前回の更新から約一ヶ月ほど間が空いてしまい、楽しみにしてくださっていた方々には大変申し訳ありませんでした。
私生活や体調面の影響もあり、なかなか執筆の時間を確保できず、更新が遅れてしまいました。
それでも変わらずこの作品を読みに来てくださった皆様、本当にありがとうございます。
今回のお話は──
大広間で明かされる“関係の真実”と、
それぞれの想いに対する一つの“裁定”
が描かれる回となっています。
これまで積み重ねてきたものが、少しずつ形になり始める重要な回でもありますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
もし本作を
「続きが気になる」
「この先も見守っていきたい」
と感じていただけましたら、お気に入り登録や評価をしていただけると大変励みになります。
一つ一つの反応が、次の更新への大きな力になっています。
それでは、本編をお楽しみください。
~今井家別邸・大広間~
和彦と飛鳥は、実際に付き合っていない──
その一言が落ちた瞬間、空気が、凍りついた。
視線が一斉に五月へと集まる。
「え……五月さん、それってどういう事かしら……」
最初に口を開いたのは美海だった。
その声には、明確な動揺と──ほんの僅かな警戒が混じっている。
「私とお義姉ちゃんには、飛鳥から聞いているのだけど」
ことりは一度息を整え、ゆっくりと続けた。
「飛鳥ってばね。告白したら絶対に断られるって思ってたみたいで」
一拍。
「それで“恋愛の勉強”って名目で、お兄ちゃんに疑似恋愛を提案したの」
ざわり、と空気が揺れる。
「で、それをお兄ちゃんは何も疑わずに受け入れたってわけ」
「疑似……恋愛……?」
三玖の呟きは、ほとんど独り言だった。
「そう。実際には付き合わない。でも恋人の“ふり”をする」
ことりは腕を組み、不満を隠そうともしない。
「全く……この私にも黙ってたんだよ?許せないよね」
少しだけ声が強くなる。
「私や結愛ちゃんがいない時に、普通にデートまでしてたんだから」
その言葉が落ちた瞬間──
誰も、すぐに反応できなかった。
空気の重さに気づいた五月は、右手を口元に添え、くすりと柔らかく微笑みながら静かに口を開いた。
その声音は柔らかい。
だが──場を支配する力を持っていた。
「ことりの説明通りです」
その一言で、場が“整う”。
「和彦さんは、これまで飛鳥と正式にお付き合いされていません」
一拍。
「キスまでは“練習”という名目で、飛鳥さんが強引に進めたようですが」
わずかに視線を落とす。
「その先については、和彦さんがきちんと線を引かれています」「はぁぁ……」
美海が額を押さえた。
「我が娘ながら……本当に行動力が凄いわね……」
「それ、お母さんにそのまま返すからね!」
軽いやり取り。
だがそれは──
張り詰めた空気を、ほんの少しだけ緩めるためのものだった。
「そうね。結愛ちゃんの県外進学といい、和彦の事になると……貴女達
文香のからかうような声音に、美海と結愛は揃って言葉を失う。
「「…………」」
「まあいいわ」
空気を切り替えるように、二乃が鋭く切り込んだ。
「で?」
二乃が切り込む。
「飛鳥の指輪は何なのよ?」
空気が再び引き締まる。
五月は、微笑んだ。
「和彦さんが“一人だけ遠くにいる飛鳥さんに何かしてあげたい”と考えて渡したものです」
一拍。
「ペアリングではありません」
その瞬間──
空気が変わった。
『──っ』
誰かが息を呑む。
誰かが姿勢を正す。
その笑みは優しい。
だが同時に──
逆らえない“圧”を孕んでいた。
「に……二乃さんっ……五月さん、いつもこんなに怖いの……?」
「い、いいえ……こんな五月、初めてよ……」
「薫さんの風格や、ことりの殺気以上……」
「憂様が師匠の妻となられるのであれば、威厳を持つようにとご指導されておりましたので……その影響かと」
「……何か?」
五月の視線が向けられただけで、四人は揃って首を振るしかなかった。
「い、五月様……威厳が出てきて嬉しいのですが……その……もう少し抑えていただけると……」
「え!?」
憂の一言に、五月はようやく自覚したのか、驚いたように目を見開く。
その瞬間、張り詰めていた空気が一気に弛緩した。
「五月さん……無意識だったのね……」
「はぅっ……!」
芹菜の乾いた笑みに、五月は顔を赤くし、肩を落とす。
