アクマレコード 魔法少女ヒットマンDIAVOLO! 作:形のない者
正午の暖かな気温。悪魔は寝室で目が覚めた。
「────」
スマホを確認。
階段を下りて居間に向かう。庭では七海やちよが洗濯物を干していた。そこで悪魔は直感する。
(七海やちよの心が読めない……つまり、あの七海やちよは人間じゃない……“仮想の校舎”……予想通り、ここはウワサによる仮想空間か────)
悪魔は考察する。
(おそらくカラダ探しのウワサは、仮想空間の演算機構を担っている。ゲーム参加者の脳内から情報を抽出し、参加した一日をシミュレートして永遠の一日を繰り返しているかのように見せかけている)
実際、悪魔の手元にハーフソウルリングや笹川京子のソウルジェムが存在しない。だが青音すずのグリーフシードだけは目の奥に回っている。
(では現実空間との時間のズレはどのくらいなのか? 仮想空間の時間の流れと同じなのか、それとも“精神と時の部屋”みたく仮想空間の中の方がゆったりなのか、あるいは速いのか……それは脱出するまで分からない……ゲームをクリアするまでは……)
七海やちよが近付いてくる。
「ちょっとあなた、その服、脱ぎなさい」
悪魔は目を点にする。服装が汚れた私服そのままだ。匣兵器は没収されていないが、リングがないので黒スーツは開匣できない。
「悪い、やちよ。洗濯は明日にしてくれ」
悪魔は走り出す。七海やちよの制止の声を振り切ってみかづき荘を後にし、栄総合学園に向かった。
†
正午過ぎの漫研美術部G室。戸を叩いて入室した悪魔は、怯えた様子の御園かりんと、何ら変わらず筆を執るアリナ・グレイを見つけた。
「昨日の出来事が夢ではないことくらい気付いているよな?」
「……!?」
「当然。それでカラダはいくつ集めたワケ? まさか囮役をまっとうしただけ?」
「期待が大きいな。逃げながら頭部を発見して収めた。そこで血の海が広がっていたから驚いた。まさかとは思うが、わざと振り返ったのか?」
「……!」
「まぁネ。一度くらい“完全な死”ってのを体験してみたかったカラ」
「さすがマッドアーティストだ。正気の沙汰じゃない」
「! ! !」
「フールガール。ヘッドバンギングするほどアリナにケンカ売ってるワケ?」
御園かりんは、悪魔の一言目で本当に夢ではないことを再確認し、悪魔の二言目でなぜ分かったのかと驚愕し、悪魔の三言目に何度も何度も頷いた。
対するアリナ・グレイは、他者からの評価は気にしないタイプなので、すぐにどうでもよくなる。
「とりあえずこの調子なら二夜目で終わるだろう」
「あの四人目がいなければネ。アイツのせいでフールガールは探す仕事サボってたんデスケド」
「だ、だって……ほっとけなかったし……」
「……気絶させるか? あの子、怖いの苦手みたいなんだ」
それは直感で分かったことである。恵萌花はホラー映画が大の苦手である。故に気絶して頼りにならなかったのだろうと悪魔は事情を察する。
「で、でも……ほっといて赤い人に殺されるのは……ちょっと……なの……」
「なら三回くらい繰り返しそうダヨネ」
「わ、わたしだって早くクリアしたいの……! こ、こんな怖いの……もうイヤなの……っ!」
御園かりんは涙目になって俯く。アリナの手が止まり、ため息ひとつ。
「……なら昨日と変わらない。話を聞くに、昨日はアリナだけで三つも見つけたんだろ? ということは東側の校舎は、もう何もないってことでいいな?」
