私は女神の卵の中で考え込んでいた。
(お兄ちゃん達をサポートする後衛の魔法職っていってもなぁ。私はこういうゲームやらないから、よくわからないんだよね)
コンソールに目をやる。
魔法職でフィルタリングした結果が表示されている。
白魔術師
黒魔術師
赤魔術師
青魔術師
PINKまじゅつし♡
……
(なんかどれもピンとこないなぁ。もっとお兄ちゃんをサポートできる職業って無いかな?)
あーでもないこーでもないとフィルタ条件を変更していると……。
!!!
天職を見つけた。
(ついに見つけた。これよこれ。私が望んでいたのはこういうのだったの。……となると、ステータス振りわけはこんな感じにする必要があるから……)
一度ステータスを振って職業を選択し、選択可能スキルを確認する。
(……何これ! 最高!! という事は耐性はこれで決まりね)
耐性も決定する。
(さて、再抽選は頑張る必要があるね。少しお兄ちゃん達を待たせるかもしれないけど……。これもお兄ちゃんのサポートのためなの。許してね)
そして私は再抽選を連打する……。
(私は絶対に妥協はしないよ!)
───
「お兄ちゃん、髪いじったんだ? 似合ってるよ。えっ! ユキちゃんっ!? 可愛い! 可愛すぎる!!」
固まっている俺達を無視してひなが話しかけてくる。
「ひな……た? お前……それ……」
つい、ひなたと普通に呼んでしまった。
「うん? お兄ちゃん、ひなは名前変えたんだ。“ひなた”じゃなくて今は“ヒナ”だよ」
「いや、名前はどうでも……よくはないがまぁそれはいいんだ。それよりも……」
「これ? すごいでしょ!? ヒナは大満足だよ」
呑気に笑っているひなをマジマジと見る……。
───
髪……金髪になっているだけで髪型も長さも変わっていない。
顔……顔は元のひなのままだ。瞳の色は髪と同じ黄金だ。
女神の卵の中で見た目をいじっていたときは、ひなが魔改造するんじゃないかとヒヤヒヤしたが安心した。
(ここまでは問題ない。ここまでは……)
「ひな、それ……どうしたんだ?」
「お兄ちゃん、どう? これ? どうよ? どうよ?」
「どう? ってこっちが聞きたいよ。どういう事だ?」
……ひなは超爆乳になっていた……。
「どういう事って、ステータスにおっぱいがあったから全振りしたよ」
「なっ!? ……そ、そうか……」
(まぁひなは巨乳に憧れてたからな……。しょうがないか……)
───
胸をゆっさゆっさ揺らして喜んでいるひなを尻目に、確認を続ける。
「それで、職業は何にしたんだ? 魔法職……ぽい恰好には見え……なくもないか」
ひなは胸元がハートカットの純白のドレスを着ていた。
胸から上は肌が露出している。腕も。
逆に胸から下は一切肌の露出がない。
足も靴も見えない……。これは……まるで……。
「素敵でしょ? お兄ちゃんに褒めて貰えるように調整するの苦労したよ」
ひなが嬉しそうにクルクル回る。ひなの胸もボヨンボヨン揺れている。
「ひなによく似合ってるよ」
「お兄ちゃん! ありがとう! 嬉しいな~」
「職業は白魔導士か?」
「お兄ちゃん(勇者)のお嫁さんだよ♡お兄ちゃんのサポートは任せてね♡ア・ナ・タ♡」
「……」
(あーこれ、絶対ダメなヤツだ……戦闘の役に立つ気が……しない)
俺はがっくり肩を落とす……が、一縷の望みに賭けて聞く!
「スキル! スキルだ! ひな! スキル何を選んだんだ!!」
「あはは。お兄ちゃん、必死すぎだよ。焦らなくてもお嫁さんは逃げないよ♡スキルはせーぎを選んだんだ♡」
「せーぎ? ……正義か。どんなスキルかわからないがマトモそうで良かったよ」
「……違うよ? 性技だよ」
「……」
(マトモじゃなかった────!)
俺は頭を抱えた。
横目で見たユキも口元が隠れてるからわからないが引きつった顔をしている。
たぶん。
俺は半ば諦めながら最後の確認をする。
「耐性はどうした?」
「性行為にしたよ」
「…………そうか。ひな、お疲れ」
(俺、お疲れ)
───
「女神、悪いが卵1個追加で」
『替え玉の注文みたいな言い方しないでください。私の卵を何だと思っているんですか? ……追加はいいですが、一度ゲームスタートしてしまうと卵を使っても変更できませんよ?』
「そうなのか……」
(もうどうにでもなれ!)