「あはは!でも凄いよ五月!先生と一緒にいるから、自然と覚えちゃったのかな?」
「確かにね……さっきの五月ちゃん、昔お母さんに怒られてた頃を思い出したなぁ……」
一花の言葉に、二乃、三玖、四葉も微笑みながら頷く。
「そ……そうですか……お母さんですか……うん……」
憧れの存在である零奈を思い出し、五月は一人小さく頷いた。
そして、美海を真剣な眼差しで見つめる。
「結愛ちゃんのお母さんである美海さんのご事情は分かりました。一旦、この話は置いておきましょう」
「五月!?──っ!」
反応した二乃だったが、両隣に座る芹菜と憂の視線と雰囲気を察し、黙って座り直す。
「お母さんはどうなの!?まさか、和彦さんのファンだからって、文香さんの誘いに乗って……お父さんを裏切る訳じゃないよね!?」
「そ……それは……」
紬は追い詰められ、口の中が乾き、声を出すことすら辛そうだった。
「まあまあ。そこまで責めなくても良いではないですか」
そこに葵が位置をずらし、紬を庇うように座る。
「貴女方も五月さんのご厚意で、和彦さんと体を重ね……
あまつさえ、子どもまで授かれるのですから」
『───っ!!』
威厳を纏った言葉に、周囲は息を呑む。
「さあ、紬さん。今のうちにお茶でも飲んで、落ち着いてください」
優しい声音に、紬はようやく一息つくことができた。
だが──
「あらあら。お母様ったら大人げないですね。そこまでして和彦さんと体を交えたいのですか?」
憂が、余裕の笑みを浮かべながら葵を挑発する。
「その欲情は、お父様に向ければよろしいではないですか」
空気が、再び重く沈んだ。
葵の威厳にも屈しず、余裕の笑みを浮かべながらも食事に手をつけながら葵を挑発している。
「前にここの温泉でもお伝えしましたが、
「あらあら。貴女も言うようになりましたねぇ~…」
憂と葵。お互いににっこりと笑みを浮かべて目と目を合わせて見つめ合っている。
だが、空気が先ほどの五月以上に重くなっているのは明白である。
そんな中いつも通りにニコニコと食事を続ける文香と、こちらもいつも通りに姿勢正しく食事を続ける美海は流石の部類だろう──
他のメンバーは、食事を始めたは良いが、箸が止まってしまっている。五月に至ってはどうしようとあたふたしているくらいだ。
いや、
「ちょいちょいっ!綾那ちゃん!何とかならないの!?」
「無理です!!私にお二人を収めるなどとてもとても!!こうなった二人を見たら、薫様でも逃げてしまうくらいですから!」
この状況を妥協できないか一花が綾那にお願いするも、薫であっても逃げてしまうくらいだと綾那は無理だと答えた。
そんな中──
「……憂ちゃんと葵さんはなんで怒った“ふり”してるんですか?」
ぽつり、と。
場違いなほど自然な声だった。
「「──!!」」
全員の視線が動く。
四葉は、ただ首を傾げていた。
「あら…えっと……あのリボンは四葉さんでしたっけ?文香さんの仰っていた通り凄い方ですね」
「ふふふっ…♪でしょーー♪まあ、実際私も今驚いてるんだけどね…あはは……」
四葉の言葉に
「あの!四葉さんどういう事でしょうか!私にはお二方共に本気で怒っている様にしか見えないのですが…」
その場にいる全員が驚いている中、代表するように四葉の左隣に座っていた綾那が、訳が分からないといった表情で尋ねた。
「えーーとーー……すみません、上手く言葉では表せないです…強いて言えば……勘でしょうか」
「勘かぁ~…こういう時の四葉の勘の良さって、お兄ちゃんが認めるくらい凄いからねぇ~…」
すると四葉は困った顔で説明が難しいと、右人差し指で頬をかきながら答える。するとその四葉の言葉にことりが納得の言葉を口にするや、周りの女性陣も納得するように頷いていた。
「あら……」
葵が、ゆっくりと笑う。
「本当に……恐ろしい子ですね」
憂もまた、静かに目を細めた。
「まさか、ここまで見抜かれるとは思いませんでした」
「ぷっ…おほほほほ。全く……四葉さんには驚かされてばかりですわね」
「全くです。まさか
和彦の一番弟子は確かに忠義である。
しかし、戦い方の違いもあることながら、自らの後継者としては四葉に和彦は目を向けている。
その事もあってか、今までも和彦以外の誰もが気づかない様な気配などを四葉は感じ取ってきたのだ。
そして今回の今井
「ふむ──」
パチッ…!
