※この作品はR-18です。

東方赫月録   作:ヤマタケる

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謎の男、ベリアルと対峙するユニ達。そこへ悠岐と楓が現れる。


第3話 ロウド襲来!

場所は変わって博麗神社。そこでは悠岐と楓がユニ達に話をしていた。

 

「単刀直入に言うと私達はセコンドの命令で幻想郷(ここ)にやってきた。理由はさっき見たベリアルの主人、ロウドを倒すためだ。」

 

「現世でもロウドのことは知られてんだな。」

 

「セコンドの調査部隊が優秀すぎるからな。そんで五大王は今デモの対応に追われてて来れそうにない。千年殃禍や表裏戦争の影響で人々が不安になってるんだ。」

 

「あれほどの影響力があればみんな不安になるよ。」

 

魔理沙、琥珀がそれぞれ言う中、悠岐は再び話し続ける。

 

「どうやらセコンド達曰く、ロウドの戦闘力はカオスを超えてるらしい。兄に勝る弟ってのはこういうこというんだな。」

 

「カオスを超えてるって、相当じゃない!!」

 

「そうだ霊夢。あの時は啓介やガイルゴールの力があってこそ異変を解決できた。だが今はそんなことはできない、ガイルゴールは千年殃禍の代償により2万年の眠りにつき何より啓介は・・・。」

 

途中で悠岐は言葉を詰まらせてしまう。彼を見た霊夢は啓介を失った悲しみがまだ癒えてないことを察する。と、九十九が口を開いた。

 

「でもな、アタシ達は何度でも言うがエリュシオンを乗り越えてんだ、何も怖いものなんてない!」

 

「・・・そうだな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大変だぁ〜!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その声が聞こえたかと思うと1人の和服をきた男が神社に向かって走ってきたのだ。男を見た魔理沙が口を開く。

 

「お、駄菓子屋の田中おじさんじゃん。どうかしたのか?」

 

「はぁはぁ、人里と無縁塚に悪魔達が攻め込んできてるんだ!!助けてくれ!!」

 

それを聞いたユニ達は目を見開く。そこからのユニ達の行動は早かった。

 

「私は魔理沙、悠岐君、楓ちゃんと無縁塚に行くわ!!」

 

「暁、百々、九十九、琥珀。私達は人里に向かうわよ!!」

 

「分かりました姉さん!!」

 

「おっしゃ、久しぶりの異変解決だぜ!!」

 

そう言ってユニ達はそれぞれの場所へと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少年少女移動中・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わって人里。そこでは人里の人々を襲う悪魔達の姿があった。人里に辿り着いた霊夢達はすぐに戦闘態勢に入る。

 

「行くわよ!!」

 

「おっしゃ、懲らしめてやるぜ!!」

 

霊夢の一言と共に暁、百々、九十九が悪魔達のところへ向かっていく。

 

「僕はサポートに専念しようかな。文字よ。」

 

そう言うと琥珀は宙に「強」の文字を浮かべると4つに分裂させてそれを霊夢、百々、九十九、暁に打ち込んだ。

 

「琥珀サンキュー!!これでもくらえ!!」

 

そう言って九十九は近くにいた悪魔の顔に拳を叩き込んだ。パンチを喰らった悪魔は勢いよく吹っ飛ぶ。彼女に続いて霊夢、百々も周辺にいる悪魔達を殴り飛ばしたり蹴り飛ばしたりしていた。

 

「来い、『雷切』。」

 

そう言って雷を宿した刀を手にした暁は襲いかかってくる悪魔達を斬り刻み始めた。しばらくしていると琥珀が何か違和感を感じて口を開いた。

 

「変だな、僕のバフを念のため付与したけどしなくてもいいくらいここにいた悪魔達の霊力が低い。」

 

「急にどうしたのよ琥珀。」

 

「いや、なんか人里を攻めてきた悪魔達の戦闘能力が思ってた以上に低いなって思っただけさ。」

 

そう聞いた霊夢は辺りを見回し始める。霊夢達によってボロボロにされた悪魔達の姿は既にいなくなっており、人里は落ち着きを取り戻した。と、暁が口を開いた。

 

「なんだか呆気ないですね。でも幹部っぽい悪魔やロウドっぽい悪魔はいませんでした。」

 

「雑魚ばっかりって思ってたけど、まさか無縁塚の方に主力が集まってるんじゃ!!?」

 

九十九の一言を聞いた霊夢達は最悪のパターンを想定して目を見開く。そんな中、行動が早かったのは百々だった。

 

「すぐに無縁塚に向かおう!!ユニ達がやべぇ!!」

 

「まさか本命はあっちでしたか・・・。急ぎましょう!!」

 

暁がそう言って5人が飛び上がった時だった。5人の目の前に槍を持った大量の悪魔が待ち構えていたかのように姿をすっと現した。

 

「アイツらだ!かかれー!!」

 

そう言って悪魔達は一斉に5人に襲いかかる。

 

「クソッ、邪魔するんじゃねぇ!!」

 

「こいつら全員倒してから行くわよ!!」

 

そのまま5人は襲いかかる悪魔達を正面から迎え撃った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わって無縁塚。そこではユニ、魔理沙、悠岐、楓が辺りを見回していた。だが聞いていた話とは別に無縁塚は奇妙なまでに静まり返っていた。

 

「おいおい、場所違いじゃないのか?全然気配感じないぞ。」

 

「まさかみんな人里の方に行ったのか?それなら私達がそちらへ向かわないとだな。」

 

「行くだけ無駄足だったか。すぐに人里に───」

 

悠岐が言おうとした時だった。突如悠岐の背後に金髪のショートヘア、背中には棘の生えた翼を生やした大男が現れたのだ。

 

「!!?」

 

「悠岐!!!」

 

咄嗟に魔理沙が彼に声をかける。だが男は避ける暇も与えずに棘だらけの翼を悠岐に打ちつけた。

 

「がはっ!!」

 

瞬時に身構えていたため、悠岐は左腕で攻撃をガードするが左腕にはずっしりと棘が刺さっていた。更に彼はうまく受け身を取ることが出来ずに背中を岩に打ちつけられて吐血し、その場に倒れ込んだ。

 

「悠岐君!!」

 

思わず彼の名前を叫ぶユニ。そんな彼女の横に魔理沙と楓が来て戦闘態勢に入る。そして楓は男を睨みながら口を開く。

 

「お前、何者だ?」

 

「余はロウド。敬愛する兄、カオスの弟だ。話は聞いている、あの凶神が滅んでいるらしいな。なら貴様らを力でねじ伏せ、この幻想郷を支配してやる。そのためには、アイアルト・ユニ。貴様の力が必要だ。」

 

「わ、私の、力!?」

 

「貴様のあらゆるものを呼び寄せる能力を用いてこの幻想郷に厄災なる者を召喚する。そしてこの世の全てを余のものにするのだ。」

 

「そんなふざけたことさせてたまるかよ!!」

 

「ここで食い止める。」

 

「行こう、楓ちゃんに魔理沙!!」

 

そう言うと3人は一斉にロウドに向かっていった。

 




ロウドの奇襲を受けてしまう悠岐。対峙するユニと楓と魔理沙。そして無縁塚へと向かおうとする霊夢達。これから新たな異変が始まる!!
次作もお楽しみに!
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