※この作品はR-18です。

女神転生 Revive Of Deceased   作:ガンダムラザーニャ

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魔界

エレシュキガルの案内により砂漠を進んでいく。

 

道中悪魔たちと遭遇することもあったが、武蔵さんが守ってくれた。

 

それと、武蔵さんにもエレシュキガルのことは教えてるけど、エレシュキガルが俺の中にいるからか、俺にしか話せないようだ。

 

そして、案内された場所にたどり着くとそこは。

 

「ここは」

 

「えぇ、ここが魔界の現状よ」

 

先ほどと比べて更に荒れ果てた廃墟たち。

 

更に吹き荒れる砂嵐。

 

そして、その奥にあるのは。

 

「あれは、東京タワー」

 

「東京って、もしかして私の時代で言うところの江戸の?」

 

「…はい、そして俺が暮らしてた街でもあるんです。

 

…もしかしたらって、思ったんです。

 

あまりにも知ってる建物がありすぎて、でも認めたくなかった。

 

けど、街の目印のあれが見えて、はっきりしました」

 

そう、ここは俺が暮らしてた場所。

 

「ここは、俺のいた東京だ」

 

「えぇ、そうよ。

 

あなたの言う通り、ここはかつて、東京と呼ばれていたわ」

 

「で、でも、俺は、元の世界であのトンネルを通ったときに、崩壊に巻き込まれて、気を失ったんだ。

 

一体、東京で何が起こったんだ?」

 

動揺しながらも、俺はエレシュキガルに聞く。

 

隣で武蔵さんも、彼女の声は聞こえないものの、俺の言動から察してくれてるからか、黙って聞いてくれている。

 

「…ここではかつて、神と悪魔が争ったのだわ。

 

あそこの東京タワーの前で天使と悪魔が遭遇して、私もそこに居合わせたのだけれど…。

 

ごめんなさい、その辺りは何も覚えていないのだわ。

 

私が覚えているのはそれらのことと、そしてあなたを守らなきゃっていう使命感だけなのだわ」

 

「……いや、ありがとうエレシュキガル。

 

何が起こったかは分からないけど、それでも俺を守ってくれたんだ。

 

だから謝らないで」

 

「タケル……」

 

俺の言葉にエレシュキガルがホッとする。

 

そして改めて東京タワーを見る。

 

「私の記憶に残る最後の映像には、あの東京タワーがあるのだわ。

 

だから、私として記憶を取り戻すためにも、あそこに行きたいのだけれど、どうかしら?」

 

「うん、わかった。

 

東京タワーに行くんだな。

 

もしかしたら、東京がこんな風になった原因がわかるかもしれないし、行こうか」

 

俺はエレシュキガルの言葉に頷きながら答える。

 

そして、武蔵さんに向き直り、言う。

 

「武蔵さん」

 

「…あぁ、何となくわかってはいたけど、あの東京タワーって所に行くのよね?」

 

「はい。

 

エレシュキガルが、あそこに行きたいと」

 

「そう、わかったわ。

 

なら行きましょうか」

 

武蔵さんも俺の考えを察してはいたようで、俺の言葉に頷いてくれた。

 

「それじゃあ、行こう!

 

東京タワーに!」

 

俺たちは魔界と化した東京で、東京タワーへと向かう。

 

何があったのか、それは全部わからないけど、それでもエレシュキガルの言葉が本当なら、あそこに何かがあると思い、俺は向かうのだった。

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