、シちゃうの。ほら?」

 

 ほらと言いながら外肛門括約筋を引き絞れば、めぐみんの体内でかちんこちんこの状態を保っている俺の聖剣エクスカリバーがびくんと跳ねた。

 

「ひゃん! ど、どうしてそんなに元気なんですか?」

 

「だってまだ、たったの一回じゃん」

 

「ちょ、ちょっと待ってください。今からクリスを呼んで来ても良いですか?」

 

「クリスなら、ドアの外で聞き耳を立ててるみたいだぜ? 呼び入れちゃう?」

 

 ほれほれどうする?と、外肛門括約筋を引き絞って、めぐみんのおなかの奥までぶっすりと差し込んでいるかちんこちんこをびくんびくんと震わせれば、たちまちにめぐみんの体に火が点いて、可愛い唇から悲鳴の様な喘ぎ声が漏れてしまう。

 

「あっ、ああっ、さ、三人でなんて‥‥‥、まっ、まだ、心の準備が‥‥‥、ああんっ」

 

「そうだよな。俺もまだ、めぐみんに集中したい」

 

「んんっ‥‥‥」

 

 めぐみんの唇を塞いで赤い紐を手繰り寄せると、ものの数秒で魔力循環回路の接続は成った。

 

 そして俺は、時間をたっぷり掛けて腰を一振りもすることなく、めぐみんをとろっとろに蕩けさせてから、最後は魔力の循環に乗せて今宵二発目の熱い滾りを、昨夜クリスに撃ち込んだのと同じくらい大量にどっくんどくどくと注ぎ込んだのだが、それでもめぐみんが気を失わずに何とか意識を保っていられたのは、第二爆裂道場でのあの過酷な修行の成果かもしれない。

 

 

 

 横着型スティールでお取り寄せしたタオルを繋がったままでめぐみんのお尻の下に敷き込んで、そろりそろりと腰を引いてぶんぶん丸にパワーダウンした愛剣をずる~りと引き抜いた。

 

 めぐみんの花蜜を纏ってテラテラと怪しく光る我が愛剣の、全力時の張りはなくてもツヤツヤの先っぽが姿を現すと、同時にめぐみんのピンクの膣口からは『コポコポコポッ!』と音でも聞こえそうなくらいの勢いで、俺がめぐみんの胎内に放った二回分の白濁した精液が滔々と溢れ出した。

 

 毎回の様にそんな光景をじっくりと観察しては、己が成果に悦に入ったりもしてるんだが、恥ずかしがり屋のめぐみんはメルトダウンしてるから、見られていることを意識する余裕もない。

 ぐったりして手足を投げ出しているから、何でもしたい放題できそうなんだけどな。

 だけどほら、そこは信頼されている証でもある訳だから、悪趣味な悪戯や酷い事はしないよ。

 

 俺の体重の減少分を吸収して質量を増したタオルの束を逆スティールでポイしたら、お代わりの柔らかなタオルで、そっと優しく丁寧にめぐみんの大切な場所を綺麗にしてあげる。

 舐めて綺麗にしてあげても良いんだけどさ、自分のは苦いんだよな。

 

 最後に今日も頑張った愛剣を拭き上げたタオルをポイして、余韻に浸っているめぐみんに添い寝して胸に抱き寄せた頃には、ドアの向こう側の二人の気配は消えていた。

 なんだこれからだったのにと言葉には出さないで、まだ呼吸が落ち着かないめぐみんを包む様に抱いて背中を撫でていると、俺の胸に頬を擦り付ける仕草が小動物みたいでなんだか妙に可愛い。

 

 このまま三回戦に突入しようかなとも思ったけど、これはこれで幸福感がじんわりと染みて来て心が満たされるみたいで気持ち良いから、流れに身を任せてみよう。

 もちろん復活しためぐみんがオカワリと言うなら、返り討ちにする余裕は十分にあるし、このまま眠ってしまっても構わないと思えるくらい充実したおせっせだった。

 

 トチ狂ったオカンの襲来を気にしなくても済むのは解放された様な気分だし、何の気兼ねもなく自分の屋敷の自分の部屋で、恋人と熱い夜を過ごせることは何ものにも代え難い幸せを感じる。

 ついさっき、オカンが居てくれりゃなと思ったばかりなのに、もうキャンセルされてしまった。

 俺はめぐみんの柔らかな肌の感触を手の平で味わいながら、明日からの事を考えていた。

 

 明日はクリスの番だから一緒に過ごすとして、エリスとはどうしよう?

 暫くは帰って来れないだろうし、クリスも一緒に行くのだから明日はアリの巣の別荘に跳ぶのも良いかもしれないな、ヨシ、クリスを倒してから相談だ。

 

 明後日はめぐみんの実家に泊めてもらうつもりだ。

 族長の試練でゆんゆんの前衛を務めるお嬢様は、当然ゆんゆんの実家に滞在してもらうとして、んじゃあクリスはどうしようって話になったんだが、めぐみんの実家に泊まると話がややこしくなりそうだからって、一晩だけゆんゆん家に泊めてもらうことになった。

 

 ゆいゆいお義母さんは無理矢理にでも既成事実を作らせようとしてたくらいだから、ちゃんと二人の気持ちを伝えればきっと応援してくれるだろうし、こめっこはストレートに食べ物で釣ろう。

 そしてやっぱり最後は、ひょいざぶろうお義父さんの心情的なハードルだろうな。

 

 前回はお義母さんが問答無用で眠らせてたから話をする機会もなかったし、第一あの頃はまだ、めぐみんの恋人になる未来なんて想像もしていなかったもんな。

 ちゃんと向き合ってご挨拶して、後は当たって砕けろだな。

 

「明日は街を回ってお土産を買わなきゃ‥‥‥」

 

「前回と同じ様に、お饅頭だけで良いんじゃないですか?」

 

 ふと漏らした独り言に反応しためぐみんが、半分蕩けた様な表情で見上げている。

 

「そうもいかんだろう、今度は俺だけ泊めてもらうんだから。それに邪魔者がいない中でちゃんとご両親に話をさせてもらえる絶好のチャンスなんだからさ」

 

「話‥‥‥とは?」

 

「決まってるじゃんか、娘さんを俺にくださいって。ひょいざぶろうお義父さんに一発グーパンチをもらうとこまでは想定内だ。だけど痛いのは嫌だから、こっそりと小さなエアバッグを頬っぺたに展開するけどな」

 

 めぐみんは再び俺の胸に顔を埋めて、笑いを堪える様に小さく震えている。

 

「ん? どした?」

 

「嬉しいんです。でも、そのこすっからいところもカズマらしくて好きです。お父さんのパンチを生身で受ける気はないんですか?」

 

「ヒーラーがいないからな、一晩中痛んだら二人きりの夜どころじゃなくなるだろ?」

 

「一晩中看護してあげますよ。その口実にもなりますし」

 

「でも、痛いのは嫌だなあ」

 

「それなら、今夜だけでも気持ち良くなってくださいね」

 

 背中を抱いていた俺の腕の中から、するりと抜け出す様に起き上がっためぐみんは、仰向けに寝転がったままの俺の横に座り直した。

 薄暗がりの中で俺を見下ろしている妖しく輝く紅い瞳は、紅魔族の名の由来。

 感情の高揚、気持ちの昂り、即ち興奮状態にあることを示しているのだ。

 

 なあ、ナニに興奮してんだ?

 

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