アクエリアンが案内してくれた部屋に入る。
中は転移魔法陣とその真ん中に案内図があるだけで、他には何もない部屋のようだ。
早速、恋人たちの宿に手を当てて転移しようとしたが、ふと疑問が浮かんだ。
「アクエリアンさん、転移する場合手を当てて転移と言えば転移しますが、ユキは今意識がないので手を当てる事も言う事もできません。どうすればいいのでしょうか?」
「キミがしっかり抱きかかえていれば、一緒に転移されるから安心したまえ。コードの使い方も教えてあげよう」
そう言ってアクエリアンに実演も交えてコードの使い方を学んだ。
「またいつでも来てくれたまえ」
「ありがとうございます」
(ヒナ、どれくらい時間が経ったかわからないが心配しているだろう。もうすぐ帰るからな)
俺は恋人たちの宿に転移した……。
───
私はお兄ちゃんとユキちゃんの帰りを待っていた。
昨日はお兄ちゃんもユキちゃんも帰ってこなかった。
1日帰ってこない事なんて冒険者ならありふれた事なのかもしれない。
でも、私は……
私の愛する人と大好きな人が帰ってこなかった事が不安でしょうがない。
ただ不安がっていても意味がないので、私はアイテム整理をしながらひたすら2人の無事を祈る。
手を動かす事で不思議と不安を忘れられる。
なので私は懸命に手を動かす。
(お願い! 2人とも無事に帰ってきて。お兄ちゃん……この子達と私を捨てないで……)
───
もう昼過ぎだろうか。
2人はまだ帰ってこない。
動かし続けた手を止める。
……途端に寂しくなる。
(お兄ちゃん、ユキちゃん……。ヒナ、2人に会いたいよぅ……)
自然と涙が出てくる。
私は完全に2人に依存しているのだろう。
気付くと私は嗚咽をあげながらベッドに突っ伏していた。
2人はもう帰ってこないかもしれない……。
最悪な想像が私の頭を埋め尽くす。
2人が帰ってこないのは私のせいだ。
2人がいない生活なんて耐えられない。
───
ノックの音で目が覚めた。
「ヒナ! 開けてくれ! 俺だ!」
(お兄ちゃんだ!)
私は急いで部屋の鍵を開けて扉を開ける。
扉を開けて目に飛び込んできたのは……お兄ちゃんとお兄ちゃんに抱えられているユキちゃんだった。
「お兄ちゃん!?」
「ヒナ、すまない。ユキをベッドに寝かせたいから整えてくれ!」
「わかった!」
私は急いでベッドを整えた。
お兄ちゃんがユキちゃんを優しくベッドに寝かせた。
ユキちゃんは……全裸だった……。
(ユキちゃん!? ……お兄ちゃん……)
私は目に涙が溜まっていくのがわかった。
私の身体は私の意識より早く動いた。
───
一瞬なにが起きたのかわからなかった。
頬が熱い……。
俺はヒナにビンタされていた。
ヒナは涙を流していた。
「お兄ちゃん……あれだけユキちゃんの嫌がる事はしないでとお願いしたのに……。どうして? どうしてユキちゃんを裸にしたの?」
「ヒナ、落ち着いてくれ!」
(怖い……)
俺は迷宮での出来事をヒナに説明する。
……
「つまり、お兄ちゃんがユキちゃんを裸にしたわけじゃないってこと?」
「ああ」
「ユキちゃんが意識ないのをいい事にイタズラしたでしょ? おっぱい舐めたりクリトリス舐めたりしてない?」
「そんな事してない!」
(俺ってそんなに信用無いのか……)
「ユキちゃんのおっぱい揉んだり、見たりしてない?」
「揉んではいないが……見てしまった……。ヒナ……ユキの胸が……」
「ユキちゃんのおっぱいがどうしたの?」
「……小さい……。ッ!?」
言った瞬間、ヒナが俺を睨みつけてきた。
「お兄ちゃん、絶対にユキちゃんの前でそんな事言わないで! ユキちゃん、どれだけ傷つくかわからないよ?」
「言うつもりはないよ」
(怖い……)
「ヒナはだいぶ前から気付いていたよ。お兄ちゃんは気付いてなかった? 何か思い当たらない?」
……思い当たる事は……あった!
