【R18】 このすばらしからぬ展開にも祝福を! 作:レイトカマー
「‥‥マ、カ‥マ、カズマ?」
ふと我に返ると、めぐみんに肩を揺すられていた。
どうやら並列思考の会議に没頭していたみたいで、周囲の状況が目に入っていなかった様だ。
自問自答は己の思考を整理するのに有効な方法ではあるが、どうしても願望に引っ張られるきらいがあって、結局は結論ありきの自意識の確認作業に陥ってしまい、仲間内で慣れ合い忖度が蔓延る凡そ議論とは呼べない会議と同様に、真に効果を見出すことが非常に困難だ。
そこへ行くと並列思考のスキルによる脳内会議は、設定した条件で意識の中に異なる意見表明者を揃えられ、意見とそれに対する質問を適宜差配する議長の役割をラファエル先生が担ってくれるお陰で、俺は傍聴席から討論を客観的に眺めることができる。
同時にサプリームスキルのバフ(時間短縮)を併用すれば、会議時間の大幅な短縮が図られて、まるでAIの様な高速思考が可能となるのだ。
但し、本日のお題の『体形とエプロンの形状の親和性』の様に、議題によっては議論が白熱するあまり、周囲への注意が疎かになってしまうので、用法用量には注意が必要だ。
「うん? お? 何だ、めぐみん?」
「どうしたのですか、ボーっとして? クリスも着替えましたよ」
「おっ? おう、んじゃ出発しなきゃな。各自忘れ物はねえな?」
よっこらしょと、オッサンじみた掛け声でソファーから立ち上がると、他の皆は玄関に集合してこちらを見ていた。
めぐみんがまるで当然のことの様に俺に寄り添って腕を絡めているけど、二番目と三番目の恋人はそれを自然なこととして受け入れていて、一人ゆんゆんだけが目を丸くしている。
めぐみんはアークウィザードのトレードマークの一つでもある中折れのトンガリ帽子を、俺に腕を絡めて寄り添うために頭には被らずに背負っていた。
ぱくぱくと池の鯉みたいに、何か言いたそうなゆんゆんに軽く片目を瞑って見せると、動揺しながらもどうやら理解してくれたみたいで、コクコクと小さく頷いてから背中を向けて玄関を出た。
最後に玄関に鍵を掛けて全員で固まると、真っ直ぐ天を指す様に片手を上げたゆんゆんの足元を中心に魔法陣が広がり、『イ、イキます』と切羽詰まった様な裏返った声に続いて詠唱が響いた。
「テレポート!」
一瞬視界が揺らいだ気がしてエレベータが動き出す様な浮遊感を感じたが、次の瞬間には見憶えがある気がする田舎の集落の広い通りに立っていた。
いや、田舎の集落にしては新築の家ばかりだが、雰囲気そのものは変わっていない様に思えた。
「着きました。皆さん、ようこそ紅魔の里へ」
ゆんゆんが観光バスのガイドさんみたいに到着のアナウンスをしてるけど、周囲の通行人たちの混乱ぶりとブーイングとクレームに掻き消された。
どうやら事前の連絡なしに、里のど真ん中に俺たち外部の人間を連れて来たことへの苦情みたいで、まるで観客が突然楽屋に入って来たときの、役者さんたちの慌てぶりを見た様な気がした。
俺の腕を抱く様に寄り添っているめぐみんを指差して何か言っているのは、確かアクセルの屋敷にこめっこを連れて来てくれた、え~と、どろんことふらふらの二人か?
挨拶代わりにヨッと右手を軽く上げると、何故か二人は泣きながら意味不明な捨て台詞を残して全力で走り去ってしまい、めぐみんは勝ち誇った様な笑みを浮かべていた。
アミューズメントパーク紅魔の里のスタッフさんたちの混乱ぶりに、気付いていないかの様に振舞いながら昼食場所に向かっていると、脳内にラファエル先生の声が響いた。
『《告》、テレポートの座標認識プロセスと、発動に要する魔力量の解析が完了しました』
え? なにそれ? 俺も長距離のテレポートが可能になったってこと?
