※この作品はR-18です。

Lily ~白百合の女騎士と呪われた淫欲と背徳の都~   作:YU-GO

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第二十二話 ~魔剣ニグラム~

俺は傭兵王と呼ばれた男だ。俺はこの退屈な世界を変える為に、七盾同盟への宣戦布告を開始した。全ては奉仕国家の建国の為に。内通者のおかげで容易く占領し、連中らがこの同盟にいる女どもを好き放題犯し、そして俺はあの女も聖女も、全てを奪い、そして念願の奉仕国家を建国する事が出来た。

 

奉仕国家が建国してから半年、俺の仲間へ『奉仕国家の象徴となる大娼館を作れ』と命じた。そのまま順調に進み、大娼館を建てれた。更なる野望の為に全てを奪い去る奉仕国家は永遠に不滅だと思った。

 

あのクソガキに出会う前は………。

 

 

奉仕国家、地下にて…

デュラン「ようやく出番だね。魔剣ニグラム。誰かが抜くまでうずうずしていたんだろ?早く暴れたいんだろ?でも、その退屈な時間はもう終わり。何故ならこのボク、デュランが君の持ち主となるからね。」

 

デュランは魔剣ニグラムを手を出そうとしたが、デュランは魔剣ニグラムを抜くのを辞めた。

 

デュラン「………はぁ………」

 

デュランはため息をつき、魔剣ニグラムから少し離れた。

 

デュラン「本ッッッッッッッ当にムカつくほどしぶといね。君は…」

 

デュランはヴォルト、ディレクの魂が魔剣ニグラムに宿している事をわかった。

 

デュラン「君ら、本気でボクの事を乗っ取ろうと気がしたんだよ。君らって、数年履いても取れない程のしつこい油汚れそのものだよ。」

 

ヴォルト「ギヒ…ヒヒヒ……」

 

ディレク「ギハ…ハハハハハ…」

 

黒き獣と呼ばれた外道の塊の下品な笑い声が、魔剣から聞こえ始めている。しかし、デュランは何かに気づいた。

 

デュラン「ん?もしかして君ら、ポタリカを使ったな?無断で。」

 

ヴォルト(?)「ギヒヒ…」

 

ディレク(?)「グヘ、ヘヘ、へへへへ…」

 

デュランの言う通り、二人はボタリカを使って合体し、ボタリカモンスターへと変わり果てたのだ。その姿はディレクとヴォルトを足して2で割った姿で、心はもう既に魔物へと変わり果てている。

 

ヴォルト、ディレク「「俺ハ、ヴォレク…奉仕国家ノ永遠ナル魔王…奉仕国家ハ不滅…奉仕国家ハ未来永劫、完全ニハ滅ビヌ!!!」」

 

ヴォレクはゲヒゲヒと笑いながら、デュランを乗っ取ろうとするが…

 

デュラン「消えろ。このヘドロ以下の油汚れが。」

 

『ゴオアアアアアアアアッッッッッッッ!!!』

 

ヴォレク『グギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッ!!!!!?』

 

デュランは闇の力で魔剣ニグラムを掴み、その中にいたヘドロ以下の油汚れであるヴォレクを一瞬にして塵へと変え、化け犬は呆気なくこの世から消滅した。

 

デュラン「さて、ゴミ虫は消えたとして、改めて目覚めさせてもらうよ。ニグラム。」

 

 

 

大通りにて…

オディオ「はあああああッ!!」

 

オディオの居合斬りが、レイアを襲う!!

 

レイア「ッ!!!」

 

レイアは居合斬りをギリッギリで避けた。もしあの居合斬りを直で受けていたら、致命的なダメージが襲い、ひとたまりも無かったのだろう…。

 

レイア「あ、危なかった…オディオ…侮れないわね…」

 

レイアは槍を召喚し、そしてエミリアの力を解放させる。

 

レイア「ウググググ…!!」

 

しかし、レイア専用の改造戦霊へと改造されたエミリアの影響により、レイアは少し狂気に染まってゆくが、それを抑えながらオディオに立ち向かってゆく。

 

レイア「お姉ちャンを…オ姉ちゃンヲ返セ…!!」

 

オディオ「まだ其方の姉を連れ戻す気の様だな。だが、貴様の姉はもう既に死んでおる。」

 

レイア「ウ、うるサイ!!!オ姉ちゃんはまだ生きテいルの!!!貴方ノ中デ、全裸ノままデ、茨に巻きツカれて、紅イ涙を流しテ、『助テケ…』ッテ…!!!」

 

レイアは紅い涙を流しながら必死に叫んだ。オディオの中には、リリィが産まれた姿のまま、紅く、黒く染まった茨に巻きつかれており、虚ろな眼をしたまま紅い涙を流している。

 

 

オディオとレイアがジリジリと間合いを取っている中、その時だった!!

