※この作品はR-18です。

少女と花嫁(裏)   作:吉月和玖

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148(裏)②.和彦のゴールデンウィーク

~秘密の教室~

 

「はあぁぁぁっ!?あんた、もうコンドーム使い切ろうとしてんの!?」

「に、二乃。さすがにここでも声が大きいって...」

 

朝の五月からのおねだりセックスをしたその日の昼。

今日も全員が集まって例の教室で昼食を食べていたのだが、五月から憂にコンドームの追加をお願いしたところで、二乃が驚きの声をあげながら立ち上がって五月に確認するように前のめりになったのだが、一花が声が大きいと注意しながらそんな二乃を座らせた。

 

「私(わたくし)から言うのもおかしなお話ですが...お渡ししたのは昨日ですよ?」

「ううぅぅ~......」

 

二乃に続くように憂までも驚きの表情で五月に確認をすると、五月は顔を赤くして俯いてしまった。

 

「えっと......五月さん?残りどれくらいなの?」

「......半分です...」

『───っ!?』

 

そこに芹菜が自分に落ち着かせようとしながら残りのコンドームの数を五月に確認すると、五月から半分と返ってきた為、全員が驚きの表情となってしまった。

 

「あははは......えっと、これはお兄ちゃんの凄さを称えるべきなのか微妙だなぁ...」

「流石は師匠です!」

「あははは...相変わらず綾那ちゃんの和彦さん愛は強いね...」

 

流石のことりも乾いた笑いしか出ないようであるが、綾那は和彦は凄いと称賛した。

そんな綾那に対して、結愛も流石に賛同出来ずにいた。

 

「それって、全部普通に使ったの?私は興味本意で一つ開けちゃったけど」

 

そこに四葉が、自分は興味本意で一つ開けたが全てをセックスの為に使ったのか聞いた。

 

「.........全部......和彦さんとの行為で使用しました.....」

『.........』

 

五月の言葉に全員言葉を失ってしまっていた。

 

「そ...それって...その...一晩で和彦さんと六回シたって事なの...?」

 

芹菜の緊張した言葉にその場の全員が五月の答えに固唾を飲んで見守っていた。

 

「いえ......そのぉ.........お風呂場で一度そのままシていただき......その......寝る前に.........五回と......今朝一回です......」

『............』

 

五月の答えに誰も言葉が出なかった。

 

ダンッ...!

 

「あんた、今朝もヤッてんの!?」

「今朝家の前で会った時は全然そんな素振りなかったよ...」

 

そこにいつも通り二乃が初めに反応して、机を叩いて立ち上がると、それに続くように結愛が呟いた。

 

「えぇ~と...それは先生から求めてきたのかな...?」

 

妹の心配になったのか一花が顔を赤くして五月に確認した。

 

「......いいえ...和彦さんは止めたのですが......私が止まりませんでした......」

 

そんな一花の問いに五月は首を横に振りながら和彦のせいではないと一花の考えを否定した。

 

「あははは...まさかお義姉ちゃんがそうなっちゃうとは予想外だったよ...」

「五月をここまで虜にする...」

「てことは...」

 

五月の答えにことりも予想外だった為に乾いた笑いしか出てこなかった。

そこに五月の和彦とのセックスの虜っぷりを見た三玖と二乃は、お互いに顔を見て笑みを浮かべて頷いた。

 

「五月、ちゃんと勉強してるの?このまま大学行けなかったりしたら、先生が責められちゃうよ?」

「ちゃんとしてます...!昨日だって...その......勉強せずに私から求めようとしたら、和彦さんから勉強してからと、課題を出されて、それに全問正解しました」

「全問正解...」

「愛の成せる業だねぇ~...」

 

一方で、四葉からは五月の学力低下に影響が出ないか心配する声が上がるも、五月はそこはちゃんとしており、和彦から出された課題に全問正解していると答えた。

そんな五月の答えに対して、ことりは驚き、一花は引きずった笑みを浮かべていた。

 

