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【コンテスト応募歴】
2025年:第35回フランス書院文庫官能大賞 1次選考落選
「……おじいちゃん、気持ちいい?」
こうしておじいちゃんと一緒にお風呂に入るのも、何年ぶりだろう。
……
「
大学2年生の夏休み。久しぶりに祖父母の家に泊まって居間でのんびりくつろいでいたとき、おばあちゃんは私にそう言った。
おじいちゃんはずいぶん前から認知症にかかっていて、自分の身の回りの世話をすることも難しい。
普段はホームヘルパーさんが面倒を見てくれるけど、今日は来ていなかった。
おじいちゃんを、お風呂に入れる。
服を着たまま入って身体を洗ってあげることもできるけど、たまにはおじいちゃんを湯船に浸からせてあげたい気もする。
でも、そうなると私も裸にならないといけない。
男の人とお風呂に入るといっても相手は実のおじいちゃん。私のことが分からない訳でもないし、特に問題はないだろう。
そんな風に、甘く考えていたのだけれど。
……
温かい湯船に浸かって、おじいちゃんはとても気持ちよさそうだ。
古い家にしてはとても広いヒノキの湯船に私は身を沈めていた。
ふと、自分の身体を見てみる。
自慢じゃないけれど、私は人からよく綺麗だと言われる。
まだ大学生だから将来を決めた人はいないけれど、気になる人ぐらいはいる。
その人も、私のことは嫌いじゃないようで。
「……」
自分の胸に目が行く。
Eカップある私の胸は、昔から私のコンプレックスだった。
男の子からはいやらしい目で見られるし、女の子からは嫉妬される。
でも、白い肌が豊かに膨らんでいるのは見ていて悪い気分じゃない。
そんなことを思っていたとき。
「……おじいちゃん、どうしたの?」
隣で湯船に浸かっていたおじいちゃんが、私のことを見つめていた。
よく見ると、その視線は私の大きな胸に向いていた。
……まさか、ね。
そうして再び前を向いて、目を細めたとき。
「……きゃっ!」
私の胸に、横から触れるものがあった。
見てみると、私の胸の双丘に誰かが手を伸ばして揉んでいる。
「あっ……」
いきなり頂点を
思考を整理する。
今、湯船にいるのは私ともう一人だけ。
こんなことができるのは、その人しかいなくて。
だから今、私に触れているのは。
「おじいちゃん……?」
おじいちゃんが顔に笑みを浮かべて、私の胸に手を伸ばしている。
「ちょっと、ねえ、おじいちゃん……」
苦笑いを浮かべてそう言ってみても、おじいちゃんは手を動かすことをやめない。
「ん……ああん……」
こんなことを思っている場合ではないけれど、感じてしまっている。
「おじいちゃん、だめよ、こんなこと」
少し強めに叱ってみても、おじいちゃんはにこにこと笑みを浮かべて私に触れ続けている。
(どうしよう……)
ここでおじいちゃんを振り払ってみてもいいけど、おじいちゃんを傷つけたくない。
それに、認知症になってもおじいちゃんは男の人だ。
女の人への興味は残っているだろうし、私みたいな若い女の子ともなればなおさらだ。
今少し我慢することぐらい、私にもできる。
だったら。
(胸ぐらいなら、触らせてあげても……)
そう思った瞬間、おじいちゃんはひときわ強く私の胸を揉みしだいた。
「ああっ……」
そうしてなし崩し的に、私はおじいちゃんに胸を触らせてあげることになった。
……
「んっ、はんっ、ああっ……」
それから数分後。おじいちゃんはまだ私の胸を触り続けていた。
(そろそろ、やめてもらおうかな……)
私がそう思ったとき、おじいちゃんは突然胸から手を離した。
やめてくれるのかな?
そんな期待は、はかなくも裏切られて。
おじいちゃんは私の正面に回ると、再び柔らかな双丘に手を伸ばした。
「あんっ……ああんっ……」
また、切ない声が洩れる。
(えっ、何これ……)
私の正面に回ったおじいちゃん。
当然、私からはおじいちゃんの身体の前半分が一望できる。
(おじいちゃんの、こんなに大きかったの……?)
