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むせ返るような湿気と、カビと鉄錆の匂いが混ざり合う『観東水没廃墟』。
一般人の立ち入りが厳しく制限されたこの危険地帯の奥深くで、あたし――久瀬シイナは、いつものように害獣駆除の仕事をこなしていた。
ハンターとしての討伐がもちろん本業だけれど、倒した害獣を『魔人』としての能力で吸収してしまえば、死骸の処理も省ける上に、あたし自身のちょっとした腹の足しにもなる。そんな副産物的な一石二鳥の狩りを淡々と続けていた時のことだった。
泥水が溜まったエリアから、ひどく怯えたような、小さな悲鳴が聞こえた。
(えっ!? 一般人……しかも、子供の声!?)
あたしは血相を変えて駆け出した。
崩れた壁の向こう側。冷たい泥水に腰まで浸かりながら、情けなく尻餅をついて後ずさる小さな男の子の姿が見えた。
その目の前には、ドロドロの粘液を滴らせた巨大な害獣が迫り、今まさに鋭い爪を振り上げようとしていた。
させないっ……!!
――ズドォォォンッ!!
あたしは身の丈に合わない無骨な得物を全力で振り抜き、赤黒い炎と共に害獣の頭部を完全に吹き飛ばした。
ドサリ、と崩れ落ちる巨大な体。
「……ふぅ。一丁上がりっと」
飛び散る血飛沫と土煙の中から歩み出ながら、あたしは得物を肩に担ぎ直した。内心では心臓が止まるかと思うほど焦っていたけれど、それを悟られないように、害獣の返り血を頭から浴びてへたり込んでいる男の子に近づき、不思議そうに首を傾げてみせた。
「怪我はない? あたしは久瀬シイナ。ここで害獣駆除の仕事をしてるハンターなんだけど……キミ、名前は? こんな危ないところで何してるの? 一般人が立ち入るような場所じゃないよ?」
死の淵から引き上げられた安堵と、生温かい血を被ったショックで、その子はぐちゃぐちゃに泣いていた。
「ぼ、僕は……っ、うぅっ……」
ポロポロと涙をこぼし、しゃくりあげる声で、彼は自分がなぜこんな場所にいるのかをぽつりぽつりと打ち明けてくれた。
いじめっ子からクラスメイトを庇ったこと。身代わりとして罰ゲームを受けさせられたこと。
度胸試しとして『害獣の体の一部』を持ち帰るように命令されたこと。
なんて胸糞悪い話だろう。そんなくだらない理由で、こんな小さな子を危険な場所に送り込んだなんて。
あたしの中でいじめっ子たちへの激しい怒りが湧き上がる……けれど、彼の次の言葉で、あたしは思わず息を呑んだ。
「いつもなら入り口付近に他のハンターが倒した害獣の痕跡が転がっているのに、今日に限って何一つ見つからず、焦ってこんな奥深くまで踏み込んでしまったんです……」
(…………あちゃー…………)
あたしの心臓が、別の意味でドクンと跳ねた。ひどく気まずくなって、思わずポリポリと頬を掻いてしまう。
今日に限って入り口付近に痕跡がなかったのは、間違いなくあたしのせいだ。倒した害獣を、魔人の能力で血の一滴すら残さずに綺麗さっぱり吸収してしまったから。
この子が焦ってこんな奥まで来ちゃったの、半分くらいあたしのせいじゃないか……!
