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丸一日をかけた過酷な登山の末、俺はついにその場所にたどり着いた。
一般の登山道から外れたルートは、中級者には挑戦的で、上級者でも十分に骨の折れる道のりだった。
苔むした滑りやすい岩場の急登に何度も息を切らし、重い荷物が肩に深く食い込む。山の底冷えに何度か目を覚ました昨夜の野宿を越え、長時間の藪漕ぎで全身の筋肉は心地よい疲労の悲鳴を上げていた。
一歩間違えれば滑落しかねない険しい獣道を越え、生い茂る木々を掻き分けた先。そこに現れたのは、手付かずの大自然の中にひっそりと湧き出る、幻の天然秘湯だった。
「やっと……着いたぞ……っ!」
圧倒的な達成感と感動で、思わず目に涙が滲む。
当然ながら、こんな人里離れた秘境に脱衣所などという便利なものは存在しない。俺は背負っていた重いサバイバル装備を地面にどさりと下ろすと、汗と泥にまみれた服をその場で勢いよく全て脱ぎ捨てた。
大自然の真っ只中で、生まれたままの全裸になる。標高の高い山の冷たい空気が、丸一日蒸れきっていた火照った体に心地よい。俺は意気揚々と、湯煙の上がる温泉へと足を踏み出そうとした。
――チャプンッ。
その時だった。ただの自然の音ではない、明らかに人がお湯を掻き混ぜる水音が聞こえ、俺の足がピタリと止まった。
「……今回の任務、結構大変だったね、フェイトちゃん」
「うん……でも、こんなにいい温泉を見つけられて、ラッキーだったね、なのは」
岩陰の向こうから聞こえてきたのは、どう考えてもこんな過酷な山奥にいるはずのない、うら若き少女たちの弾むような声だった。
「えっ……」
驚きのあまり、俺の口から間抜けな声が漏れる。
その声に反応し、「誰かいるの?」と、湯船の中から二人の少女がこちらを振り返った。
「…………っ」
立ち上る湯煙の向こう側。そこには、言葉を失うほどに瑞々しく、そして無防備な二人の少女の裸体があった。
一人は、栗色の髪をお湯で濡らした少女――多分なのはと呼ばれていた方だろう。お湯の熱でほんのりと桜色に染まった健康的な白い肌と、まだ未発達ながらも、ふっくらと柔らかな膨らみを見せ始めている胸元が、滴る水滴と共に艶めかしい輝きを放っている。
もう一人は、金色のロングヘアーを持つ――フェイトと呼ばれていた少女だ。透き通るように真っ白で華奢な肩のラインを縮こまらせ、見知らぬ男の登場に対する恥じらいから少し身を屈めている。だが、天然温泉の透明度が高いせいで、お湯の下ですらりと伸びた細い足や、柔らかな太ももの隙間がエロティックに透けて丸見えになってしまっていた。
大自然の秘湯での、予期せぬ美少女たちとの遭遇。しかも、互いに一糸纏わぬ全裸である。
草むらを掻き分けて突如現れた俺の姿に、二人の少女はビクッと肩を跳ねさせ、驚いたように目を丸くした。
「あ……」
「えっ……」
予期せぬ大人の男性の闖入に、一瞬だけ時が止まったような沈黙が落ちる。二人は戸惑ったようにパチリと顔を見合わせた。しかし、悲鳴を上げて湯に沈み込むかと思いきや――。
「あっ、こんにちは!」
俺が硬直していると、なのはが明るく元気よく挨拶をしてきた。
それに釣られるように、フェイトも頬を少し染めながら「こ、こんにちは……」とおどおどと頭を下げる。
全裸の成人男性が突如現れたという異常事態にもかかわらず、あまりにも日常的で平和な挨拶。俺も思わず釣られて「こ、こんにちは……」と返してしまった。
だが、その直後。
二人の視線が俺の顔から下へと移動した瞬間、その場の空気がピタッと止まった。
全裸の俺の股間。そこには、仮性包茎だがとてつもない質量を持つチンポが隠されることもなく、ぶらぶらと無防備に揺れ動いていた。一泊の野宿と激しい登山で蒸れに蒸れ、大人の雄としての生々しい存在感を放つ肉の棒。
「〜〜〜〜っっ!?」
ボフッ!!と音が出そうな勢いで、なのはの顔が限界まで真っ赤に染まった。
