※この作品はR-18です。

妹によるお姉ちゃん開発日記   作:ひざぎ

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蜜柑の裏話的な内容となっております。微エロくらい、かな?


第二十五話

 

 誰に言い訳したものかはわからないものの、とりあえず言わせてほしいこととしては、こんなはずじゃなかった、という気持ちである。

 

「……まさかこうなるとは」

 

 少し悪戯をする、という気持ちくらいしか私にはなかった。あわよくば、今後私がやりたいプレイをお姉ちゃんに同意させるための儀式、というか、前提というか。さらに言えば、勝負を行う立場に立つことで、お姉ちゃんからも私を責めてもらいたいな、とか、そういう期待が私の中にはあったのだ。

 

 

 

 ……でも、お姉ちゃんは予想以上に早くイってしまった。いわば、早漏という類の人だったのだ。

 

 

 

 ──以前の絶頂管理をしたラブホテルの日々から、私は確かに毎日お姉ちゃんの身体に触れていた。それも私に依存させることを目的として、いつでもイくことのできるような、そんな風に調整していったけれど、それでもこんな公衆の面前、というか場所で噴き散らかすことになるとは想像もしていない。

 

 私としてはカラオケという場所で、歌っている中で恥じらいながら喘ぎ声を出す姿を見たいだけ(もちろん負かせる気はバリバリにあったが)だったのだが、まさか恥じらう場面も少なく、安易に快楽に身を任せてしまうとは流石に思いもしなかった。

 

 ……いや、わかってる。私が悪いことはよくわかっている。ここまでお姉ちゃんの身体を弄び、その上で私の指だけに依存させ、更には完ぺきに絶頂を迎えさせることを把握できるほどに、彼女の身体を知ってしまった私が悪い。

 

 

 

『や、やぁ……』

 

『やぁ、じゃないよ……? もっと私の指に集中してみて? 目を閉じて、今どこを探られてるのか、直に感じて?』

 

『う、うん……』

 

 

 

 毎日、お姉ちゃんの中に指を入れていた。その体温が、体液が私の指をふやかしてしまうくらいには、ふやけて皺が日常的に残るくらいには、本当にずっと指を入れていた。

 

 中が跳ねるタイミング、ああ、そろそろイってくれるなぁ、とか、膣肉が蠢くときに、あっ、今はこっちの方が気持ちいんだ、と意識的、もしくは無意識的に理解をしてしまうくらいには、ずうっとお姉ちゃんの中に浸っていたのだ。なんなら舌で舐めとったり、それこそ舌をお姉ちゃんの中で浸していたり、お姉ちゃんの感度をよくするために毎日開発を施していた。

 

 だからこそ、そろそろ次の段階に行こうと思っていたわけなのだけれど。

 

 

 

 

 お姉ちゃんとえっちをするのは楽しいし、嬉しい。心が底から繋ぎ合っていることを理解しながら、互いの身体を貪るようにするのは楽しい。けれど、不満というものも溜まってくる。

 

 よく、受け、とか、攻め、とかがあることは知っている。きっとそのジャンルで言うのであれば、お姉ちゃんは受けであり、私は攻めなのだろう。もちろん、私はそれについて納得をしているし、実際にお姉ちゃんの身体をイカせるのはとても楽しいので、満足する部分は満足している。

 

 

 

 でも、それはそれ、これはこれ。

 

 

 

 私だってお姉ちゃんと同じ女の子であり、好きな人に触られたい、舐められたい、という気持ちがある。

 

 自分の指で自慰をするのも悪くはないけれど、せっかくお姉ちゃんと結ばれたという奇跡が起きているのに、一向にお姉ちゃんは攻めを受けるばっかりで、私に対して攻めよう、という気概は全く感じない。

 

 私の指に依存していることはわかってる。たまに焦らしてあげると、指を舐めてねだるようにしてくることがある。そんな姿も可愛い、可愛いけどさぁ……。

 

 

 

 私だって、お姉ちゃんで気持ちよくなりたいっ!