「彩里」
「はい」
「使用人全員を連れ、部屋から退出なさい」
「畏まりました。別部屋にて控えておりますので、何かございましたらお呼びください」
何か考えが出たのか、葵は扇子を畳むと、五月の側に立って控えていた彩里に使用人全員の退出の指示をした。
すると彩里は何も躊躇することなく、使用人全員に指示をだして、何かあれば呼ぶように葵に伝えると戸を閉めて、離れていく足音が聞こえてきた。
「ふふふ…流石は彩里。前からも気が利いておりましたが、和彦さんの近くで仕える様になってからは動作がより優雅になってきましたね。あのお方は本当に面白い方…」
彩里の成長に一人嬉しい笑みを浮かべた葵だったが、次の瞬間には今井家所以の佇まいと表情を出していた。
それには、その場に残っている全員に緊張が走る。
「憂。貴女は先程言いましたね。その欲望を主人に向ければ良い、と…そして、跡継ぎを作れば良いとも…」
「は…はい…」
目を細めて話す葵に、流石の憂も緊張した赴きで答えた。
「はぁぁ…貴女も気づいているはずです。それが出来ない状況であるという事に……」
「…………」
葵の哀しみも交えた様な言葉に、憂は御膳を睨み付ける様にし、そして正座をしている太ももの上で、扇子を持つ手も一緒に両手を強く握りしめた。
「…憂…さん…?」
そんな憂の雰囲気に気づいた五月は、心配して声をかける。
「えっと……葵さん?それって……」
そこに一花が何かを察する様に葵に声をかけた。
「一花さんが思っている通りですね。多少……ではありますが、まだ
『──っ!!』
哀しみを帯びた視線を下へと向ける葵の姿を見て、母親陣以外の女性達。つまり、一花や和彦に想いを馳せる女性達は目を見開いて、そんな葵の姿を見ていた。
「……ふふふ…まあ、相手を見つけられず、自分の欲情に
「──っ!」
哀しみを帯びた葵の言葉に、五月は初めて葵を見た時に口にした言葉を思い出していた。
──……芯の強いお方のようですね。
「じゃ…じゃあ。葵さんが注意するなり、離婚するなりすればいいじゃないですか!だって、葵さんが──」
「無理なお話です」
遮るような憂の一言。
空気が──一段階、冷えた。
「……どうしてよ。そもそもの今井家の当主は葵さん!葵さんが黙ってる必要なんてないでしょ」
二乃は納得がいかないというように眉を吊り上げる。
憂は一度、深く息を吐いてから扇子を閉じ、皆を見渡すように語りだした。
「今井家の当主という立場は……個人の感情だけで動かせるものではありません」
「え……?」
「仮にお母様が離縁を切り出したとしても、当主の交代は即座に行われない。それどころか、家中が二分される可能性が高いのです」
憂の声は淡々としていたが、その言葉一つ一つは重かった。
「お父様には才がある。事業の才も、人をまとめる才も。古くから今井家に連なる者達の信頼も厚く……同時に、お父様が外から引き入れた新しき者も多い」
「もしここで離婚などという形になれば──“旧”と“新”で家が割れます。今井家そのものが、です」
憂と葵。それぞれの言葉に、三玖は思わず息を呑み、四葉は箸を置いた。
「……それは」
「家としては、損でしかありません」
憂はそう言い切った。
「お母様がどれほど耐えてきたか、私は知っています。達郎も必死にお父様を咎めても、お父様の癖は止まらない。それでも、家の為に“妻”であり続けるしかなかった」