「あはは……」と引きつった笑いをこぼし、あたしは不自然にすっと視線を泳がせた。
彼が戸惑ったようにこちらを見ている。あたしはコホンとわざとらしく一つ咳払いをして、強引にその場を誤魔化すことにした。
罪悪感はある。でも、それ以上に彼が取った行動は、ハンターとして、そして誰かを守りたいと願う者として、絶対に見過ごしてはいけないことだった。
ドン、と無骨な武器を地面に降ろし、あたしは彼の目の前にしゃがみ込む。こんなに小さくて細い体が、害獣に食いちぎられるところだったのだ。
真剣で厳しい『ハンターの瞳』を作って、彼を真っ直ぐに射抜く。
「いい?」
あえて低く、大人びた声を出した。
「キミがやったのは勇気でもなんでもない、ただの『無謀』。……そんなくだらない連中の言いなりになって死んじゃうくらいなら、次は逃げるか、そいつらに噛みつきなさい。わかった?」
言い終わった直後、少しきつく言いすぎたかな、と胸が痛んだ。
案の定、あたしの厳しい言葉に打ちのめされた彼は、泥と血にまみれた顔を両手で覆い、わっと声を上げて泣き出してしまった。
「ごめんなさぁいっ……! ぼ、僕っ、死ぬかと……ほんとに、怖くて……っ!」
泣きじゃくるその声を聞いた瞬間、あたしの中で張り詰めていた糸が、ふっと切れた。
怖かったよね。死にたくないよね。当たり前だ。こんな小さな子が、たったひとりでどれだけ絶望したことか。
「……でも」
気がつけば、あたしはひどく柔らかな声を出しながら、力いっぱい彼を抱きしめていた。
泥だらけだろうが、血まみれだろうが関係ない。彼の小さな体が、ちゃんと温かいことに、どうしようもなく救われていた。
「生きててよかった。無事で、よかった……っ」
耳元で紡いだ声は、自分でも驚くほど震えていた。
腕の中にいる彼に、かつてあたしが守りきれなかった大切な『妹』の面影が重なる。もう二度と、理不尽に命が奪われる悲劇なんて見たくなかった。
彼を抱きしめる腕に、自然と痛いほどの力が入る。
「今度は、ちゃんと守れたから……」
泥と、鉄錆と、害獣の血の匂い。
過酷な死の匂いが充満するこの廃墟の中で、彼があたしの胸の温かさにしがみついてくれる感触だけが、あたしの心の奥底にあるトラウマを、静かに溶かしてくれたのだった。
腕の中で少しずつ落ち着きを取り戻していく彼の背中を撫でながら、ふと崩れた天井の隙間から空を見上げた。
いつの間にか、世界は赤黒く染まり始めている。
「あーあ、もうこんな時間か」
少し困ったように息を吐くと、彼に向かって言った。
「夜の廃墟は、凶暴な害獣の動きが活発になるからね。今からキミを街に帰すのは無理だね」
手元の携帯端末を取り出し、手慣れた様子で連絡を入れる。警察、彼の学校、そして両親へ。
「あ、はい。遭難してた男の子、あたしが保護しました。ええ、怪我はないです。……はい、でも日が暮れるので今から移送するのは危険です。今日はあたしのキャンプで預かるので、明日の朝一番で引き渡します。はい、それじゃあ」
事務的な通話を終え、あたしは振り返って彼にパチンとウインクをした。
「というわけで、キミは今日一日、シイナお姉ちゃんがお預かりすることになりました。よろしくね」
親元に帰れなくてまた不安がるかと思ったけれど、彼の表情は意外なものだった。ほんの少しだけ頬を染めて、あたしを見上げてドキリとしている。
(……ふふっ、ウブで可愛いところあるじゃん)
「さてと。それじゃあ先に、その体どうにかしよっか」
あたしは彼の服にべっとりとこびりついた、赤黒い害獣の血を見て表情を引き締めた。ただの血じゃない。未知の菌だらけだし、早く洗い落とさないとマズイ。
