※この作品はR-18です。

少女と花嫁(裏)   作:吉月和玖

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皆様、お久しぶりです。

前回の更新から少し間が空いてしまいましたが、こうしてまた続きをお届けできることを嬉しく思います。
待っていてくださった方、本当にありがとうございます。

今回のお話は──

「最初の相手」

というタイトルの通り、これまでの流れの中でも一つの節目となる回になります。

これまで積み重ねてきた関係性や想いが、少しずつ“形”になっていく場面でもありますので、ぜひその変化を感じながら読んでいただければ嬉しいです。

もしこの作品を

「続きが気になる」
「この先も見届けたい」

と思っていただけましたら、お気に入り登録や評価をしていただけると大変励みになります。

それでは、本編をお楽しみください。


148(裏)⑫.最初の相手

朝食が終わると、憂が全員の前に立った。

その所作一つ一つが整っていて、自然と場の空気が引き締まる。

 

「では、皆様お待ちかねの本日のご予定を、僭越ながら私(わたくし)からご説明させていただきます」

 

期待の視線が集まる中で、

僕だけはどこか現実逃避気味だった。

これからのことを考えると、贅沢な話だが気が重い。

許可をもらい、隣の五月を引き寄せる。

そのまま頭を抱き寄せるようにして、胸元に収めた。

当の五月は、すり寄るように顔を埋めてきて──

やけに機嫌がいい。

……このまま連れて帰れないかな

そんなことを考えた瞬間だった。

 

パシッ。

 

「あいたっ……!」

 

乾いた音が響いた。

 

「だから時と場所を選びなさいっての!」

「さすが飛鳥さん……先生の頭を軽々叩くなんて……」

 

四葉の感心した声が聞こえるが、それどころじゃない。

……気配がなかった

完全に意識が五月に持っていかれていた。

 

「また変なこと考えてたでしょ。油断大敵」

 

してやったり、という顔の飛鳥。

 

「ぐぬぬ……」

「コホン……では、改めてご説明いたします」

 

昨日の夕食の後。

飛鳥以外の女性メンバーで、順番やルールなどを決めていたようだ。

今から行う行為は僕が中心なのだから、僕が把握しておかなければならないという訳である。

てか、1日でこのメンバー全員の相手とか普通に無理あるだろ…

 

「まずは順番ですが、和彦様と接吻をされた流れでいきます。芹菜さん、三玖さん、二乃さん、結愛さん、そして私(わたくし)と綾那です。間に四葉さんやことりさんがいらっしゃいますが、上杉先輩の事を考えメンバーから外しております。勿論、一花さんもです」

 

なるほど。妥当ではあるな。

 

「そして……これは不本意ではありますが」

 

憂が、ほんの僅かに言葉を濁す。

 

「本番行為を行うのは、芹菜さん、二乃さん、三玖さんに限られます」

 

その一言で、空気が揺れた。

 

「不公平だよね!」

 

結愛の声。

だが、それを静かに制したのは紬さんだった。

 

「学生である以上、本来は慎重であるべきです」

 

その言葉には、経験と重みがあった。

 

「私が言えた義理ではないのですが、ここは私も賛成しました。本来であれば、奥様でもある五月さんでさえもまだ早かったのでは、と思っっております。勿論、コンドームやお薬といった万全の体制がありますが、万が一ともありえますし…実際にわたしと主人が結ばれたのは、お互いの進路先が決まった後でしたしね」

 

結愛の不満に紬さんが母親目線で話す。

 

「芹菜はもう成人してるので問題ないと言えばおかしな話ですが、問題ありません。後は、二乃さんと三玖さんについては、何かあっても卒業まではもう少しですので、葵さんの方で万一の備えがあると思います」

 

そこで紬さんの話が終える。

 

「という訳ではありますが、ことりさんと四葉さんのお二人の強い希望もあり、大浴場での和彦様のお相手を許可いたしました。勿論、五月様もです」

「ぶぅぅーーー!!」

 

てことは数が増えるって事だろ!

