ハートフルワンダーランドに友達と行ってきた 作:A00913
俺の意識が、テレビつけたみたいに点灯したのはその時だ。
ふんわりとした感覚はあったけど、一瞬で、すぐに敏感な拓也は自分の置かれた状況を認識した。
そこはとある遊園地だ。
多くの人々と単眼の怪物がいて、皆笑顔を振りまいていた。
だけど、その笑顔はどこか嘘っぽくて、作り物のように見える。
俺は、そんな人々の中に紛れ込んでいた。
「な、なんだよこれ・・・」
思わず呟くと、突如として単眼のイルカみたいな奴を筆頭に怪物が人々を襲っている光景が目に飛び込んでくる。
「う、うわぁぁぁぁぁ!」
剛腕と強靭な爪で胸部をえぐり、血しぶきを上げながら、内臓を掻き出して、その肉を食らっている。
悲鳴や絶叫も、その饗宴を盛り上げる演出の一つに過ぎない。
「なんだよこれ、映画の撮影か?」
頭の片隅では理解しても、理性では受け入れがたい光景。
本当にここは遊園地なのだろうか? ココロと一緒にきた遊園地なんだろうか?ここは本来、ナイトパレードが行われるはずだった場所のはずだ。
しかし、そのパレードは行なわれず、代わりに血と絶叫が紡ぎ出す夜の饗宴に様変わり。
「いやだ!こんなの嫌だ!」
拓也の悲痛な叫びも虚しく、人々は怪物によって次々と餌食となっていく。
それがただのフィクションではなく、目の前で現実として繰り広げられていることに恐怖する。目を閉じてしまいたい。しかし、拓也の目は閉じることができない。
瞼が溶接されているかのようにピクリともしないんだ。
しかしここで、あることに気づいた。
この怪物どもは理性無き獣じゃない。
人の体から何かを取り出し、どこかへと運んでいる。
「な、何してんだあいつら?」
拓也は怪物の行動を不審に思い、目を凝らして観察する。
そしてあることに気づいた。
奴らは心臓を取り出し、それをどこかへと運んでいるようだった。
そんなことが、何度も、何人も、行われている。
これは果たして夢なのか? 現実なのか?
狂いそうな光景はここで終わり、再び拓也の意識が飛ばされ、射精。
「おい!俺の顔にぶっかけてんじゃねぇ!」
「ウッス!ウッス!」
ピンタにビックリして起き上がる俺。
どうやらビルダー性処理玩具になっていく拓也は気絶していたらしい。
「なんだ・・・夢だったのかよ」
「夢じゃねぇよ」
顔に射精を受けたセンパイに声をかけられると同時に、ビルダー性処理玩具になっていく拓也はハッとする。
周りにはレオ、センパイ、マネージャー。
「あ、あれ?快感で全身が痙攣するオレ何して・・・」
「気絶していたんですよ」
マネージャーが淡々と言う。
そうだ、確か快感で全身が痙攣するオレはこの3人とココロのメンツで一緒に遊園地に来ていて・・・それでなんか地震があって・・・そこから記憶が無い。
でも、夢じゃないってどういうことだろう?
「拓也、お前今どんな状態かわかってんのか?」
レオに言われて周囲を見渡す。明かりが一切ないからよく見えないけど、そこには地獄という言葉が相応しいと思えるような惨たらしい光景が広がっていた。
数多の人々が無残にも血の海に沈み、肉片と化していた。
「な、なんだよこれ・・・?」
「お前、あの化け物の夢見ただろ?」レオの言葉に頷く。
確かにそうだ。遊園地で怪物による虐殺ショーの夢。思い出すだけでゾッとする光景だ。
「その夢は現実だったみたいです....」
マネージャーが無情にもそう告げた。
そんな、まさか・・・。血生臭い匂いが鼻を刺激する。
思わず吐き気を催してしまうほど、その匂いは強烈で、拓也の嗅覚を蹂躙した。
あの悪夢のような光景は脳裏に焼き付いて離れない。
「でも、なんで・・・?」
「しらねーよ、そんなの。ここは空気が薄くて息苦しい。とにかく立て、行くぞ」
センパイは冷静にそう言うと、拓也の腕を引っ張り立ち上がらせる。
そしてそのまま4人は血の海をゆっくり進んでいく。
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!どこに行くんですか?」
「とりあえずあたりを調べるんだ。もしかしたら何かわかるかもしれないだろ」
ここは酸素が異様に薄い。
原理はさっぱりだけどはるか上空に遊園地があるらしい。だからここは空気が薄いし息苦しい。長居はできなさそうだ。