「そうダケド」
「なら次はオレが東側に逃げる。その間にアリナとかりんは二手に別れて探してくれ。萌花は無理やり起こすんだ。心を鬼にして叩き起こせ。背負ったままじゃ探せる物も探せないだろ。そしてアリナは北側が終わったらそのまま西側だ。かりんと挟み込むように探してくれ。ちなみに西側校舎の最上階は調べ終えているからな」
「…………」
アリナ・グレイは了承の沈黙を呈する。だがそれにはもう一つの意味があった。
「アリナ。また何かを試すつもりか? 振り返ったら瞬殺されたんだろ? そしてかりんの話を聞く限り、歌い終わるまでの間はジワジワと死が迫ると聞いて、次はその死が迫る緊張感を体験したいと思っているんじゃないか?」
「……なに? デビルボーイはエスパーなワケ?」
「あながち間違ってもいない。ところでアリナ。お前に一つ聞きたいことがある。お前はその絵画、無くなったらどう思う?」
「────何が言いたいワケ? アリナの芸術に手を出すつもりなら殺し合い不可避なんデスケド」
悪魔は首を横に振る。だがアリナが芸術作品を
「ここで耳よりの情報だが、ここは仮想空間だ。現実じゃない。つまりここで描いたものは現実世界に持ち帰ることができない」
「────!」
「今は何を描いているんだ? 赤い絵の具がふんだんに使われているな。今回でカラダ探しを終わらせれば続きが描けると思ったか? 残念だが無駄な労力だ。死んだら何も残らないとはこのことだな。アリナが死を選び続ける限り、お前は二度と永遠に残るアートを描けないってわけだ。しかも死んだ状態でゲームをクリアしたら、カラダ探し中の記憶が残らない。せっかく味わった死の体験も全部パーだ」
「…………チッ────」
「分かったら協力してくれ。せっかく受けたインスピレーションなんだ。過ぎ去る日々の中で、その閃きを風化させたくはないだろう?」
「一から十まで言わなくても分かってるんデスケド! アリナは天才だから一を聞けば充分なワケ。オーキードーキー?」
「怒らせたら済まない。風に当たって来たらどうだ? この仮想空間の中ではインプットしか出来ないんだからな」
「ファ†ク! だから十まで言う必要はないって言っているんデスケド! アナタの耳は節穴なワケ!?」
アリナ・グレイは絵を描き残せないと知るや筆を止め、部室から出て行った。
悪魔は安堵する。もし現実世界に残せなくても、描く事に意味があるタイプの絵画を描いていた場合、今の説得は通用しなかった。そして、残せないなら残さなくてもいい、自分のための芸術を描けばいい、と発想させるようなヒントを与えないように言葉遣いも注意した。
「ふぅ……これで今夜のうちにクリアできるかな……」
「……す、すごいの……デビスケ……」
「────デビスケ?」
御園かりんは感心するように悪魔を見ていた。また妙なあだ名をつけられたものだと悪魔は頭をかく。
「あのアリナ先輩を論破したの! しかも最高に煽ってたの! デビスケは気難しい人を怒らせる天才なの!」
「それ褒めてんのか? というかデビスケって……」
「あ! デビスケというのは、わたしが好きな漫画に出ている悪魔系のキャラクターの名前なの! デビスケはライバル系魔法少女の使い魔なんだけど、主人に対して憎らしいほどに皮肉屋なの! つまり悪魔さんとそっくりなの! だからデビスケなの!」
「……そ、そうか……」
