※この作品はR-18です。

【R18】 このすばらしからぬ展開にも祝福を!   作:レイトカマー

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 和真です。
 またまたお姫様抱っこの話で恐縮ですが、皆さんは日常的にパートナーさんを持ち上げますか?
 ヨイショしてますかと言う話ではなくて、抱き上げてますかと言う質問です。
 もちろん自尊心を擽り承認欲求を満たして差し上げることは大切ですから、併用されると円満な関係を維持する上で効果はバツグンかもしれません。

 ちなみに日本での人力による重量物の取り扱いは、成人男子で体重の四割くらいまでにしましょうねと、お役所が指導してるなんて話を聞いたことがあります。
 重筋作業と呼ぶそうで、中学生のときの課外授業で工場見学に行ったときに聞いた話です。

 こちらの世界では体重計なんて便利な物はありませんから、やや細マッチョで中背の俺は、推定50キロ台後半かなと思ってますから、その四割と言うことは22~23キロくらいまでですね。
 すると日常的に持ち上げて支障がないのは、小学校に上がろうかって頃くらいまででしょうか。
 そう、めぐみんの妹のこめっこくらいまでってとこですね。

 めぐみんやクリスの推定体重は、おそらく俺の重筋作業の推奨値の倍はありそうですが、二人のことをそれほど重いと感じないのは、きっと愛してるからバフが掛かっているのでしょうね。
 だけど、鎧を着ていない状態でも筋肉質のお嬢様は地味に重たかったんですけど、あれは仲間愛とでも言いましょうか、決して男女のそれではなかったからだと言えるからなのかもしれません。

 つまりそれは、愛は女体を掬うってことなんですかね?
 もしそうなら、お互いに愛してると言い合える間柄になれたなら、軽々と右向きのお姫様抱っこでベッドに運んで、ふざけ合いながらもドМのお嬢様がお望みの通りに、ケダモノの様に乱暴に組み敷いて、蹂躙して挿し上げることも不可能ではないのではと思えてしまいます。

 ドМのお嬢様は俺より上背がありますし、主に腰回りや胸周りの肉付きもけしからんくらい素晴らしく、更にそのお肉の下には鍛え上げられたマッスルが詰まっておいででしょうから、おそらく推定〈ピーー〉キロくらいはあるのではないかと想像しております。

 そして、愛のバフにも限界があるとしたら、見るからにか弱そうな俺は、そんなお嬢様を組み敷くことがはたして可能なのでありましょうか?


『《解》、天井の染みでも数えていれば良いのです』

 突き放す様な冷たい声が脳内に響いた。





第73話 このけしからん聖騎士に決着を!

「二人とも、もう寝たのか?」

 

 心ならずも発してしまった言葉は、十中八九これから始まるのであろう、いや、既に強制的に始まったかもしれない想定外の展開に、内心の動揺を隠しきれなかったことによるものだと思う。

 当然のことながらこの問いは、子育て中であるにも拘わらず統計学上奇跡的と言えるかもしれないほどまだラブラブな若い夫婦が、そろそろ三人目をと交わしている会話ではない。

 

 三人目との数字に関してだけは当て嵌まるものの、この先の展開を考えれば嵌めることに間違いはなかろうと思うが、しかし、『そろそろ三人目を』と『そろそろ三人目に』との間には、たった一文字の違いで横たわるまたは立ちはだかる絶望的なまでの状況の違いがあることを、文字表現の絶対的な違いに造詣の深い、嵌めル~ンR18の読者諸兄は読み取っておられることだろう。

 

 諄い様だが誤解がない様に説明すると、この問いが指している『二人』とは、俺をソファーの隣に座らせた、異世界人権宣言が謳う平等など何するものぞと言わんばかりの、誠にもってけしからん肉体を素肌も露わな超色っぽいネグリジェで包んだ、今現在はまだ処女であらせられる大貴族のお嬢様との間に、将来儲けるかもしれない子供たちのことでもない。

 

 つまり結論を申し上げるなら、ここで挙げた『二人』とは、今や愛情と欲望のシンボルとなったかちんこちんこで、『嵌~めルン♥』と挿しちゃった恋人たちを指していると察して欲しいのだ。

 尚、本日ツクツクボウシが突く突く肉棒刺とつんつんつくつくしちゃった二人目の恋人に関しては、便宜上のカウントであることをご理解いただきたい。

 だって、三人でもないし二人半でもおかしいだろ?