『《是》、視認できない距離でも、座標登録によって跳躍先を詳細に指定できます』
テレポート(もどき)みたいに、常設の魔法陣を敷設しなくても可能ってこと?
確か行先の座標登録って、制限があるんじゃなかった?
『《解》、個人の記憶力によって上限が決まりますので、多くの行先を登録するためには、座標を大まかな範囲で設定せざるを得ませんが、私がマスターに代わって記憶することにより、ほぼ無限に詳細な座標の登録が可能です』
なにそれ凄いチートじゃんか?
一回でも訪れたことのある場所に限ってなら、もはや歩く『どこでも〇ア』じゃん。
『《解》、故にアルティメットスキルなのです」
俺の脳内でドヤるラファエル先生、お見逸れしました。
そうか、それで前回ウィズに送ってもらったときには、手前の原野の上空に放り出されたのか。
郵便番号みたいなアバウトな座標指定だったって訳だな。
密かに新たな驚きに浸っている俺の傍らでは、最近とみに燃費が悪くなった二番目の恋人が、午前中に消費したエネルギーを補いたいのか、次のチャージを気にし始めている。
「そう言えば、お昼はどこで食べるの?」
「ねりもちだか、のりまきだかって、めぐみんやゆんゆんの同級生の実家がやってる宿屋兼食堂に行こうって話になってるぜ」
「ねりもちが食べられるの? あたしはきな粉と黒蜜が良いな」
「ねりまきですよ、夜は変わった名前の酒場になりますが、昼間は食堂として営業してるんです。食材は里の近くで取って来ますから新鮮ですよ。この季節はキノコがお薦めですね」
「さすがは族長を目指そうと言うだけありますね、食堂のお薦めまで把握しているとは脱帽です」
「一軒しかないし、お昼は二種類の定食だけじゃない。知ってて揶揄ってるわね?」
「まあまあ、それでどんなキノコが出されるのだ?」
「この季節は、マスタケ、シャケシメジ、キックラゲなんかが美味しいですよ。河口で胞子を蒔くアユタケはもう下ってしまっている時期ですね」
「待て待て待て、秋になったら群れを成して川を遡上して来るとか、油断してると蹴りを喰らわせて来るとか言う奴じゃないだろうな?」
「良く知ってますね、アクセルの周辺では全然見掛けませんが、新鮮なものなら塩焼きやバターソテーにすると美味しいですよ。天日に干すと味が濃くなりますし、シチューも良いですね。最近は養殖も盛んですが、やはり季節の天然ものが最高です」
この世界の生態系はどうなってるんだよ? キャベツは飛ぶわ、キノコは川を遡上すんのかよ?
キノコの養殖場なんて想像も付かんぞ、一体何を餌にしてるんだ?
それに、河口で胞子を蒔くって何なんだよ? 遡上して来る奴の胞子はイクラみたいなんか?
半分呆れながら歩いて行くと、木造の宿屋兼食堂が見えて来たんだが、宿泊施設になっていると思しき二階の窓辺に、ここにはいないはずの銀色のヤツの姿がちらりと見えた様な気がした。
アイツは祭りのイベントの最後に、エリスが連れてったはずだろ?