それから御園かりんの漫画紹介が始まった。オタク特有の早口でまくし立てられる悪魔は、とりあえず仮想空間の中でやることもないことだしと、彼女の話に耳を傾けた。なにより彼女は恐怖のあまり、今日は原稿が一切手についていないようだった。その恐怖を少しでも忘れさせるために、悪魔は御園かりんの話を聞き続けた。
†
深夜零時。強制転移で正門前に着地した四名の参加者。
その中で恵萌花は、昨日の悪夢が夢ではないことを知り、だからこそ勇気を振り絞って震えつつも御園かりんにピタリと張り付く。
「あの、昨日はごめんなさい……私、ずっと気絶していたんですよね……? き、今日は頑張るので……いえ、がんばらせてください……」
「……! すごいの。萌花ちゃんは強いの……よし、わたしも一緒に頑張るの! 今日は西側の校舎を見てまわるから、二人で一緒にカラダを見つけるの!」
「……! あ、ありがとうございます……!」
どうやら恵萌花は
「じゃ、アリナは北側ダカラ。アリナが回るまでに、せめて校舎の半分は終わらせてヨネ」
「りょ、了解なの……!」
「う、承りました……!」
「よし、行くぞ」
昇降口のドアが開く。まずは悪魔が様子見。やがて前方から赤い人が歩いてくる。
「キャハハハハハハハハハ!」
「今夜はもっと長く遊ぼうぜ」
悪魔は東側に逃げる。その隙を突いてアリナは北側に走り出した。
「!? あ、アリナ先輩が走ったの! 昨日はわたしが急いでって言っても、ずっと歩いてたのに……!」
「は、早く終わらせたいんですね……! 私たちも行きましょう……!」
†
悪魔は学んだ。赤い人は怒らせるたび強力になる。ならば怒らせないように逃げるしかない。抵抗は怒りやすい。となればシンプルな逃げ方が一番だ。
悪魔は東側の校舎を駆け抜けて北側の校舎に入る。約束と違うが、御園かりんと会話する中で良策を閃いたのだ。
────デビスケはお酒を飲むとバカになって、自分の尻尾を追い掛け回してグルグル回っちゃうの!
悪魔は
(あとはグルグルと回るだけだ。障害物がほとんどない校庭……故に
といっても一度か二度は強い力で引き剥がすことができる。そして悪魔は囮役を買って出たが、どうしても記憶を残した状態で終わりたいと考えていた。無理そうなら水泳の魔女に頼んでルールに叛逆してもらい、記憶を残す方法もあるが、できるだけ魔法は使いたくない。使えば使うほど生命力を浪費し、即ち寿命を縮めるからだ。強力な魔法ほど消耗は激しい。
校庭一周目。赤い人が追い付く気配はない。
校庭五週目。見るからに赤い人のスピードが速くなっている。
校庭十週目。赤い人の速度が自転車並みに到達。木々の合間を縫って距離を稼いでいたが、とうとう掴まれる。
「────ど~くーのりょ~りーをく~わせ~るなぁ────」
力尽くで引き剥がして逃走。
校庭十三週目。再び掴まれる。
「────は~いてし~んでもし~らな~いぞぉ────」
力尽くで引き剥がそうとするが、先程より力が強い。だが死ぬ気を振り絞って振りほどく。次に捕まれば逃げられない。故に怒らせてでも逃げ続ける。
校庭十五週目。赤い人が追い付きそうになった途端、急に足を止めて肘鉄を喰らわせる。自動車並みの速度のため、複雑骨折とまでは行かないが肘の骨が砕かれた。だが直感で出血は抑えたため血は流れていない。走り続ける。背後で怒号の叫び声。スピードが上がってくる。
(フェイントはどうだ……?)