だから、俺たちは周囲を調べ、突き止めるしか無い。
拓也はそんな決意を胸に秘め、血を跳ね飛ばしまくりながら歩んでいった。
ココロは無事だろうか。脳裏にはそんな不安がよぎっていた。
淫獣拓也達が歩を進めていくと、目の前に巨大な観覧車が現れた。
観覧車は強風で揺れており、今にも壊れそうと訴えるばかりのいびつな音を奏でている。
「あれは・・・」
その観覧車を目にし、思わず立ち止まってしまう俺。
あの観覧車は・・・ココロと一緒に乗ったものだ!「中、入ってみるか」
センパイはそう呟くと、観覧車へと近づいていく。
「ちょ、危ないですよ!」
「危ないのはどこも一緒だ」
ハァハァ喘ぐセンパイは、俺の制止も聞かずに中へと入ってゴンドラの一つに入っていく。
センパイがゴンドラ内に入ると、レオとマネージャーも後を追って観覧車の中に入り始めた。
「ウッ!?」中に入ってセンパイがひるんだ。
何を見てしまったんだろうと、マンコを種マンにされた俺も意を決して中へ入っていく。するとそこには男の子の死体が1人、座っていた。
「う、うわぁぁぁ!」思わず叫び声を上げるビルダー拓也。
ココロの死体かと一瞬思ったが、別人だった。
だけど、こうなっていてもおかしくないとこの場にいる全員は思った。
センパイは口元を手で押さえながら死体に近づく。
そして震える手で死体を探る。その子は呼吸に元から異常があったのか、酸素ボンベをつけていた。
「この子.....」酸素ボンベを持ちながら、センパイは何か悩みながら、酸素ボンベを取り外した。
「な、何を……?」マネージャーの困惑に、センパイは「これ、俺たちが活用していいと思うか?」と、酸素ボンベをレオに手渡す。
「....いいと思う。俺は、みんなはどうだ?」レオの言葉に、拓也も、マネージャーも頷き同意を示す。人のものを奪うのは気が引けるが、今は非常事態だ。
「じゃあ、マンコを種マンにされた俺が持っていく」センパイは酸素ボンベを背負うと、ゴンドラから降りて行った。この場にはもう何もないだろう。
血に汚れたカプセル状の機械を横目に俺たちは観覧車から去っていった。
オレたちは周囲を見渡す。未だに宙に浮いているであろうワンダーランドの情景は、地獄絵図であることに変わらない。
「拓也、お前酸素足りてるか?」酸素ボンベから少し酸素を貰いながら歩くレオが俺に聞く。
「ウッス」息は切れているが、まだ大丈夫だ。
「ここはなんだ?」
センパイはそう言いながら目の前の大きな建物を見据える。
少し横をみると薄い物の影が遥か上に伸びている。ここはジェットコースターの乗り場らしい。センパイは躊躇いなく入っていく。俺たちもそれに続いて中に入っていく。
「ここ、救護室がくっついてる」
センパイが周囲を見渡しながらそう呟く。確かに、救護室らしきものがある。
「じゃあここで休憩しようぜ!」レオは嬉しそうに言う。
しかし、拓也の脳裏にはあの怪物の姿が浮かんでいた。
もしかしたらこの中に……
「ウッス」とだけ返事し、俺たちはその部屋に入った。
「あ~疲れた~」レオがベッドにダイブする。
センパイはそんなレオに呆れつつも、酸素ボンベを背負うのをやめ、近くの椅子に腰掛ける。
マネージャーは少し調べると言って乗り場の方へ行ってしまった。
拓也はレオの隣のベッドに横たわった。
「ハァ……ハァ……」
酸素ボンベを外された拓也の呼吸は荒くなり、マンコもヒクヒクと物欲しそうに動く。
「おい拓也!お前何こんな時に勃起してんだよ!」
レオが笑いながら言う。
確かにビルダー性処理玩具になっていく拓也のチンポはビンビンに勃起していた。
「あ、あれ?オレなんで……」自分の意思とは裏腹に勝手に反応する体。
そんな自分に困惑しつつも、その快感をもっと味わいたいとも思ってしまう。
「拓也、お前ちょっとこっち来いよ」センパイがそう言い放つと、オレの手を引いて立ち上がらせる。
そしてそのまま外へと連れ出された。
ジェットコースターの乗り場にセンパイはオレを連れ出し、その勢いのまま唇にキスをする。
チュッと音を立てて離れる唇。
「せ、センパイ……」センパイは優しく微笑む。
「拓也、あの時の続きをしようぜ」
センパイはそう言うと、俺をジェットコースターに乗せようとするが、機体が乗り場にない。
「センパイ、これ」