「憂。綾那。悪いんだけど、昨日言ってたこと。あれ、無しにしてくれない」

「?はて、どの事でしょうか?」

「暫くはカズヒコさんと五月の二人の時間を作るやつ」

『──っ!!』

 

そして丁度そこに、二乃から昨日の提案した事を無しにしてほしいと憂と綾那にお願いがあったのだが、憂はどの事なのかと聞き返した。

すると、三玖から和彦と五月の時間を暫くは邪魔をしない方が良いと言った綾那の言葉の事だと返した。

それには、二乃と三玖以外の全員が驚きの表情を作っていた。

 

「しっ...しかし!それでは師匠と五月様があまりにもっ...!」

 

そしてすかさず綾那からは反対の意見が出てきた。

 

「私だって最初はそう思ってたわよ。和彦が選んだのは五月。なら、二人の時間を作ってあげようってね。でもね、今の五月の話を聞いたら我慢できそうにないわね♪」

「うん...♡五月はもう初めて入れて八回シてるんでしょ?ならもう満足だよね?」

「ええぇぇっ...!?」

 

綾那のもっともな意見に対して二乃と三玖は、五月の先程の話を聞くと我慢が出来ないとニッコリと笑みを浮かべた。

そして、三玖の言葉に対して五月は驚きの表情を浮かべた。

 

「何よ?あんた、今日も帰って早々スるつもりだった訳?」

「うっ...!」

「図星」

「あははは…あの五月ちゃんがねぇ...」

 

そんな五月の態度に不満気に二乃が尋ねると、五月は分かりやすい程言葉が詰まった。

そこに、三玖は冷静に、一花は乾いた笑いを出しながら言葉を漏らした。

 

「確か、明日が飛鳥で、来週末が芹菜だったわよね?」

「そうだね。今のところはそれでいこうって話だったよ」

 

今後の和彦との情事の予定を二乃が確認すると結愛が肯定するように頷いた。

 

「なら、後は5日と6日は流石に五月に譲るわよ。この2日は特別だしね」

「二乃...」

 

二乃の言葉に五月は少し嬉しそうな笑みを浮かべた。だが──

 

「じゃ、今日と明後日は私たちに譲りなさい」

「ええぇぇっ...!!今日ですか!?」

 

二乃の言葉に流石の五月も驚きの声をあげた。

 

「当たり前よ!あんな話されたらオナニーなんかじゃ我慢できる訳ないでしょ!みんなもよね?」

 

五月の質問に二乃は当然とばかりに腕を組んで左目を瞑って五月を見た後、他の者達にも同じ意見だろうと確認をした。

 

「それは...まあ......正直に申しますと、今すぐにでも和彦様を抱きしめたいですわ...♡」

「五月様には申し訳ないですがっ...私も愛してもらいたい...と...」

「そりゃそうだよ。今は和彦さんと五月さんの為を思って我慢してるんだから。でも、あんな話されたら変わっちゃうよ」

「あらあら♪皆正直ね」

 

三玖は勿論だが、既に和彦に初めてを捧げる事を決めている者から続々と二乃の意見に賛同していった。

そんな正直な意見を述べていく者達に対して、芹菜は右頬に右手を当てながら微笑んでいた。

 

「ううぅぅ~...私だって興味あるのにぃ~...」

「ふふっ♪じゃあ、ことりはフータロー君を諦めるんだ♪」

「うぅぅ~...ごめん!お義姉ちゃん!本番なしでお兄ちゃん貸して!」

「ううぅぅ~...ことりまでぇ...」

 

そんな中、ことりもまた興味がある者の内の一人であったが、まだ自身の初めてを和彦に捧げるか風太郎に捧げるか迷っている状態であった。そんなことりの様子を見て、一花が挑発気味な笑みを浮かべてことりに話しかけた。

するとことりは、五月に向かって顔の前で手を合わせて本番なしで和彦を貸してほしいと頼んだ。

そのことりの態度に五月は困惑するしかなかった。

 

「ふふっ...四葉はどうするの?」

「え!?あーー......うん♡私もお尻にまた挿れてほしいかな♪」

 