その瞬間、紬の肩がびくりと揺れた。
「……紬さん」
五月が名を呼ぶと、紬は一瞬だけ目を逸らし、それから観念したように小さく笑った。
「……私も、同じなのよ」
「え……?」
「夫である修二さんは……もう、私を女として見ていないわ」
その言葉は、あまりにもあっさりしていた。
「外で済ませてくるの。これまで色々な名刺を何度も見つけたわ」
指先が、茶碗の縁をきつく掴む。
「私だって、求められたい。誰かの腕の中で、女として扱われたい……それだけなのに」
紬は唇を噛みしめ、視線を伏せた。
「……葵さんと同じよ。離婚したら、立場も、家も、全部壊れる。芹菜。貴女にも迷惑をかけてしまう」
「お母さん……」
沈黙。
誰も、軽々しく言葉を挟めなかった。
その中で──五月が、ゆっくりと立ち上がった。
そして──
「……事情は理解しました」
全員が息を呑む。
「愛されない苦しさ」
一拍。
「求められない虚しさ」
さらに一拍。
「──それが、人をどれほど壊すか」
視線が、三人へ向く。
「私は知っています」
そして。
「だからこそ──」
「和彦さんと体を重ねることを」
一拍。
「お三方に限り、許可します」
驚愕が走る。
「ただし、条件があります。一つ。和彦さんが躊躇わない事。二つ。今のご主人との離婚は、絶対にしない事。三つ。この件は、私の裁量。和彦さんを縛る理由にも、逃げ道にも使わない事」
三人は、深く、深く頭を下げた。
「……ありがとうございます、五月さん」
「……このご恩、一生忘れませんわ」
「……ありがとうございますっ……」
五月は、ただ小さく頷いた。
「……あれ?」
ふっと、空気が緩む。
「じゃあさ。私は?」
文香だった。
「……お義母様は……」
乾いた笑みを浮かべて、五月は答える。
「和彦さんが、躊躇うと思いますので……無理ですね」
「えええええええええ!?」
笑いが弾ける。
重苦しかった空気は霧散し、
大広間には久しぶりに“家族の笑い声”が満ちていた。
──それぞれが、痛みと妥協を抱えながら。
それでも、前に進むと決めた夜だった。
翌朝の六時前。
「う……うーん…」
早めに目が覚めた僕は、昨日の行為で疲れて寝てしまった飛鳥の髪を撫でていた。
すると目が覚めた様で、眠い目を右手で擦りながら飛鳥は目を開けた。
「おはよう、飛鳥。気分は大丈夫?」
「ふふっ……♡」
飛鳥は、無防備なまま身体を寄せてくる。
その距離が、近い。
近すぎる。
「朝起きて、すぐに和彦がいるなんて……」
頬が緩む。
「こんな幸せ、反則よ……♡」
目が覚めた飛鳥に声をかけると、目が覚めたばかりとは思えないくらい、裸のまま僕を抱きしめてきた。
「おまっ…!今どういう状況か考えてくれ!」
「ん?あら、私何も着てないわね。まあ、昨日あれだけ見せてるのだから私は気にしないけどね♡」
そう言う飛鳥はご機嫌な様子で更に僕へと抱きしめてきた。
五つ子(一花は知らないが多分同じサイズだろう)に比べて小さいながらも、立派な飛鳥の胸がムニュッと形を崩しながらも僕に押しつけてくる。そんな事をすれば──
「んッ…ちゅっ…ちゅっ…ちゅっ…♡はぁぁ~…♡目が覚めたらこうやって和彦とイチャイチャできるなんてすてきねぇ~…♡それに──」
