※この作品はR-18です。

D.C.89 〜八月のシンデレラナイン〜   作:葛木桜姫

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インフルエンザ療養をしていて遅くなりました。

八月のシンデレラナインオンライン版終了時にも何かを残しておきたくなりまして……

#ハチナイは永久に不滅です

今回は『ダ・カーポ2』、『八月のシンデレラナイン』、『Love Live!』のクロス要素あり
どちらかといえば『虹ヶ咲学園』強めです


エチュードその3 VS虹ヶ咲学園

『はじめての試合』(1年生時)

 

 

 

喫茶店モモ

 

カラ~ン

 

條島もも「いらっしゃいませ~」

 「夏姫先輩が1人で来るのは珍しいですね」

 

夏姫「そうか?」

 

もも「はい。いつも野球部の先輩方や杉並、杉田さんと一緒ですし」

 

夏姫「確かに、こっちに戻ってからはそいつらと来てるかもな」

 

マスター「もも、お客さんをあまり詮索しないようにね」

 

もも「あっ。すみません……」

 

夏姫「いいよ、いいよ。いつも通りコーヒーで」

 

………

……

 

もも「どうぞ」コトッ

 

夏姫「ありがとう」ズズズ

 

 

……………

………

 

……

 

夏姫「うぅん」

 

もも(ノート?を見ながら唸ってる)

 「どうかしたんですか?」

 

夏姫「ごめん。声大きかったか」

 

もも「そうでもないですよ」

 「ただ、少し難しそうな顔つきだったんで」

 

 

夏姫「そうだね~……。女子野球部のことで」

 「人数も揃ってきたからそろそろ他校との試合をやってみたいんだけど、相手をどうするべきかな?って」

 

もも「風見学園も連盟に所属してますよね」

 

夏姫「もちろん所属はしてるよ。でも、離島で」

 「実力者の有原や東雲と、初心者がごちゃ混ぜになっている。もしかするとトラブルで相手に迷惑が掛かる可能性があるとなると」

 

もも「あぁ……」

 (あたしがたまに聞くだけでも、まだルールが怪しい人が何人かいますからね)

 

夏姫「1番最初の試合だから気持ちのいいモノにしたい部分もあって」

 

 

もも「その試合って、高校の正式な部活動じゃなくてもいいですか?」

 

夏姫「男子野球部とか、実力差があまりにもあるとかでなければね」

 

もも「女子です。女子です!!」

 「人数が多くて、野球に興味津々な部員がいる部活動がありまして」

 

夏姫「本当ですか?」

 

もも「はい!」

 「しかも、部の中心人物が理事長の娘なので。話に興味を持ってくれたらOKだと思います」

 

夏姫「ぜひ話を聞いてみてくれ」

 

もも「いいですよ」

 

 

 

その夜

 

もも「もしもし、しずくちゃん」ピポパ

 

桜坂しずく「こんばんは。ももさん」

 

もも「今、大丈夫?スクールアイドル部の練習とか」

 

しずく「今は部屋でゆっくりと休んでいますよ」

 

もも「そっか!実は……」

 

 

しずく「了解しました。とりあえず、侑先輩に話してみますね」

 

もも「ありがとう〜」

 「じゃあ、おやすみなさい」

 

 

 

次の日 さくらグラウンド

 

夏姫「というわけで、女子野球部のはじめての対戦相手となる高校は東京にある『虹ヶ咲学園』に決まりそうです」

 

翼「本当に!?」

 

ここ「ちょっと、ちょっと」

 「『虹ヶ咲学園』といえば、あのスクールアイドルで有名な高校じゃないのよ!」

 

夏姫「さすがは逢坂、対戦相手はその『スクールアイドル部』だ」

 

全員「ええぇーーー!?」

 

 

夏姫「中等部の條島さんの知り合いがいて、野球にも興味があるみたいなんだ」

 

龍「まったく舐められたものね」ふんっ

 

翼「まあまあ」

 

夏姫「東雲、メンバーの評判を調べてみろ」

 「アイドルをやっているだけあって、そもそも身体能力はあるんだ」

 

塚原しずく「確かに、他の部活動生徒だからといって侮る理由にはなりませんね」

 「なにより我が野球部初の対外試合を受けてくれたありがたいチームです」

 

あおい「九十九のような天才がいるかもしれないのだ〜」

 

伽奈「私だって野球はまだまだ素人だよ。あおい」

 

 

翼「とにかくさ。はじめての試合に向けて恥ずかしくないように、今日も練習を頑張ろうよ!」

 

