※この作品はR-18です。

女神転生 Revive Of Deceased   作:ガンダムラザーニャ

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ヒースノーランドさんからのリクエストで、ソードアート・オンラインのユウキの話を書かせていただきました。


悪魔の巣と黒曜石の細剣

「…っ、タケル!あれを見るのだわ!」

 

東京タワーに向かう途中、エレシュキガルに言われて俺たちはそれを見た。

 

何と、その地面から光を発していたのだ。

 

「こ、これは」

 

「龍穴、神々や悪魔、天使にとって必要なエネルギーが放出されてるのだわ。

 

そしてこのエネルギーは私たちの体力を回復してくれるのだわ」

 

「へぇ~」

 

「でも、龍穴はそれだけじゃないのだわ。

 

どこか別の場所に繋がってる可能性もあるし、実際に触ってみないと、わからないこともあるのだわ」

 

「そうなのか?」

 

「そうなのだわ。だから、試してみるのだわ」

 

「…わかった、試してみるよ。

 

武蔵さん、俺今からこの光に触ってみるから、何かあったらお願い」

 

「この光を触るの?

 

ん〜、わかったわ、何かあれば私が対処するわ!」

 

「ありがとうございます」

 

俺は右手を光に突っ込む。

 

すると、それは強く光った。

 

「うわっ」

 

「きゃっ」

 

あまりの眩しさに思わず目を瞑り、そしてゆっくりと目を開ける。

 

するとそこは、金銀財宝で囲まれた場所だった。

 

「なんだここは?」

 

「お宝がいっぱいねぇ…」

 

「恐らく、悪魔がどこからか集めてきた財宝を、ここに保管してるのだわ」

 

そう思って周りを、急に地面が揺れて、財宝の山から巨大なカエルみたいな悪魔が姿を現した。

 

「くっ、ここのヌシか!

 

下がってタケルくん!」

 

「…っ!」

 

俺は武蔵さんに言われて、後ろに下がる。

 

武蔵さんは刀2本で立ち向かう。

 

カエルの悪魔はその巨大さで武蔵さんを圧倒する。

 

しかし、武蔵さんはその巨体をものともせず、刀で斬りつけ、そして突きを繰り出した。

 

だが悪魔はダメージを受けていても、その巨体さ故に急所に届いていない。

 

しかもその巨体で跳ぶので、武蔵さんはその巨体に潰されないように、跳んだ瞬間に左右どちらかに動きながら戦うので精一杯だった。

 

それに落ちてきた時の震動で地面が揺れる。

 

俺は武蔵さんの戦いを見て、何か出来ることはないか考えようとしていた。

 

「くっ!」

 

跳び跳ねた震動で俺は思わずその場に伏せると、財宝の山から何かがカランと俺の手元に落ちてきた。

 

よく見れば黒い細剣だ。

 

何やら不思議な力を感じる。

 

「…っ、タケル!

 

その剣に印を結ぶのだわ!」

 

「わかった!」

 

俺は印を結ぶ、するとその細剣は光り輝き、そしてその姿を変えていく。

 

「こ、これは……」

 

光が消え去り現れたのは少女だ。

 

腰まである長い紺の髪にカチューシャをつけて、紫を基調とした服を身に纏った少女だ。

 

「あれ、ボク、生きてる…?」

 

「君は?」

 

「あ、自己紹介しなきゃだね! ボクはユウキ!

 

って、これ、どういう状況、なのかな?」

 

「その、詳しいことはあとで説明するけど、俺たちを助けてほしいんだ!

 

あのカエルみたいなデカい悪魔に襲われてて!」

 

「…っ、よくわからないけどわかった!

 

任せて!」

 

少女、ユウキは細剣を手に、カエルの悪魔に立ち向かう。

 

「ハァッ!」

 

「…っ、この子は!」

 

横を走り抜ける彼女を見て一瞬呆ける武蔵さん。

 

ユウキはそのままカエルの悪魔の懐に入り、その細剣を構え。

 

「マザーズ…ロザリオッ!!」

 

素早い連続の突きが、彼女から放たれる。

 

巨体に十字になるように風穴が一瞬で開き、更にもう一突きと構える。

 

「いっけぇぇぇぇぇ!!!」

 

その華奢な体から放たれた、渾身の一突きが、カエルの悪魔の急所を貫き、その巨体はまるで糸が切れた人形のように、倒れた。

 

「す、すごい……!」

 

「これがユウキの……力……!」

 

俺が関心していると、ユウキは急に倒れそうになる。

 

俺は慌てて受け止める。

 

「大丈夫?」

 

「あ、れ…?

 

急に動かなくなってきちゃった…。

 

ねぇ、ボク、どうなるの……?」

 

「だ、大丈夫さ!

 

俺が治してあげるから、そうすれば……」

 

「ダメ、なの……。

 

もう、ボク、駄目なんだよ……。

 

ボク、元々病気だから、さ」

 

「いや、これはその…」

 

ユウキ的には、生前何らかの病気で死んだらしい。

 

その病気が、今自分が生き返ったことでで再発したと、そう勘違いしてるようだ。

 

「…君の病気、俺なら治せるよ。

 

何なら今すぐに治しても良い。

 

でも、そのやり方がとても恥ずかしいというか、女の子の君にとっては深い傷を心に残すやり方なんだ……。

 

それでも、本当に治したいのなら、そのことを同意してくれれば、俺がその病気を治せるよ」

 

「……ほんとう? あなたはボクの病気を治してくれるの……?」

 

「あぁ」

 

ユウキは目を見開く。

 

そして俺の手をゆっくりと掴み、涙を流しながら口を開く。

 

「お願い……!ボクを助けて……!」

 

そんな涙を見て、俺は頷くことしか出来なかった。

 

「……わかった」

 

「タケルくん、その子のこと助けるなら、私他にも悪魔がいないか見てこようかしら?」

 

「ありがとう武蔵さん」

 

武蔵さんはそれだけ言うと、その場から離れた。

 

ユウキと2人っきりになった俺は、ユウキに覆い被さり、そのまま唇と唇を重ねた。

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