銀色のヤツと言っても、俺が日本人だった頃にネットで見てた動画サイトで、お魚を捌いていらっしゃったとある有名な配信者が、最後の実食のとこでプシュッと開けていたアレではない。
キノコ料理の話に意識がイッてしまってるクリスは、幸いにして気付いていない様だが。
濃いオレンジ色の胞子の醤油漬けが乗っかってるイクラ丼みたいなご飯も美味しかったし、意味不明ながらも美味しいキノコ料理で腹を満たした俺たちがゆんゆんの家に向かっていると、前方から大貴族のお嬢様にも忘れられていたイケメンの魔剣の人が歩いて来た。
なんだかうらぶれて影が薄くなっているし、いつも一緒のふんどし娘たちの姿も見当たらない。
別に仲が良い訳でもないし、話を聞きたくもなかったのだが、女神様に授けられた大事な聖なる鎧に逃げられてしまったので、探す旅を続けていると泣き言を零していた。
関わりたくはなかったのだが、見掛けたら戻る様に説得してみるよと伝えて、頑張れよと心にもない言葉で励ましてさっさと別れた。
そうか、エリスは聖鎧アイギスを魔剣の人に授けちまったのか、そりゃあアイツも逃げるわな。
なんでだよと視線だけで問い詰めると、クリスはバツが悪そうに目を逸らした。
帰ったら魔剣ぱいるどらいばーでお仕置きだな。
そのままゆんゆんの家まで歩いた俺たちは、親父さんの族長さんに挨拶して暫し歓談。
ダスティネス家からの挨拶の品と二人の荷物をマジックバッグから取り出した俺は、少し用事が出来たから、さっきの食堂で落ち合おうとめぐみんに伝えて、先に一人でゆんゆんの家を出た。
宿屋兼食堂に取って返したところで、ねりもちだかのりまきだかって長い黒髪の娘に、銀色のヤツを呼んでくれと頼んだら、降りて来たのはやっぱりアイギスの野郎だった。
魔剣の人が探していることとクリスが来ていることを伝えて、出歩くなよと釘を刺していたところにめぐみんがやって来た。
「ミルクごっそうさん、それから勝手にブラザーにすんな」
んじゃなと、厄介事に巻き込まれないことを願いながら食堂を後にした。
店を出てすぐに腕を絡めて来ためぐみんが、訝る様な目で見上げている。
「さっきのフルアーマーの人は冒険者ですか?」
「まあな、アイギスって名前でクリスも知ってる奴なんだが、食堂の中でもあんな格好をしてるくらいだから、変な奴だってことはめぐみんもわかるだろ? 実際とんでもない変態なんだが、今は魔剣の人の関係者をやってるらしい。そんで目下仲違い中らしいからどちらも関わると面倒だし、二人が顔を合わせると碌な事にならないだろうから、出歩くなよと釘を刺していたんだ」
「カズマも意外と気を使っているんですね?」
「そりゃあそうさ、今回の訪問の目的を考えたらな。せっかくオカンがいないんだから、邪魔が入らない様に不安要素は事前に取り除いておきたいじゃないか。今日はめぐみんのご両親に、娘さんを俺にくださいってお願いしに来たんだから」
「そんな風に言葉にされると、胸がジンとして愛してますとしか言えなくなってしまいます」
「おう、何回でも言ってくれ、俺だって愛してるぜ、めぐみん」
周囲を見回して誰もいないことを確認してから、細い腰を抱き寄せて唇を重ねると、めぐみんは嬉しそうに応えてくれた。
リア充の俺たちは里の外れに向かって、キャッキャウフフと腕を組んで小道を歩いた。
「場所的にはここだと思うのですが‥‥‥」
めぐみんが呆然と見上げているのは、里の中でも結構な大きさの新築の二階建て。
前回泊めてもらったときの馬小屋風のボロっちい平屋とは、随分と趣が変ってしまっている。
魔王の娘が率いる魔族の軍勢に破壊されて、ボンッてなったことはこめっこから聞いたし、里の家々はほとんどが新築だったから、この家が建て替えられていても不思議ではないのだが‥‥‥