夕姫「そうですね」

 

夏姫「それでちゃんと伝えたからね」

 「俺はさらに確認もするから、ランニングから入って各自で練習していてくれ」

 

全員「はい!!」

 

 

 

 

 

当日

 

さくらグラウンド

 

中須かすみ「私が虹ヶ咲学園スクールアイドル部部長の『中須かすみ』です」ぺこっ

 

翼「風見学園女子野球部キャプテンの有原翼です」ぺこっ

 「今日は、試合を受けてくださり本当にありがとうございます!」

 

かすみ「いえいえ〜」

 

愛「へっ?九十九さんだ」

 「もしかして、野球部に入ったの〜」

 

伽奈「こんにちは。宮下さん」

 

千景「お二人は知り合いなのかしら?」

 

伽奈「はい」

 

愛「うんうん。九十九さんとは色んな競技で顔をあわす機会が多くてね〜」

 

璃奈「さすがは愛さん!」

 

あおい「さすがは九十九なのだ〜」

 

 

全員(いやいや、おかしいから!!)

 

ランジュ「キャー!アナタすんごく可愛いわね」抱き付き

 「名前はなんていうのかしら?」

 

茜「あっ、茜の事?う、宇喜多茜です……」

 

ランジュ「茜ね。よかったら、今からでも虹ヶ咲に転校しないかしら?」

 「アナタだったら、すぐにでもスクールアイドルをやれるわ」

 

栞子「ランジュ、ダメですよ」

 

草刈ルナ「馬鹿馬鹿しい……」

 

かすみ「そうですよ。ランジュ先輩」

 「今回はしず子が作ってくれた他校、他部活動との交流の場なんですから」

 

ランジュ「でも、かすみ。茜はこんなにも可愛いのよ」むぅ〜

 

茜(あのっ……)

 

かすみ「キュートなスクールアイドルだったら、すでにかすみんがいますよ〜」てへっ

 

ここ「うっわ〜……」

 

ゆかり(ここちゃんと見事にキャラクター被ってますな)あはっ

 

かすみ「ランジュ先輩。今日はスカウトに来たのではなく、野球をしに来たのです!」ぴしっ

 「まずは、真面目に野球をやりましょう」

 

ミア「Yes!! 子犬ちゃんにしてはいいことを言うね」

 

かすみ「ミア子」ぐぬぬ…

 

夏姫「ちょっと待ってください!!」

 「なんで、虹ヶ咲学園以外の生徒が…?」

 

 

ルナ「ももに呼ばれた」

 

草刈レナ「妹の付き添いよ」

 

龍「く、草刈レナぁ!?」

 

 

レナ「知っているかしら?桜坂しずくさんはスクフェスでは『音ノ木坂学院』の生徒ともされていたの。私とも縁はあるわ」

 

夏姫「いやいやいや」

 「いきなりラスボスが出てきたらダメですよ」

 

レナ「そうね」ピポパ

 「もしもし。鎌部さん」

 

 

 

数時間後

 

レナ「わざわざ来てもらって悪いわね。鎌部さん」

 

鎌部千秋「私は弟のために来ただけなんですけど」はぁ

 

夏姫「お姉ちゃん!!」

 

 

龍「………。はっ?」

 

琴葉「えっ?」

 

千秋「今日は私が投げるんで、任せてほしいんですけど」

 

 

 

夏姫「あ〜。千秋お姉ちゃんは由夢ちゃ、俺の叔母の娘で」

 「もう1人の姉のような人で、俺にピッチングを教えてくれた人なんですよ」

 

和香「そうなの?翼」

 

翼「うん。私も聞いてはいたよ」

 

千秋「どうも」

 

翼「あっ。さくらさんの家のお世話になっている有原翼です」ぺこっ

 

千秋「私こそ、弟をよろしくお願いするんですけど」

 

 

 

歩夢「………」

 

侑「歩夢?」

 

夏姫「ちょっとだけ今日のオーダーとか考え直したいんですけど」

 

かすみ「私たちもグラウンドでもう少し練習していいですか~」

 「ヒマな人は観光をするとして」

 

歩夢「だったら、私は侑ちゃんと恋愛にご利益があるって噂の枯れない桜の木を見に行きたいな~なんて」

 

侑「いいね!」

 

 

桜坂しずく「私もご一緒していいですか?」

 

歩夢「うん!もちろんだよ」

 