「ただの血じゃないの。害獣の体液には未知の菌がいっぱいいるんだから、そのままにしておくのは危険だよ。ちょっとの擦り傷からでも感染症になっちゃうからね」
そう言って、あたしは彼の手を引き、廃墟のさらに奥へと進んでいく。
辿り着いたのは、崩れたコンクリートの窪みに、透き通るような水がたっぷりと溜まった場所だった。
「ここのエリア、他と比べて水が綺麗なんだよね。ちょっと待ってて」
水面に向かって手をかざし、あたしは『魔人』としての能力を使う。手から陽炎のような赤い光が放たれ、冷たかった水がしゅわしゅわと細かな泡を立て始めた。
あっという間に湯気が立ち上り、ただの水溜まりがポカポカと温かい『即席の温泉』へと変わっていく。
お湯にそっと手を入れて温度を確かめると、我ながら完璧な出来だった。
「よし、いい感じ! 温度調節も慣れたもんだ」
そして――あたしは着ていたハンターの装束に手をかけ、躊躇うことなく服を脱ぎ始めた。
「えっ……あ、あの、シイナお姉ちゃん……っ!?」
バサリ、と濡れた制服を床に落とす。
ハンター稼業で引き締まったウエストとは裏腹に、昔から邪魔なくらい自己主張の激しいあたしの重たい胸が、ブルンッと揺れる。
自分の体には慣れっこで、隠すことなんて全く考えていなかった。けれど、ふと前を見ると、彼の顔が一瞬で茹でダコのように真っ赤に沸騰していた。
「ほら、キミも脱いだ脱いだ」
「い、一日くらいっ、お風呂に入らなくても……大丈夫だよ……っ!」
彼は慌てて目を逸らし、ズリズリと後ずさっていく。
(女の子の裸なんて見たことないんだろうな。真っ赤になっちゃって、可愛い)
あたしはくびれた腰に手を当てて「ふふっ」と笑った。
「ダメだよ。さっきも言ったでしょ、害獣の血を洗わずに寝たら感染症になっちゃうよ? こう見えても、小さい子をお風呂に入れるのは得意なんだから」
一歩近づいて、彼の目の前でしゃがみ込む。その拍子に、あたしの胸が豊かに揺れると、彼の視線が強烈に釘付けになったのがわかった。
「しーちゃん特製の『あわあわゴシゴシ洗い』、味わわせてあげるね。ほら、キミも脱ぐ脱ぐ」
彼を安心させるような、有無を言わさぬ笑顔を作って、あたしは彼の泥だらけのズボンへと手を伸ばした。
「ちょっ、待っ……! シイナお姉ちゃん、自分で脱げるからっ、その、自分で……っ!」
耳の先まで真っ赤にしてブンブンと首を横に振っている。
こんな泥だらけで重たいズボン、自分で脱ぐよりあたしがパパッとやっちゃった方が早い。
「はいはい、遠慮しなくていいの」
全く悪びれる様子もなく近づき、ズボンと下着のゴムに同時に指を引っ掛ける。そして、スルスルと足首まで一気に引き下ろした。
――ぽろんっ。
廃墟の冷たい空気の中に、彼が隠していたはずの『それ』が放り出される。
その瞬間。あたしの時間は、まるで映像のフリーズボタンを押されたように完全に停止した。
彼の小さな、まだ筋肉もついていない少年らしい細い体。
その股間にぶら下がっていたのは、およそその幼い体躯には全く釣り合わない、暴力的とも言える質量を持った極太の『仮性包茎のデカチンポ』だった。
(……えっ?)
ずっしりと重たい皮を被ったそれは、明らかに同学年の子供のモノのサイズじゃない。
しかも、目の前で全裸になっているあたしの体を見てしまったせいか、そいつはみるみるうちに熱を帯び、じわじわと血が集まって、あたしの目の前でギンギンに上を向いて半勃起し始めたのだ。
「えっ……あ、えええっ……!?」
(む、無理無理無理! 小学生か中学生くらいの男の子だよね!? なんでこんな、規格外なモノが……っ!)