『そうです』
「それでもいいから卵出してくれないか? 射精して種付けしてやるから俺の子を産んでくれ……」
「カオル君!?」
「アナタ!? 私というものがありながら何言ってるの!?」
ヒナはさっそくお嫁さん気取りだ。
『何気持ち悪い事言ってるんですか? ……カオル様……お疲れのようですね』
「そうだ。俺は……疲れた……」
『少し休んでいっては如何ですか?』
「……そうだな。少し寝るか……」
『でも初夜だとかいっておっぱじめないでくださいよ。
(やっぱこいつをママにしてやるか……)
───
その後、フル勃起した息子を握って女神に気持ち悪がられたり……
それを捨てるなんてとんでもない! 私が貰う! というヒナを宥めたり……
両手で顔を隠して目だけはバッチリ隠れていないユキと目が合ったり……。
何だかんだあったが今、俺達は3人川の字で寝ている。
右側からはユキの寝息が聞こえる。
ユキと俺は少し離れて寝ている。
左側はヒナだ。
ヒナは抱きついて寝たいと言っていたが、夢精しそうなので少し離れてもらった。
その代わり手を繋いで寝る事で納得させた。
「お兄ちゃん……起きてる?」
「……起きてるよ」
「お兄ちゃん……ヒナのこと怒ってる?」
「怒ってないよ」
これは本心だ。俺はヒナが幸せならそれでいい。
「良かった。起きたらお兄ちゃんのお嫁さんとして、ヒナ頑張るからね♡」
「お兄ちゃんもヒナを幸せにするために頑張るよ」
「嬉しい! ヒナを幸せにしてね♡アナタ♡」
「その呼び方は勘弁してくれ」
「もう! アナタったら♡」
───
お兄ちゃんもユキちゃんも寝てしまったようだ。
(今日はいろいろあったから、2人とも疲れちゃってるよね)
私も疲れてはいるが、何故か目が冴えている。
あと、すごくムラムラしていた。
(卵の中であんなことしたからかな?)
───
私は女神の卵の中で落ち込んでいた……。
(だいぶ時間を無駄にしちゃったな……。お兄ちゃんに早く会いたいよぅ)
見た目タブを選択した瞬間、私は沼にはまってしまった。
どうせならとびっきりのお兄ちゃん好みの見た目になってやる!
そう思ってさんざん時間をかけて出来上がった見た目は……
胸だけだいぶ大きい兎ありすだった。
これでいいかと思いゲームスタートを選択しようとしたがふと手が止まる。
(私は兎ありすの代用品としてお兄ちゃんに抱かれたいわけじゃない。お兄ちゃんの妹、ひなたとしてお兄ちゃんに愛され、抱かれたいんだ!)
時間をかけて作った見た目をリセットし、ひなたに戻り、今に至る。
(なんか嫌になっちゃったな……。頭すっきりさせたい……オマンコも……)
私は発情していた。
数時間前にはお兄ちゃんにバージンを捧げて、お兄ちゃんの子を孕む直前だったし、お兄ちゃんに食べさせた媚薬も少量だが私も食べていたからだ……。
(ユキちゃんはいいよね。この世界に来てから2回もイッて。私は欲求不満だよ……。たぶんお兄ちゃんも……)
その時、閃いた!
(ここに入ってから外からの音は全く聞こえない。個室だしここでオナニーしてすっきりしよう。スキルも試してみたいし。お兄ちゃんみたいに精子出すわけじゃないから、女神も大丈夫だよね?)
───
(今使えるスキルは……『手淫』これだけだね)
私は早速スキルを使ってオナニーを開始した。
オカズはもちろん、お兄ちゃんだ。
右手指をしゃぶって舌を絡ませる。
「お兄ちゃん、お兄ちゃんとのキス気持ちいいよぉ♡ひなの大きくなったおっぱいも試してみてね♡」
本当にお兄ちゃんとキスしているように指が舌に絡みつく。
左手で両胸を愛撫する。
「お兄ちゃん、ひな、お兄ちゃんのためにおっぱい大きくなったよ♡お兄ちゃんはおっぱい大きいえっちな女の子がすきだもんね♡ひな、お兄ちゃん好みの女の子になれてたらいいなぁ。あん♡お兄ちゃん、おっぱいにがっつき過ぎ♡ひなのおっぱいはお兄ちゃんのものだから逃げないよ♡」
激しく揉まれて乳首が立ってきた。
右手で乳首を愛撫していく。
「やぁん♡お兄ちゃんの舌でひなの乳首カチカチになっちゃった♡お兄ちゃん、赤ちゃんになったみたいにしゃぶってるね。ひなの大きいおっぱいのお味はどうかな? ♡あぁん♡そんなに激しくしゃぶらないで♡ひなのオマンコ我慢できなくなっちゃう♡」
左手をオマンコの入り口に沿わせる。
もうグショグショだった。
「お兄ちゃん、ひな、いやらしい子でごめんなさい。お兄ちゃんとキスして、おっぱい触られて、こんなになっちゃった♡許してくれる? ありがとうお兄ちゃん。ひなのオマンコ可愛がってね♡あん! クリトリスお兄ちゃんに舐められてぴくんぴくんしちゃう♡」