右に大きく飛び込むように一歩を踏み出す。それに釣られて赤い人の動きが右に向かった瞬間、左に切り替えて逃走。数メートル引き離す。
(学習タイプだから……おそらく騙されてくるのは二回まで……)
再び左に大きく踏み出し、右に切り替えて引き離すが、赤い人の指先が衣服を掠めた。
(やはり……ほかに手は────)
昨日の壁登りと同様、木を登るように走って空中側転。赤い人の顔がぶつかる────ことはなく、木を躱して地を転がった赤い人は悪魔と向き合う。
「マジか。正面対決だな……」
「キャハハハハハハハハハ!」
赤い人の直進。後ろは振り返れない。その暇もない。ならば前進あるのみ。だが近付けば後ろに回られて二度と引き剥がせない怪力で肉を抉られる。だが仕方がない。
悪魔は木の上を走って登る。赤い人は跳躍。悪魔の背に抱きついた。
「これは三回目だな。だが後ろに回るというルールがある以上、お前に回避手段は存在しない」
悪魔は落下を開始。赤い人は地面と悪魔に挟まれて背中を強打。その勢いのまま悪魔は起き上がって走り出すが、赤い人の食い込む爪が両脇腹の肉をゴッソリと抉りとった。
「ぐっ……ッ!!」
大量出血しつつ逃走。痛覚は自己暗示で遮断。なお自己暗示による痛覚遮断率は未だ50%を超えていない。薬物を使えば遮断率は向上するが、その代わり直感力が低下するため使わないようにしている。つまるところ修行不足である。
すぐ背後から赤い人の猛追。悪魔は北側の校舎に逃げ込み、アリナが開けっ放しにしたドアを通って教室に飛び込む。机と椅子をひっくり返し、赤い人はそれを拳ひとつで吹き飛ばす。障害物競走に持ち込めば、まだ数十秒は稼げる。が、ここで赤い人に変化が訪れた。
「アァアアアアアアアアアア!!!!」
「おっと────同じ遊びは飽きたか?」
赤い人は教室の地面を殴る。次の瞬間、バラバラになった机と椅子が躍動し、二つの出入り口に積み重なって塞いでしまった。
「マジか。タイマン勝負をお望みかい?」
「キャハ!」
赤い人の跳躍。悪魔は手首の返しによる柔術を駆使して投げ飛ばす。が、慣性を無視した赤い人は自動的に悪魔の背後に回り込んだ。瞬間、それを直感で読んでいた悪魔は強烈な後ろ蹴りを繰り出す。赤い人の首が九十度回る。掴まれた衣服が引っ張られて破ける。すかさず悪魔はバリケードにタックルして全身に切り傷をつけながら廊下に着地。西側の校舎に向かって走り出した。
「アァ゛ア゛アア゛アア゛ア゛ア゛アア゛ア────ッッッ!!!!」
「ごめんって」
全身の切り傷から血が止まらない。両脇腹から流れる血の量も尋常ではない。以て数分の命だろう。
(意外と厳しいな……みんなの進捗次第では……)
死もあり得るが、クリアは可能だろう。
西側の校舎を駆け抜ける。アリナたちが上階にいる形跡はない。まさかと思い昇降口に向かう。そこには三人が揃っていた。
「おい! どうなってる!? 終わったのか!?」
「あと一つで終わり。でもその一つがどこにもないワケ」
「ひぃ! デビスケ血だらけ!」
「う、後ろ! 赤い人が……っ!!」
カラダはあとひとつ。そして悪魔には逃げ場がない。
「今から振り返る! 数秒稼ぐからその隙に探してくれ!」
悪魔は振り返る。瞬間、数メートル先にいた赤い人が突如、目の前に現れた。目で捉えきれぬ高速の手刀。それを直感のみで躱す。続けて心臓を突く手刀。直感で回避。頭を切り裂く一撃。直感で退き躱すが額に掠る。
(徐々に精度が上がっている……っ!?)
常人なら振り返っただけで瞬殺は確定。それを数秒稼げているのは超直感のおかげにほかならない。だがそれでも不十分。ならば“先読み”を使うしかない。
(超直感に合わせて、黒曜の時に身につけた“奥義”を使う────!)