あたしはパッチリと開いた目をさらに限界まで見開き、顔を首筋まで真っ赤に染め上げた。ハンターとして数々の凶悪な害獣と渡り合ってきた歴戦のあたしでも、こんな野生のバケモノは人生で一度も見たことがない。
完全に言葉を失って固まってしまった。
「ご、ごめんなさい……っ! シイナお姉ちゃん、ごめんなさい……っ!」
彼は小さな両手で、必死に自分の股間を隠そうとしている。けれど、大きくなり始めたソレは彼の小さな手には到底収まりきらず、指の隙間からはみ出して元気よく天を仰いでいた。
彼はボロボロと大粒の涙をこぼし、パニックになりながら半べそをかいた。
「ぼ、僕、なんにもしてないのに……っ! なんかここ、熱くて……勝手にカチカチになっちゃって、全然ちっちゃくならないんです……っ! シイナお姉ちゃん、どうしよう……っ、僕のこれ、どうやったら直るの……っ!?」
その切羽詰まった、泣き出しそうな声。
(……あ)
この子、自分の体がどうして『おっきくなる』のか、その仕組みすら知らないんだ。
病気か何かだと思って、ただ身体が熱くなり、自分の意思とは無関係に膨張していくソレを本気で怖がっている。純度100%の、無垢な無知。
その事実に気づいた瞬間。
驚きで固まっていたあたしの表情は、ふっと柔らかくほどけていた。
「あはは……そっか、そうだよねぇ」
まだ少し赤い頬を片手でポリポリと掻きながら、小さく、けれどひどく優しげな息を吐く。
先ほどまで見せていたハンターとしての警戒心や、未知のものに戸惑うような空気はもうどこにもない。怯える彼をとことん安心させてあげたい。そんな、どうしようもなく甘くて深いお姉ちゃんとしての温もりが、自分の全身から溢れ出しているのが分かった。
凛としていた瞳は、いつの間にかとろけるような慈愛の色に変わっている。彼の情けない姿を笑ったり怖がったりするでもなく、ただ優しく受け入れてあげたい。
ふっと柔らかな笑みを浮かべ、豊かな胸を揺らしながら、あたしは彼に向かって両手を広げた。
「ん、こっちにおいで」
促されるまま、彼は恐る恐る温かいお湯が張られた即席の温泉へと足を踏み入れた。
自分からお湯の中にちゃぷんと腰を下ろし、湯船の縁に背中を預けるようにして浅く仰向けになる。
「ほら、こっち」
あたしは彼の腰に腕を巻き付け、そっと手前に引き寄せる。
そして、あたしの柔らかいお腹の上に、彼が背中を預けるようにして乗っかる形になった。いわゆる「ラッコの親子スタイル」での密着入浴だ。
背中から後頭部にかけて、あたしの柔らかくて重たいおっぱいが、彼の小さな体にムニュゥッ……と押し潰されるように密着する。
薄い皮膚を隔てただけの、直接的な肌の触れ合い。全身を包み込むようなお湯の温かさと、背中から伝わる密着感に、彼はこれ以上ないほど正直に反応してしまった。
――ビクンッ!
恐怖で半べそをかいていたはずの彼のデカチンポは、完全に限界を突破してフル勃起を果たした。
はち切れんばかりに膨張した極太の肉竿が、お湯の表面をバシャッと突き破り、天に向かって真っ直ぐにそそり立ってしまう。
「ひっ、あぁ……っ、ごめんなさい、ごめんなさい……っ!」
自分の意志とは無関係に暴走する体に、彼はパニックになりながら必死にお湯を手ですくって隠そうとする。
(ふふっ、そんなに慌てちゃって……)
背中越しに伝わってくるその初々しい反応が愛おしくて、あたしは彼の耳元に顔を近づけ、クスリと笑う吐息を落とした。
「ふふっ。それにしても……すごく元気だねぇ。立派でかっこいいよ」
からかうような、けれどどこまでも優しい声でそう告げる。
彼の肩にちょこんと顎を乗せ、お腹の前で両手をギュッと回してしっかりと抱きしめた。
「でも、こうなったのはあたしのせいだからね。いきなり裸なんか見せちゃって、ごめんね」
「ち、ちがっ、シイナお姉ちゃんは悪くないよ……っ! 僕の体が、勝手におかしくなっちゃっただけで……っ」
「うん、わかってる。でもね、おっきくなるのは病気とか、全然怖いことじゃないんだよ。しーちゃんが、ちゃんと教えてあげるからね。……まぁ、あたしも男の子を洗ってあげるのは、初めてなんだけどね」
そう言いながら、近くにあった石鹸を手に取り、手のひらでモコモコとたっぷりの泡を作り始めた。
「でも、おちんちんの前に、まずは泥んこになった体を綺麗に洗っちゃおうね。しーちゃん特製のあわあわゴシゴシ洗い、いくよー」
白く細い指先が、彼の髪の毛に触れる。
優しい手つきで頭皮をマッサージするように洗ってやると、彼は「ぅ……」と心地よさそうな声を漏らした。続いて首筋、肩、背中と、たっぷりの泡で包み込まれるように洗っていく。
「くすぐったくない? 大丈夫?」
「あ、はい……っ。なんか、すごく……きもちいい、です……っ」
ラッコのような体勢で密着しているため、あたしのお腹や胸の膨らみが彼の背中に何度も押し付けられる。全身を温かい泡と優しい手つきで撫で回されるその心地よさに、彼の未熟な体はまたしても正直すぎる反応を示してしまった。
――ビクンッ、ビクゥンッ!