どう見たってこれ、ちょっと前の日本のお金持ちの二世帯住宅の規模じゃないか。
意を決しためぐみんが呼び鈴を鳴らすと、聞き覚えのある魔性の妹の声が返って来た。
『うちは立派に見えてもおかねはないです。帰ってください』と言われて鍵まで掛けられてから、めぐみんの必死の訴えで何とか家に入れてもらえたけど、決め手は俺のお土産のお菓子だった。
こめっこの話では、お父さんは一発稼いで来ると出て行ったまま帰らず、お母さんはパートに出ていて暗くならないと帰って来ないそうだ。
ただ漫然と待っていてもしょうがないので、マジックバッグから取り出した手持ちの材料で料理を始めたら、生の食材に手を出そうとする妹と、それを止めようとする姉の戦いが始まったので、取り敢えずこれで時間稼ぎをしてくれと携帯食を出してめぐみんに渡し、ことなきを得た。
「もう寝ちゃうんですか?」
枕が二つ置かれた敷布団に寝っ転がっていると、やっと二人きりになれたのですよと、パジャマ姿のめぐみんが座ったままでにじり寄って来た。
だけど、階下ではお義母さんもこめっこも寝てるし、木造家屋の実情を良く知る元日本人の俺としては、若干ほんの僅かな躊躇いがある。
ひょいざぶろーお義父さんは、ローン返済のためにダンジョンに潜っているそうで留守だった。
ゆいゆいお義母さんは近場の遺跡発掘のパートに通ってるそうで、毎晩の食事は質素だったのよと、俺の手料理に涙を流して喜んでくれた。
どうしてそんな無謀な借金をしたのですかとめぐみんは怒っていたが、この機会を逃すと一生新築の家には住めないし、娘が街のお屋敷で暮らしているのなら、少しくらい私たちも贅沢してみたいかなあって思ったのよと、お義母さんは暗に娘の仕送り増額の交渉の取っ掛かりを探り始めて、当然の如く話の矛先はお大尽様と見られている俺の方に向いて来た。
今の俺の蓄えなら、これくらいの家をポンと買うなんて全く問題ないのだが、今の段階では少し違うかなあと思ったので、お義父さんが帰って来られたら正式にお話をさせてもらいますが、今は俺の気持ちだけ聞いてくださいと、めぐみんとの将来について嘘のない範囲で話したら、それなら暫く家でゆっくりしてくださいねと流れが変わった。
仲間とアルカンレティアで合流しなきゃいけないんで、明日発ちますが帰りには必ず寄りますからと言ってはみたのだが、お義母さんの提案で話は想定外の方向に転がり落ちてしまった。
「あら、アルカンレティアならテレポートで行けますよ。私が送ってあげますから、その日まで家でゆっくりしてくださいな、その内にあの人も帰って来るかもしれませんから。それに、めぐみんも族長さんとこの娘の試練を見守ってあげないの?」
と言うことで、アルカンレティアまでの旅程分の日数を、ここでお世話になることになった。
そんな流れでお風呂をと勧められて、めぐみんにはお背中を流してあげなさいと、暗に一緒に入れとプレッシャーを掛けて、更には一組の布団に二つの枕と寝床を用意してくださったって訳だ。
お義父さんは留守だしお義母さん公認だから、それならとお言葉に甘えてみようかと考えていたら、めぐみんも開き直ったのか、既成事実と言うかこの際ですからアリバイ作りに勤しみましょうと、背中のみならず色んなところを流してくれたけど、俺はなけなしの理性を振り絞って耐えた。
恋人の実家で一緒にお風呂に入ると言う一大イベントを熟した俺は、幾ばくかの感動を噛み締めながら、敷布団に寝っ転がって、傍らに座っためぐみんの膝小僧を撫でていたのだ。
「あっちこっちのお風呂で、私に好き放題あんなことやそんなことをしてくれたカズマが、辛抱していたのには驚きました。やっぱり私の実家では緊張感を覚えますか?」