 

「他の皆様は特別なお部屋をご用意いたしましたので、そちらでご存分に和彦様のお相手をなさってください。お風呂とベッドがある部屋ですので、体も洗えますよ」

 

僕の驚きを無視するように憂の説明は続く。

 

「なお、制限時間はお一人七十分で延長なしでお願い致します。部屋の片付けなどは、彩里達メイド隊が行います。彩里、頼みますね」

「かしこまりました」

 

何だその、風俗の女性バージョンみたいなものは…

 

「では彩里。和彦様をお部屋に案内差し上げて」

「かしこまりました。和彦様こちらに」

 

僕の心の中のツッコミなどお構いなしに話がどんどんと進んでいく。

仕方がないので、五月の額にそっと口づけをして彩里について行くため立ち上がった。

五月は少し寂しそうである。

 

「ああ。それと、和彦様さえよければ、早速本日の夕食後にでも紬さんのお相手をお願いできますでしょうか。お二人のお時間が合うのが直近で今日くらいしかないので」

 

彩里の横に移動した僕に憂が付け加えるようにお願いしてきた。

それを聞いた僕は紬さんを見る。目が合うと、紬さんは恥ずかしそうに顔を赤くして俯いてしまった。

 

「分かったよ。紬さんが良ければだけどね。でも、それが終わったら五月との時間にしてもらうからね」

 

僕は了承のうえ、こちらからも要求を突きつけた。

 

「そこは問題ございません。和彦様と五月様はご夫婦なのですから。お二人用のお部屋もご用意しておりますよ」

 

それに対して。代表するかのように憂がにっこりと笑顔で答える。

夫婦と認めてるなら、こんな行事をすることも考えてほしいんだが!

僕は心の中で多少の文句を言いつつ彩里についていくのだった。

 

・・・・・

 

彩里に案内された部屋の扉が閉まる音が、やけに大きく響いた。

外の気配が、すっと消える。

──ここから先は、別の場所だ。

そんな錯覚を覚えるほど、部屋の空気は静かだった。

柔らかな灯りに包まれた室内は、落ち着いているはずなのに、どこか現実味が薄い。

整えられたベッド。無機質なほど綺麗なシーツ。

視線を逸らすように、奥のガラス越しの浴室へと目が向いた。

湿った空気が、ほんのりと肌に触れる。

……少し、暖かい。

それだけのことなのに、妙に意識してしまう。

ここがどういう場所なのか、頭では分かっている。

分かっているのに──

足が、ほんの僅かに止まる。

 

「……」

 

言葉が出ない。

いや、出さないだけかもしれない。

踏み込めば戻れない、なんて大袈裟な話じゃない。

それでも、この一歩の意味を、身体が勝手に理解している。

視線を落とす。

整いすぎた空間の中で、自分だけが場違いな気がした。

──いや、違う。

場違いなのは、ここじゃなくて。

 

「……僕か」

 

小さく吐いた言葉が、やけに軽く聞こえた。

その軽さが、逆に現実感を強める。

逃げる理由はいくらでもある。

言い訳だってできる。

それでも──

視線を上げる。

静かな部屋。

甘く、少しだけ重い香り。

どこかで、もう決めていたのかもしれない。

一歩、踏み出す。

その瞬間、

空気が、ほんの少しだけ変わった気がした。

 

「如何なさいましたか、和彦様?」

 

そんな僕を心配したのか彩里から声がかけられる。

 

「いや、いざここに来るとやっぱり意識しちゃう──てか、この部屋誰が考えたのさ!ソープランドそのものだよね!?」

 

思わずノリツッコミをしてしまった。

 

「ソープランドがどのようなお部屋なのか存じ上げませんが。こちらは文香様を中心とし、色々とお調べして作成いたしまいた。ご満足いただけたようで何よりです」

 

彩里の答えにだいたいの予想はしていたが、話す彩里からも緊張が鑑見える。

まあ、彩里には男性との経験というか付き合いとかも無いみたいだし、そんな女性が男の僕と一緒にこんなところにいれば、そりゃ緊張するわな。

 

「ま…まあ、部屋の雰囲気は良いんじゃないかな。ありがとね。彩里もあまりここにいたくないでしょ。下がって良いよ」

「いえ!私は和彦様であれば──っ!」

「ん?」

 

珍しく興奮したように話す彩里が気になり、彩里を見ると、いつもの彩里に戻っていた。

 

「失礼しました。では、お一人目の芹菜様をお連れします」

 

そして、一言伝えてきたら、一礼して部屋から出ていった。

 

「今の反応って彩里も僕を?いやいや、彩里に限ってそれは無いな。彩里ならもっと誠実に真面目な男を好きになるだろう」

 

余談ではあるが、葵さんの提案で彩里達メイド隊にも空手を教えることになっている。

経験者から未経験者まで多彩だが、皆僕の考えたメニューをきちんと取り組んでいるようだ。

葵さんの話では、何でも個人戦から団体戦まで出場させると考えてるとか。

 

「さて。ただ待ってるだけじゃ暇だし、何が置いてあるかあらかた確認しとくか」

 

そう思いまず目に入ったのが、小さくはないが、冷凍と冷蔵に分けられている、ちゃんとした冷蔵庫だ。

中には多種多様による飲み物からデザート、アイスまで入っている。

 

