※この作品はR-18です。

Lily ~白百合の女騎士と呪われた淫欲と背徳の都~   作:YU-GO

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SP 6 ~黒狼は闇と対峙する~

デュラン「ふぅ…やっと大人しくなったか…」

 

ディレクはデュランによって気絶し、リュカオンは苦痛の果てに気を失っていた。

 

デュラン「だけど、キミらはボクの計画の為に利用してもらうよ。」

 

レイア「お兄ちゃん〜!!」

 

デュラン「おかえり、レイア。街の様子はどうだった?」

 

レイア「うん!!すっごく無様で無惨だったよ!!」

 

レイアの感想を聞いて、デュランは優しく微笑む。

 

デュラン「それはよかった…って、その身体…どうした?」

 

レイア「利用できる者を見つけちゃったから、今の古い身体を捨てて、新しい身体に憑依しちゃった♪前よりも良い身体だったの!!」

 

デュラン「イリュージョンを使った様だな…(汗)」

 

デュランはカレンの身体を乗っ取ってはしゃぐレイアを見て少し呆れた。

 

レイア「で、お兄ちゃん、計画は進んでいる?」

 

デュラン「勿論。この奉仕国家ごとニグラム・スティアをベースとして、セレヌス全体を黒の国の拠点、要塞化するプランも立ててるよ。そうしたら、あの忌々しい白の国をギャフンと言わせれるよ。」

 

レイア「うわあー!それは楽しみ!!楽しみすぎてゾクゾクしちゃうよ!!」

 

デュラン「楽しみで良かった………むっ?」

 

デュランはガルム達がこの城内で攻撃している事を感じた。

 

レイア「どうしたの?」

 

デュラン「このボクに刃向かうお馬鹿さんが好き放題暴れている様だね。レイア、お馬鹿さんらを迎撃しよう。」

 

 

 

ガルム「どれぐらい血を浴びたんだ…俺達は…!!」

 

奉仕国家の城内の大広間で、大量のゾンビの血を浴びたガルム達がいた。

 

ニコラ「こ、ここまで…こんな修羅場を体験したのは初めてだ…!!」

 

ジェリック「黒犬すらもビビるほどの戦いだったぜ…!」

 

ニコラは黒犬達が体験した事のない地獄を体験して、身体が震えがり、ジェリックとガルムは身震いを抑えて次を進んだ。

 

ガルム「ノーラ…アイツの事を守ってんだろうな…?」

 

 

その頃、エレオノーラは…

 

エレオノーラ「はぁ、はぁ…」

 

「団長がいないだけでここまで追い込まれてるとはな…!!」

 

「出来ればジェリックだけでも残して起きたかったぜ…!」

 

「アイツはガルムの理解者でまともな奴だったからな。」

 

エレオノーラを含め、団長がいない黒狼隊は群がるゾンビ達をしぶとく撃退していた。エレオノーラは一人の奴隷を守りながら魔法でゾンビ達を撃退していく。

 

エレオノーラ「たとえ奉仕国家が滅んでも…この子だけは…!!」

 

 

 

ガルム「辿り着いたか…」

 

ガルム達は覇王ディレクがいる王の間の手前の扉に辿り着く。扉の奥から今まで以上のプレッシャーを感じる。ディレクよりもやばい存在のデュランがいる事を。

 

ガルムはその扉を開けると、目の前に映っていたのは、死神らしき人物と、その側には淫紋と淫魔のようなタトゥーを持つ少女がいた。

 

デュラン「よくここまで辿り着いたね。奉仕国家の中でまともで常識人なお馬鹿さんよ。」

 

デュランは拍手でガルム達を歓迎した。

 

ガルム「てめえがデュランか!!」

 

デュラン「以下にも。このボクがデュランだ。この奉仕国家の陰から操った陰の支配者さ。」

 

ジェリック「見た目は若く見えるが、ピリピリとプレッシャーが感じるぜ…」

 

ジェリックはデュランの気を感じ取ったのか、プレッシャーを感じていた。そのプレッシャーは、今の黒犬すらもビビる程のプレッシャーで、彼らなら呆気なく降参する程だ。

 

ニコラ「ひ、ひぃぃ…(な、なんだよこのプレッシャーは…勝てる気がしねぇよぉ…)」

 

レイア「あれ?あの根暗な魔術師さん。お兄ちゃんのプレッシャーを受けてブルブル震えてるの凄くウケる〜〜www」

 

レイアはプレッシャーを直撃して震え上がるニコラを見てケラケラと笑っていた。

 

ガルム「てめぇら、ディレクはどうした?」

 

ガルムはそう言うと、デュランは親指を左の方角へ向けた。左を見ろと言わんばかりの合図で、ガルムは左の方角を見ると、そこにはデュランに無惨に敗れたディレクとリュカオンがいた。

 

ニコラ「ディ……ディ、ディ、ディ…!!」

 

ガルム「クソ犬も無様にやられてやがる…!!」

 

ニコラはディレクとリュカオンが倒れている光景を見て声が出ない程絶望していた。

 

ジェリック「デュラン…この奉仕国家を地獄へと変えて、何を企んでいる!!」

 

デュラン「ボクらの社長である黒の国のリーダーからの使命でね。この奉仕国家を中心としたセレヌス大陸要塞化計画の為なのさ。」

 

ガルム「セレヌス大陸を要塞化…だと!?」

 

デュラン「そうとも、この悪徳塗れの世界を黒の国の拠点へと変えて、白の国に対抗する為にね。」

 

ガルム「白の国だろうか黒の国だろうかわからねぇが、てめえの思い通りにさせてたまるかよ…!」

 

ガルムは怒りに込めて大剣を構える。

 

ガルム「黒犬どもは碌でもなくクズの集まりだったが、てめえは黒犬よりもタチ悪く、それ以上にヤバいクズやろうである事はわかった。」

 

ジェリック「ガルム…!」

 

ガルム「この世界は俺達黒狼隊が変える…そして、イリス達の想いを背負って、てめえをぶっ潰すッ!!!!」

 

デュラン「『長話は嫌いだから、さっさと始めようぜ』タイプか…ま、ボクに勝てる気は100%無理なんだけどねwww」

 

レイア「じゃあ、私はあのジェリックっていう魔法使いと、あの根暗な魔法使いをやっちゃうね♪」

 

ジェリック「やはり俺の相手はあのティーフリングか…我が友よ!!」

 

ニコラ「ジェリック…!?」

 

ジェリック「ここは共闘して、目の前の脅威を打ち払うぞ!!」

 

ニコラ「ッ!!あ、ああ!!」

 

ジェリックとニコラはガルムと同じく戦闘態勢を取り、王の間は戦いのプレッシャーが熾烈に混じり合う修羅場と化した。

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