「カオル! いいっ! いいわぁ!」
寝室内にユキちゃんの喘ぎ声が響く。
ベッドの上ではお兄ちゃんとユキちゃんが、座りながら抱き合ってエッチしていた。
ユキちゃんはお兄ちゃんにしがみ付き、腰を振っている。瞳は潤み、頬は紅潮していた。
ぱちゅん! ぱちゅん! ぱちゅん! ぱちゅん!
腰を振るたび、ユキちゃんのおっぱいがぷるんっと揺れ、オマンコはいやらしい音を出していた。
(ッ!!)
私の左手がギュッと握られる。
隣で一緒に見ているクロちゃんだった。
その顔は蕩けきっていて、お兄ちゃんたちに熱い視線を送っている。
クロちゃんの左手が下腹部から徐々に下に下がり、その手はもうオマンコに届きそうだった。
私は、急いでクロちゃんの左手を掴んでそれを止めた。
クロちゃんはハッとした顔で私を見る。
「ヒナ!?」
「クロちゃん、オナニーしたらダメって言ったでしょ!?」
先ほどまで、自分の左手があった場所を理解したのか、クロちゃんは恥ずかしそうに俯く。
「クロちゃん、ユキちゃんの次はヒナ、その後にお兄ちゃんとエッチできるから、それまで我慢して」
「ヒナ、私、今日はエッチしないの。皆と一緒に寝たいんだ。ユキが言ってたでしょ?」
その言葉で私はユキちゃんが言っていた事を思い出す。
『今夜が、皆で過ごせる最後の夜になるかもしれないわ』
明日、この4人のうち、誰かが居なくなる。そんな事は想像もしたくなかった。
「クロちゃん、エッチしても一緒に寝れるよ?」
「ヒナ、詳しくは言えないけど、私、エッチしたら皆とは一緒に寝られないの……だから、今日は我慢する!」
クロちゃんがそう言うのなら、強制する事もできないし、我慢してもらうほか無い。
「オマンコ切ないよ……」
小さく呟くクロちゃんの顔を見る。
内腿を擦り付けながら、悲しそうな顔で私を見つめていた。
私はクロちゃんが可哀そうになってしまった。
「クロちゃん、よかったら、ヒナが触ってあげようか?」
「えっ!?」
「ヒナがクロちゃんの身体、気持ちよくしてあげるよ?」
クロちゃんはしばらく無言で私を見つめた後、コクンと頷いた。
「カオル……射精して……奥にいっぱいちょうだい!」
ぱちゅん! ぱちゅん! ぱちゅん! ぱちゅん! ぱちゅん♪
音が止む。
お兄ちゃんはユキちゃんの腰を掴み、自分の腰に押し付けている。
ユキちゃんは背をのけ反らせて目を閉じ、口元には満足そうな笑みを浮かべていた。
オーガズムを迎えているユキちゃんを見ながら、私は早く代わってほしいなと思っていた。
私のオマンコはもうとっくに準備が出来ていて、お兄ちゃんのオチンチン待ちだった。
……
「ヒナ、ダメッ! カオルたちに見えちゃうよ!?」
ソファーに膝立ちさせて、お股を開かせようとすると、クロちゃんは急に涙ぐみ、私は慌ててしまう。
「クロちゃん! 大丈夫だよ? ほら、見て」
お兄ちゃんたちの方を見る。
2人は裸で抱き合いながらキスをしていた。
まるで私たちが居ないかのように。
クロちゃんもおそるおそるといった様子で2人を見る。
「お兄ちゃんとユキちゃんはね、エッチ中は完全に2人の世界に入っちゃうの。ちょっとやそっとじゃあの2人の世界は壊せないんだよ」
「そうなの? すごい!」
これまでにいろいろ実験した結果、ようやくたどり着いた答えをクロちゃんに教える。
2人がエッチしているとき、私は完全に蚊帳の外だった。
今まではそれが少し寂しかったが、今はクロちゃんもいるし、疎外感も薄れていた。
「クロちゃん、もしも、どうしても嫌、見せたくないなら、ヒナの背中の後ろに隠れて。後ろ手でシテあげるよ?」
私の言葉にクロちゃんは後ろに隠れるかと思いきや、その場でゆっくりお股を広げ始めた。
お兄ちゃんたちからも、オマンコは丸見えだろう。
(クロちゃん、エロいなぁ)
私が抱きつくとクロちゃんの身体はガチガチだった。
それは、緊張からなのか、羞恥からなのか、私にはわからなかった。
「クロちゃん、身体から力を抜いてリラックスして。その方が気持ちいいから」
「うん……ヒナ、ヒナは自分でシタ事があるの?」
