【R18】 このすばらしからぬ展開にも祝福を! 作:レイトカマー
恋人の実家の台所で、お揃いのエプロン姿で仲良く昼食の後片付けと夕食の仕込み中だ。
義妹の教育上の問題もあるので、エプロンの下は自重してるから期待しないでくれ。
「相変わらずカズマは口が上手いですね」
「それは褒めてるのか? それとも呆れてるのか?」
「今日は七・三、いえ、八・二ですね」
「そこは九・一だろ? 何でもかんでも正直が美徳って訳じゃない」
ころころと笑いながら洗い物をしている恋人を、横目で睨みながら反論する。
「そうですね、教育的配慮に感謝します。それに、プリンとは思いも寄りませんでした」
「つうことで、オヤツかデザートだな。卵と砂糖はあるか?」
「卵は切らしてました。砂糖も残り少ないですね」
「砂糖は収納にストックがあるけど、手持ちの卵は昨日で使い切ったぞ。まあいいや、後で三人で買い物に行こうぜ」
「それがですねえ、里の卵は今からだと買えないんですよ。需要が見込める街と違って自給自足に近い紅魔の里では過剰な生産はされませんから、大体お昼前には全部売り切れちゃうんですよね」
「そんなこともあるのか、それなら修練を兼ねてアクセルの街までひとっ跳び行って来るわ」
「卵の買い出しにアクセルの街までテレポートだなんて、紅魔族でもびっくりしますよ」
「そうなのか? 昨日、めぐみんと一緒に跳んだのも余裕だったぜ? そう言っても近場の町なんか知らないから、他に選択肢がないってだけなんだけどな」
「だからと言って、卵を手に入れるためにわざわざあの距離を跳ぼうなんて発想が出て来る辺りもカズマの不思議なところですよ。普通は卵と魔力を天秤に掛けるところですけど、それが気にならないくらい底無しなんですね。やっぱり私と一緒に爆裂道を極めませんか?」
「俺はめぐみんの爆裂魔法を愛でる方が良いな。それに少人数のパーティーメンバーのスキルは、お互いに補い合える方が理想だと考えてるから、破壊力に特化した大火力の魔法使いがいるなら、もう一人は小技でも手札が多い方が良いと思うぜ。何にしても大事なのは逃げ足さ、俺たちは無敵じゃないからな」
「カズマは無敵の男を目指さないのですか?」
「コボルトにやられるくらい弱いのにか? 身の程は弁えてるよ。でも、冒険はしたいもんな」
「カズマと一緒なら野営も快適になりますからね、無敵なのはベッドの上だけで良いですよ」
「おい、教育的配慮はどこ行ったんだ?」
「てへっ♥」
「そう言やあさ、今日から三日連続で族長試練が開催されるらしいぞ」
「随分とタイトな日程ですね? 掟通りなら第一と第二の試練は里の中でやるはずですし、今回のお題が何かは聞いてませんが、評議員のオッサンたちが思い付きで何かをやらせて、それを審査されるだけですから大したことはありません。ゆんゆんも余裕で突破するでしょうね」
「評議員て何なんだ? 里には議会みたいな仕組みもあるのか? 民主主義を採用してんの?」
「議会とか民主何とかと言うのは知りませんが、何かを決めようとしたときにしゃしゃり出て来る野次馬みたいな人たちで、大体が商店なんかをやってる暇なオッサンです」
「里の実力者って訳じゃないのか?」
「暇なだけです。本当に実力のある人たちは、狩猟や生産に従事してますから昼間はいませんよ」
「ふ~ん、昼間っからギルドで管巻いてる冒険者みたいなもんか」
「ですが、最後のだけは普通に試練ですよ」
「何をやるんだ?」
「紅魔の森で一晩のサバイバルです。結構危険な魔獣が出ますから、逃げても隠れても戦っても、とにかく一晩凌がなければなりません。胆力と臨機応変さと総合力が試されますね」