困惑する五月を見て微笑んだ三玖は、四葉はどうするのか確認をした。すると四葉は最初は驚くも、お尻であれば和彦と愛し合いたいと笑顔で答えた。

 

「ああ...しかし、和彦様は確か本日は別の御用があったかと」

 

そこに憂から和彦のスケジュールが提示された。

 

「あ!そうだった。お母さんがこっちに来るから、そのお迎えに行くって言ってたね」

「あははは......本来ならお父さんとお母さんが帰るから、それについてきた茂さんも本当は帰る予定だったもんね。美海さんと茂さん仲良いから寂しくなったんだろうね」

「そういえば、和彦さんからそのように聞いていましたね」

「エッチし過ぎて頭から抜けてたんじゃない?」

「むうぅぅ...」

 

憂の言葉に結愛が、母親である美海がこちらに来るのでその迎えに和彦が行く事を思い出した。結愛の言葉に、文香の我が儘でこちらに残ってしまった茂に会うためにこっちに来ることになった美海にことりは申し訳なさを感じていた。

そこに五月も和彦からそのように聞いていたが抜けていた事に、二乃からからかわれたのだが、その通りでもあったので五月は何も言い返せないでいた。

 

「じゃあ、この連休でカズヒコさんが空いてるのって...」

「明後日。しかありませんね」

 

三玖の和彦のスケジュール確認に憂がキッパリと答えた。

 

「なら、明後日は皆でうちに泊まりなさい。どうせ次の日はうちでパーティーするんだから」

「ちょっ...!ちょっと待っていいかな、二乃!」

「何よ急に?」

 

明々後日の五月五日は五つ子達の誕生日でもあるので、誕生日パーティーを五つ子の住むマンションで行うので、ついでに皆で泊まりに来ると良いと二乃が提案した。

そこに待ったを一花がかけたので、二乃が怪訝そうに一花に問いかけた。

 

「いやいや!この流れでいくと、その日って皆で先生とエッチな事するんだよね?私の居場所ないじゃん!」

「言われてみればそうですね。一花さんは上杉先輩を好いておりますし」

「............自分の部屋にいる?皆の喘ぎ声聞こえるかもだけど...」

「どんな羞恥プレイを私にさせる気かな、三玖は?」

 

二乃の問いに一花は立ち上がり、今の流れでいけば和彦と一花以外の女性達との乱交が始まるに違いないと悟った一花は、そうなると自分の居場所が無くなると主張した。

そんな一花の言葉に、綾那は一花の想い人はあくまでも風太郎であるので、自分達に交ざる訳にはいかないと頷いた。

そこに三玖が、自分の部屋に籠り、皆の喘ぎ声を聞いてるか、と伝えたので、一花は流石にどうなのかと引き気味に伝えた。

 

「ふむ。では、一層の事五月様達の誕生日パーティーを別邸でされますか?あちらの方が広いですし、既にあの土(・)地(・)は和彦様に譲渡されておりますので、如何様に利用していただいても問題ありませんよ。あの家であれば、声もそうそう聞こえないかと。現に、私(わたくし)と綾那の愛し合っていた時の声は聞こえなかったでしょ?」

「ああ。そういえば全然聞こえなかったかも」

「ふふっ...防音対策も万全ですので♪」

 

そこで憂は、五つ子達の誕生日パーティーを五つ子達の住むマンションではなく、今井家の別邸で行うのはどうかと提案した。

あの家であれば一花の寝る部屋までに、愛し合う声は聞こえないだろうと伝えると、結愛が確かに当時の憂と綾那の喘ぎ声は聞こえなかったと答えた。

 

「ちょっと待って!今、さらっと凄い事言ったけど...え!?あの家じゃなくて、あの広大な土地が和彦さんのものなの!?」

 

そんな憂と結愛の何でもない話に芹菜は緊張気味に、家だけでなく土地全部が和彦のものになったのかと憂に聞いた。

 

「ええ。コピーではありますが控えがこちらに。和彦様も中々頷いてくれずで苦労いたしました...」

 

芹菜の言葉に何も動じず、憂は土地の譲渡に関する契約書のコピーを机の上に置き、和彦が中々受け取ってくれなかった事を嘆いていた。

そんな憂の態度など何のその。憂と綾那以外の全員が書類を確かめるように群がった。

 