 

 思い返してみるまでもなく、この世界に来てからは全てがなし崩しに進んでしまった。

 いや、それが悪いとか、こんなハズじゃなかったとか言いたい訳ではない。

 日々の暮らしの中で、流されるがままに生きて来た自覚はあるし、今の自分自身が流された結果であることも、言われるまでもなく認めているのだから。

 

 誰かと出逢って結ばれるのが運命なら、今ではその運命すらも愛しく思えてしまう。

 それを気付かせてくれたのはめぐみんの存在だし、クリスやエリスとの交わりもその延長線上にあったと言えるのかもしれない。

 

 もっと言えば、全ての始まりは‥‥‥

 

 いや、その名前は出したくない。

 何故かはわからないが記憶を司る脳の一部が、俺は被害者だと言って嫌がっているのだ。

 名前すら呼んでいけないのは西欧や中東の神様だが、この場合は少し違う様な気がする。

 

 

 

 それでは本編に戻ろう。

『たゆん』と豊満なお胸様を揺らして、超色っぽいネグリジェの胸元Vカットの谷間を見せつける様に前屈みになって、テーブルのボトルに手を伸ばしたお嬢様は、再び『たゆん』と擬音が聞こえそうな動きで向き直って、俺のグラスにお代わりを注いでくれた。

 

「クリスも今夜は自分の部屋で休むと言っていた‥‥‥」

 

 ほほう、話し合いの結論はそうなったか。

 語尾の『‥‥‥』は、その経緯について何か語りたいことがあるんだろうな。

 それを言葉にするのを促すために、独り言の様に俺はごちてみた。

 

「今夜は一緒に寝るはずだったんだけどな?」

 

「今日はいっぱいつかれたから、とにかく眠りたいと言っていたぞ。そんなに疲れるまで一体ナニをしていたんだと聞いても真面に答えてはくれなかったし、めぐみんは何となく理解したみたいだから、きっと経験者でなければ通じない話だったのだろうな」

 

 経験者ね、そりゃまあ、普通は言えんわな。

 もちろんエリスのことは口に出せんけど、クリスであった時間でも乳首イキにクリちゃんイキ、そんでもって中指君で仮称Gスポットのナカイキからの、バディも参戦しての女神様の召喚。

 めぐみんに指を挿し込んだことはないから、きっと知力にも優れる紅魔族由来の想像力だろう。

 

 エリスは残りの魔力が半分を切ったと言って、後はクリスにねと丸投げして逃げちゃったから、仮称Gスポットとポルチオへの刺激の検証のために、色々な体位でナカイキを試す任務はクリスに引き継がれちゃったんだよね。

 

 クリスはツクツクボウシの突く突く肉棒刺につんつんつくつくされ通しで、最後はどっくんどくどくと熱い滾りを限界まで注入されちゃったら、涎を垂らしたまま気絶しちゃったもんな。

 確かにめぐみんとも一日中シテたことがあるから、経験者だって言えなくもないよな。

 

 汗びっしょりあそこもびっしょりで気絶してるクリスを温泉に浸けて、意識がないのを良いことに触って撫でて揉んで舐めて指挿れて、それから洗って拭いて乾かして服を着せたんだよ。

 もちろんおパンツ様を履かせたのも俺、ちゃんとおヒップ様の包み具合を調節して、セクシーなパンイチクリスをじっくりと鑑賞しながら服を着せたから、もういつでも介護の仕事に就けるぜ。

 

 そんでぐったりのぐっすりで、すやすやお休みのお突かれ様のクリスを、抱っこしてテレポート(もどき)で帰って来てすぐにベッドに運んで、介護士さながらの手際と冷静さで猛ることもなくセクシーなパンイチクリスを再現したから、完全にめぐみんの見立て通りなんだよな。

 

 だけど、めぐみんが手伝って手早くパジャマを着せてくれたから、じっくりと鑑賞したり手触りを楽しむ暇はなかったし、背後にはギャラリーのお嬢様もいらっしゃったから、めぐみんを誘って朝の延長戦をと言う訳にもイカなかった。

 

 エリスからもらった魔力も凄かったぜ、ラファエル先生も慌ててセルフスタンドのノズルみたいなのを、追加で二本も俺の腰にぶっ挿してくれたもんだから、別の世界が広がりそうだったぜい。

 魔力循環は先にめぐみんで試してるから、こっちも経験者だわな。

 

 

 

「それでダクネスが待っててくれたのか?」

 

「ひ、一人で寝るのは、そ、そのぅ‥‥‥、寂しいだろ?」

 

 だから私が寝巻姿で待っていてやったんだぞと言わんばかりに、肩紐だけで吊られた袖なし襟なし胸元V字カットの、これでもかってくらい大胆な超色っぽいネグリジェ姿じゃないか。

 裾丈も膝上だしサイドの切れ込みにまで豪華なレースが入ってて、覗く太腿がとってもグッド。

 エルロードの王城で一服盛ろうとしてたときより、俺のシャイなハートにぶっ刺さるぜ。

 

 だけどそんな格好するときには、上にガウンを羽織るのが普通ってモンだろ?