さら先生「桜は少し分かりづらい場所にあるので、私が案内しますね」

 

歩夢「お願いします」

 

 

 

ミーティング(風見学園)

 

夏姫「翼、突然で悪いけど」

 「今日の試合は鎌部さんの捕手を頼めるか」

 

翼「了解!」

 

夏姫「代わりの遊撃手は直江行けるか?」

 

太結「!!ひゃい……」

 

夏姫「守備はもう打たれるかどうかだし、申し訳ないが。竹富と永井を変えて」

 

亜矢「足を行かせないんだろ?永井加奈子、頼んだぞ」

 

加奈子「うん!」

 

夏姫「倉敷先輩は控え投手で…?」

 

舞子「言いづらそうにしない」

 この試合はなんとでもなるから、見学して学べ。でしょ?」

 

夏姫「そうです」

 

 

 

夏姫(オーダーは……)

 

1 右 九十九伽奈

2 補 有原翼

3 三 東雲龍

4 投 鎌部千秋

5 中 永井加奈子

6 左 柊琴葉

7 一 野崎夕姫

8 二 河北智恵

9 遊 直江太結

 

控え 倉敷舞子

他 新田美奈子など

 

 (かな?)

 

 

 

ミーティング(虹ヶ咲学園)

 

ランジュ「アイヤー!このセンターってポジション素晴らしいじゃない?」

 

栞子「あのですね、ランジュ」

 「センターと言ってもスクールアイドルのモノとは違い」

 

愛「まぁ、センターだったらランジュが適役なんじゃない?」

 「ランジュは足が速くて、体力もあって、指示にも慣れているからさ」

 

ランジュ「きゃはっ!それは、まさにランジュのための立ち位置ね!!」

 

 

ミア「投手は愛かレナかのどちらが適任だと思うけど、どちらがやる?」

 

愛「うぅん」

 

レナ「よければ、私にピッチャーを任せてはもらえないかしら?監督さん」

 

ミア「what? 他に異論が出なければ、お願いします」

 

栞子「ど、どうぞどうぞ!」

 

せつ菜「こ、こちらこそよろしくお願いします」

 

レナ「そんなに固くならないように。この試合は同じチーム、勝利を勝ち取るための仲間なのだから」

 

せつ菜「栞子さん!」

 「せっかくですから、新旧生徒会長で二遊間組みませんか?」

 

 

ミア「やっぱり、愛は日本の野球の流儀に従って四番打者だな!」

 

愛「OK!……この中だと、レナが1番じゃないかな?」

 

レナ「いいえ。私は特別ゲストに近いのだから、エースは虹ヶ咲学園内で決めるべきよ」

 

 

璃奈「あのっ!!」

 「キャッチャーをさせてもらう天王寺璃奈です……」

 

レナ「よろしくお願いします。天王寺さん」

 「可愛い似顔絵ね」

 

璃奈「コレは『璃奈ちゃんボード』っていって、私は表情を作るのが苦手なので」

 

レナ「スクールアイドルをしているのだったら、創意工夫の一環かしら?」

 「以前に見たことのある、パフォーマンス用のヘッドセットも可愛いわよね」

 

璃奈「知っているんですか?」

 

レナ「ええ。もちろん」

 「練習の合間ではあるけれど、楽しく拝見させてもらっているわ」

 

璃奈「璃奈ちゃんボード『衝撃!』」

 

レナ「虹ヶ咲学園の中で最近見て印象に残ったのは三船さんの楽曲かしら?」

 

栞子「えっ?あっ、ありがとうございます!」

 

ルナ「」ぷいっ

 

もも「まあまあ」

 

しずく「ああ見えて栞子さんもお姉さんとの関係には苦労されているんですよ」

 

ルナ「姉なんて、いつも身勝手で、こっちの意見なんて聞かない存在だから」

 

 

果林「練習の成果をちゃんと出せるといいんだけど」

 

せつ菜「果林さんなら出来ますよ」

 

かすみ「ミア子に影響されたランジュ先輩のの思いつきなのに、果林先輩すごく練習してましたからね」

 

果林「やるからには、手を抜くわけにはいかないもの」

 

 

 

ミア(オーダーは……)

 

1 中 ランジュ

2 遊 せつ菜

3 投 草刈レナ

4 三 愛

5 左 果林

6 一 條島もも

7 二 栞子

8 右 かすみ

9 捕 璃奈

 

控え 彼方

他 草刈レナなど

 

 

 

掛橋先生「これより、虹ヶ咲学園連合と風見学園女子硬式野球部の交流試合を始めるわ!」

 「姿勢を正して、礼!!」

 

全員「お願いします!!!」ぺこっ

 

 

カーンっ!

