※この作品はR-18です。

Lily ~白百合の女騎士と呪われた淫欲と背徳の都~   作:YU-GO

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第三話 ~激突!!狼VS狼!!!~

奉仕国家広場…その広場はこの国の中心部にある広場で、捕まえた捕虜の競り市や、調教中の娼婦に対する公開調教が行われたという。露店になども立ち並んでおり、賑わいを見せていて、奉仕国家市民、想いの場となっていたという。

 

…しかし、今では大きな大暴動が起きた後だったかの様に、血の跡や様々な残骸が転がっており、建物が焼かれた跡が良く目立っている…。

 

その中央にある演台には、一人寂しく歌を歌う少女と、歌によって静かに見守る獣人がいた。

 

少女「♪〜〜♪〜〜〜♪♪♪♪〜〜〜」

 

獣人「ッ…グゥぅ…コイツが歌う歌を聴いていると、俺の身体に巣食ったクソ野郎の動きが制限される様だぜ…。俺の理性がまだ残ったいる内に、コイツの御守りなんて…。ま、まぁ、あん時は緊急時だったからな…。」

 

 

時を同じくして、最後の遺言を言ってこの世を去った兵士が言った通りに広場に辿り着いたジャック達。そこに彼らが目にしたのは、歌を歌う謎の少女と、それをじっと見守る獣人がいた。

 

ジャック「あの狼野郎がリュカオンか…。」

 

バルト「見るからに強さこそが正義である事を象徴するオーラが感じるな。」

 

リリィ「………」

 

ジャック「そんな事より…あの歌っている少女はなんだ?」

 

リリィ「きっと奉仕国家に囚われた奴隷の一人かも知れない…」

 

 

少女「♪〜♪♪〜〜〜♪♪♪〜♪♪〜……あ…」

 

少女はジャック達に気づいたのか、静かに気を失ってしまった。

 

ジャック「ヤベッ…これバレたパターンじゃね?(汗)」

 

獣人「ッ!!!」

 

獣人は歌が止まったのか、ジャック達がいる方向を向いて唸り始めた。

 

獣人「てめえぇ…歌を止めやがってェェ…」

 

バルト「向こう側の娼館通りで死んだ兵士から聞いた通り、アンタがリュカオンか?」

 

リュカオン「あ、あぁ…そうだぜ…俺がリュカオンって奴だ。それよりも歌を止めやがって…あの歌がねえと俺が俺じゃなくなるんだよぉ…!」

 

ジャック「アンタは弱者や敗者に対する哀れみとかは持ち合わせていない事は物凄くわかるぜ。」

 

リュカオン「かつてはそうだった…だが…今はそんな所じゃねえ…てめえのせいでオレ…ガァァァァ…オレジャナクナッテェェェ!!!」

 

バルト「この気…やはりこいつは闇に喰われていた様だな!!」

 

リュカオンが押さえ込んでいた闇が暴発し、闇に囚われたリュカオンは巨大な魔狼の姿へと変わり果てた。

 

リュカオン『クイコロシテヤル…性ニカンスルモノハ、モウイラネェェ!!!テメエラココでクイコロシテヤルゥゥゥゥ!!!』

 

リリィ「なんて禍々しい気…これが闇の正体なの!?」

 

ピリピリと感じる殺意に、もはや欲望すらも感じない悪の気…。闇に溺れたリュカオンは俊敏なるスピードを活かした攻撃を行い、ジャック達は間一髪でその攻撃を交わした。リュカオンが放った攻撃の跡を見ると、そこには斬撃の跡が残った。あの攻撃を直撃したら、ひとたまりも無かったのだろう…。

 

バルト「コイツの相手は俺がやる。ジャック、リリィ、サポートを頼む。」

 

ジャック「んな事言われてもわかってるぜ!!」

 

リリィ「リュカオン…アンタはここで殺す!!コハクに代わって!!」

 

ジャック達はそれぞれの武器を取り出し、リュカオンに立ち向かった。

 

ジャック「でりゃあああッ!!」

 

ジャックは大剣を振い、リュカオンの身体にダメージを与える。しかし、闇の影響で傷が自然に回復した。

 

ジャック「傷が自然に回復するってマジかよ!?」

 