 まるで初心な小娘の様にもじもじと肩を寄せて、素肌の腕までくっ付けて来るもんだから、豊満なお胸様の谷間もけしからんボディーラインも丸見えで、おまけに下心まで透けてるじゃないか。

 誰がどう見たって誘ってる様にしか見えないし、その上に緊張のあまり噛んでるぞ。

 

 そんな話で決着ついてるって言うなら乗っかってやらんでもないが、本当に良いのか?

 そのボンキュッバンな我儘ボディーのお腹の上に乗っかっちゃうぞ、そいでもってシルフィーナの弟か妹を仕込んじゃうんだからな、大貴族のお嬢様が孕まされちゃうんだぞ、わかってんのか?

 俺はやりゅときにはやりゅ男なんだからにゃと、緊張が感染って俺まで噛んでしまいそうだ。

 

 まあ良いから落ち着け俺、今朝だってクリスの魔の手から愛するめぐみんを救い出して、一緒に成敗してから愛を確かめ合ったし、アリの巣の別荘では女神様にもクリスにもたっぷり注いで挿し上げたんだから、賢者にはなれなくても理性の切れッ端くらいは在庫が残ってるはずなんだ。

 

 めぐみんと一緒に大人になる前のDTの俺だったら、テンパってパニクって腰が退けて、甘い雰囲気に耐え切れずに三角筋や大胸筋や大腿四頭筋までをも讃えてしまって、『ぶっころ!』と青筋立てたお嬢様に追い掛け回されたかもしれないが、リア充となった今では二人の恋人を余裕で絶頂させられる、イカすイカせられるイカ臭い男なのだ。

 

 

 

「ララティーナ様と呼んだ方が良いか?」

 

「やめてくれ、私はカズマの前ではただのダクネスだ」

 

「わかった。ダクネス、今夜俺の女になってくれるよな?」

 

「‥‥‥‥‥‥はい」

 

 蚊の鳴く様な声で返事して俯いたダクネスに腕を回すと、俺より年上で、俺より上背があって、俺よりも筋力のある美しい女性は、露出している肩に指先が触れた瞬間にピクッと身を震わせた。

 その肩を抱き寄せて指先で顎を持ち上げると、閉じた瞼の長い睫毛が微かに震えている。

 

 上気した頬を手の平で包むと、その上に自分の手を重ねてうっとりと目を閉じていらっしゃる。

 もう一方の手で金色の髪を梳く様に後ろに流しながら、最初は軽く触れるだけの口づけで焦らして少しづつ唇を啄んでいると、待ち切れないのか突き出す様に唇が追い掛けて来た。

 

 顔を傾けて柔らかな唇を包む様に迎え撃って吸いながら、背中に回した腕で抱き締めて唇を強く押し付けると、弾けた様に吸い返して来た。

 今まで何度も挨拶代わりに唇を奪われもしたが、敢えてするに任せるだけで、応えて俺から踏み込んで行く様な真似はしなかったし、お嬢様も俺の腰が砕けそうになるまで抱き締めるだけで、それ以上は決して求めようともしなかった。

 

 それは、本人の意志だけでは振り払えない、お嬢様自身を雁字搦めに縛り付けている大貴族家の柵と、一介の平民に過ぎない俺を己が隣に立たせることの絶望的なまでの困難さに、躊躇っているが故の行動であることは痛いほど理解できる。

 

 そして俺からも踏み込まなかったのは、信心深く、王家の盾であることに誇りを持ち、国を愛し家族を愛して領民を愛する、変態でドMでポンコツだけど真っ直ぐなお嬢様の気持ちに応えるためには、攫って駆け落ちするしか方法がなかったからで、もしもそうしてしまえばダクネスが愛して止まない他の全てを、手放さざるを得なくなってしまうからだ。

 

 そんな俺たちの葛藤を笑い飛ばす様に、めぐみんが提案した解決策には笑ってしまった。

 大貴族の権力を背景に俺を囲ってしまえば良いと、秘密の恋人にしてしまえと。

 俺たちが魔王を倒して英雄となったら、実はアレは私の男だと明かせば良いではないかと。

 

 まあ確かに名案ではあるが、魔王を倒せるくらいにまで俺が強くなれるとは思えないけどな。

 俺はダクネスの踏ん切りが付くまで、例え何年でも待つつもりでいたのだが意外と早かったな。

 それなら、今度は俺がダクネスの気持ちに応える番だと、熱い口づけに気持ちを込めた。

 