 

 

 

 いつも私はお姉ちゃんの痴態を見て、それをオカズに慰める日々。お姉ちゃんが気を失うように真っ白としている間に指を借りることはあるけれど、的確に私の弱点を攻めてくれる、ということもないわけで、なんとも難しいもどかしさが私の心をくすぐってくる。

 

 私だって、人によってイカされたい。自分のペースではなく、調整できないタイミングで、無理矢理にイカされてみたい。

 

 最初期こそはそのプレイも行っていたけれど、今のお姉ちゃんはまったく私に対してそういうことを行おうとしない。いつも私の指を求めて、えっちな声を私に向けてくるだけだ。

 

 もちろんそんな姿も好き、好きだ。でも、そんなの不公平でしかないじゃん。

 

 だから、カラオケというものを企画して、私が攻められる状況を作りたかったわけだけれど。

 

 

 

 

「あはっ、はぁっ」

 

 結果としてたどり着いたのは、頭を真っ白にしている柚子の姿である。後始末についてはとりあえず済ませておいた。床に垂れてしまった愛液や尿については、本当はよくないけれどトイレから持ってきたペーパーで何とかした。何度往復したかはわからない。それでもにおいが取れないから、消臭剤も持ってきて、少しだけ液体を床に撒く、などもやってみた。多少誤魔化せるような感じはするけれど、後に他人が部屋に入ってきたら、もしかしたらバレる可能性は拭えない。

 

 お姉ちゃんはイったあと、びくびく、と股を広げながら体を弾ませていたけれど、それも窓から覗かれたらよくない、というか私だけのお姉ちゃんの痴態を他人に見られたくないから、今はきちんと座っている姿勢に戻している。それでも、目は宙を向いていて、いつまでも快楽の波に溺れているのだけれど。

 

 ……そんなに気持ちいいのだろうか。私の指。

 

 最初こそは性的なことに関心を持たず、女同士であったり、姉妹であることを忌避するようにしていた柚子が、今となっては私の指先一つでこんなに乱れてしまっている。依存するくらいには、きっと私の指は気持ちのよいものであり、数分経っても余韻が抜けきらないくらいには、私の指はすごいものなのだろう。

 

 でも、それは私の好きな部分には届かない。

 

 どれだけ指の入れ方を考えてみても、自分の指先が本当に欲しいところへと届いてくれることはない。というか、届いても指の関節が痛くなるし、そうでなくとも無理した体勢では苦しいままで満足のいく快楽はやってこない。

 

 お姉ちゃんが今乱れているように、私だってお姉ちゃんの指でイきたい。無理にイかされて、無様に噴き散らかすことになる結末を辿ってみたい。

 

 ……まあ、ここまで真っ白になることはしたくないけど。理性を持ったうえで、相応にえっちなことを楽しみたいだけ。

 

「……んー、でもなぁ」

 

 とりあえず、お姉ちゃんのカラオケについては終わってしまっている。点数については採点不可、という具合で、私の勝負については勝利が確定してしまっているこの状況。

 

 攻められたい、という気持ちはあれど、それを表に出すようなことはしたくない。だって、無理に攻めさせて、お姉ちゃんが嫌な気持ちになってしまったら、それは私にとって苦しいものだから。

 

「……まだ、戻ってきてないよね?」

 

 隣にいるお姉ちゃんは、いつまでも虚空を見つめては帰ってこない。一応、目先で指を振ってみるけれど、いつまでも呆然としているようで、視線で私の指を追いかけるようなことはしない。

 

「……それなら、今のうちに」

 

 とりあえず、今のうちに同じ曲を歌って、少し低めの点数を出してやろう。どうせこの調子なら記憶にも残っていないだろうし、まあ、上手くごまかせるだろう。

 

 

 

 これも、私を攻めてもらうため。

 

 

 

 私はそう思いながらマイクを握って、小声で歌うことにしたのであった。




というわけで、次回は受け攻めが逆転?!
めちゃくちゃえっちに書くつもりなのでよろしくお願いいたします!
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