 

ランジュ「ヒットね」

 「そう上手くはいかないわね」

 

ミア「あの界皇の主力投手相手なんだからそれで上出来さ。ステイツでも打てる人はフリーダなどの一握りだ」

 

 

レナ「鎌部さん」

 

鎌部「レナ…」

 (本気でいく)

 

翼(はい)こくっ

 

夏姫「ちょっとお姉ちゃん…」 

 

シュッ、しゅー……

 

レナ「!!」

 (読み違えての縦に来るなんて)

 

 

かすみ「なんなんですか?アレは??」

 

ミア「強めの縦カーブ。日本語だと……」

 

もも「ドロップですね」

 

ミア「そんな名前だったか」

 「チームメイト相手だからだろうから、みんなにはあまり投げないとも思うよ」

 

シュ

 

ダダッ!!

 

智恵「わわっ」 

 

 

ミア「何やってんだ!ランジュ」

 

ランジュ「ミア、見て分からない盗塁よ」

 「昨日の夜、大昔の大リーグ選手のプレイ解説を見てかっこよかったからキメてみたの」

 

しずく「ああ。ちょうど昨日あった大谷選手の特集ですね」

 

ミア「だからって……。盗塁は実際危険なんだぞ!!」

 

レナ「ふふっ、私も負けてはいられないわ」

 

かんっ

 

 

夕姫(えぇっと……)

 

千秋「ふう」すぽっ

 

夕姫「ありがとうございます」

 

千秋「弱い当たりだから、自分で取りに行ったほうが早いだけなんですけど」

 

さら「セーフです」

 

 

 

カッキーーン!!

 

歩夢「ホームラン……」

 

侑「さすが、愛ちゃん」

 

愛「ホームへと、らんるんらん!」グッ

 

 

虹ヶ咲学園-風見学園 3-0

 

 

美奈子「派手に飛んだね〜」

 

咲「笑い事じゃないでしょ!美奈子」

 「相手も強そうだし…」

 

千秋「レナ、盛り上がるのは自由ですが」

 「身内の門出の邪魔してほしくはないんですけど」

 

 

夏姫(確かに、他の生徒だってある程度は動けているし。スクールアイドルもまたハードな運動部だ)

 

ちょんちょん

 

ルナ「すみません。ユニフォームありますか?」

 

夏姫「はい。あります…よ……」

 

ルナ「じゃあ借ります」

 

夏姫「タイム」

 

 

ルナ「はじめまして。助っ人の界皇高校中等部3年草刈ルナです」ぺこっ

 

夏姫「草刈レナさんの妹で、相手が想定よりも強すぎたから。さらなる助っ人としてお願いしたんだ」

 「なんというか、永井にも竹富にも悪いんだけど、今日のところは……」

 

加奈子「うん。いいよ」

 「今日の試合で活躍できるとも思えないから」

 

夏姫「いずれ出番は作るよ」

 

ルナ「よろしく」

 

琴葉「ええ。よろしく」

 

夏姫「さあ!風見学園の初打席」

 

翼「しまっていこー!!」

 

 

 

伽奈「ふん」ブンっ

 

カーン!!

 

もも「うわっ」

 

伽奈「大丈夫ですか?」

 

もも「ありがとうございます」キュン

 

栞子「ボールは2塁に回してください」

 

 

スポンっ

 

茜「1、2」

 

あおい「風見学園の初ヒットはツーベースなのだ〜」

 

翼「ナイスプレー」

 

レナ(へえ…)

 

 

 

カッッキィーーーン!!!

 

果林「相手の娘もやるじゃない」

 

しずく「お手本のようなフォームですね」

 

彼方「そうだね〜」

 

しずく「分かるんですか?」

 

彼方「全然。でも、彼方ちゃん、なんとなく応援したくなったかも」

 

しずく「そうですか」ポンポン

 「枕もちゃんとありますから、眠たくなったら休んでくださいね」

 

彼方「おお!ありがとう、しずくちゃん」

 

……………

………

…

 

それから……

 

千秋「もうあなたたちをレナ以外の一般人とは思わないんですけど」シュッ

 

果林「そこ!」ぶんぶん

 

侑「あぁ〜、惜しい」

 

さら先生「バッター交代です」

 

果林(悔しいわね)トボトボ

 

 

 

カッキーン!