バルト「ジャック!!部位によっては回復する時間が掛かる場所がある!!そこをダメージを与える事を優先するんだ!!」

 

ジャック「部位によって回復が掛かる所…弱点部位か!!なんなら、コイツの出番って事か!!」

 

ジャックはバイザーを起動し、魔狼と化したリュカオンの弱点部位をサーチした。

 

 

機械人形であるジャックやバルトには、バイザー機能があり、バイザーが搭載しているという。ウィークポイントは魔物の弱点部位をサーチする機能を持ち、バイザーからは赤く光る所が弱点である事を捉える事ができた。赤く光る部位、即ち弱点部位である事。

 

 

ジャック「狼野郎の弱点が見えたぜ!!左前足の所と、下半身の所だぜ!!」

 

バルト「了解した!!リリィ、左前足と下半身の部位を攻撃する事を優先しろ!!」

 

リリィ「わかったわ!!」

 

バルトの指示により、ジャックとリリィはヒットアンドアウェイ戦法でリュカオンに攻撃し、バルトは狼の如くリュカオンに怒涛の攻撃を浴びせ続ける。リュカオンも負けぬよう、強さこそが正義である事を象徴するかのようにバルトに真っ向勝負を仕掛ける。その隙にジャックとリリィは弱点部位に目掛けて攻撃する。

 

リュカオン「チョコマカトウゼェ攻撃ヲスルンジャネエゾ!!!コノクソ野郎ガァァァァ!!!(怒)」

 

リリィ「クソ野郎はアンタの方よ!!この脳筋バカ犬がぁぁ!!!」

 

リリィの怒号と共にリュカオンの弱点部位である下半身の部位を破壊し、それと同時にジャックは左前足の弱点部位を破壊した。破壊された部位から赤く、そして黒く濁った血と闇が噴出した。

 

リュカオン「ウガァァァァァァァァァァァァ!!!!テメエ!!!ヨクモオレガ付ケテイタバンドヲォォォォォォ!!!!!」

 

バルト「戦闘中に冷静さを欠ける事は、命取りなんだぜぇ?」

 

リュカオン「ナァ!?勝テバイインダヨ!!勝テバァァァァ!!!」

 

リュカオンは勝利を確信するかのようにバルトに重い一撃を喰らおうとしたその時、バルトは俊敏にリュカオンの一撃をギリギリで交わし、彼の必殺技である『暗殺剣ヒドゥンストライク』が、リュカオンの胸元に突き刺し、その威力は心臓までも達した。

 

ズドンッ!!!!!

 

リュカオン「ウグッ!!!?』

 

バルト「狼が狼に敗れて喰われる気分はどうだ?脳筋バカなクソ犬さんよぉ。」

 

リュカオン「コ、コノオレガ…黒犬騎士団最古参ノオレガ…コンナ機械人形ゴトキ…ニィィ……。」

 

バルトが放った一撃によって、リュカオンの生命線は完全に停止し、そのまま倒れ、その肉体はドロドロに溶けていき、骨だけと化し、骨は風化していくかのように塵と化して消えていった。

 

バルト「かつての戦いで勝利して、調子に乗ったのが敗因だったんだよ。」

 

 

荒れ果てた広場にて、ジャック達は気を失った少女を救出した。

 

ジャック「リュカオンの奴…遺骨ごと塵となって消えていったな…。」

 

バルト「闇に喰われた者は絶命した時、跡形も無く消え去るらしいな…」

 

リリィ「最後の最後でバルトに取られたけど、まあ良いわね…。」

 

ジャック達は荒れ果てた広場を後にし、奉仕国家の調査を再開した。

 

 

 

その頃

『団長…この貧民街って、臭くねぇか?』

 

団長『確かに臭うな…何故なら…』

 

『物理的に消化してくるスライムが巣食う貧民街だったなんてよぉぉ!!!(汗)』

 

『ひえぇ!!骨がゴロゴロ転がっているゥゥゥゥ!!!(泣)』

 

 

更にその奥では…

???『グヒ…グヒヒヒヒ…淫紋ハ最高ダァ…コレダカラ…研究はヤメラレネェ…ギヒ、ギヒヒヒヒヒ…』




次回、ヤベー街。
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