「そんなに危険な場所なのか? 大丈夫なのか、あの二人で?」
「どうでしょうねえ? ゆんゆんの決め技のライトオブセイバーでは倒せない魔獣もいますから、遭遇しなければ、と言うところですね。運にも左右されますから、最初か二番目のどちらかで運試しみたいな試練があるはずです」
「ふ~ん、次の族長に認められるには、試練を突破する以外に道は無いのか?」
「直ぐにそうやって抜け道を探そうとするんですね。本当にカズマは頭が柔っこいですね」
「それは褒めてるのか? それとも呆れてるのか?」
「六・四と言ったところでしょうか、もちろん選択肢はありますよ。でも、紅魔族ですよ。考えてもみてください、合理的に判断して最も楽な方法を選択するとは思いませんか?」
「それで、試練なのか?」
「そう言うことです。他の選択肢なら、次に楽なのは誰しもが恐れる魔獣を狩ることです」
「戦闘的な紅魔族の誰もが恐れるってくらいなら、ヒュドラとかドラゴンとかか?」
「さすがにそこまでは言いませんよ、評議員は暇なオッサンたちなんですから」
「めぐみんはマンティコアの番とグリフォンを、一遍に仕留めてるじゃないか?」
「それをたったの二人でやれると思いますか?」
「無理だな、アクセルの冒険者総出で立ち向かったもんな」
なるほど、爆裂魔法一筋に打ち込んで来ためぐみんが、変人扱いされる世界だもんな。
魔法の才能に恵まれて知力にも体力にも優れる戦闘種族なら、困難な回り道よりも手っ取り早く結果を出せる方に価値を見出すって話か、コッチの世界も結構世知辛いな。
卵を買いにアクセルの街にテレポートするなどと紅魔族もびっくりな変人ぶりを発揮した俺は、ついでに恋人の実家を魔改造するための資材を無限収納に突っ込んで戻って来た。
魔改造とは言っても、主なところは給水と排水処理に保冷庫くらいのもんだけどな。
それでも勝手にやる訳には行かないから、お義父さんにめぐみんとの婚約を認めてもらったらって前提なんだけど、今回の滞在中に会えるかどうかはまだわからない。
そして夕食のデザートにプリンを振舞っていたら、族長試練に挑戦中のゆんゆんが訪ねて来た。
「つまり、第一の試練は突破したけど、ダクネスの心が折れて再起不能になってしまったと?」
「アイツの心を折るくらい過酷だったのか、恐るべきは紅魔族の試練てことか」
「いえ、その、ポーズと名乗りを審査されたんですけど‥‥‥」
「「はあ?」」
「評議員の人たちが、せっかく外の人が来てくれたからって調子に乗っちゃって‥‥‥」
「適当に難癖付けて、やり直しをさせたんですね?」
「見ようによってはそうなんだけど‥‥‥」
「それって、ダクネスに取ってみればご褒美みたいなもんじゃないのか?」
「甘いですよ、カズマ。里のオッサンたちのタチの悪さは筋金入りですから」
「だけど、ダメ出しされてやり直しなんてイジメは、ダクネスにとっちゃご馳走だろ? こんな責めも中々に来るモノがあるぞとか何とか言って、嬉々としてやるんじゃないのか?」
「それが違ったの。褒めちぎられて煽てられて、持ち上げられて称賛され続けたのよ。実に素晴らしかったけど、ここのところがもう少しこうだったらって、実に惜しいなんて具合に」
「そしたら?」
「時間いっぱいまでポーズを決めて名乗りを上げて、最後は皆から拍手喝采を受けたけど‥‥‥」
「合格したんだろ?」
「したんです。でも、帰って来てからずっと部屋に引き籠って泣いてるんです‥‥‥」
「どうしてですか?」
「ああいう辱めは嫌だって、私が望んでいるヤツとは違うんだって言って‥‥‥」