「てか、お酒は流石にないだろ。飲めるの僕と芹菜さんだけだし、飲んだ僕が他の子達の相手をする訳にもいかんだろうに…」

 

そんな考えを持ちながら、隣の棚を見てみると、色々なお菓子などが置いてあった。

 

「まあ、途中でお腹も空くだろうし小腹に良いだろうが……うーん……」

 

僕が悩んでいるのは、お菓子の棚の上にある、多種多様な精力剤の数々である。

本気で枯れてしまうのでは、と思えてきた。

 

コンコン…

 

「はい!」

 

恐らく芹菜さんを連れた彩里だろう。

何気に芹菜さんとは、二人っきりというのが初めてだからな。こっちまで緊張してきた。

 

『芹菜様をお連れしました』

「どうぞ」

 

ガチャ…

 

「しっ、失礼っ。します!」

 

凄い緊張した芹菜さんが部屋に入ってきて、彩里により扉が閉められた。

 

「どうぞ。座るところがベッドしかないですが」

「……はい♡」

 

僕がいつもの調子で話しかけたので、緊張が和らいだのだろう。芹菜さんから笑みが見え、僕のすぐ左横に座った。

 

「ふふふ…二人っきり、ですね」

「ええ。何気に芹菜さんとこうやって二人っきりで、ていうのは無かったなと僕も考えてたところです」

 

笑みを溢しながらこちらを見てきた芹菜さんに合わせて、僕も芹菜さんに笑みを返す。すると、その芹菜さんが不意に目を瞑ったので、唇にキスをする。

 

「んッ…ちゅっ…ちゅっ…ちゅっ…♡」

 

すると、芹菜さんから首に両腕を回され、更にはベッドに倒れるように、引っ張られた。

 

「ちゅっ…芹菜さんにしては積極的ですね」

「だって、時間があるんですよ。ちゅっ…♡後、敬語と呼称をつけるのプライベートの時は止めませんか?その……子どもを作る仲ですし……」

 

照れながらもそんな提案をしてきた芹菜さん──いや、芹菜の提案に僕は勿論承諾する。

 

「分かったよ、芹菜」

「──っ!好き♡好きよ、和彦♡ちゅっ…ちゅるッ…ちゅるッ…はぁぁッ…♡」

 

呼び捨てで呼んであげると、ボルテージが上がったのか芹菜のキスも情熱的になってきた。キスの合間の息づかいまで色っぽい。

我慢が出来ず、そのまま首筋から鎖骨までキスしながら、胸に手を持っていくとあることに気づいた。

 

「えっと、芹菜……下着は?」

 

そうなのだ。ここに来て、全員が浴衣姿になっているのだが、その浴衣の上からあるべきものがなく、柔らかな胸の感触だけある状態なのだ。

 

「んッ…♡皆さん、この部屋に来る前にお風呂に入ることになっているのですが、私は着て来ませんでした。多分、皆さんもそうかと…」

 

や、まあ…ここには男が僕一人しかいないから別に良いんだけどね…

その辺りの事は諦めて前戯を再開する。

 

「はッ…あッ…はぁぁッ…♡あッ…♡」

 

浴衣をはだけながらも、胸を揉み上げる事を忘れずに行っているので、部屋には芹菜の喘ぎ声が響いている。

 

「はッ…あんッ…♡ちくびッ…いッ…いいぃッ…♡んんッ…♡やッ…だめッ…いッ…イクゥッ…♡」

 

浴衣がはだけた下からは、白く大きな乳房に綺麗なピンク色の勃起している乳首が露になっていた。

僕は左胸に吸い付きながらも、右手で右乳首をコロコロ弄る。

すると、感度良好の様ですぐにイッたらしく、芹菜は腰を上げたり下げたりとビクンビクンと震わせていた。

 

「はぁ…はぁ…あッ…んッ…♡やッ…♡あッ…♡」

 

芹菜を休ませるつもりでゆっくり丁寧に、胸からおへそへと舌で舐めていく。

するとその先にあるのは──

 

「あッ…やッ…♡あッ…いやッ…まッ…あんッ…♡」

 

陰毛は綺麗に整えられた芹菜のまんこ。

指で弄った事はあるが、実際にじっくり見るのは初めてだ。

綺麗なピンクで、そこに既に勃起されてる、これも綺麗なクリトリスを口に含み舌で舐めていく。

 

「あッ…やッ…♡なにッ…これッ…あッ…あッ…あたまッ…おかしくッ…なっちゃうぅッ…♡」

 

舐めてる間何度か軽くイッてる様だが、気にせずそのまま膣(なか)に右中指を挿入させて、芹菜の弱いところを同時に責めていく。

芹菜の膣内(なか)は既にビショビショである。

 