そのままクリトリスとオマンコを愛撫していよいよ指を入れてみる。
「お兄ちゃん、お兄ちゃんのお兄ちゃんでひなのバージン奪ってね♡そしてひなのオマンコでいっぱい気持ちよくなってね♡お兄ちゃんの最初の精子は子宮にたくさん注いでほしいの♡」
「ヒナとの約束破らないでね♡ひなにお兄ちゃんの子を孕ませて、ひなをママにしてください♡」
左手でクリトリスを刺激しながら、右手の人差し指と中指をオマンコにゆっくり挿入する。
「はぁぁぁん♡お兄ちゃん♡ずっと、ずっと欲しかった♡ひなは少し痛いけど大丈夫♡お兄ちゃんにバージンあげられた喜びの方が勝ってるよ♡ひな幸せ♡お兄ちゃん、気持ちいい? 良かった♡たくさん気持ちよくなってひなの子宮にいっぱい精子ちょうだい♡」
指の抽挿を速めていき、クリトリスを激しく刺激する。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん! ひなもうイキそう♡お兄ちゃんも? ひなと一緒にイッて♡ひなの奥にお兄ちゃんの一番汁たくさんびゅーびゅーして~~♡お、おにいちゃ~~~ん♡♡♡」
身体がビクンビクン反応して潮を噴く。
オマンコはきゅうきゅうと指を締め付ける。
「ハァハァ……お兄ちゃん、すごく気持ちよかった♡お兄ちゃん、ひなの子宮にいっぱい出してくれてありがとう♡ひな、お兄ちゃんの子供絶対受精できると思う♡
ママになれてひな、幸せだよ♡え、もう一回? お兄ちゃんのえっち♡でもいいよ~♡ひなの子宮にお兄ちゃんの精子もっともっとちょうだ~い♡」
再び指を抽挿させていく。
ここでふと思った。
(そういや今は耐性ONだね。OFFにしたらどうなるのかな?)
OFFにした瞬間……。
フッ
……意識が無くなった……。
───
意識を取り戻した私の頭はすっきりしていた。
オマンコは悲惨な事になっていた……。
(なるほど。ステータスを振り直す必要があるね)
そして私は一瞬だけ躊躇して再抽選ボタン押す。
押す、押す、押す、押す、連打する……。
(私としたことが甘かったね。妥協しないつもりで妥協しまくってたよ)
───
『みなさん、そろそろ起きてください』
女神テンプレーの声で目が覚めた。
ヒナもユキもまだ眠そうだ。
「どれくらい寝てたんだ?」
『5時間くらいですね。あっちの世界は朝なのでちょうど良いかと』
(一刻も早く射精したいし、そろそろいくか)
「ヒナ、ユキ、準備はいいか?」
「ヒナはいつでも準備OKだよ♡」
「ええ、行きましょう」
「女神、あっちの世界に連れていってくれ」
『あっちの世界に行く前にお伝えすることがございます』
さぁ行くぞと思っていたら女神テンプレーが話しかけてきた。
「なんだ? くだらないことじゃないだろうな?」
『はい。皆様、“コンソール”と言ってください』
「「「コンソール」」」
すると目の前に卵の中と同じようにコンソールが出てきた。
『スキルの詳細やステータス等はそのコンソールから確認可能です。もう一度“コンソール”と言えばコンソールは閉じます。皆様、せっかくですからこの場でパーティーを組みませんか?』
「そうだな。どうすればいいんだ?」
『パーティータブに表示されている方を選択して、パーティー申請してください。その方が承認すればパーティーとなります。パーティーは最大6人まで組めます。
あっちの世界で仲間を探すのもよいでしょう。コンソールからパーティーメンバーの情報を確認可能ですので、あっちの世界に行ったら確認してみてください』
俺はヒナとユキをパーティーに加えた。
『最後にカオル様、“キャストオフ”と言ってください』
「キャストオフ」
俺は全裸になった!
ヒナは目を輝かせ、ユキは両手で顔を覆うが、指の隙間から俺の息子を凝視している。
ちなみに今の俺はフル勃起継続中だ。
「何させるんだよっ!?」
『びっくりしましたか? “キャストオン”と言えば元に戻ります。この先、役立つと思うので覚えておいてくださいね♡』
「キャストオン!」
俺は元の姿に戻った。2人とも何故か少し残念そうだった。
『以上になります。ではカオル様、ヒナ様、ユキ様。ご武運を』
「ああ、世話になったな」
『次に会う時は勃起が治っている事を願っていますね。カオル様』
「……」
『……では行きますよ。あはぁぁぁん♡』
よし、これでやっと射精できる……。この時まではそう思っていた……。
この話で1章は終わりです。読んで頂きありがとうございました。
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