気付くと、唇にぬめっとした感触が走った。
(なに……?)
目を開ける。すぐ目の前に、知らない男の顔。
(だ、誰!?)
「やめてください!」
私は咄嗟に男を突き飛ばした。重たい抵抗があったが、力を振り絞ると、身体は自由になり、ようやく上体を起こす。
見知らぬ部屋。硬いベッドの上。空気は重く、妙に静かだった。
男はピンク色の作業服を着ている。ボタンは留まっておらず、前がはだけているせいで、鍛えられた胸筋がむき出しになっていた。
(ここは……どこ?)
記憶を探ろうとするが、霞がかかったように思い出せない。焦燥が胸をざわつかせる。
「あ、あなたは誰ですか?」
私の問いに、男は無言で肩を掴んできた。
「ちょ、ちょっと待って!」
その視線。まるで、獲物を見るような目。
肌の上をなぞるような視線に、背筋が凍った。
「や、やめてください!」
私の叫びもむなしく、男の手が私の服を掴んだかと思うと──次の瞬間、生地が裂けた音が響いた。
「なっ……!?」
布が破れ、肩から滑り落ちる。私は慌てて腕で胸を隠す。
荒い呼吸。圧迫感。目の前の男が、正気ではないと直感した。
(ダメ。このままだと……)
逃げなきゃ、でも身体が強張って動けない。
言葉にならない恐怖が喉の奥につかえていた。
ここで漸く、今の私が置かれている状況に気が付く。
そしてもう、遅過ぎたのだと……。
「ッ!?」
気配を感じた方に目をやると、女の子が2人、立っていた。
「たすけ──」
言葉の最後は、男の手に口を塞がれて消えた。
でも、目は合った。私の、恐怖と助けを求める視線は、彼女たちに届いていた。確かに。
(……助かる。きっと、これで……)
わずかに希望を抱いて見つめる私に、彼女たちは一歩も動かなかった。
一人は、私から目を逸らす。
(嘘……嘘でしょ? 見てるのに……なんで?)
男の手が、私のズボンのベルトにかかる。
(お願い、誰か……誰でもいい……)
男の手がベルトに力を込めた瞬間──。
「もう無理! 見ていられないよ!!」
私から目を逸らした少女が、目を閉じて耳を塞ぎながら叫んだ。
男の手が止まる。
(ああ、助かった……?)
男の顔を見ると、戸惑いの表情を浮かべている。
説得できるかもしれない。私は直感した。
救いの目をもう一人の少女に向ける。目が合うと、少女は目を閉じる。
しばらくして、目を開けると、男を睨みつけていた。
「中途半端は許さないわ! さぁ、早くやりなさい!!」
男の手にまた力が入るのを感じて、私は絶望した……。
ズボンを強引に脱がされ、私の下半身は下着一枚だ。
その下着を男が掴む……。
───
目の前の女の子に、私は欲情していた。
髪型は変わらないけどふっくらと柔らかい唇。
一瞬チラッと見えた胸はそんなに大きくなく、今は腕の下に隠れている。
少し丸みを帯びた身体。筋肉が少なくなって、逆に脂肪がついたのだろうか?
でもぽっちゃりまではいかない、細すぎず、太過ぎず、ちょうどよい身体だ。
(これが、女の子になったお兄ちゃん……)
ユキちゃんに暗示をかけてもらい、70階で手に入れた性転換薬を飲ませたお兄ちゃんが目の前に居る。
(こんな可愛い娘を、これからレイプしなきゃいけないんだ……)
「腕をどかせ」
私は出来るだけ低い声で静かに言った。
お兄ちゃんは無言で首を振る。
「どかせよ!!」
私が怒鳴りつけるとお兄ちゃんはビクンと身体を硬直させたあと、力なく腕を降ろす。
お兄ちゃんのおっぱいがあらわになった。
元の世界の私よりも小ぶりだけど形のいい胸。ピンク色の乳首。
見ただけで私のオチンチンが熱くなった。
手を伸ばして、おっぱいを鷲掴みする。
「痛い!」
お兄ちゃんの声に、思わず優しく揉もうとするけど……。
(それじゃ、ダメだ!)
これはレイプだ。やりたいように犯る。相手への思いやりなんて不要だ。
乱暴に胸を揉みながら、もう片方のおっぱいに私はむしゃぶりついた。
「や、やめてぇ!!」
お兄ちゃんの悲鳴が聞こえる……。
……
「ん~~! ん~~~!!」
お兄ちゃんは私のオチンチンを咥えていた。
私のオチンチンはお兄ちゃんのオチンチンより大きくて太いから息苦しそうだ。
最初は嫌がっていたけど、頬を2~3発ビンタしたら、大人しく従ってくれた。
それにしても、よかった。
今回の試練、一番の懸念は私のお兄ちゃん専用オチンチンを、お兄ちゃんに挿れられるのか? だった。
女の子になったお兄ちゃんは、お兄ちゃんと言えるのだろうか?