「女神の卵からユキが出てきたとき、BPが足りなくて……みたいな事を言っていた。それから……ヒナにパイズリされている時のユキの顔は悲しそうだった。なにより、ユキは頑なに俺に裸を見せる事を拒否していたな……」
「ヒナ達に話してくれないけど何か理由があって隠してるんだよ。お兄ちゃん、気付いてないフリしてあげて」
「わかった……」
───
もうすっかり暗くなったがユキの意識は戻らなかった。
ユキに添い寝するヒナも少し心配そうだ。
「お兄ちゃん……ユキちゃん大丈夫なの?」
俺はアクエリアンに言われた言葉を思い出す。
「俺が抱けば目覚めるって言ってた」
「……」
ヒナが俺と俺の息子をじっと見る。
“本当かよ? ただヤリたいだけなんじゃないの?”そう言っているような目だった。
「ほ、本当だぞ」
「ヒナは……何も言ってないけどね……。そんなにオチンチン元気にして言われてもなぁ」
俺の息子はユキを収穫してからずっとフル勃起中だ。
「あと……約束したんだ。今回の探索が終わったらユキを抱くって」
俺はユキとの約束を思い出す。
───
──ユキがシュートに落ちた日の前日の夜
「ユキ、風呂場にいる。来てくれ」
「っ!?」
ユキに声をかけて風呂場で待つ。
ヒナの妊娠が判明したあの日からユキの性欲処理は風呂場で行っている。
ヒナが安定期になるまでヒナを抱くのはやめる事にした。
ヒナは性欲が無くなったというが、あまりヒナを刺激したくないのでユキと相談して風呂場で処理する事になった。
ユキが顔を真っ赤にして入ってきた。
「カオル君……」
ユキが潤んだ目で俺を見てくる。
「ユキ……大丈夫か?」
「だ、大丈夫よ……。か、身体の準備はバッチリよ……」
「いや、そうじゃなくて……いや、そうか。
ユキ、抱いて欲しいのか?」
ユキは俺の顔を見ると涙を一粒流してコクンと頷いた。
「俺は今すぐユキを抱きたいが……明日は3階攻略だし……。明日、迷宮から帰ってきたら抱かせてくれないか?」
「っ!?」
ユキは嬉しそうな顔でコクンと頷いた。
「じゃあ、今日は処理しなくていいか? ヒナのところに戻ろうか」
俺が風呂場を出ようとするとユキが俺の服の裾を掴んで引き留めた。
そして後ろから抱きつかれた。
背中に胸が当たっている。
ぴくんっと息子が反応した。
「ユキ……?」
「……我慢できないの。処理して♡それに……」
ユキの手が俺の息子を優しく包み込む。
「カオルも……シたいでしょ?」
俺が答えるよりも先にぴくんっと息子が答えた。
───
俺は風呂場に全裸で仰向けに横たわっていた。
ユキがいつものように忍び装束を腰までたくし上げて、ふんどしを脱いだ。
そして尻を俺の顔の方に突き出して、俺の身体の上で四つん這いになる。
いわゆるシックスナインの体勢だ。
「いつも通り指だけでお願い。私の顔は見ないで」
小さな声で言ってユキは俺の息子を握った。
ユキの手は驚くほど冷たかった。
そのまま俺の息子をゆっくりしごき始めた……。
ユキの冷たい手の中で息子がどんどん膨らんでいく。
俺は顔の上にあるユキのオマンコを指でひろげた。
「ッ!!」
ユキの身体が一瞬硬直してしごいていた手が止まったが、またしごき始めた。
ユキのオマンコはもうビショビショだったのでユキの愛液を指にたっぷり絡ませ、クリトリスを円を描くようにゆっくり愛撫していく。
……
ユキの身体が時たまビクンビクン反応している。
いつもであればユキの嬌声が聞こえるところが今日のユキは静かだった。
別の部屋であるとはいえ、ヒナに気を使っているのだろう。
それは俺も一緒だった。
俺達は無言でお互いの性器を貪り合っていた……。
お互いの吐息と性器から聞こえる音だけが風呂場に響く。
───
「ッ!!!!!!!!」
ユキの腰がガクガク震え、オマンコが俺の指を締め付ける。
ユキが3度目の絶頂に達したようだ。
いつもならここで
今日のユキは無言のままだった。
「ハァ……ハァ……」
ユキの息が荒い。
俺の方ももう少しでイキそうだった。
しかし、連日ヒナのオマンコやおっぱい、口での奉仕を経験していた息子は、ユキの手だけではなかなかイクまでに達しなかった。
ユキに申し訳なく思っているとユキも察したようだ。
息子をしごく手が一旦止まり、ユキは何かをしていた。
(ユキ、何しているんだろう?)
再び息子を握ったユキが静かに言う。
「絶対に見ないで。カオルは私のオマンコだけを見ていて」
そして俺の息子の竿に柔らかい感触が当たる。
(!? これは……唇? ユキ? まさか!?)