見ると、おじいちゃんの……その、男性のものは、大きくなっていた。
それは、これまで私が見てきたどの男の人のよりも大きかった。
私が呆気に取られているうちに、おじいちゃんはまた新たな行動に出ていた。
しわくちゃの顔を、私の胸の頂点に近付けて。
そのまま赤ちゃんがするみたいに、私の胸を吸い始める。
「やっ……ああっ……」
おじいちゃんは、ただ私の乳房を吸うだけではなかった。
先端をちろちろと舌で舐めたり、乳房全体を舐めまわしたり、時には柔らかな胸に顔をうずめてみたり。
そして、おじいちゃんのものはどんどん大きさを増していく。
(だめ、これ以上は……)
こんな事態になって初めて、私は自分の愚かさに気づいた。
おじいちゃんはもう私のことを、孫として見ていない。
おじいちゃんにとって私は、自分の目の前に無防備な裸をさらけ出した……
一人の、女だ。
おじいちゃんは今、原始に
そのおじいちゃんが一人のメスを見つけたとき、することは一つ。
白い体液を、その中に出すことだ。
……
「おじいちゃん、もうやめて」
居間にいるおばあちゃんに聞こえないぐらいの大きな声で、私はそう言った。
私はこんなことをされても、まだおじいちゃんのことを気遣っていた。
それでもおじいちゃんは、私の胸を吸うことをやめない。
「あっ……ああっ……」
まだ湯船に残っている私に、おじいちゃんは次なる行動に出た。
(ちょっと、やだっ……)
おじいちゃんは最大限に膨張した自分のものを、私の太ももにこすりつけてきた。
「もう、やめてよ……」
涙目になりながら私はおじいちゃんに懇願した。
おじいちゃんは私に股間をこすりつけ続ける。
「……嫌っ!」
おじいちゃんが私の股を両手で掴もうとした瞬間、私は湯船から立ち上がった。
私の目からは涙が溢れていた。
(おじいちゃん、もう、私のことも……)
怖かったし辛かったけど、このことは秘密にしておこう。
そして、これからはおじいちゃんと距離を置こう。
そう思って私はお風呂から出ようとした。
「……!」
その私の手を、強い力で握るものがあった。
振り返ると。
おじいちゃんが、血相を変えて立っていた。
その、男の人のものは、もはや反り返っていて。
私を貫こうと、狙っているみたいだった。
(おじいちゃん……)
もう私には、抵抗することなどできなかった。
……
「んっ……」
私の腰を撫でまわしつつ、おじいちゃんは私の両手を壁につかせた。
それから背中から手を回して、再び私の胸を揉みしだく。
「ああっ……はあっ……」
本当は、そんなつもりはなかったけれど。
私の大事なところは、十分すぎるほどに濡れてしまっていた。
男の人を、受け入れられるように。
「おじいちゃん……」
上気した声で私がそう呟いた瞬間。
おじいちゃんは、反り返った自分のものを私の中に突き入れた。
「あっ……」
そのままパン、パン、と私の中をかきまわしていく。
おじいちゃんにとってこんなに激しく身体を動かすのは久々のことだろう。
それが、私を犯すことだったなんて。
私の腰に手を当てたまま、自分の腰を動かして快感を得ようとする。
おじいちゃんだけじゃなくて、私も。
「いっ……」
(気持ちいい……)
快感を得てしまっていた。
(抜いて、くれるかな……)
そんな淡い期待も、もはや叶いそうもない。
おじいちゃんはますます動きを強めていた。
私も、うすうす勘付いていた。
この動きは。
男の人が、絶頂に達する前のものだ。
「んっ、あっ、あっ、ああっ……」
おじいちゃんはものすごいスピードで私の中を突き動かす。
そうして、ひときわ強いピストンが繰り返されたところで。
おじいちゃんは、唸り声を上げると。
私の中に、体液を放った。
「あっ、ああ……」
おじいちゃんは私の中でそれを五、六回びくんびくんと収縮させると、しおれたものを私の中から引き抜いた。
体液はまだ私の中に残ったままで、外に流れてくることもない。
そしてそのまま、私の中に残り続ける。
そうなったら。
もしかすると。
そんなことを考えることもできず、私はお風呂の床にくずおれた。
おじいちゃんはそのとき、どんな顔をしていたのだろう。
……
私が気を失っていたのは数分のことで。
私が起きたとき、おじいちゃんはまた気持ちよさそうに湯船に浸かっていた。
私はそんなおじいちゃんを責める気にはなれなかった。
それからは普通にお風呂から上がって。
普通にみんなでご飯を食べて、家に泊まった。
お風呂から出るとき、また胸やお尻を触られたのはノーカウント。
(そういえば……)
私はおじいちゃんに体液を出されたけれど。
ピルは飲んでいなかったし、おじいちゃんもゴムなんて付けていなかった。
(まさか、ね……)
そのことは、しばらく考えないことにした。
……
その翌日も私はおばあちゃんの家でゆっくり休んでいた。
今は夏休み。
私はこれから一週間、おばあちゃんの家に泊まる。
その間、おじいちゃんをお風呂に入れるのは……
「絵里加ちゃん! 今からおじいちゃんをお風呂に入れてくるから、宅配さんが来たら……」
「おばあちゃん……」
「どうかしたの?」
「私、おじいちゃんと入ってくる」
(完)