そんな不安があったけど、ユキちゃんとは違って無事、オチンチンをお兄ちゃんのお口に挿れる事が出来た。
この分なら下のお口にも問題なく挿れられるだろう。痛いだろうけど……。
掲示板を見て残り時間を確認する。まだ40分以上時間がある。
涙目で私のオチンチンを咥えているお兄ちゃんのフェラは下手くそだ。
あまり気持ちよくない。
(そろそろいいか……)
お兄ちゃんのお口からオチンチンを乱暴に引き抜く。
咳き込むお兄ちゃんに私は静かに言った。
「股を開け」
お兄ちゃんの目が見開かれる。
「それだけはやめてください! 何でもしますから、許してください!!」
「股を開け」
「お願いです! それだけは──」
少し力を込めて引っ叩くと、お兄ちゃんはベッドに倒れ伏した。
込み上げる吐き気を必死に堪えた。
私に懇願の目を向けるお兄ちゃんの口元から血が出ていた。
まだ股を閉じている。
「開けよ!!!」
私は怒鳴って、拳を握り締めた。
これでも拒否するつもりなら殴るつもりだった。もちろん、手加減はするけど……。
「わ、わかりました。だから、乱暴しないで……」
お兄ちゃんは震えながら、ベッドに横たわり、膝を立てて股を開いた。
濡れて輝いているオマンコが見えた。
そのオマンコにオチンチンの先を触れさせる。
お兄ちゃんのオマンコは熱く、ヌルヌルしていた。やはり濡れている。防衛本能だろうか?
!?
私のオチンチンの先に突如、熱い液体が掛かる。ツンと鼻を刺す匂い。
見るとお兄ちゃんはお漏らししていた。
お兄ちゃんのお尻の下のシーツが、白から黄色に変わっていく……。
「お願いです。許してください……」
目の前に股を開いてオマンコ丸出しの女の子がいた。
顔は少し腫れていた。涙を流しながら私を見つめている。
身体は震えて、オシッコも漏らしている。
今すぐ抱きついて、謝罪したい衝動に駆られるけど、必死に耐えた。
試練をクリアするために、こんな可哀そうな女の子をレイプしなければいけない。
自分の立派なオチンチンを見る。きっと痛みは相当だろう。
吐き気が込み上げてきたので誤魔化すためにユキちゃんたちを見た。
クロちゃんは、しゃがみ込んで目を閉じ、耳を塞いで泣いていた。
その隣にユキちゃんが腕組みをして立っている。
瞳を真っ赤にして私を睨みつけていた。
爪が、腕に食い込んでいる。必死に我慢しているのだろう。
(もう、やめよう……)
なんて言い出せる雰囲気ではない。もう、取り返しのつかない所まできてしまった。
だから、進むしかない。
ユキちゃんが私を睨みつけながら、小さく頷くのを見て、私も頷く。
お兄ちゃんに視線を戻し、オマンコにオチンチンの先っぽを当てる。
自分でもわかるくらい、鼻息が荒くなっていた。
込み上げる吐き気を誤魔化すように大きく深呼吸してから、私は腰を突き出す。
「あ! やっ! やめっ!!」
先端が、徐々に熱く柔らかい粘膜に包み込まれていく。
お兄ちゃんの瞳が大きくなって、涙が溜まる。
「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」
部屋に、お兄ちゃんの悲痛な絶叫が響いた……。
───
(気持ちいい! 気持ちいい! 気持ちいい! 気持ちいい!)
お兄ちゃんのオマンコが私のオチンチンを包み込んでいた。
少しキツイけど、愛液がいっぱい出ているから難なくズボズボ出来ている。
(もう少しで、イケそう……)
右手で腰を掴み、左手でお腹をグリグリしながら、私は腰を振る。
もう、限界だった。来る!
(
突如、頬に衝撃を受けて、オチンチンを包み込んでいた温かい粘膜の感触が無くなる。
お兄ちゃんの一番奥に出すはずだった精子が、お兄ちゃんの顔と身体に降り注いだ。
気付くと目の前に真っ赤な瞳で睨みつけるユキちゃんがいる。
ユキちゃんの忍び装束にも少し精子がかかっていた。
背後には私に抱きついているクロちゃん、こちらは泣いているようだ。「ヒナ、やめて」とすすり泣く声が聴こえる。
「ユキちゃん! どうして邪魔するの!? もう少しで試練がクリアできたのに!!」
私は怒りのあまり、大声を出す。
「何を言っているのよ? 試練ならとっくにクリアしたわ!」
(えっ!?)
私はお兄ちゃんを見た。
お兄ちゃんのオマンコは大きく拡がっていて、奥の方まで見えた。
膣内には白い液体が詰まっている。全部、精子?