 

 

 今日は朝からめぐみんにたっぷり注いで、エリスにもクリスにもこれでもかってくらい撃ち込んだから、けしからんくらい我儘ボディーのダクネスでも、余裕を持って優しくしてやれると思ったのだが、やっぱりこの手に抱いてみると圧倒的なボリュームにクラクラするな。

 

 めぐみんの瑞々しさや、クリスの奔放なしなやかさ、そしてエリスの神々しさ全開の麗しさとはまた違って、十分に熟した果実でありながらも誰の手にも触れられていない初々しさがまた良い。

 はだけている肩や腕や背中を撫でながら柔らかな唇を吸い、そして初めて舌を差し込んだ。

 

 ほんの一瞬だけ驚いた様に唇を強張らせたけれど、すぐに応えて俺の舌を迎えてくれた。

 おそらくめぐみんやクリスよりも長そうなダクネスの舌は、無作法に乗り込んだ俺の舌に絡み付いて、まるでダンスでも踊る様に舐め上げてくれる。

 

 ぴちゃぴちゃと水音を立てながらお互いの唾液を交換し合って、唇を啄み合ってはまた舌を絡め合い、時が経つのを忘れて口づけを交わした。

 唾液の糸を引きながら唇を解放すると、ふうと熱い息を吐きながら自然にしな垂れ掛かって来たダクネスを抱き留めれば、俺の体に素晴らしい感触が『たゆん』と圧し掛かる。

 

 重い両手剣を振り回す筋肉が詰まっているはずの腕も肩も背中も、信じられないくらい細くて柔らかいことに素肌に触れて初めて気付き、そして驚かされた。

 俺の胸を押している『たゆん』も、その下には立派な大胸筋があるはずなのに想像も付かない。

 

 ここは俺が生まれ育った世界と似ている様に見えながらも、その成り立ちから生物の進化の過程に至るまで、全てが大きく異なることを嫌と言うほど思い知らされて来たけれど、それでも力強い女性がここまでしなやかで柔らかいのは、もはやチートと呼ぶしかないだろう。

 

 ある種の感動を覚えながらしっとりとした素肌を撫でていると、俺の胸に当てた手の平に横顔を重ねたままで、嬉しそうに、そして感慨深気にダクネスが呟いた。

 

「初めてだな、カズマからキスしてくれたのは」

 

「俺は何度も奪われてるけどな。ダクネスの覚悟が決まるまではと、ずっと我慢してたんだぜ」

 

「初めてだから‥‥‥、優しくして欲しい‥‥‥」

 

 もしもこんなシュチュエーションで『嬲ってくれ』とか『思う存分蹂躙してくれて良いのだぞ』なんて言われてしまった日には、あっと言う間に俺の聖剣エクスカリバーもちゅんちゅん丸に縮こまって、腰が退けていたかもしれない。

 

「そろそろ、俺の部屋に行こうか?」

 

 俺の言葉に顔を上げた初心なお嬢様は、恥ずかしそうに上目遣いに見詰めて、小さくコクンと頷いてから再び俺の胸に顔を埋めた。

 

 背中を撫でていた手を止めて、乱暴にならない様に肩をそっと押し戻すと、もう一度触れるだけの軽い口づけで唇を重ねてから、出来る限り柔らかな表情を心掛けて黙ったままソファーから腰を上げ、さあ行こうと右手を差し伸ばした。

 

 その手を取って立ち上がった、俺より上背がある上にハイヒールを履いているダクネスの背中に左手を回して軽く抱き寄せると、必然的に俺は頭を掻き抱れる形になってしまうが、そこでとあるスキルを使って一瞬でお姫様みたいに抱き上げて見せた。

 

 目を見開いて驚きながらも『大丈夫なのか?』と、ひ弱な俺の身を案じてくれる優しいお嬢様に、『教会で攫った頃に比べれば、少しは力強さを感じるだろう?』と返して居間を後にした。

 階段を一段昇る度に脚の筋肉と膝が悲鳴を上げるが、それでも敢えて身体強化は掛けなかった。

 

 階段を昇りきって自室に向かって廊下を進むと、背後に良く知る愛しい魔力の気配が二つ。

 たぶん息を殺してドアの隙間から、俺たちの背中を見守ってくれているのだろう。

『頑張るからな』と心の中で応えて、部屋のドアを魔法で開けた。

 

 

 

 

 

