場所は変わって玄武の沢。そこでは霊夢と百々の2人がユニを探していた。
「ユニ〜、どこにいるのよ〜。」
「ユニー!!返事してくれ〜!!」
しかし2人が何度声をかけてもユニが返事することはない。と、霊夢が口を開く。
「ちょっと百々、ユニは本当にここにいるの?」
「分からねぇ。けど、探すしかないだろ!!」
「そう言ってもね、もしかしたら奴ら現世だったり
「いや、悠岐との戦いで大将がボロボロになってんだ、そうすぐに移動はしないさ。それに、まだ微かではあるがユニの霊力を感じるんだ。」
「それは私も感じてるけれど・・・。」
「あら、2人ともここにいたのね。」
その声が聞こえたと同時に2人の背後からゆっくりとスキマが開くとそこから1人の女性が日傘を持って姿を現した。女性を見た霊夢が口を開く。
「紫、あんたもきてたのね。」
「紫はなんでここにいるんだ?」
「調べ物よ、有力な情報を持っていた天狗から話を聞いてここへ来たの。どうもこの辺りで悪魔っぽい奴を見かけたって。」
「そうなのね(文から聞いたのかしら?)。」
「んじゃあこの辺りを隈なく探してユニの居場所を突き止めないとな。」
百々がそう言った時だった。突如3人は何者かの気配を感じて同時に同じ方向を見る。そこにはいつの間にか青い髪にショートヘア、ノースリーブの服にショートパンツと筋肉系の女性が立っていた。そして女性は3人を見て口を開いた。
「あなた達、ロウド様をお探しになるつもりね?」
「そういうお前はロウドの手下か?」
「えぇそうよ。私の名前はオノスケリス、ロウド様の幹部よ。」
「幹部クラスにここで会えるなんて光栄ね。」
「そんなことよりオノノクス野郎!!ユニはどこだ!!?」
「誰がオノノクスよクソガキ!!オノスケリス!!ユニ?あの幻想郷の守護者名乗ってる生意気は娘ね。あいつは今頃ロウド様に強姦されてるんじゃない?あなた達のことを聞き出すために。」
「何ですって!??」
「強姦だと、ふざけてやがる。」
思わず声を上げる霊夢と百々。そんな2人とは別にオノスケリスはヒヒヒを笑って再び言う。
「教えて欲しい?ならこの私をぉ!?」
続きを言おうとしたオノスケリスの目の前に紫が一瞬で移動したかと思うとそのまま彼女の目の前で拳を作って口を開いていた。
「先手必勝よ、顔面パンチ!!」
「ぶえっ!!」
紫のパンチを食らったオノスケリスは勢いよく吹っ飛ばされる。
「えぇぇぇぇぇぇぇ!!!?」
紫の行動に2人は思わず声を上げる。そんな2人とは別に紫は手をパンパンと叩いて口を開く。
「どうせこういう悪役なんて『教えて欲しければ私を倒して見なさい』って言うのがテンプレよ。ならさっさと倒すのが効率いいわ。」
「そ、そうだな(紫ってこんなにパワータイプだったっけ?)。」
「紫あんたいつこんなの覚えたのよ・・・。」
「いつって、表裏戦争終わったあたりからかしら?」
3人がそう話していると奥からガラガラと音を立てて吹っ飛ばされたオノスケリスが立ち上がって口を開いた。
「まさか妖怪賢者と呼ばれてるあなたが肉弾戦を仕掛けてくるなんて予想外だったわ。でももう通じない、容赦しないんだから。」
そう言った瞬間、彼女の背後からスーッと大量の悪魔が姿を現した。それを見た紫が2人に言う。
「オノスケリスは私に任せて、2人は雑魚達をお願いするわ。」
「了解、行くわよ百々!」
「おっしゃぶっ飛ばすぜ!!」
そう言って紫はオノスケリスの元へ、霊夢と百々は雑魚悪魔達を殲滅すべく向かっていく。
「封魔針!!」
「借りるぜ霊夢!封魔針!!」
霊夢の放った封魔針を自身の能力を使って真似して悪魔達に放っていく百々。そんな中、紫はスキマから草薙の剣を取り出してオノスケリスと対峙する。それを見たオノスケリスが口を開く。
「ほう、この私に剣の打ち合いで勝負を挑むつもりなのかしら?」
そう言うとオノスケリスは腰にかけてあった剣を手に取り、鞘から抜いて構える。そのまま2人は剣の撃ち合いに入る。その間に霊夢と百々は弾幕を放ったり殴ったり蹴りを入れたりして悪魔達を倒していく。そんな中、紫とオノスケリスは剣を撃ち合い続ける。そんな中、血飛沫をあげ始めたのは紫だった。
「ぐぅぅぅ!!」
「どうしたの?さっきの威勢はどこへ行ったのよ!!」
「・・・フフフ、そう見える?」
