Lily ~白百合の女騎士と呪われた淫欲と背徳の都~ 作:YU-GO
奉仕国家の城の中の大広間、そこにはボタリカによって、魔物へと変えられた姫騎士と、エルフが死闘を繰り広げていた。
姫騎士はアリム。アリシアとプリムがボタリカによって合成型姫騎士モンスターへと成り果てた姿。
そしてエルフの方はセレガ。白の女王であるハイエルフのセレスティンと、黒の女王であるダークエルフのオリガがボタリカによって、合成型エルフへと成り果てた姿。
二人、いや、二体のボタリカモンスターは、互いに魔術や剣術などを駆使しながら死闘を繰り広げていた。
セレガ「しぶとい奴め…とっとと倒れろぉぉぉ!!!」
セレガが火炎魔法と氷結魔法を連続で放ち、放たれた魔法はアリムにしつこく追尾していく。それに対しアリムはそれを交わしながら、セレガに鋭い一撃を与えた。
しかしセレガは攻撃を受ける瞬間にバリアを放ち、アリムの一撃を防いだ。
アリム「中々やルではナイか!!セレガ!!だガ、これハどウだ!?」
アリムはそのまま後退りして、ソニックウェーブを連続で繰り出し、無数の刃の衝撃波がセレガに襲う。セレガは魔法を唱え、刃の衝撃波を放ち、刃と刃がぶつかり合う音を散らしながら衝撃波が相殺してゆく。
その頃…
レイア「何やら、大広間が騒がしいね…?」
デュラン「きっと失敗作である姫騎士と、成功作であるエルフが大喧嘩をおっ始めている所だね。だけど、あの姫騎士、失敗作でありながらも中々やるね…。」
レイア「あの二人は奉仕国家に酷い事された被害者だよね?」
デュラン「元はな。でも、どの道あの二人はもうそろそろ人としての心は失われ、最後は魔物へと成り果てる。何故ならば…」
セレガ「アリム…其方はアリシアだけではなく、プリムもその身体に宿っているのだが、彼女はどうした?」
アリム「プリム…彼女ハ………私ノ中で、私が魔物ニ成れ果てヌようニ、押さえ込ンデおル…自ラの手でナ…!」
アリムの身体には、主にアリシアがセレガと戦闘している最中に、プリムは自ら心を押さえ込んでいる。アリシア、そして己自身が魔物へと変わり果てないように…。
だがそんなプリムも、徐々に限界に達するまでに陥っていた。
『イタイ…苦シイ……アリシア…オ姉様…』
アリム(アリシア)「プリム!?モうそロそロ限界…ナのか…?」
セレガ「もうそろそろ限界が来たのだろうな…其方が魔物へと変わり果てる時期が来るようだな。」
『ウグッ!!ウググググ…!!』
アリム(アリシア)「プリム!!まダ堪えロ!!こコデ解き放ったら、私ハ…!!!」
『ゴメンナサイ…オ姉様!!!』
アリシアがプリムを助けようとするも、時すでに遅かった。プリムが遂に限界が来てしまい、押さえ込んでいた魔物の心を解き放ってしまったのだ。アリムはその魔物の心を宿してしまった。
アリム「ッッ!!!!!!」
魔物の心を宿した時、アリムの『人としての心』が失われていく…。かつて人だった頃の姿、プリムという少女姫と共に過ごして来たあの日も黒犬共に立ち向かっていく時の姿も…徐々にそれらの記憶が消え去っていった…。
アリム「ウッ……ウググググ………!!」
セレガ「む?(ま、まさか…!!)」
アリム「ウガアアアアアアァァァァァァァァッッ!!!!!」
魔物へと変わり果てたアリムは強力なプレッシャーを放ち、セレガそのプレッシャーを受けるも、ある程度は耐えた。
セレガ「遂に限界が来てしまったのか、妾と同じ化け物へとな…」
今セレガの目の前にいるソレは、人の皮を被った凶悪な怪物。姫騎士の様な衣装を纏っても、その中に宿るのは魔物そのもの。
アリムの目は魔物の眼へと変わっていて、殺意に満ちた眼光でセレガに激しく睨みつける。
セレガ「良いだろう…ならば最後は魔物として、貴様を葬ってやろう…。我が魔術でな!!」
アリム「グルルルルル…!!」
二体の魔物はお互い全力を使い、そのまま一気にぶつかり合った。
セレガ「はあああああああああッ!!!」
アリム「ガアアアアアァァァァッッ!!!!」
お互いの攻撃が、今激しくぶつかり合った。
アリムとセレガの決着はあとちょっとで終わりそうです…!!
次回、最終決戦!!!!!