「「あぁ‥‥‥、なるほどぉ‥‥‥」」
「クリスはどうしてるんですか?」
「ダクネスさんに付きっきりで慰めてるわ」
「逆効果だな」「ですね」
「ええっ?」
「しょうがねえなあ、大事な仲間を励ましに行くか」「ですね」
明日は仕事はないと言うお義母さんには、今夜は帰れないかもしれませんと告げて出て来た。
先を歩くゆんゆんは、俺の左腕に抱き付いて歩くめぐみんにチラチラと視線を向けて来るし、それに気付いているめぐみんは、あからさまに俺との親密さをアピールしていると言うか、いやもうラブラブぶりを見せ付けていると言っても過言じゃないな。
「ね、ねえ、めぐみん‥‥‥」
「何ですか? 孤高の次期族長を目指してるゆんゆんさん」
「何勝ち誇ってるのようっ、そんな見せ付ける様にくっ付いて」
「それは被害妄想と言うものですよ。愛を紡ぎ合う男女が睦ましく歩くのは普通じゃないですか」
「愛を紡ぎ合うって、いつの間にそこまでの関係になったのよ?」
「初めて出会った日に、スキンシップにまで至ってしまいしたね」
「そうとも言えるな。どんなプレイでも受け入れますって、縋り付かれたもんな」
「ど、どんなプレイでもって‥‥‥、そんな大胆なアプローチをしたの?」
「勇気を振り絞ったのですよ、この人しかいないと本気で思いましたから」
まあ、物は言い様だけど、どう受け取るかはゆんゆんの勝手か。
確かに絞れそうなくらい、ネトネトのヌルヌルだったしな。
「カズマさんは最初からめぐみんを選んだんですか? めぐみんよりも先に、アクアさんと一緒に行動してたって言うし、直ぐにダクネスさんもパーティーに加入したんでしょう?」
「俺は徐々にかな? アクアはアレだし、ダクネスとは今一つ嗜好が折り合わなかったからな」
「それはやっぱり情が移ると言うことですか? 一つ屋根の下で暮らしていたからですか?」
「う~ん、確かにそれは言えるかもな。一緒に暮らしてみると良い所も悪い所も色々と見えて来るし、爆裂修行だって殆ど俺が付き合ってたし、考えてみれば三人の中でも一番長い時間一緒にいたから、いつの間にか一緒にいるのが普通になってたな。そりゃあ生まれも育ちも違うから、お互いに譲れないところもあったりしてぶつかり合ったけど、これもいつの間にかだけど、受け入れてしまって気にならなくなったし、今まで見えてなかった本当の魅力にも気付けたってこともあるな」
「そうですね。私も子供でしたし、今思えば随分と無茶なことをやったり言った様な気はします。でも後悔はしてませんよ、何よりもカズマは爆裂魔法にも理解がありますから」
「そして、いつの間にか大切な存在になってたのさ。もちろん愛してると言うのはめぐみんが成人するまで待ったぜ」
「私も‥‥‥、そんな人に巡り合えるのでしょうか?」
「「・・・・・・・」」
「ねえ、何なの? 二人して、その沈黙はっ?」
「いや、何か真面目そうな話だし、茶化してテキトーなこと言うのは失礼かなって思ってさ」
「いたずらに希望を抱かせるのも、友達としてどうかなと思い止まったんですよ。敢えて困難な茨の道を選んだ友達に、いい加減な言葉は掛けられませんよ」
「こ、困難な茨の道‥‥‥って?」
「族長になったら里を出て暮らす訳にはいかないし、そうなると伴侶は里の中から選ぶか、外で誰か捕まえて連れて帰るしかないじゃないですか。里のアレな男たちの中に、良い人はいましたか?アクセルの街でも、今のところは金髪のチンピラか怪しい仮面の店員くらいしか、友人と呼べそうな人もいないじゃないですか。どうするんですか? このままだと行かず後家まっしぐらですよ」