「えっ!? ……うん、シテたよ」
急にクロちゃんが聞いてきたため、私は戸惑いつつも、素直に答えた。
言ってから、急に恥ずかしくなる。
きっと、今の私は顔が真っ赤だ……。
「ヒナ、どんな事を想像して、シテたの?」
クロちゃんが踏み込む。
「お、お兄ちゃんに愛されるのを想像して……シテた」
恥ずかしくなって、俯くと、クロちゃんは両手で私の顔を包み、上を向かせた。
その瞳は輝いていた。
「ねぇ、ヒナ、その話をしながら、私の身体を気持ちよくしてくれない?」
「えっ!? ……恥ずかしいよ」
「お願い! ヒナ……ダメ?」
クロちゃんの顔が曇る。
私が愛するユキちゃんの顔と重なって見えて、私は物凄い罪悪感に駆られる。
クロちゃんの事、大好きだし、ユキちゃんと同じく、私の本当のお姉ちゃんとも思っている。
でも……。
チラリとユキちゃんを見る。お兄ちゃんと抱き合っていて幸せそうに目を閉じていた。
目の前のクロちゃんに視線を戻す。
クロちゃんを愛しているのか? と聞かれると、「?」と返すしかない。
もちろん、クロちゃんの事、ただのユキちゃんの“分身”だなんて思っていない。
クロちゃんを1人の人間として、私は……。
「ヒナ、大丈夫?」
思考が堂々巡りしていたところ、クロちゃんから声を掛けられる。
少し心配そうな顔にさせてしまい、私は申し訳なく思った。
(よし!)
私は決心した。私の妄想をクロちゃんに話そう。
妄想名人(?)のユキちゃんと比べたら、足元にも及ばないだろうけど、アウトプットする事で、あの高みに近づけるかもしれない。
そう、思った。
「クロちゃん、わかったよ。ヒナ、これから話すけど、笑ったりバカにしたりしないでね。ヒナ、泣いちゃうかもしれないし、怒るよ?」
「えっ!? ……うん、大丈夫だよ!?」
戸惑うクロちゃんを抱きしめ、耳元で囁く。
「ヒナね、悪い人に攫われちゃうの……」
クロちゃんが喉を鳴らす音が聞こえた……。
……
「ヒナは悪い人、そうだね……魔王でいいかな? 攫われた理由は、ヒナを孕ませて魔王の子を産ませるため。ヒナは閉じ込められて毎日泣いていたよ」
クロちゃんに抱きつくと、クロちゃんは優しく頭を撫でてくれる。
「ヒナはちょうど生理だったから、まだ魔王に犯されていなかったけど、この生理が終われば、ヒナは毎日のように魔王に犯されて、いずれ魔王の子を孕ませられる……いつもは生理なんてさっさと終わってほしかったけど、この時は生理がいつまでも終わらないでほしい、ヒナ、そう願ってた」
クロちゃんの手を両手で握った。クロちゃんの手はユキちゃんと同じく、冷たかった……。
「でも、そんな事は無理だった。ヒナだって立派な女の子だもん。赤ちゃんを産める身体だから、生理が終わっちゃった……その翌日、魔王が私の囚われている部屋に来たの。物凄く、イヤラシイ笑みを浮かべながら……」
クロちゃんのおっぱいを鷲掴みすると、クロちゃんは身体を硬直させた。
できるだけ、優しくしたつもりだったけど、痛かっただろうか?
「ヒナ、着ている服を乱暴に引き裂かれて裸に剥かれたの。誰にも見せた事のないおっぱいとオマンコを魔王が冷たい目で見てる。悲しかったけど、この先、もっと悲しい思いをするんだと思うと、絶望しかなかったよ。ヒナ、エッチした事なくて、その初めてのエッチがレイプなんだ……暴れて逃げたかったけど、怖くて身体が動かないの!」
クロちゃんの乳首を親指で押したり、摘まむ。綺麗なピンク色の乳首がぴんっと勃っていた。
ギュッと目を閉じたクロちゃんが目の前にいる。
(クロちゃん、ごめん……)
急に申し訳なくなる。
お兄ちゃん以外におっぱいを触られて、クロちゃんが悦ぶはずがないのだから。
「クロちゃん、おっぱい、触らない方がいい? 気持ち悪い?」
不安になったので聞いてみる。
「わからない……カオル以外に触られた事ないから……」
「気持ちいい?」
「気持ち……いいよ? ヒナの手、あったかいよ……」
「そっか。ならいいけど……」
クロちゃんは拒否しなかった。
(私だったら、超絶イヤだけど、お兄ちゃんと血が繋がっているからかな?)