ユキはマスクを外して俺の息子をしごきながらぎこちなく竿を舐め始めた。
息子の亀頭部分はユキの手に握られて愛撫されている。
そして俺の下腹部と太腿にはポタポタと熱い雫が垂れてきた。
ユキの涙だった。
顔は見えないがユキは泣きながら俺の息子を舐めて亀頭を愛撫していた。
そんな姿を想像して俺は急激に昂ってきた。息子が膨らむ。
「ユキ、出る」
「ええ、出して」
静かに言うとユキも静かに答える。
ユキが息子をしごいている。
息子の真上にはユキの顔があるようだ。
「カオル、私の顔に射精して♡」
その言葉で俺はもう我慢できなくなり思いっきり射精した。
びゅるるるるるるるるるるるるっ。
射精した精子はユキの顔と髪を汚しているだろう。
ユキの顔から垂れる熱い精子が俺の下腹部を汚していく。
ビクンッビクンッ
震えている息子を優しく撫でながらユキが言った。
「カオル、次は私のオマンコの奥で射精してね……約束よ♡」
───
「……という約束をしたんだ」
「ふーん」
ヒナの目が冷たい。
(絶対信じてなさそうだな……)
「抱けば目を覚ますかもしれない。ヒナ、どう思う? こんな状態で抱かれるのはユキは嫌がるか?」
「わからないけど、胸と顔は隠してエッチした方がいいかもね」
「わかった。ヒナ、しばらく風呂場に行っててくれるか?」
「なんで? お兄ちゃんが変な事しないように見張ってるよ」
「えっ!?」
「じゃあ、お兄ちゃん、さっさとユキちゃんを抱いちゃおうか♡」
ヒナの顔はいやらしく笑っていた……。
───
(そろそろほぐれたかな? 挿れて大丈夫だろうか?)
ユキのオマンコから指を抜く。
2本の指はユキの愛液がベットリ付着している。
目の前には下半身丸出しで股を開くユキの姿がある。
お腹から上にはシーツが掛かっていて胸と顔は見えない。
左手はシーツから出ている。
俺はユキの左手を右手で恋人握りして左手を息子に添えて、ユキの膣口に亀頭を触れさせる。
亀頭は愛液にまみれていく。
ベッド横のソファーに座るヒナを見る。
ヒナは下腹部を撫でながら俺をみて無言で頷く。
俺はユキに挿入した。
「お兄ちゃんがお義姉ちゃんに変な事しないように、一緒に見張ろうね」
ヒナが下腹部を撫でながら子供に話かけていた。
───
私は目を覚ますとすぐに異変に気付いた。
下腹部で熱い異物が動いている。
両手は抑えつけられているのか自由にならない。
私の視界は布によって塞がれているので状況はわからないが、1つだけわかる事がある。
私は……今、犯されている……。
私のカオル専用のオマンコにカオル以外の性器を挿入されている……。
想像するだけでもおぞましい。
全然気持ち良くない……。
悔しさと悲しみで涙がこみ上げる……。
「いやー! やめて! カオル助けて──!!」
私は思いっきり叫んだ。助けなど来ないと頭の片隅で思いながら……。
私を犯している人はビクッと硬直し、私の右手を抑えつける力が緩んだ。
私は右手を振りほどき、私の視界を塞ぐ布を取り去った。
目の前にはカオルがいる。
私は犯されていたのではなく、愛する人に抱かれていた。
不幸のどん底から幸せの絶頂を体験して、私の身体は幸せホルモンを分泌し、快感が一気に絶頂へと駆け巡る。
右手でカオルをハグして両足でカオルの腰をロックする。
カオルの身体は温かかった。
「カオル! もうダメ! 早く私の奥で射精して!!」
カオルのオチンチンが私の身体の中で少し膨らんで……痙攣していた。
私の子宮にカオルの精子の熱を感じる。
幸せ過ぎて私はそこでオーガズムに達した。
───
「遂にバレてしまったわね……」
私は全裸でカオルと繋がったまま抱き締め合っている。
彼の顔は枕に落ちていて見えない。
左手は彼とまだ繋いだままだ。
「ユキ……」
「どうしても、BPが足りなかったの……。くノ一になるために9……。再抽選で出た最高が30。この30がBPの最高値かもしれない。そう思うともう再抽選ボタンを押せなかった……。だから……胸をマイナス9にしたの……」
「そうだったのか……」
「カオルは私の大きな胸が好きだったでしょう? 胸が小さくなった私に興味を失うんじゃないかと不安になったわ。悲しかった……だから隠してたの……」
「俺が愛しているのはユキだ。ユキの胸がどうだろうと俺はユキを愛している」
「カオル、ありがとう。愛しているわ」
私はカオルを強く抱き締める。
カオルも抱き締め返す。
このまま永遠に彼の身体の熱を感じていたかった……。