 

琴葉(もらったわ)ダダっ

 

愛「ホームランコース!?」

 

ランジュ「そうはさせないわよ」タッタッタ

 

 

グイッ!

 

ランジュ(あと数センチ、届きなさい!!)

 

カラン……、スポ

 

さら先生「アウトですよね?」

 

琴葉「そんな〜」

 

 

翼「ナイスガッツ!!ランジュさん」

 

ランジュ「謝謝!!」

 

ここ「ちょっとなんなのよ!アレは!?」

 

夏姫「スパイダーキャッチだよ。極稀に起きるんだけど……」

 「そもそも、(危険な守備防止の為)一定以上で自動的にホームランとかまでは決めてなかったしな」

 

龍「お疲れ様」

 

琴葉「ごめんなさい」

 

龍「アレは仕方ないわ。ほとんどホームランで問題ない球だったもの」

 

翼「気持ち切り替えて行こー!!」

 「相手が素晴らしいプレイをしたんだから、こっちもプレイで魅せないとね」

 

全員「おー!!」

 

 

 

 

 

そして

 

最終9回裏 虹ヶ咲学園-風見学園 9-7

 

 

翼(相手はすでに抑えの投手、どこか眠そうにしていた3年生の人だ……)

 

彼方「翼ちゃん、ストレート投げるよー!」

 

翼「はい!!」

 (なんとなく、声がお姉ちゃんに似ていて懐かしいな)

 

璃奈「彼方さん球種バラすのはダメ」

 

 

ヒュン……!!

 

翼(抜けているように見えてかなり速い……。でも!!)

 

 

カッキーン!!

 

 

 

 

 

掛橋先生「姿勢を正して、礼!!」

 

全員「ありがとうございました!」ぺこっ

 

 

虹ヶ咲学園-風見学園 9-10

 

 

 

 

 

ランジュ「同好会のみんなも、風見学園野球部のみんなも最高だったわ!!」

 

翼「はい。ランジュさん、ありがとうございます」

 

ランジュ「無問題ラ!」

 

 

せつ菜「ショートとして立っていて、打撃ではまったく活躍できなかったのが。少し悔しいです……」

 

もも「ルナ先輩。なんで相手チームにふらっと行っちゃったんですか?」

 

ルナ「お姉ちゃんや宮下さん、ランジュさんが居て戦力が足りてたから」

 

もも「せっかくルナ先輩と一緒に野球ができるタイミングだったのに〜」

 

翼「あと、どのくらいまで大丈夫ですか?」

 「よければメンバーを変えたりしてもう一戦やりましょうよ!」

 

夏姫「翼。さすがに、それは……」

 

ランジュ「かまわないわよ!」

 「かすみ、どうかしら?」

 

かすみ「一応、移動や疲労を考えて、今日明日スケジュールを取っているので問題ありませんよ」

 

ランジュ「部長直々に許可が出たわ」

 

夏姫「助かります」

 

翼「今日は1日野球三昧だー!!」

 

智恵「もう。翼ってば調子いいんだから〜」やれやれ

 

亜矢「次はセンターさせろよ」

 

夏姫「それも、そうかも」

 「まず1番にやりたい人はいる?」

 

ここ「はいはーい!!」

 

 

 

夕暮れ

 

夏姫(この日、はじめての対外試合となった風見学園女子野球部は)

 (虹ヶ咲学園さんとの素敵な1日を終えて……)

 

夏姫「『枯れない桜の木』は少し見つかりづらい場所にあるんですよね」

 (本当は『魔法』で、一般人を払っているからだけれども)

 

侑「確かに。私たちもさっきの道順覚えてないや!」

 

歩夢「言われてみると……」

 

かすみ「まさか〜。果林先輩じゃないんですからね」

 

果林「それはどういう意味かしら?かすみ部長」

 

かすみ「い、いやぁ〜……」

 

エマ「大丈夫!果林ちゃんは私がきちんと連れて行くから」

 

果林「ちょっと!エマ」

 

 

夏姫「そうですね〜……。翼、もうすぐ暗くなるけど案内頼めるか?」

 

翼「あっ、うん」

 

千秋「久しぶりに『枯れない桜』の様子を確認したいんで、ついでに案内できるんですけど」

 

夏姫「じゃあ、お願いします」

 

千秋「夏姫も、有原もまだまだなんだから、年上に任せて欲しいんですけど」ポンポン

 

翼「はい」

 

夏姫「お姉ちゃん」

 