軽いキスを続けた飛鳥は、幸せそうな顔で僕の顔を覗き込んでいる。そんな飛鳥は、分かっていたかのように、左手を逆手にして、既に勃起してる僕のペニスを握っては扱き始めていた。
「お、おいっ…!まだ朝だぞ!」
「あら…昨日の私とのデートの朝に奥さんとエッチしてたのはどこのだれだったかしら?」
「ぐっ…!」
それを言われたら終わりだ。
てか、知らない人が聞いたら今の会話は不倫そのものである。
そんな考えをしている僕など気にもせず、飛鳥は掛け布団をベッドの下へと払いのけ、僕の上に股がり、勃起ペニスを使って自分のまんこを擦りつける様に腰を動かしている。
気づけば、飛鳥のまんこも愛液でぐちゅぐちゅであるようだ。
「ふふふ…♡ねえぇぇ…いいでしょう♡私もう我慢出来ないの♡」
『はぁ…はぁ…♡』と荒い息を吐きながら腰を動かす飛鳥には、もう何を言っても無駄の様である。
「一回戦だけやからね。それ以上は集合の時間に間に合わんくなるから」
「ふふっ…ありがと♡んッ…あッ…はッ…ああぁぁんんん…♡」
僕の言葉を聞くや否や、既に慣れた様な手つきで、自らのまんこの中へと僕のペニスを挿入していく飛鳥。その飛鳥は、ペニスが全て挿入された瞬間、天井へと顔を上げてイッてしまった様である。
「はあぁんッ…♡だめぇぇ…♡いれただけで…イッちゃうのおぉぉ…♡あッ…あッ…あッ…あッ…♡」
イッた事に幸せの声を上げていたかと思っていたら、飛鳥は僕のお腹辺りに両手を置いて、腰を上下に動かし始めていた。
その動きはただ上下に動かす訳ではなく、どこに擦りつければ気持ちいいのか、考えながら色々な角度で腰を振っていた。
コイツッ…!ホントに昨日まで処女だったんだよなッ…!?
普通に五月より上手いぞ!
「あッ…あッ…あッ…♡これッ…すごいッ…♡じぶんのすきなようにッ…はぁッ…はぁッ…♡こすりつけれてッ…はぁッ…はぁッ…♡あッ…だめッ…♡またッ…イッちゃううぅぅッ…♡」
自身のスポットへの擦りつけのお陰か、飛鳥は上半身をこちら側に倒しながらイッてしまい、僕へとキスを求めてきた。
「んッ…ちゅっ…ちゅるッ…ちゅるッ…はぁッ…♡れろれろッ…はぁッ…♡れろれろッ…ちゅるッ…はぁ…♡」
「飛鳥、そのまま挿入したまま向こうを向いてごらん」
「ふぇ…?」
もう考えるのも放棄しているのか、僕の言う通りに動いた飛鳥は、ペニスを挿入したまま背中を向けた。
そんな飛鳥を抱きしめるように僕は上半身を起き上げ、飛鳥を太ももに乗せたまま、ベッドに腰かけるように両足を床につける。そしてそのまま、飛鳥の両足を持ち上げるようにして、腰を動かした。
「あッ…あッ…♡いいぃッ…はぁッ…♡すごいよッ…かずひこおぉッ…♡」
飛鳥も慣れてきたのか、自ら腰を上下に動かし始めたので、僕はその動きに合わせるように腰を動かし、飛鳥をこちら側に向かせてキスをして、両手は両胸を揉み上げるように動かした。
「んッ…ちゅるッ…♡はぁッ…だめッ…♡んッ…ちゅるッ…ちゅるッ…♡はぁッ…♡むねまでッ…ちゅるッ…ちゅるッ…♡もまれたらッ…んッ…ちゅるッ…ちゅるッ…♡はぁッ…♡あッ…あッ…んッ…♡ちゅるッ…またッ…すぐにッ…イッちゃうわあぁッ…♡んッ…ちゅるッ…ちゅるッ…♡」
「いいよッ…何度でもイキなッ…」
揉み上げる手の動きから、両手の指の腹で両胸の乳首を転がしなごら、飛鳥の左耳に呟きかける。