「ひゃわっ!?」と小さな悲鳴を上げ、咄嗟に両手で自分の顔を覆い隠す。だが、その大きく開かれた指の隙間からは、とろけるような視線が、俺の股間で揺れる未知の肉棒を興味津々といった様子でガン見していた。
一方のフェイトは、免疫が全くないのか、ポコポコポコッ……と顔の半分までお湯に沈み込んでしまった。
水面から目だけを出し、恥ずかしそうにこちらを見つめている。未知の生物を見るような怯えと、どうしても目が離せない強烈な好奇心が入り混じった視線。極限の羞恥のあまり、お湯に浮かんだ金色の髪がピクピクと震えていた。
「あ、あの……お兄さん……」
沈黙を破ったのは、顔を真っ赤にして指の隙間から俺の股間を凝視していたなのはだった。
「その……えっと……お兄さん、温泉、入らないんですか?」
頬を火照らせた少女から放たれた、羞恥心と世間知らずさが混ざり合った、あまりにも無防備で純真な一言が、大自然の静寂の中に響き渡った。
「い、いやっ! 流石に女の子二人が入浴しているのに、全裸の俺が入るわけにはいかないよ!」
そこで俺はようやく正気に戻ることが出来た。
無垢な少女たちからの「ぶらぶらチンポ」への視線に、俺は慌てて両手で股間を隠し、必死に大人の男としての――紳士としての防波堤を築こうとした。
だが、冷たい山の空気に晒されて少し冷静さを取り戻した俺の脳裏に、ある致命的な疑問がよぎった。
「ちょっと待て……ここまでの道のりは、プロの登山家でも遭難しかけるほど険しい獣道だったぞ? 野宿の装備もないこんな少女二人が、一体どうやってこんな山奥まで来たんだ……!?」
俺が思わずその疑問を口にした瞬間。
お湯に浸かっていたなのはとフェイトの肩が、ギクリ!とあからさまに大きく跳ねた。
二人の顔に、羞恥心とは全く別の強烈な焦りが浮かぶ。何かマズい秘密でも隠しているのか、その焦燥感が、彼女たちから「全裸の男に対する警戒心」を完全に吹き飛ばしているように見えた。
「そ、そそ、そんなことよりっ! 早く温泉に入りましょうよ!」
「そ、そうですよ! こんな山奥で裸のままだと、お兄さん風邪ひいちゃいますよっ!」
二人は俺の追及を強引に遮ると、濡れた裸体を晒すのも構わずにバシャリ!とお湯から立ち上がった。
そして、まだ状況が呑み込めていない全裸の俺の両腕を左右からガシッと掴み、そのまま無理やり温泉の中へと引きずり込んだのだ。
「うわっ!? ちょ、ちょっと君たちっ!」
ドボンッ! と大きな水しぶきを上げ、俺は二人に引っ張られるがまま、温かいお湯の中へと引きずり込まれた。
「ぷはっ! いやでも、本当にどうやってここまで……」
「あーっ! お湯がとっても気持ちいいね、フェイトちゃん!」
「う、うん! お兄さんもそう思いますよねっ!?」
お湯に入った後も追及を続けようとする俺の口を塞ぐように、二人は必死に身を寄せてきた。
俺の左右からピタリと張り付き、両腕にガッチリと抱きついてくる。お湯の温もりと共に、未発達ながらも確実に女の子特有の柔らかさを持つ二人の『双丘』が、俺の二の腕にむにゅりと押し付けられる。
透明なお湯の下で密着するスベスベとした素肌の感触と、少女たちから漂う甘い匂いが、至近距離から容赦なく俺の理性を削りにかかってきた。
「…………っ!」
そんな超過密着状態に、大人の男の身体が正直に反応しないはずがなかった。
お湯の浮力でふわふわと揺れていた俺の仮性包茎のデカチンポが、少女たちの肌の感触にあてられ、じわじわと熱を持ち始めたのだ。血流が集中し、太く、硬く、そして上を向いて大きく膨張していく。
「あ……」
お湯の中で、みるみるうちに硬さと質量を増していく異物の存在に気づいたなのはが、顔を林檎のように真っ赤にして息を呑んだ。
だが、性の知識に極端に乏しいのだろう。フェイトは、赤黒く腫れ上がり始めた俺の肉棒を見て、全く別の勘違いをしてしまった。
「お、お兄さんっ、ここ、すごく赤く腫れてます……!」