確かに無責任な言葉は掛けられないけど、そこまでド真ん中に直球を投げ込まんでも‥‥‥
それにしてもナイスバディの美少女なのに、不憫と言うか何と言うか、頭の中がアレな紅魔族の中では比較的真っ当な方に入るんだろうけど、それが原因で浮いちゃってる面もあるし、そのせいでコミュ障を拗らせてここまで来てるんだよな。
知力と身体能力に優れ、魔法使いとしての素養が際立っている紅魔族は、美男美女が多いと言うよりも寧ろそれが普通のことだから、ゆんゆんみたいなナイスバディの美人美少女たちばかりだ。
しかし残念なのは、ぶっ飛んだ価値観とそれに基づく格好と言動、そしてお名前ってとこだな。
割と危ない人たちの集まりだから、リスペクトはされても一般の人たちは引いてしまっている。
俺の場合は前世の漫画やゲームで慣れてたお陰で、そんなキャラクターの中の人間性も見て取れるから問題にもしないんだが、テレビもネットもないこの世界では認知の壁があるってことか。
良い娘なんだけどな、それでも先にゆんゆんと出会ってたらなんて危険な想像はしないよ。
ダクネスの様に爆裂魔法を喰らっても原型を留めてられる自信はないし、何よりも俺はめぐみんを愛してると胸を張って言えるからで、命が惜しいなんてことはこれっぽっちも‥‥‥、うん。
「里の連中だって、本当のゆんゆんをまだ知らないからだよ。試練を突破して次期族長の座を掴み取って実力を示せば皆も注目してくれるさ。今は試練に集中すべきだと思うぜ」
「そ、そうですよね? それで、目下の問題はダクネスさんが挫けちゃってることなんですけど」
「おい、私の男に色目を使うのは止めてもらおうか?」
「どうどう、落ち着け。まずは、お嬢様の落ち込み具合を確認してからだ」
さあ、フリーズしてるお嬢様は再起動できるだろうか?
駄目だった。
嘗て見たこともないほどの落ち込みぶりを見せるダクネスに、紅魔族のオッサンたちの真の恐ろしさを思い知らされた様な気がした。
試練の初日はポーズと名乗りだったから、明日は間違いなく運試しになるだろうと言うことで、第二の試練はクリスに代わってもらうことになった。
産まれてこの方ジャンケン無敗だった俺に初めて土を付けたお頭なら、明日は難なくクリアできるだろうってことで、泣きべそ掻いてるポンコツお嬢様を引き取って来たんだが、さてどうやって再起動したもんだろうかと考えていたら、飲みに行きましょうとめぐみんが言い出した。
「そうだな、嫌なことがあったら酒で流してしまおうぜ」
と言うことで向かったのが、里に一軒しかない酒場。
めぐみんの同級生の、ねりもちだかのりまきだかって長い黒髪の娘の実家がやってる宿屋兼食堂なんだが、昼間とは趣の違うけばけばしい看板が掛けられていた。
ピンクの派手な看板には『酒場サキュバス・ランジェリー』の文字。
「なあ、カズマ。ここは一昨日昼食を摂った宿屋兼食堂だよな?」
「昼と夜で営業形態が違うんだろう。しかし、なんちゅう屋号だろうな?」
「紅魔族随一の知力を誇る人が命名したらしいですよ。里の観光名所の名前は全てその人が考案したそうです」
つまりは、あの混浴温泉と同じってことかい。
詐欺と言う概念もなく、取り締まる気もさらさらないとは、寧ろ清々しいとさえ思えるな。
そこへ目を腫らしたお嬢様が、ズズッと鼻水を啜りながら疑問を口にした。
「何やらいかがわしい名前だが大丈夫なのか?」
「おそらく名前だけだと思うぞ。セクシーなサキュバスもランジェリー姿のお姉さんも出て来ないことに賭けても良いぜ。第一本当にそんな店だったら、出入りした男たちは全員制裁されるんじゃないのか? ここは女性の方が圧倒的に強い紅魔の里なんだぜ」