オマンコからドロドロした白い液体が垂れる。
お兄ちゃんのお尻の下も大量の液体で汚れている。ところどころに見える赤い色はお兄ちゃんの血だろう。
身体のところどころにあざが出来ていて、おっぱいには歯型までついていた。
ゴプゥゥ
音を立ててオマンコから大量の精子が出てきた。ピンク色だった。
「許して……お願いします…………」
お兄ちゃんが小さな声で呟く。
「ヒナ! やり過ぎよ。私はカオルを連れて先に帰っているから、少し頭を冷やしなさい!」
ユキちゃんはお兄ちゃんの身体をマントで包むと、抱き抱えて試練の間を出て行く。
私は呆然としてユキちゃんの背中をただ見送る事しか出来なかった……。
───
私とクロちゃんは無言でペロを拾い集めていた。
掲示板に表示されている残り時間は“39:34”私が最後に見た時は45分を切っていたはずだから、あれから数分足らずで試練をクリアした事になる。
クロちゃんにどうしてもっと早く止めてくれなかったのか聞くと、ボス戦で苦戦してそれどころではなかったとの事だった。
ユキちゃんとクロちゃん2人がかりで漸く倒せたらしい。
戦闘時間は30分弱だったのではないかとクロちゃんは言っていた。
という事は、私はお兄ちゃんを30分近くレイプしていた?
恐怖で失禁していた女の子を無理やり……。
あの身体のアザ、私は何をしたのだろう。
おっぱいにあった歯形、どうして噛みついてしまったのだろう?
何度、お兄ちゃんのオマンコに射精したのだろう?
私にはレイプ中の記憶があまりなかった。
私が立ち尽くしていると、突然肩を掴まれる。クロちゃんだった。
「ヒナ、もう終わったよ? 帰ろう?」
気付くと、もうペロは落ちていない。
「うん……クロちゃん、ヒナ、お兄ちゃんとユキちゃんに合わせる顔が無いよ……」
「試練をクリアするためだし、謝れば許してくれるよ。私も一緒に謝ってあげるから、さぁ……」
そう言ってクロちゃんは私の手を握る。
「帰ろう?」
そう言って微笑むクロちゃんを見て、少し救われた気がした……。
───
恋人たちのコテージに帰り、お兄ちゃんのいる寝室に向かったけど、ユキちゃんはお兄ちゃんに会わせてくれなかった。
私はクロちゃんと2人でもう一つの寝室で待機中だ。
私はベッドの上で体育座りしている。
『無理よ。やっと泣き止んだところなの。それなのにヒナちゃんを見たら、また泣き出してしまうわ』
先ほど、ユキちゃんに言われた言葉を思い出して、私は落ち込んでいた。
何度目かのため息をつく。
「ヒナ、元気出して。明日になったらカオルと会えるよ」
「うん」
早くお兄ちゃんに会いたいなと思っていると、扉が開いてユキちゃんが入ってきた。
「ユキちゃん! お兄ちゃんは!?」
「……寝ているわ。クロ、カオルに付き添ってあげてくれない?」
そう言うと、ユキちゃんはクロちゃんの耳元で何かを囁く。
クロちゃんの瞳が輝きだして部屋を飛び出していった。
「ヒナちゃんは私に付き合って貰うわよ」
ユキちゃんが私を見つめている。
「……付き合う?」
「買い物よ。さぁ、行きましょう」
先導するユキちゃんの手を握ると、ユキちゃんは足を止めた。
拒絶されるかもしれないと思ったけど、ユキちゃんは私に指を絡める。
ユキちゃんの顔は見えないけれど、拒絶されていない事が判って嬉しかった……。
───
私とユキちゃんは90階にある町に来ていた。
ユキちゃんは無言でどんどん進んでいく。
「ユキちゃん、何処に行くの?」
私の言葉にユキちゃんは立ち止まる。
「ヒナちゃん、どうしてあんな事をしたの?」
私は“あんな事” の意味がわからないため、聞き直す。
「あんな事って?」
私の言葉を聞いたユキちゃんはため息を吐いた。
「レイプよ。どうして試練をクリアしたのにずっとカオルを犯し続けていたの?」
「それは……」
私は正直に話した。お兄ちゃんにオチンチンを挿れるところまでは覚えているけど、そこからの記憶があやふやな事、気付いたらユキちゃんに頬を叩かれていた事。
ユキちゃんは私の話を聞き終わると、悲しげな表情で私を見た。
「男の子になってから、性欲処理をしていなかったし、ヒナちゃんはおかしくなっていたのかもしれないわね」
「ユキちゃん、お兄ちゃんの身体は大丈夫?」
「……ボロボロよ。ヒナちゃん、私が幼女化してカオルと初めてエッチした時の事を覚えている? あれの数倍酷いわ」
私は年長さんになったユキちゃんがお兄ちゃんとエッチした時の事を思い出す。
オマンコが裂けて、血がたくさん出たのに、ユキちゃんは涙一つ流さずにお兄ちゃんのオチンチンを受け入れていた。
一方の私はどうだ?
泣き叫ぶお兄ちゃんにぶっといオチンチンを強引に突っ込んで、お兄ちゃんのオマンコをボロボロにしてしまった。
何も、言えなかった……。
「それに……ねぇ、ヒナちゃん。カオルは普通の女の子なのよ? 妊娠していたらどうするの?」
「えっ!?」
ユキちゃんの言葉に、私はまるで頭をハンマーで殴られたかのような衝撃を受けた。
「妊娠検査薬を買いにいくのよ」
その後の言葉はもう、私には聞こえていなかった……。