「あッ…あッ…あんッ…♡そんなことッ…はあぁんッ…♡いわれたらッ…♡はぁッ…だめッ…だめだめッ…♡イッッ…くううぅぅぅッ…♡」
すると、あっという間にイッてしまった飛鳥は、全身をガクガクと震わせながら、絶頂を迎えそれを噛みしめていた。
そんな力抜けた飛鳥を持ち上げ、ベッドにうつ伏せで上半身を倒し、飛鳥の両足を床につけるようにして、僕は腰を前後に一気に動かし始める。所謂バックの姿勢である。
僕は、とても綺麗な飛鳥のお尻を両手で揉むようにして腰を前後に動かす。
部屋の中では腰を打ちつける『パンッ…パンッ…』という音。そして──
「あッ…あッ…はッ…♡りゃめッ…♡イキっぱなしでッ…はッ…どうにかなっちゃうぅッ…♡」
飛鳥の可愛らしい喘ぎ声が響いていた。
飛鳥の腟はものすごく締めつけており、そろそろ僕も限界である。
「ごめんねッ…飛鳥ッ…そろそろ僕もイクからッ…!」
「うんッ…うんうんッ…♡らひてッ…らひてらひてッ…♡わたしのしきゅうにッ…ああぁぁんんんッ…♡あなたのせーしッ…とどけてえぇッ…♡」
僕の言葉に飛鳥自身も、ベッドに顔を埋めながらこちらを向き腰を動かし、僕の射精を促している。
「あああぁぁッ…
「あッ…はッ…♡らひてッ…♡わたしのしきゅうにッ…はぁッ…♡あなたのせーしッ…そそいでッ…んんッ…♡わたしをッ…
「イクッ…!!」
最後に飛鳥きら何かとんでもない内容が聞こえた気がしたが、今の僕にはそんな余裕も無く、飛鳥の子宮の入口をこじり開ける様に腰をズンッと打ちつけて射精した。
ドクッ…ビュルルルルルッ…ビュルルルルルルルルッ…
「はあああぁぁんんんんんッ…♡」
射精と同時に、ベッドに顔を埋めていた飛鳥は、顔を上げて幸せそうな声を上げてイッている。膣も僕の精液を飲み込むかの様に締めつけており、それが更に快楽を呼ぶ。
「あ……あ……あ……しゅごかったぁ……♡」
顔を上げて絶頂の余韻したっていた飛鳥は、力尽き、そのまままた顔をベッドに埋めてしまった。
そんな飛鳥に覆い被さるように、僕もペニスは挿入したまま前に倒れ込み、飛鳥の横に顔をベッドへと埋めた。
「ふぅぅ…飛鳥…」
「んん……んー…ちゅっ…ちゅっ…♡はぁッ…♡ちゅるッ…れろれろッ…れろえろッ…ちゅるッ…ちゅっ…♡はぁぁ~…♡し、あ、わ、せ♡」
「そうだな」
満足した飛鳥にまたキスをし、暫くそのままの状態でいた僕と飛鳥は、時間が迫ってくると、シャワーを浴びてホテルを後にするのだった。
シャワー中にも飛鳥から求められたが、全力で抵抗し、何とか時間通りにホテルを出られたのは、また別の話である。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
久しぶりの更新となってしまいましたが、こうしてまた続きをお届けできたこと、そして最後まで読んでいただけたことに心から感謝しています。
今回のお話では、大広間で明かされていく関係性と、それぞれが抱えている想い、そして五月の“裁定”という形で、一つの区切りを描かせていただきました。
もしここまで読んでいただいて
「続きが気になる」
「この先を見届けたい」
と思っていただけましたら、お気に入り登録や評価をしていただけるととても励みになります。
皆様からの反応一つ一つが、次の物語を書く力になっています。
またお会いできることを楽しみにしています。