 

『ドゴォォォォォォンッ!!!!』

 

『ガラガラガラガラッ!!!』

 

『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!』

 

レイア「な、何!?」

 

オディオ「地震…!!」

 

突如として奉仕国家全体に地震が起こり始め、大通りに建っていた建物全体が多く崩れていき、貧民街も奴隷市場、大広場などの建物も同時に崩れ落ちていった。そして、奉仕国家の城までも徐々に崩れ落ちていく。

 

 

『わぁぁぁぁ!!!地震だぁぁぁ!!!』

 

『ヤバいよ!!どうしよう!!この船も崩れちゃうよぉ!!!』

 

ガレオン「ハーフリングの子のみんな!!この船は簡単に崩れへんから落ち着いてや!!!」

 

ルカ「この地震…なんなんだ…!?」

 

『だ、団長!!あれを見てください!!』

 

団長「奉仕国家が…!!」

 

ジャック「崩れていったぞ…!!」

 

ジャック達が目にしたのは、奉仕国家が崩れて行く様だった。

 

ドリータ「皆の者、まさかと思うんじゃが…」

 

『まさかって何!?』

 

ドリータ「あのデュランの奴…とうとうアレを抜いたのか…!!」

 

メノウ「アレとは…?」

 

ドリータ「ニグラムスティア天下統一記念に作った物で、奉仕国家ごとニグラムスティアを支える柱でもある魔剣ニグラムを抜いた事を…!!!」

 

 

 

魔剣ニグラムを抜いた事により、奉仕国家全体は崩落し、デュランはその上空から崩落した奉仕国家を眺めていた。

 

デュラン「気が高まる…溢れる…!!これが魔剣ニグラム…!!!」

 

デュランの手元には、奉仕国家を支える柱としての役割を持つ魔剣ニグラムが握っていた。

 

デュラン「だが、長く待ったから、結構時間掛かったけどね…」

 

 

オディオ「この邪気は…!!」

 

レイア「お兄ちゃん…!?」

 

オディオとレイアは、魔剣ニグラムを持つデュランを見た。その姿は魔王そのもので、邪悪なオーラを纏っていた。

 

オディオ「………うぐっ!?」

 

オディオは突然として、膝付き、苦しみ始めた。

 

『殺せ…殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ!!!』

 

『ニグラムスティアを破壊………破壊破壊破壊破壊破壊破壊破壊破壊破壊破壊…破壊せよ!!!』

 

『ニグラム、悪徳、破壊、滅殺、死、滅亡…破滅…!!!』

 

オディオが握っている魔剣が、ニグラムとの激しい共鳴を起こし、余りにも強すぎる呪詛や憎悪に満ちた怨念により、オディオも狂気に支配されていく。

 

オディオ「我…我は…リリィ…!!」

 

レイア「お姉ちゃん…?」

 

オディオ「否ッ!!!我はオディオ!!!我は消えぬ!!!憎しみはッッッッ!!!!消えぬぅぅぅぅぅッッッッッッッ!!!!!」

 

オディオは気を全開に高め、上空に浮かぶデュランに向かって高速移動で攻め始めた。

 

 

オディオ「ニグラムゥゥゥゥ!!!」

 

デュラン「ほぉ…共鳴により、ようやく本当の闇同士の殺し合いが始まったのか…!」

 

 

レイア「……………」

 

レイアは突然起きた事の前に、唖然と立ち尽くしていた。闇の化身であるデュランに刃向かう姉を見て…。




topics

魔剣ニグラムの役割
奉仕国家ごとニグラムスティアから由来となる魔剣ニグラムは、奉仕国家が全てを支配した記念に奉仕国家の鍛冶屋達が作り出した魔剣。だがそれはデュランがリクエストした物で、絶大的な力を持つ代わりに、奉仕国家を支える柱としての役割を与えたという。

つまり、魔剣ニグラムが台座から抜けた時、奉仕国家は崩落する仕組みとなっている。ディレクが扱えなかったその理由は、それの事だったという。

魔剣ニグラムを抜く時、奉仕国家は滅亡という名の「死」を迎えるという。

次回、全てを支配する悪欲の魔剣 VS 全てを蹂躙する憎悪の魔剣

そして、レイアの身体の中でリリィの実妹が復活!!?
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