フェイトが透明なお湯を透かして俺の股間を指差し、怯えたような、それでいて本気で心配そうな声を上げる。
「さっき私たちが無理やりお湯に引っ張った時に、どこかの岩にぶつけて怪我しちゃったんだ……!」
「ち、違うよフェイトちゃん! そういうことじゃなくてっ!」
なのはが真っ赤な顔で必死に止めようとするが、純真なフェイトの心配は止まらない。未知の現象(勃起)を前にした彼女の目には、俺の猛り狂う肉棒が『痛々しい大怪我』にしか見えていなかった。
「でも、こんなに赤く腫れ上がって……ビクビク脈打ってる……! お兄さん、とにかく一度、あそこの岩肌に座って休んでください!」
フェイトの純粋すぎる善意と焦りに背中を押される形で、俺はお湯から半身を出し、浅瀬の岩肌に腰を下ろすことになってしまった。
温泉の半分まで浸かっているなのはとフェイトの目の前――ちょうど彼女たちの視線の高さに、俺の限界まで勃起して天を仰ぐ巨大な肉棒が、ドンッとそそり立つ形になってしまった。
「にゃははは……」
目の前に突きつけられた大人の雄の象徴に、なのはは顔から湯気が出そうなほど赤くなり、羞恥心を誤魔化すように乾いた笑いを漏らした。
一方のフェイトは、未だに「痛そう……どうしよう……」と、赤黒く脈打つデカチンポを本気で心配そうに見つめている。
「あのね、フェイトちゃん……これはね……」
見かねたなのはが、濡れた髪の毛を揺らしてフェイトに身を寄せ、耳元でヒソヒソと内緒話のように囁いた。
男の身体の仕組みでも教えられたのだろうか。フェイトは、最初はキョトンとしていたが、やがてその意味を理解した瞬間。
「えっ……あ……っ」
ボンッ! と、フェイトの顔が一瞬にして茹でダコのように真っ赤に染まった。
怪我ではなく、自分たちの身体が密着したせいで、目の前のお兄さんの身体がこんなにいやらしく変形してしまったのだと悟ったのだ。
「えっ、だって……わ、わたし……っ」
フェイトは自分の未発達な小さな胸元を隠すように両腕を交差させ、おどおどと視線を泳がせた。
「ごめん……本当にごめん……」
俺は岩肌に座ったまま、両手で深く顔を覆い隠した。
「さっきお湯の中で……二人の胸が当たって、その……興奮してしまったんだ……。大人げない、最低な男だよ俺は……」
心底からの自己嫌悪。少女たちの純粋な善意に対して、こんな下劣な身体の反応を返してしまった自分が情けなかった。
だが、俺がそうやって深く反省して縮こまっている間も、冷たい外気に触れた俺のデカチンポだけは、目の前の二人の濡れた裸体にあてられ、ビクッ、ピコピコッ!と元気よく跳ね続けている。男の身体はどこまでも正直で、無防備な情けなさを露呈し続けていた。
「…………」
顔を覆う俺の耳に、ちゃぷん、と微かな水音が聞こえた。
二人が顔を見合わせている気配がする。そして、なのはの真剣な声が静かに響いた。
「……でも、お兄さんがこうなっちゃったのは、私達のせいですよね」
俺は驚いて、指の隙間から二人を見た。
なのはとフェイトは、申し訳なさそうな、それでいてどこか決意を秘めたような瞳で俺(の股間)を見つめていた。
「お兄さんは、私達のために外に出て行こうとしてくれたのに……私達が、無理に引き留めて、お湯の中に引っ張ったから……」
「だから……お兄さんがこんなに苦しそうなのは、私達の責任です」
それは、真面目すぎる少女たちが導き出した、あまりにも残酷で、俺にとって最強の免罪符だった。
彼女たちの純真な正義感が、「お兄さんをこんな状態にしてしまったのだから、私達が治してあげなきゃ」という、狂気的な責任感へとすり替わってしまったようだった。
「私達に……お手伝い、させてください」
二人はゆっくりと手を伸ばした。
そして、おずおずと差し出されたフェイトの小さな指先が、熱を帯びてテカテカと怒張したちんぽの竿に
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