「やッ…あッ…あッ…♡だめッ…だめだめッ…はッ…あああぁぁんんッ…♡」

 

ここ一の快楽を感じた芹菜は、腰を浮かしてイッてしまい息を整えている。

そんな芹菜を見ながら、僕は浴衣とパンツを脱ぎ、勃起してしまっているペニスを、芹菜の両足を広げてまんこに擦りつけ、上下に動かし、しっかりと愛液と我慢汁で濡らしていく。

 

「はぁ…はぁ…はぁ…♡あッ…んッ…♡はぁ…いれるの…?」

「ああ。ごめんね、僕が我慢できなくなったよ」

「ふふふ…♡はぁ…かずひこにがまんさせないわ♡きて…♡んッ…ちゅっ…ちゅっ…♡あッ…あッ…あッ…つぅッ…」

 

芹菜から抱きしめられる様に手を伸ばされたので、そのままキスをしながら、腰を前へと進める。

やはり痛みがあるのか、芹菜の顔から耐えている様子が見える。

でも、ここまで濡れてるならッ…!

 

「──ッ…!かはッ…!」

 

僕はそのまま一気に腰を打ちつけ、全てのペニスを挿入させた。

瞬間。芹菜の抱きしめる手の力が強まった。

 

「はぁ…はぁ…大丈夫?芹菜」

「はぁ…はぁ…はぁ…♡ええ…聞いてたほど痛くなかったわ。むしろ、貴方を最初に迎え入れる喜びが込み上げてくるの♡ねえ…動いて…ちゅっ…♡」

 

芹菜のキスをきっかけに、お互いに体を抱きしめ合いながら、僕は腰を前後に動かした。

 

「あッ…あッ…あッ…♡いいぃッ…♡きもちいいわ…かずひこッ…♡はじめてなのにッ…♡はじめてじゃないかんじがするッ…♡はぁぁッ…♡あッ…あッ…♡んッ…♡もっとッ…うごいてッ…♡」

 

相性からなのか、芹菜の体質からなのか、芹菜からは初めてとは思えない反応が見て取れた。

五月や飛鳥もそうだったな…

 

「あッ…あッ…♡すごいッ…♡これがッ…セックスッ…♡わたしッ…かずひことッ…♡してるのッ…♡すきッ…すきすきッ…♡かずひこぉッ…♡」

 

無意識なのだろう。僕の腰をロックしている両足に力が入り、芹菜も自ら腰をうごかしている。

 

「芹菜ッ…そろそろッ…」

「うんッ…♡あッ…あッ…すごいッ…あッ…あッ…♡はげしいッ…♡いいぃッ…いいのッ…♡わたしもッ…わたしもッ…♡」

 

限界が近づいていた僕は、芹菜に一言告げると、腰の動きを早めた。

 

「あッ…あッ…あッ…♡だしてッ…♡あなたのッ…かずひこのッ…せーしッ…♡わたしのッ…しきゅうにッ…そそいでッ…♡わたしをッ…はらませてッ…♡」

「くあッ…イクッ…!」

 

ドクンッ…ビュルルルルルッ…ビュルルルルルルルルルルッ…

 

「はッ…あああああぁぁぁんんんッ…♡」

 

お互いにお互いの体をホールディングしたまま、僕は芹菜の一番奥で射精する。

それに合わせて芹菜も今日一の快楽を得てイッてしまった。

 

「はぁ…はぁ…はぁ…しあわせよ…かずひこ…♡」

「ああ。僕もだ…」

「んッ…ちゅっ…ちゅっ…♡ちゅるッ…れろれろッ…れろれろッ…れろれろッ…ちゅるッ…ちゅっ…♡はぁぁ…♡」

 

そして、お互いに幸せを噛み締めながらキスを交わす。

 

「……しあわせ」

 

その一言だけが、全てだった。

 

 




ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

今回のお話はいかがでしたでしょうか。

「最初の相手」という形で、一つの区切りとなる回を書かせていただきましたが、物語としてはまだまだこれからが本番です。

今回描かれた関係や選択が、この先どのように変化していくのか。
そして、他のキャラクター達がどう動いていくのか。

それぞれの想いが交錯しながら、物語はさらに進んでいきます。

もしここまで読んでいただいて

「続きが気になる」
「この関係の行方を見届けたい」

と思っていただけましたら、お気に入り登録や評価をしていただけるととても励みになります。

皆様からの反応一つ一つが、次の物語を書く力になっています。

そして次回についてですが、諸事情により、少しお時間をいただく予定です。
楽しみにしてくださっている方には申し訳ありませんが、その分しっかりと仕上げてお届けできればと思っております。

引き続きお付き合いいただけますと幸いです。
感想や応援、本当に励みになっています。ありがとうございます。
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