※この作品はR-18です。

Lily ~白百合の女騎士と呪われた淫欲と背徳の都~   作:YU-GO

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奉仕国家が出来てしまった元凶は、ヴォルトらクソ連中よりも、オリガが元凶である事が、僕的にはそう思うんだが、皆さんはどちらだと思いますか?

ヴォルトが元凶

オリガの存在が元凶。


第二十一話 ~闇同士の殺し合い~

奉仕国家の大通り。そこには、闇の化身であるデュランと、魔剣オディオによって、オディオに精神が汚染され、オディオへと変貌したリリィが、激しい死闘を繰り広げていた。

 

デュラン「こいつ…徹底的にボクの事を殺す気満々だな…!!」

 

デュランの目の前には、霞の構えを取りながら戦闘態勢を取るオディオがいる。その外見は東洋と西洋を兼ね備えた鎧を纏い、瞳は魔物の瞳へと変異している。

 

デュラン「噂通り、ボクの様な闇の一族達が、覇権を争って一族同士争う事が、既に起きていたとはな…!だが、ボクはここで死ぬわけにはいかない…必ずお前を細切れにして、斬り刻んで、殺してやるぞ…オディオ!!!」

 

オディオ「………」

 

 

一方その頃…

レイア「お姉ちゃん…いや、今のお姉ちゃんは、私が知っているお姉ちゃんじゃない…でも、お姉ちゃんの中にいる悪い奴が、お姉ちゃんを乗っ取ったんだ…!お姉ちゃんは私の物…私がお姉ちゃんを助けに行かないと!!!」

 

レイアはそう言うと、オディオとデュランが戦っている場所へと向かった。その戦霊であるエミリアと共に…

 

 

霊界にて…

『これはマズイ事になってるわね…』

 

『マズイ事?』

 

『リリィがオディオを手にして、オディオに汚染されて乗っ取られた事か。』

 

『闇同士が潰し合っているんだろ?良かったじゃん。』

 

『いや、リリィの方だ。もし彼女が勝ったとしても、この世界の憎しみを吸収しながら、全てを蹂躙するリスクがある。』

 

『えぇーーッ!!?』

 

『じゃあ、近くにいたあの機械人形さんも巻き添えになるって事なのぉ!?』

 

『………そうなるだろう………』

 

『それまでに、あのレイアが向かっていますね…』

 

『こりゃ、姉妹喧嘩勃発だな…』

 

 

 

『ねぇ!!いつになったらコレを動かすの!?』

 

『もうちょっとしたら動かすから、それまでに我慢して!!』

 

『ガキンチョには言われたくないわ!!私は姫よ!!姫!!!』

 

『もう!○○!!○○○○!!ギャーギャー言ってないでいつでも動かせる様に準備してよ!!』

 

『うるさい!!このデカパイ!!!』

 

二人のハーフリングとじゃじゃ馬な小さな姫が、ギャーギャーと言いながらソレを設備していた。

 

『なんで姫であるこの私が、生意気なガキンチョらと一緒に行動しなきゃならないのよぉぉぉぉぉぉ!!!?』

 

 

『相変わらずアイツは…』

 

『アイツも大概だな…』

 

獣耳の女戦士とその女傭兵は、小さい彼女らを見て呆れていた…。

 

 

 

その頃…

レイア「お姉ちゃん!!もう良い加減に戻って!!私の知ってるお姉ちゃんに戻ってよ!!」

 

オディオ「小娘…またしても我が滅ぼすべき者の邪魔をするとは!」

 

オディオはレイアの妨害を受けており、そのままレイアとリリィによる姉妹喧嘩が勃発していた。

 

デュラン「レイア…良いタイミングだな…その隙に、アイツを使う時が来た様だな!!」

 

デュランはその隙に奉仕国家の城へ戻った。

 

デュラン「出来ればこんなに早く使いたくは無かったが…まあ良い!!」

 

 

ガキィン!!ギギギギギギギ………!!

 

オディオ「小娘、小娘に対しては、中々やるではないか。」

 

レイア「私にはエミリアがいるの…だから、ここで負けるわけにはいかないの!!お姉ちゃんを取り戻す為にね!!!」

 

オディオの魔剣とレイアの槍がガキィンとぶつかり合い、お互いに離れながら魔法の撃ち合いへと変わる。戦闘は熾烈に増して行き、魔法弾の流れ弾が大通りの建物に当たり、道中で彷徨っていた魔物すらもその魔法弾に直撃していた。

 

 

飛行船では…

団長「修理完了した。だが、修理したばかりだからな…。」

 

ジャック「団長…」

 

ガレオン「わかっとるで…」

 

バルト「かたじけない。」

 

ハーフリング達「お姉ちゃん達の治療は順調に進んでるよー!」

 

メノウ「あんがとさん。」

 

ルカ「感謝する。」

 

クラリス「ありがとうございます…!」

 

ジャック達は飛行船の中で団長達、ハーフリング達に修理、治療を受けていた。

 

イリス、セラフィーナ「…………」

 

二体の戦霊は何やら曇った顔をしながら感じ取っていた。

 

クラリス「どうしたの?」

 

イリス「リリィが助けを読んでいる…!」

 

クラリス「リリィお姉ちゃんが?」

 

セラフィーナ「私も感じます…リリィの苦痛に満ちた叫びが…!!」

 

ガレオン「だけどよ。奉仕国家は今ではどえらい事が起きとるし、迂闊に入れへん状況やで…」

 

団長「今の所、奉仕国家は激戦区へと化している…闇に喰われた欲望と堕落の悪徳達の根城であるあの奉仕国家が、今では闇同士の喧嘩場と化しているからな…」

 

ジャック「俺達はどうすれば…!」

 

奉仕国家は、かつては全ての欲望が肯定する国家で、弱い欲望が強い欲望に貪り喰われる弱肉強食かつ悪徳の根城と呼ばれていた。しかし、今では闇同士の殺し合いが起きている戦場と化している…更なる欲望の為にありとあらゆる物を略奪し、清らかな乙女や少女、そして気高き女傑達を陵辱し、性玩具として堕落させ、完全不滅であった奉仕国家は、デュランという闇の化身によって阿鼻叫喚の地獄へと変えられたという。欲望に塗れた悪徳達が辿り着いたのは、破滅の未来であった事を…

 

 

 

 

奉仕国家、地下にて…

デュラン「アリム…セレガ…ド派手に戦って、最期は相打ちで無様に死にやがって…」

 

デュランの目の前には、アリムの剣によって貫かれて死んだセレガの遺体と、魔剣の前で命の限界で生き絶えたアリムの遺体があった。

 

デュラン「セレガ…君は成功作でありながらも、最期は魔物に相応しい死に様をしやがって…アリムは失敗作でありながらも、最期は人の心を保ったまま死にやがったな。まぁ、アンタらは大した奴だよ。全く。」

 

デュランはアリムの遺体を蹴り飛ばして、魔剣の前に立つ。

 

デュラン「さあ、この時を待っていたよ。うずうずしていたんだろ?」

 

「魔剣ニグラム…!!」

 

 

『ギヒ…ギヒヒヒ………』




次回、ヴォルト、ディレク、ボタリカモンスターで復活!!だが、様子が!!?
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