それは
直感とは本能に根ざし、直観とは経験に根ざす。
経験による回避の極意とは、即ち先読み。先読みとは、敵のあらゆる攻撃パターンから瞬時に正解を引き当てる技のこと。それは膨大な経験がなければ不可能なことだ。
しかし悪魔はこの一年の旅路の中で、ありとあらゆる強敵と死闘を演じ、既に“
身を裂く攻撃を完全回避。対象が“生物”────厳密には“感情あるモノ”なら超直感も発動し、先読みの精度は倍増する。本能と思考。超直感と経験則。相反する極意と奥義を調和させた悪魔は、自力で“振り返ったら死ぬ”というウワサのルールを破壊した。
既に赤い人が百回目の必中即死攻撃を繰り出し、悪魔は百一回目の究極完全回避を遂行する。
刹那、世界に亀裂が迸った。ゲームにバグが起きて見えない所が見えてしまうように、空間のあちこちに亀裂が入って鳴動する。
「……!」
「な、なんなの……!?」
「こ、怖いよぉ……!」
だが回避し続けても出血は続く。死は時間の問題。ただ間延びさせているだけだ。
悪魔は先読みと超直感による回避をしつつ、なぜ最後のカラダが見つからないのかも考える。
(────────)
考える暇がない。優位に立てば逆転勝利も発動しない。だがそれは悪魔にとって本望の展開。
(自力で困難を突破する。三人がこの場を離れないのは、見落としがあると思っていないということ。そこに驕りは感じない。本当に全てを調べ終えたからこそ、どうすれば良いのか分からないという感じだ)
悪魔は赤い人と戦いつつ問い掛ける。
「トイレのタンクの中は?」
「そんなのいの一番に調べるところなんデスケド」
「展示ケースの中は?」
「同じく」
「盲点は無いと神に誓えるか?」
「見落としがあったら鼻からスパゲッティ食べてもイイケド。フールガールが」
「えぇっ!?」
「────そもそも“隠されていない”としたら?」
悪魔の頬に赤い人の手刀が掠る。肉が抉られて出血。無意識にだが超直感をほかのことに使ったせいで精度が落ちた。
「…………まさか」
「っ!? せ、先輩! 何か分かったの!? 早くするの! このままじゃデビスケが死んじゃうの!」
「ちょっと黙ってて」
アリナ・グレイは赤い人を注視する。ふわりと浮かぶ血に濡れた真っ赤なワンピース。その中には────
「……最後に無いのは“胴体”なんデスケド。これはちょっとクソゲーじゃない?」
そうボヤキつつアリナ・グレイは駆け出した。
「デビルボーイ! アリナが死んだらあとで殺すんデスケド!!」
「────! そうか、そういうことか!」
悪魔は一瞬の油断が死に繋がる即死攻撃の中、完全回避を繰り返す。
その間に割り込むようにアリナ・グレイが飛び込んだ。
刹那、悪魔を狙った手刀がアリナの脇腹を突き刺す。それは骨肉を貫いて悪魔の腹部も貫通した。
「ぐっ……!」
悪魔は最期の力を振り絞って赤い人の腕を固く握り締めて離さない。
その間にアリナは赤い人のワンピースをたくしあげた。そこで目にしたのは、九歳の少女には似つかわしくない成熟した胴体。体の線を隠すワンピースで隠れていたが、最後のカラダである胴体は、赤い人が
「このっ……! アリナに寄越すんデスケド……!」
胴体に触れると生暖かい。引っ張ると徐々に赤い人の首と腰からズレて取り外せていく。
その光景を見て吐き気を抑える御園かりんと恵萌花。
「アァアアアアアアアアアア!!」
「ガハッ!?」
「ゴブッ!! ────っ! フール、ガール……! パス……!」
「……ッ! な、なの……!」
赤い人はもう片手を突き出し、アリナの心臓と悪魔の心臓を同時に射抜いた。しかし不屈の根性を持つ二人は、赤い人の腕を抑え、胴体を取り外し、外に投げ飛ばす。地面を転がる胴体。それを拾った御園かりんは水晶に掲げる。するとふわりと浮かび、水晶のくぼみに当てはまる。
そして全ての凹凸が埋まった途端、赤い人の動きが停止した。
ウワサさんが現れる。
《ゲームしゅーりょー! 終了処理ヲ行いマース!》
『────っッ!!!?』
《生存者:恵萌花、アリナ・グレイ、御園かりん、沢田綱吉》
《ゲームクリア、おめでとうございます!》
《またのウワサライフをオタノシミー!》
かくして世界は暗転した。
†