そう言った瞬間、紫は突如後ろへ下がる。その瞬間、オノスケリスの背後から霊夢と百々が現れた。
「なにっ!?」
「これでもくらえ!!」
「隙ありよ!!!」
そのまま2人は勢いよく彼女の背中を蹴りつけた。そのままオノスケリスは紫の方へ勢いよく吹っ飛ばされる。そのまま紫は吹っ飛ばされているオノスケリスの背中を斬りつけた。
「がぁっ!!」
そのまま彼女は勢いよく地面に転がる。そんな中、紫の隣に百々と霊夢が歩み寄る。と、オノスケリスが口を開いた。
「何故!!?あいつらは!!?」
「あいつら?もう全員倒れてるぜ?」
百々の言葉を聞いたオノスケリスは辺りを見回し始める。そこには霊夢と百々によって倒された悪魔達が倒れていた。それを見たオノスケリスはペッと血反吐を吐き捨てて口を開く。
「使えない雑魚達め・・・。」
そう言うとオノスケリスは剣をそっと鞘に収めた。それを見た紫が目を細めて口を開く。
「なんのつもりなの?まさか部下がやられたからもう逃げるつもり?」
「いや、もう用が済んだから帰るのよ。もうあなた達は終わりよ。」
彼女がそう言った時だった。突如紫の背中から勢いよく鮮血が飛び散る。そのまま紫は地面に崩れ落ちる。
「紫!?」
彼女を見た2人が側による。と、オノスケリスが口を開いた。
「私の力は痛みを分け合う程度の能力。あなた達が私につけた傷はその妖怪賢者と分け合った。」
と、紫がゆっくりと起き上がりながら口を開いた。
「フフ、この程度で負ける私だとでも?」
そう言いながら紫はヨロヨロになりながらゆっくりと上体を起こす。それを見たオノスケリスは目を細めて言う。
「妖怪賢者のことだから容易く終わってはつまらないわ。もっと私達を楽しませなさい!!」
そう言うと彼女は勢いよく3人に向かっていく。それを見た百々が紫の草薙の剣を取って向かっていく。そのまま2人は剣を撃ち合う。それを見た霊夢も彼に加勢する。と、オノスケリスが百々と剣を撃ち合いながら口を開く。
「どうしたの?こんなものじゃ私は倒せないわよ!」
「クソがぁ!あの人に色々教わったのに!!」
そう言いながら徐々に百々の体が切り刻まれていく。そんな中、霊夢が声を上げる。
「加勢するわ百々!!」
そう言いながら彼女はどこからか取り出した黒い刀を手に取り百々の加勢に入る。
「霊夢おまっ、それ悠岐の漆黒の刃じゃねぇか!!いつの間に!?」
「悠岐から借りたのよ。しばらく動けないみたいだし私が代わりに使うわ。」
そう言いながら2人はオノスケリスと剣を撃ち合う。霊夢が加勢にきたのにも関わらずオノスケリスは2人の剣を捌いていく。と、霊夢がスペルカードを発動する。
「封魔針!!」
その攻撃はオノスケリスの目の前で放つも彼女は反応し、避ける。その一瞬の隙をついて百々は彼女の目の前に現れる。
「チッ!」
「これでもくらっとけぇぇぇぇ!!」
そう言いながら百々は彼女の顎に強烈なアッパーを叩き込んだ。それを喰らったオノスケリスは勢いよく宙に舞う。宙に飛んだ彼女に霊夢が追い討ちのスペルカードを発動した。
「夢想封印!!」
それを喰らった彼女はそのまま勢いよく地面に叩きつけられた。それを見してた紫が笑みを浮かべて口を開いた。
「ふふ、強くなったわね。百々に霊夢。」
そう言ったのも束の間だった。突如紫は顎と体に激しい痛みを感じ、その場でうずくまってしまう。
「紫!?」
「しまった!!まだ奴の能力が解けてねぇ!!」
思わず声を上げる霊夢と百々。そんな2人を見たオノスケリスは瞬時に百々の背後へと移動した。
「チイッ!!」
舌打ちをしながら百々はオノスケリスの剣裁きを避ける。彼を見た霊夢が漆黒の刃をオノスケリスに振るう。2人の攻撃を防ぎながらオノスケリスは剣を振る。だが押されているのは百々と霊夢だった。そのままオノスケリスは勢いよく剣を振り、2人を勢いよく吹っ飛ばす。
「チィっ!」
「くっ!」
思わず後退する2人。そんな2人にオノスケリスが剣先を向けて口を開いた。
「ふふふ、世界を救った10人と呼ばれる者達の力はその程度なの?期待外れね。」
「気をつけなさい百々。こいつ、中々手強いわよ。」
「分かってる、俺達でやるしかねぇ。奴を倒してユニを探し出す!」
女剣士の悪魔、オノスケリスとの戦いに苦戦する霊夢と百々。
戦いの行方は!?
次作もお楽しみに!