 

 

 

『枯れない桜の木』

 

?(誰か来たし、さっきの観光の女子高生さんたちか〜)

 

せつ菜「あの!この桜の木は願いが叶うなんても言われていますが、何かしらの作法があるのですか?」

 

歩夢「言われてみれば、あのジャンプ作品みたいな特定の文言があるのかもね」

 (侑ちゃんと一生一緒に居られますように)

 

千秋「そんなのは親からも聞いた事ないんですけど」

 

ランジュ「だったら、それぞれ適当に」

 「それでもうんと願いを込めて『枯れない桜』にお願いしましょう」

 

彼方「賛成」

 

 

ランジュ「願いは決まったかしら!」

 

12人「うん!」

 

ランジュ「じゃあ、始めるわよ」すっ

 

 

侑『これからもみんながトキメキますように』すっ

 

歩夢『侑ちゃんとの赤ちゃんがほしいです』すっ

 

かすみ『世界一可愛いスクールアイドルになれますように』すっ

 

しずく『球技がもう少し上手くなりますように』すっ

 

果林『エマとずっと一緒にいられますように』すっ

 

愛『お姉ちゃんが良くなりますように』すっ

 

彼方『遥ちゃんや、同好会のみんな、友達が幸せでありますように』すっ

 

せつ菜『新作アニメのクオリティが素晴らしい出来でありますように』抱きっ

 『あと、今月ライトノベルが2冊出るのに色々時間が足りないため推し活ができる時間、あと少しだけ予算が欲しいです』

 

エマ『これからもこの大切で、素晴らしい日常が続きますように』すっ

 

璃奈『あと少し表情が出せますように』すっ

 

栞子『世界平和でしょうか?』すっ

 

ランジュ『ランジュはもっと、もお〜っとたくさんのお友達が欲しいわ』すっ

 

ミア『ボクの歌がより多くの人々をアッと驚かさせますように!かな〜…』すっ

 

 

ぽわぁ……

 

 

 

千秋「!!!」

 (はっ?明らかに桜の様子が怪しいんですけど)

 

?(この娘たち、なんだかとっても賑やかだし!!)

 

 

 

 

 

芳乃家

 

さくら「へえ〜。ボクも見に行けばよかったよ」

 

翼「忙しかったんですか?」

 

さくら「一学期も終わりになってきたし、新年度が始まってから起きたりする問題の書類をようやくまとめられる時期だしね」

 

夏姫「今年は色々とありますからね」ことっ

 

智恵「できたよ!」ことっ

 

翼「今日は唐揚げか〜」

 

さくら「智恵ちゃんも疲れているだろうに、ありがとう!」

 

智恵「いえいえ!!私の仕事、役割りですから」

 

 

さくら「みんなの様子は、またさら(先生)にでも聞くから」

 

夏姫「さくらさんの手の空いた時にそうしてください」

 「改めて。さくらさん、俺たちの為にありがとうございます!!」ぺこっ

 

翼「あっ、私も」ぺこっ

 

智恵「ありがとうございます」ぺこっ

 

さくら「いいよ、いいよ。そんな事気にしないで」

 「さらは高校時代偶然ソフトボールを経験していただけだし、グラウンドもボクというよりかは祖先の方のリッカや清隆の所有地だし、部の設立も学園長の口添えが無くても志保ちゃんが上手く立ち回ったと思うからさ」

 

夏姫「そうですかね……」

 

さくら「それに、今の状況じゃなくても翼ちゃんや夏姫くんだったら女子野球部を立ち上げていたよ」

 (と『彼』杉田くんが言っていたけどね)

 

夏姫「またまた〜。ご冗談を」

 「こんな状況じゃないなら、なんで俺が女子野球部を立ち上げるんですか?」

 

翼「でも、夏姫君だったら、こうじゃない未来でも私を助けてくれてそう」

 

夏姫「どうだろう……」

 「俺は、野球一筋で周りなんてロクに見ずに投げてきたからさ」

 

翼「うぅん。きっと、夏姫君はどんな時も私を助けてくれるんだよ」

 

智恵「そこまでは夏姫君を買いすぎだよ」

 

夏姫「翼」///

 

さくら「私の孫ながら、カッコいいね」あはは

 

夏姫「もう。さくらさんまで」///

 「『ぴょん太焼き』出してやるつもりだったけど、あげないからな」

 

翼「えぇ〜!?」

 「今日の試合頑張ったんだから、ご褒美〜」

 

 

 

 

 

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