Lily ~白百合の女騎士と呪われた淫欲と背徳の都~ 作:YU-GO
わしの名はドリータ。
『びぇぇぇぇんッ!!!親分!!また迷っちゃったよぉぉぉ!!(泣)』
ドリータ「わしもじゃ…わしもここで良く迷うんじゃ…」
このアカシックに移住したばかりで、未だにここの環境や場所にも慣れておらんハーフリングじゃ。
それにしても、あの時の地獄が正に夢の様に感じておる。なにしろ男尊女卑で弱肉強食な奉仕国家がデュランと言う奴によって、阿鼻叫喚の地獄と化して、わしはアルケミックやリリィと共にデュランを打ち倒したんじゃ。
「あんな馬鹿げた奉仕国家もおさらばじゃな。もう二度とあんな地獄には入りたくもないわ。わしのこのデカパイで誰からも見られたんじゃからな…特に、男らが…」
わしは何よりも目立つこのデカパイをぱしんぱしんと叩いたんじゃが、その後が問題なんじゃよ…それはな…
ドリータ「うっ!!また母乳が出たんじゃが…(汗)」
ついこの前にドロシーと言う痴女な魔法使いによって、わしの身体を母乳が出る身体へと弄られて、それからわしのデカパイから甘くて白い母乳が出る様になったんじゃよ。
ドリータ「それにしても、ここのアカシックっていう所、何よりも広すぎるのぉ…」
わしらがこのアカシックに移住してから、わしはこのアカシックの様々な場所を歩き回って、このアカシックでの場所を記録する様にしたんじゃ。まずわしが今いるのは、エントランスっていう所じゃ。
リリィ「カレン、何を見てるの?」
カレン「色んな世界の生き物が載ってる図鑑よ。お姉ちゃんも見る?」
ドリータ「その図鑑、余りにもデカいんじゃが…?」
わしの前にいる姉妹はリリィとカレンじゃ。二人とも、わしらと同じ様に奉仕国家にいた者でな。彼女らも奴らに酷い事された被害者達じゃ。
あの時、二人は黒犬共に陵辱され、妹の方のカレンはリリィよりも先に娼婦にされて、リリィはその後に娼婦されて、快楽中毒に堕ちた妹を見せつけようとしたんじゃよ。何よりタチ悪いわ。
じゃが、今となっては、二人はあの時よりも凛々しく成長しておる。リリィの方は何より、かの姫騎士『イリス・アルケーディア』に似てきており、カレンの方はかつての少女姫の『プリム』に似てきた。じゃが、二人を見ると、まるでアリシアとプリムに似てるように見えるんじゃな…。
そういや、あやつらはどうしておるんじゃ?(霊界で楽しくやっておるんじゃろうな…?)
アリシア「へくちっ!!」
プリム「お、お姉様?」
アリシア「い、いや、なんでもない…(汗)」
ルカ「せいやっ!!」
『ガッ!!』
バルト「アサシンスタイルの他にも、格闘戦まで磨き上げたな。ルカ。」
ここは戦闘訓練場と呼ばれる場所で、戦闘力ある者達がここで己を鍛えておるんじゃよ。バルトという機械人形と稽古しておるダークエルフはルカで、彼女もわしらと同じあの地獄にいた被害者の一人なのじゃ。
彼女はディレクっちゅう奴の傍らにいて、最後まで彼についていったんじゃが、今ではここに移住してからは、暗殺術やら格闘戦やらを習得しているんじゃよ。
ガレオン「そらっ!ハーフリングの底力を、見せつけてやれ!!」
『ハーフリング部隊、ファイヤーッ!!!』
『『『『『ファイヤーッ!!!』』』』』
ドリータ「どこぞの合宿か。」
中庭では、わしらの子分達を力強く指導しておる屈強な機械人形はガレオンでな、バルトやジャックよりも豪快と勢いで全てを解決する脳筋野郎じゃ。口うるさい分、面倒見が良く、あの団長さんとはとても仲が良いって事じゃ。
クラリス「お兄ちゃん!星が見えるよ!!」
メノウ「あぁ…とても綺麗だな。」
プラネタリウムと言う星が見れる天体装置がある部屋では、星が見えてはしゃぐのはクラリスと、メノウと呼ばれる荒っぽい青年がおる。二人も奉仕国家にいた被害者なんじゃが、今では二人は兄妹のようで、恋人関係になっておる。このアカシックについてからは、クラリスがメノウに猛烈にアタックして、メノウはそれを受け入れて、結ばれたんじゃな。早く式場を持ってくれぬか?
ドリータ「……アカシックを散策するところが、皆の者の様子を優先して、散策どころじゃなかったのぅ…」
わしは休憩室でゆっくりと茶でも飲んで一息を吐く。その休憩室には、千鶴、真琴、そしてちさとの三人もそこで休憩していた。この三人はわしらがここへ来る前に元々ここへ漂流してきた者でな。三人とも闇どもに追われた被害者で、元いた世界での記憶すらも失っておる。
かなり闇深そうな三人じゃが、元気よくここで暮らしておるが、いずれはその失われた記憶が戻るかもしれん…
………それにしても、わしと同じく見事な胸をもっておるのぅ……(汗)
真琴「あ、ドリータさん。」
ドリータ「おう、真琴。それにちーちゃんず。お主らはここで何をしておるんじゃ?」
千鶴「私達はドロシーさんと一緒に本棚の整理の手伝いをしていたわ。」
ちさと「私は真琴ちゃんと一緒に別館で本を買ったわ。」
ドリータ「おうおう、三人ともここでの生活に慣れておるのう。わしらはここに入ったばかりでな。色々と苦戦しとるんじゃよ…」
三人はわしよりもここに住んで慣れておるのか、スムーズに行き場所までも覚えておる。ところが、わしは少し突っかかる所を見つけたのじゃ。それは…
ドリータ「ところで千鶴よ。」
千鶴「何?」
ドリータ「ドロシーの他に、ここの館長やら副館長やらなど、その他にもおったのか?」
わしが疑問に思ったのは、あのドロシーの他にも館長やら副館長やらなどの元々ここにいた者とかがおるのではないか?
千鶴「館長…そうね…具体的に言えば…」
ドリータ「具体的に?」
千鶴「イケメンで、どんな事でも強く肯定してくれるとても優しい方ね。ただ…」
ドリータ「ただ?」
千鶴「少々スケベな一面もあって、純愛やら百合的な物が大好きで、前日、リリィとカレン、メノウとクラリス達が付き合っている所を遠い場所から眺めていてね。」
ドリータ「邪魔せん様に遠くから眺めておるとは、って、スケベな一面ってなんじゃ?(汗)」
千鶴「除いている姿が多少変質者っぽくて、後、余りの尊さでその場で気絶してたりと、かなり癖強な館長さんの事ね。」
わしにはわからなかったが、千鶴が言ったその館長は、どう見ても個性の癖が濃いくて強めな館長である事は少しわかった。
館長「新しく入ったドリータという小柄で爆乳なドワーフ…千鶴達と茶話しているのを見ていると、心が和むよ…しかも四人とも、豊満な胸を持っている…ああ…百合は最高だ…」
副館長「ちょっとちょっと…鼻血出てるよ(汗)」
ドリータ「な、なんか寒気が来るんじゃが…?」
わしらがこのアカシックに完全に慣れるまで、ものすんごく時間が掛かりそうじゃ………