「む? むう、それもそうか‥‥‥」
ほらさっさと入るぞと背中を押して、これも掛け替えられているケバケバしいピンクの暖簾を潜ると、予想通り店内には何の変化もなく接客に出て来たのも何の変哲もない普通?の紅魔族の看板娘、長い黒髪のねりもちだかのりまきだかって名前のめぐみんの同級生だったし、ランジェリー姿でもなかった。
ポンコツ化したお嬢様を挟んでカウンター席に座った俺たちは、お嬢様の愚痴にチクチクと心の籠った相槌を打ちながらドMな嗜好を満たしてあげていたのだが、宿泊客の一人?が『この金髪のチャンネーには見覚えある』と言って絡んで来やがった。
そう、全身オリハルコン製の銀色のヤツである。
その夜、何故だか意気投合した変態二人?を放置して、俺とめぐみんは宿を二部屋頼んだ。
もちろん俺はシングルの部屋で清しこの夜、ツインの部屋は一番目と三番目の恋人だ。
さすがにね、俺もめぐみんも自重したんだよ。
翌日、二日目となる試練とやらを三人と一体で見物に行った。
ヒイラギさんだかイバラギさんだかの面倒臭い人に見つからない様に、認識阻害のローブを銀色のヤツに纏わせて。
二日目の試練は、予想通り『運試し』だった。
俺が日本人の引き籠りだった頃にTVのバラエティー番組で見た『壁プッシュチャレンジ』だ。
三つの壁の向こうに一つだけ泥沼が待ち構えているゲームで、要は確率の問題なんだが、二人が同時にクリアしなければ無効って言う辺りが、暇なオッサンたちのタチの悪さを感じさせられる。
ゆんゆんは手堅く左端一本鎗を貫いて三度目でクリアしたし、ジャンケン無敗の俺に土を付けた幸運の女神様の地上顕現体であるクリスが、三分の一程度のアンラッキーを引くはずもなかった。
クリスの完封をフィストバンプとハイタッチとハグで讃えた俺たちだったが、さすがに泥田坊と化したゆんゆんをハグする猛者はいなかった。
開始わずか三十分で第二の試練が幕を閉じた結果、めぐみんをして『タチの悪さは筋金入り』と言わしめる里のオッサンたちは、引き続き今夜は最後の試練を執り行うと宣言した。
魔獣が跋扈する危険な森でのサバイバル、ならばと俺も取って置きの札を切った。
「一応神器ってことになってる。インテリジェント・フルアーマーのアイギスさんだ。中に人はいない。喋るし変態でも文字通りガワだけの鎧だから人としては数えられない。おまけに中に入った内容はともかくも人間の体格や体形にフィットする変態鎧だから、それを前提に考えて欲しい」
チョリースと軽薄に挨拶したアイギスは、趣味が女性の採点で特技は人を煽ることだと自己紹介して女性陣の顰蹙を買ったが、変態繋がりで昨夜アイギスと意気投合したお嬢様が手を上げた。
「アイギス殿、私も貴殿の生き様には武人として感じ入った。是非とも今宵は我が鎧となって、貴殿の力をお貸しいただきたい」
案の定、変態鎧のアイギスはダイナマイトバディのお嬢様の申し出を二つ返事で受けた。
しかし、昨夜の変態鎧の武勇伝つうか自慢話に感じ入る三番目の恋人に、一抹の不安を覚えたことは気になったが、大きな思い違いをしていたことに気付かされたときには後の祭りだった。
先祖代々王家の盾として、または懐刀として武を誇って来た心身剛健たるダスティネス家の血筋と、魔法耐性に優れた亡き母君とのハイブリッドとして生を受けたララティーナお嬢様が、オカンがこの世界に送り込んだらしい無敵の防御を誇る神器のアイギスを纏ったときに何が起こるか。
言い訳が許されるのなら、俺は唯、愛する三番目の恋人の無事を願っただけだったのだが‥‥‥
な、なんと、エロ無し回でした。