「ひゃっ……!?」
あたしの手が彼の体を擦るたび、湯面から突き出た極太のデカチンポが、その謎の快感に呼応してビクビクと激しく上下に跳ね上がる。
また勝手に変な動きをし始めた自分の体に焦る彼を見て、あたしは耳元でクスリといいたずらっぽく笑った。
(もう、ほんとに可愛いなぁ……。洗われるだけでこんなにピクピクしちゃって)
「あはは、ほんとに元気だねぇ。しーちゃんが洗ってあげるの、そんなに気持ちよかった? おちんちん、すっごく嬉しそうにピクピクしてお返事してるよ」
「うぅ……っ、からかわないでください……っ、僕、なんにもしてないのに……っ!」
恥ずかしくて俯く彼の腕や、お腹、太ももを、さらに優しくゴシゴシと洗っていく。そのたびに、やっぱり彼のデカチンポはビクンッ、ビクンッと大きく頷くように跳ねてしまい、あたしはクスクスと楽しそうに笑うのだった。
こうして、廃墟特有の澱んだカビと鉄錆の空気が、フローラルな石鹸の甘く清潔な香りで上書きされていく。彼の体はあっという間にピカピカになり、こびりついていた害獣の血も、恐怖でまみれた泥汚れもすっかり落ちて、生まれたてのように綺麗になった。
「よし、体はピッカピカになったね」
全身を洗い終えたあたしは、満足そうにふうっと息を吐いた。
フローラルな石鹸の甘い香りが、湯気とともにふわりと立ち上り、二人を優しく包み込んでいる。
「あとは……このおっきくなったおちんちんも、綺麗に洗ってあげなきゃね」
白く細い指先を、湯船から天に向かって真っ直ぐに突き出た彼の大きなおちんちんへと伸ばす。
熱を持った根本を優しく握り込み、もう片方の手で先端に重たく被さっている『皮』を摘んだ。
「あっ……シ、シイナお姉ちゃん……っ?」
ちゅるん、と石鹸の滑りを利用して、ゆっくりと下に向かって引き下げていく。
「ひゃっ……あ、ダメっ……!」
今まで一度も外の空気に触れたことのない内側が擦れたせいか、彼は短い悲鳴を上げてビクッと腰を引こうとした。
「動かないでー。ここもしっかり洗わないと、ダメだからね」
逃げ出そうとする腰を、腕を回して逃がさないようにホールドする。
ズル……ズルリ。
さらに奥深くへと皮を押し下げていく。
その途中から、石鹸の香りの中に何やらツンとした変な匂いが混ざり始めた。最初は気のせいかと思う程度だったけれど、皮がめくられていくにつれて、モワッ、モワッと徐々に濃さを増していく。
(……ん? なんだか、すっごく変な匂いが……)
そして。一番奥のキツい部分を越え、被さっていた皮が完全にズルンッと剥け切った瞬間だった。
サンプルはここまでとなります。
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