私は妄想を続ける。
「オチンチンが元気な魔王が私に迫ってきたの。太くて長い。あんなの入る訳ない……。ヒナ、怖くて、お漏らしちゃった……」
クロちゃんの身体を愛撫しながら私は語り続ける。
……
「ヒナ! だめ! 出ちゃう!」
私はクロちゃんの言葉を無視して愛撫を続ける……。
「あ! だめっ! だめだ……よぅ!」
ぴゅるるるるる♪
クロちゃんが3度目のお漏らしをした。
オマンコは私の指をキュウキュウと締め付けている。
「クロちゃん、またイッちゃったの?」
耳元で囁くと、クロちゃんは無言で頷く。
「ヒナの指、気持ちよすぎるよ……」
「良かった! 嬉しいな」
ヒクついているオマンコから指を抜く。
クロちゃんの愛液が糸を引いていた。
「ヒナ、さっきの話……」
「……ヒナの妄想だよ?」
私が言うと、クロちゃんは黙る。
「カオル! 精子! 精子を頂戴!!」
ベッドの上では相変わらずユキちゃんとお兄ちゃんがサカっていた。
ユキちゃんは何度精子を貰えば満足するのだろう?
私もそろそろ、お兄ちゃんの精子が欲しい……。
「カオル……私、もう、我慢できないよぅ……」
ヤバイ! そう思った時にはもう遅かった。
クロちゃんはベッドの上のお兄ちゃんに抱きつく。
お兄ちゃんはユキちゃんと繋がったままなのに……。
ユキちゃんの真っ赤に染まる瞳を想像して、私は青くなる……。
クロちゃんがユキちゃんにお仕置きされる未来を想像し、私は身体をこわばらせる。
「クロ!?」
「ちょっと!? クロ、終わるまで我慢しなさい……」
そんな未来は来なかった。そして、なぜかユキちゃんの後にクロちゃんがお兄ちゃんとエッチしていた……。
「カオル、いっぱいかけて♡」
お兄ちゃんはクロちゃんのオマンコからオチンチンを抜いて、胸とお腹に精子をかけていた。
クロちゃんは嬉しそうにお兄ちゃんを見つめている。
あの精子、本当は私のオマンコに出される予定だったのに……。
私とクロちゃんの扱いの差に、悲しくなる……。
───
「お兄ちゃん、よくそんなに精子出るね」
「現実の世界ではない、夢の世界だからじゃないか?」
2度目の中出しをされて、私はお兄ちゃんと繋がったまま、ベッドの上で抱擁しあっていた。
隣ではクロちゃんの寝息が聞こえる。
ヤルだけヤって、寝ているクロちゃんはズルい……。
「ユキちゃん、明日は本当に危ないの?」
「……ええ、危険ね」
クロちゃんを抱きしめながらユキちゃんが言う。間違いないのだろう。
「ヒナ、怖いよ。お兄ちゃんもユキちゃんも死なないでね」
「死なないさ」
「ヒナちゃんは私が守るわ」
ユキちゃんの言葉に、不安になる。
「ユキちゃんも死んだら、ダメだよ?」
ユキちゃんは何も言わず、私の頭をそっと撫でる。
それが不安で、私はお兄ちゃんにギュッと抱きついた。
このまま、皆、無事で居てほしい……そう、心から願った……。
───
「準備はいいか?」
お兄ちゃんの声に皆が頷く。
お兄ちゃんが扉を開けると、そこは小さな部屋だった。
部屋の真ん中には小さなベッドがぽつんと置かれていて、そのベッドの向こうの壁には電光掲示板があった。
そこに表示されているのは……。
“ハグ”
“0”
電光掲示板に表示されているそれは、私には全く意味不明だった。
「では、試練を開始します」
機械的な音声が部屋に響き、部屋の扉が閉まった……。