「あ、あれ?コースの途中か」センパイはそう言うと、レールを伝って外へと出て、コース内を見るが、暗くて何も見えない。
「真っ暗ですね」センパイにそう言う俺。すると、突然マネージャーが背後から現れた。
「機体ならどこにもないですよ、多分……」
「え?」センパイが驚いた表情で振り返る。
「暗さに慣れてきて、ようやくコースの全体像が見えてきたんですが、機体らしき影はなかったです」マネージャーはそう言うと、懐中電灯を取り出し暗いコース内を照らした。
「なんだよそれ!いくらなんでも機体がどっか行くなんて……」
「多分ですけど、これ」
マネージャーが一枚の紙を俺たちに見せる。
そこには、『ジェットコースター用のワンダーアニマルの動力源に魔石を使用している』と書かれていた。
「なんだよこれ……」センパイが呆れながら言う。
確かにそうだ。
ワンダーアニマルの動力に魔石が使用されているなんてあまりにも非現実的な話だ。
「なんだよこれ....客向けのファンタジーな説明だろ?」
「だけど、これが事実だとしたら」マネージャーはパンフレットを出し、中を俺たちに見せた。パンフレットはポップでカラフルなデザインで、遊園地のアトラクションや施設が写真付きで載っているのに対し、紙にはジェットコースターの動かし方マニュアルが緻密に書かれていた。
「大真面目に書かれてんのかよ、これ」センパイが呟く。
このマニュアルが本物だとしたら、俺たちが乗ったあの機体はマジの生き物で、魔石を動力源に動いていたことになる。
「たしかに不思議な力が働いてる感じはする。この遊園地だって、信じがたいことに今は空に浮いてしまっているから、魔石とやらがジェットコースターの動力源だとしても不自然じゃない」センパイはそう言って、マニュアルを眺め続けた。
すると、レオが酸素ボンベを2本持って、救護室から出てきた。
「これ、2本も見つけたぜ」レオは酸素ボンベをセンパイに手渡した。
「サンキューな」センパイはそう言って酸素ボンベを受け取り、背負う。
「拓也、お前も1本持てよ!」
ビルダー拓也は言われるがまま、酸素ボンベを受け取ると、それを背負った。
「じゃあ行くか!拓也、その酸素ボンベが壊れたら承知しねーからな」センパイはそう告げるとジェットコースターの乗り場から出て行った。
「私も行きますね」マネージャーやレオもセンパイに続くように出て行った。
「あ、ちょっと!」俺は慌てて後を追いかける。
ここの謎が少しづつ、解けている気がする。
俺たちはワンダー城を目指して、暗い遊園地を進んだ。
化け物が闇に紛れて、いつ襲いかかってくるかわからない恐怖と闘いながら。
マネージャーの懐中電灯を頼りに進む俺たちだったが、ワンダー城の場所がわからず途方に暮れていた時、ガタイの第六感にビビッっと電流が走った。
「センパイ!レオ!」拓也が大声で叫ぶと、ガタイの第六感が感じた方へと乳首を指す。
何かが、何かがそこにはいる!
「拓也、お前なんか感じ取ったのか?」レオが俺に聞く。
「ウッス」とだけ答えるとセンパイは「ライト照らせ」とマネージャーに指示し、マネージャーは懐中電灯をその方向へと向けた。
「なんだ……あれ?」センパイがそう呟くと、拓也も方向を見る。
そこには、巨大な化け物がいた。蛇のような体型で、全長は10メートルほどある。
そいつは長い舌を出して、辺りを見渡していた。
「センパイ……アレって」
あれは、俺たちが昼に乗ったジェットコースターの機体だ!
「あぁ、昼乗った奴だな」センパイは冷静にそう答えた。
「拓也、お前あの化け物の臭いを嗅ぎ取ったのか?」センパイがそう聞くと、「ウッス」とだけ答えた。
そのワンダーアニマルは特に攻撃を仕掛けてくるわけでもない。ただ、その長い舌で辺りをペロペロ舐めているだけだ。
「このまま先に行くか?それともこいつと戦うか?」センパイが俺たちに問う。
どうする?戦うか、逃げるか……
「戦ってみるか」とセンパイは呟いた。
「何かわかるかもだしな」レオも同意する。確かにそうだ。もしかしたらワンダーアニマルの秘密がわかるかもしれない!
「じゃあ俺が行きますよ!」俺はそう言うと、ワンダーアニマルに向かって突進する!マネージャーが止めようとするが、俺のガタイは止まらない!そして、そのままワンダーアニマルの身体に抱きついた!