「お義母さんもこめっこも入るんだから、人んちで長湯なんかできる訳ないだろ? 第一、可愛いめぐみんの気持ち良い体のナカに入っちまったら、ちょっとやそっとで止まれないのは、めぐみんが一番良く知ってるだろ? 下手すりゃ腰が抜けて気絶しちまうまでシちゃうぞ? 湯あたりです、のぼせましたあって運んじゃうぞ?」
「そこまでは望んでませんよ。だけど、その割には聖剣エクスカリバーはヤル気満々でしたよ?」
「めぐみんのしなやかな指で包まれちまったんだから、しょうがないじゃないか、自然現象だよ。第一、俺がその気になっちまったらどうする気だったんだ? 風呂場は特に声が響くんだぞ、めぐみんが可愛く喘ぐ声を、お義母さんやこめっこに聞かれちまうぞ」
「そ、それは我慢‥‥‥しますよ、だけど、カズマは音を遮る魔法を使うじゃないですか?」
彼女の実家に泊まりに来た男が、我慢できないんだよと出す手を、家族がいるからダメと言ってペシって叩くのが普通なんじゃないのかな? なのにこの娘ったらヤル気満々じゃないですか。
お風呂でだってお口に咥えたりはしなかったけど、両手の指を絡めて根元から先っぽまで散々撫で回してくれちゃったし、午前中に一発抜いてなかったら危ないとこだったんだからな。
俺が音を遮断する魔法を使うことは、めぐみんも良く知っている。
だからこそのさっきの『もう寝ちゃうんですか?』の問いな訳だが、木造家屋に於いて、とある行為に及ぶ場合の注意点については、正しく理解していないのかもしれない。
俺のオリジナル魔法のサウンドインスレイションは、空気の振動の伝搬を遮断する魔法だから、床の振動を遮ることはできない。
アクセルの屋敷は石造りだから、ベッドの振動が床に伝わり難いし、床の石材間の境界では伝達損失が大きく、石材自体も振動を伝搬し難く減衰性が非常に高い。
更には、俺の部屋から女性陣の部屋までは距離があるために、実質的に音が建材を伝わることを心配する必要がないのだが、この家はほぼ真下にお義母さんたちの居室兼寝室があり、見上げる天井は板張りで、その先は二階の床材と畳に似たストローマットだけなのだ。
これが木造家屋でのおせっせが憚られる理由、つまり『ギシギシアンアン』の内、『アンアン』はほぼ遮断できるが、『ギシギシ』の床を伝わる分は遮断することが不可能であり、階下が寝静まる静寂な環境下では、間違いなくポルターガイストと同様の事象を確認されてしまうのである。
温かい膝小僧を撫でながらその辺りの理屈を分かり易く説明していると、ジャージをテント化しているちゅんちゅん丸が変じた支柱を撫でながら聞いていためぐみんが、それならと知力に優れる紅魔族の特質を活かして、即座に解決案を提示した。一般的には屁理屈とも言うけどな。
「要するに床を軋ませなければ良いのですね? つまり、カズマが動かなければ良いのです」
「そうだな、声はどれだけ出てしまっても大丈夫だけどさ、やっぱり挿れたら動きたいし」
「だから我慢するのですか? でも体は正直ですよね、ほら、こんなになってますよ?」
「めぐみんが撫でてるからだよ、俺は一生懸命耐えてるのに」
「我慢は身体に毒ですよ? ほら、苦しそうですよ? お手伝いしましょうか?」
悪戯っぽい表情で見下ろす紅い瞳に、揺らめいている様に見えるのは情欲の焔かな?
朝から3Pまでシテ、最後はあんなに撃ち込んであげたのに、まだイキ足りないの?
うん、流されてこその俺だよなと、世間体とか羞恥とかを理由にした躊躇をゴミ箱にポイして、ならば俺らしくあろうと、めぐみんの丸っこいお尻を抱き寄せようと手を伸ばした。
そこへ、もうこれはお約束ですね、ドアをノックする音ですがな。
『チッ!』と、傷ついた少女の姿で旅人を惑わして養分にしてしまう植物モンスターの様な舌打ちをしためぐみんは、『はあい』と明るく返事をして立ち上がった。