「ちょっと!五月、あんた知ってたの?」

「知りませんよこんな事!私も今初めて聞いて驚いてます!」

「むぅぅ...難しくて何て書いてるかわからない...」

「芹菜センセ、わかる?」

「ちょっと待ってね...えっと...」

「これがもし本当だったら、お兄ちゃんとんでもない人になっちゃうよ!?」

「あはは...そりゃあ先生も中々頷かないはずだよねぇ...」

「だよね。むしろ、よく頷かせたと思うよ」

 

群がった中、二乃が五月に確認するも、五月も知らされていなかったと返した。恐らく、こんな大変な事になっている現実を和彦自身もまだ受け止めていないのだろう。

書類を見るも、難しい言葉ばかりで意味が分からないと三玖が嘆くと、一花から芹菜なら分かるか確認すると、芹菜は書類の文章を解読し始めた。

その間、ことりは兄である和彦が大地主となってしまった事に乾いた笑いしか出ず、四葉も和彦なら断り続けるだろうと溢した。そんな四葉の考えに結愛も同意して、よく和彦を説得したものだと頷いていた。

 

「で?どうなのよ、芹菜?」

「う...うん......本物だね...この間私たちが見た景色...全部和彦さんのものになってる...」

『───っ!?』

「ただ、気になる事があるんだけど...」

 

書類の内容の確認をしている芹菜に二乃から内容を聞かれたが、芹菜は本物だと伝えた。これには、憂と綾那以外の全員が驚きの表情になっていた。

そこに芹菜から憂に気になる事があると目を向けた。

 

「?何でしょう?」

「このサインの所......和彦さんは分かるけど、もう一つが薫様じゃなくて葵様になってるのには何か意味があるの?」

『え!?』

 

芹菜の質問に何か不備があっただろうかと不思議な顔で憂が答えると、芹菜からサインが当主である薫ではなく、その妻である葵になっていると言われて、また憂と綾那以外の全員が驚きの表情となってしまった。

 

「ああ。それは、確かに現在の今井家の当主はお父様ではありますが。お父様は今井家に婿入りしておりますので、実質今井家の所有するものは現在お母様のものなのです。なので、サインするのはお母様で問題ありません」

『............』

 

緊張した赴きで聞く芹菜に対して憂は表情を崩さずいつも通りに、さも当たり前のように答えた。

そんな憂の言葉に憂と綾那以外の全員が固まってしまった。

 

「?あら?皆様に仰っていませんでしたか?」

「聞いてないわよ!」

「あら、それは失礼いたしました。とは言え、これはお父様も同意の上ですので問題ないかと」

 

綾那以外が固まった表情でいたので、憂は葵が正当な今井家の後継者である事を伝えていなかったかと聞くと、勿論二乃から反論があった。

それには憂も落ち度があったと謝罪するも、夫である当主の薫にも話は通しているので問題ないだろうといつもと変わらない表情で答えた。

 

「やっぱり憂ちゃんって大物だよね...」

 

そんな憂の様子に結愛はただただ感心した。

 

「じゃ、問題ないわね。早速当日の予定組んじゃいましょうか」

「えぇぇっ...!?もう決定事項なのですかぁ!?」

 

そんな結愛の言葉もあったが、二乃の音頭もあり和彦の知らず所で明後日、五月四日の予定が組まれる事となり、そこに五月の絶叫が響くのだった。

 

 




今回の投稿も読んでいただきありがとうございます。

今回は本編より少し遡ったお話でもありますので、本編をお読みになっている人はあそこで言っていたのはここの事か、と思うかもしれません。
また、エッチシーンはありませんが話している内容が内容の為に、こちらのお話は本編ではなく、裏のお話にさせていただきました。

はてさて、和彦の知らず知らずのうちに和彦のゴールデンウィークの予定が決まっていっております。
今後も和彦は彼女達に振り回されそうですね(^o^;)
羨ましくはありますが...

では、次回の投稿も読んでいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

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