「お、おい拓也!」レオが叫ぶが、俺は構わずワンダーアニマルの体を舐め回す。
よくわからない蛇の味を直に感じたが、嫌悪感はなかった。
むしろ愛着すら湧いてきている。
だけどなんの情報も得られないし、効いているとも思えない。
「拓也、離れろ!」センパイがそう叫び、快感で全身が痙攣するオレはワンダーアニマルから離れていった。
「拓也!大丈夫か?」レオが心配そうな目で俺を見る。
なめただけで、そこそこの快感だ。もしセンパイがあの化け物に犯されたら……
「ウッス!大丈夫ッス!」俺は一気に野獣モードはそう答え、ワンダーアニマルと再び対峙する。
「拓也!お前……」レオは心配そうな顔で俺は一気に野獣モードを見る。
「おい拓也、無理すんなよ」センパイも心配そうに言う。
だけど俺は一気に野獣モードはもう覚悟はできていた。
ビルダー性処理玩具になっていく拓也のマンコから愛液が溢れ出す。
そしてそれはマンコからポタポタ垂れて地面に水たまりを作っていく。
「ハァ……ハァ……」拓也は恍惚の表情を浮かべながらワンダーアニマルに近寄る。
「拓也、お前……」センパイが不安そうに俺を見る。蛇は足元の俺に気付くと、その長い舌で全身を舐め始めた。
「ウッス!気持ちいッス!」拓也はそう叫びつつも快感に耐える。
「おい!みろよアレ!」背後のレオが、ワンダーアニマルの頭部を指差す。
「あれは……なんだ?」センパイはレオが指差す方を見て、驚きを隠せない様子。
そこには、淡く光り輝く赤い宝石が埋め込まれていた。
俺が乗った席からよく見えていた、あの宝石。センパイは拓也のマンコから溢れる愛液を蛇が舐める隙を突き、蛇の体を登っていく。
そして宝石を掴むと、それをあっさり引き抜いた。そうすると奴は大慌てで闇の奥へ戻っていった。
「な、なんだったんだ」センパイが宝石を持ってそう呟く。
その瞬間、拓也のケツマンから潮を吹き出した。
そしてそのままガクッと崩れ落ちると、身体を痙攣させながら失神した。
「拓也!大丈夫か?」レオがそう言って俺の両肩を掴むと激しく揺らす。
俺はその手を掴んで止めさせると「ウッス……」と言って立ち上がった。
この宝石が何の役にたつのか、さっぱりわからない。
だけど、この宝石があのジェットコースターの動力だというのは、なんとなくわかった。
「とりあえず……ワンダーランドの謎は深まるばかりですね……」マネージャーが宝石を見てそう呟く。
「まぁ、ワンダーアニマルの動力源はこれで間違いなさそうだな。
もしかしたら俺たちも、これを動力源として利用できるのか……」センパイが宝石をポケットにしまう。
「じゃあ、いろうぜ」そう言ってセンパイがワンダー城に向かおうとしたその時。
「キャアァァァ!」マネージャーの悲鳴が聞こえた。
声がした方を向くと、そこには化け物がいた。
全身から触手を生やしたドロドロとしたゼリー状の化け物だ。
そいつはビルダー拓也たちを見つけると、一斉に触手をこちらに伸ばしてきた! ビルダー拓也たちはすぐに散開し逃げようとしたが、触手の先にはマネージャーがつかまっていた!
「センパイ!」「わかってるよ!」2人は触手を握り、マネージャーを救出しようとするが、その前にマネージャーはあっさりと解放され、拓也たちの方へ放り投げられる。
「あれ?」真っ青な顔したマネージャーの手には、カード状の物があった。
「それ、なんだ?」センパイがマネージャーに聞く。
「えっと、よくわからないんですけど、質感的にカードキーっぽいですね」マネージャーはそう答えるとセンパイにそのカードを渡した。
カードには家のシンボルマークと、赤、黄色、青のハートがうっすらとプリントされていた。
「これは……どこかのシンボルマークっぽいな」センパイはそう呟き、そのカードを見つめる。
「とりあえず、ワンダー城に向かうか?」「いや、パンフレットをよこせ」レオの案にセンパイはそう答えると、マネージャーからパンフレットを受け取り、マップを集中して眺める。
「なるほどな……わかったぜ」センパイはそう言うと、そのカードを拓也のケツに押し込んだ!
「うぁぁぁぁ!」拓也が叫び声を上げる。
「……おい拓也……大事にとっておけよ。そいつは【ふしぎでフシギなおうち】へのカードキーみたいだ。マップのマークとキーの奴が同じだったぜ」
「ウッス!」俺はそう答えながらビシッと立った!「馬鹿、大事にするんだったらケツにしまうなよ」レオが笑いながら言うのに対し、センパイは「さぁ、行くぞ!」とだけ言って不思議なお家へと向かって行った。