 今朝の小鳥の囀りはチュンチュンだった。

 窓から差し込む朝日が壁に反射して、柔らかな光をベッドの上にも届けてくれる。

 見慣れたいつもの天井には染みの一つも見当たらず、今朝の気怠い目覚めを見下ろしている。

 魔力も気力も漲っているのに何故に気怠いのか、その答えが俺の左腕を絡め取っていた。

 

 目をやれば、俺の肩に額を押し付ける様にこちらを向いて眠っている若い女性の、美しい金色の髪が柔らかな光に煌めいて、昨夜の出来事が夢ではなかったことを教えてくれる。

 俺の左腕は柔らかで温かい豊かな『たゆん』に埋もれる様に挟まれているから、羨ましいくらい幸せな朝を迎えたことだろう。

 

 絡め取られていたのは左腕だけではなかったな。

 左足に絡み付く柔らかさと圧倒的とも思える存在もまた、撫で上げて舐め上げて辿った、美しい花園へと続く道であったことを思い出させて、本来の生理現象にも増してシーツをテントに見立てて張り詰める支柱に力を与えてくれた。

 

 三人目の恋人となった愛しいダクネスが絡めている太腿を、柔らかさを確かめる様に昨夜の余韻に浸りながら撫でていたら、小さく身じろぎしてからゆっくりと瞼を開いた。

 

「おはよう、カズマ。起きていたのか?」

 

「おはよう、ダクネス。ほんの少し前にな」

 

「こんなに満ち足りた目覚めは、随分久しぶりの様な気がする」

 

 俺が二人掛かりで無理矢理酔い潰された翌朝、めぐみんと三人全員パンイチ川の字で目覚めて、盛大に恥ずかしがって焦っていたダクネスも、今朝は憑き物が落ちた様に穏やかに微笑んでいる。

 たった一晩で当たり前の様に見詰め合って、自然に口づけを交わせる様になった。

 

 自然の呼び声も聞こえないふりで、今は三人目の恋人と甘い目覚めの時間に浸りたかった。

 向かい合う様に体の向きを変えて、金色の髪を梳く様に撫でながら首の下に腕を差し込もうとすると、その意図を察して少し頭を持ち上げてくれるから、俺は難なく背中を抱いて、同時に豊かな肉付きの腰を肌が密着するまで抱き寄せた。

 

 額に頬にと軽く口づけして、もう一度おはようと唇を重ね合い、豊かなお尻様を目一杯広げた手の平で掴む様に揉んみ揉んみとご挨拶すれば、俺の脚の間に挿し込んだ圧倒的な存在感の太腿を、貫かれて純潔を散らしたかちんこちんこの聖剣に押し付けて来る。

 

「その‥‥‥、私の体はどうだった? 可愛い二人に比べて、持て余したりなどしなかったか?」

 

「めぐみんはめぐみん、クリスはクリス、そしてダクネスはダクネスだ。比べなきゃいけないとこなんてどこにもないし、三人三様で皆可愛いし、素敵だし、気持ち良い。三人とも愛しているし、そんな素敵な三人から愛してもらえるなんて、そこの窓を開けて叫びたいくらい嬉しい。そして、今朝に限って言うなら、昨夜のダクネスは初々しくて最高だった」

 

「私は‥‥‥、カズマの女になれたのだな?」

 

「パーティーの仲間のダクネスは俺の女だ。そして、この屋敷で一緒に暮らす俺の大切な家族だ。世間に向かって胸を張って言えないことだけが残念だけど、いつの日にか俺が世間から認められる男になれたなら、あいつはダスティネス・フォード・ララティーナの男だって自慢してくれ」

 

「そうか、それまでは世間には秘密の『私の男』なのだな?」

 

「今はそれで我慢してくれ。だけど覚悟してくれよ、もう離さないからな」

 

「教会でアルダープの手から私を奪ってくれた日から、私はずっとこの日を待ち望んでいたのだ。もうこの手は離さないぞ、カズマは私のものだ。二人も美少女を囲っているが、それもみんな纏めて私のものだからな」

 

「懐が深いな、さすがは大貴族のご令嬢様だ」

 

「茶化してくれるな。本当の気持ちはカズマを独り占めしたい、連れ去って、閉じ込めて、好きにしたいほど好きなのだ。だが、めぐみんもクリスも大切な家族だ。どちらも手放したりはしない」

 

「そんな欲張りなダクネスが大好きだよ」

 

「愛している、カズマ‥‥‥」

 

「俺も愛してるよ、ダクネス」

 

 

 

 こうして俺の異世界暮らしに、また大きな変化が訪れた。

 めぐみん、クリス、エリス、ダクネス、みんな愛してる。

 これってもう、ハーレムだよな?

 

 




『《告》、タグに「ハーレム」と「ダクネス」を追加しました』

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