◇
指が入った。指が入ってくれた。待ち望んでいた大好きなお姉ちゃんの指が、私の膣の中にあった。
ひどく愛おしい気持ちになって、その気持ちを噛み締めるたびに膣の中も狭くなるような感覚。たった一本の指でしかないはずなのに、それでもその指が大きく感じられるほどに、それは私にとって大切な存在で、私をイカせるに足る存在だった。
「────」
あ、だめだこれ。まだ入れてもらってしかいないのに、それだけで頭が真っ白になる。私、別に早漏とかじゃないのに。おねえちゃんのほうが早漏なのに、それでも私、もうイキそうになってる。
「中、すっごく震えてるよ? ……入れてるだけなのに、もうイキそうなんだ?」
挑発するような声音。挑発してくるものだから、それに気丈なふりをして返してあげたい気持ちはあるけれど、ようやく入ってきてくれた指に私は何も返すことはできない。ただ、イくことだけは堪えることに集中して、せめてお姉ちゃんの指が動いてからイけるようにだけ意識をする──。
……けど。
「──あっ、足に力入ってる。イキそうなのにイキたくないのかなー?」
えへへ、とお姉ちゃんは言葉をこぼしながら、そうして私の身体に触れる。
指先はそのまま私の中にある。私の中にあって、そのまま大陰唇をなぞるような動き。……いや、広げたり、狭めたり、そんなあそこで遊ぶような動き。
それとともに太ももがなぞられる。くすぐったい、くすぐったい感覚がする。
さわさわ、と羽で触れるような触り方をしていて、それを性器の近くで執拗に、焦らすように繰り返されていく。
くすぐったい、でも気持ちいい。気持ちいいけど、くすぐったい。そんな言葉にしたいけれどしたくない衝動。
────やだ、これでイきたくない。
さっきお漏らしした時みたいに、だんだんと下腹部に溜まっているものが流れようと緩む感覚がある。それを足に力を入れて堪えようとするけれど、足に力を入れれば、まだ中で動いていない指の形をはっきりと実感して、その度に頭がぼうっとする。
やだ、これでイきたくない。これでイったら戻れなくなる。イくたびにおもらしをするように開発されてしまう。
私はなんとかそれでも堪える。もう十数秒も堪えるのはきつい。でも、そうして流れに身を任せてしまえば変なイキ癖がついてしまうことはわかりきっているから、なんとか私は抗う、抗い続ける。
「せっかくみかんちゃんが大好きな私の指入ってるのに、イきたくないの? ……少し寂しいなぁ」
「い、イきたいけど、やだ、やなの、これでイくのだけはやだ──」
そんな抵抗の声。限りなくゼロに近づいている理性をなんとか奮い立たせて、それでもイかないように力を込める、が。
「──だめ、イけ」
「──ひゅっ」
──中にある指が、折り曲がった。
的確に私の気持ちがいいポイントを探るように、いやわかりきっている部分を引っ掻くように、強く強く指先が押し当てられていく。
タイミングを見計らっていたのか、私が足に力を入れていたタイミング。そんな膣が狭くなっている状況で、私の力をほぐすように──。
──イくっ……。
──イくたびに、そのリズムに合わせて指が膣壁を押してくる。壁を押して、そのリズムを惜しむように、的確に私をイった先へと連れて行ってくれる。
でも、だめ。これでもっとイッちゃだめ。おしっこ、出したくない。
「だめ、これ、だめ、ほんとにだめなのっ。やだ、もれりゅ、もれりゅかりゃぁ……」
私は何とか抵抗の意思を声で伝えようとする。
もうすぐそばまで尿意が来ている。くすぐったさ、絶頂によって緩んでしまった尿道が、そのまま漏らしてしまえ、と囁いている。
潮吹きでもない感覚。くすぐったさが間にあるせいで、どうしたってこれからイくときには変なイキ癖がついてしまうことがわかってしまう。だから、いやだ。こんな変なイき方をしたくない。
けれど──。
「──だめじゃないよ? だめなのは、素直じゃないみかんちゃんの方だよぉ」
──そうして尿道に沿うように、くい、くい、と指が縦になぞられていく。
先ほどと異なって、的確に気持ちの良いポイントを押すのではなく、私におしっこをさせる目的で、無理くりにそれを排出させようとしてくる。
「わ、わたしだめじゃない、だめじゃないもんっ」
「だめだよー? だってせっかくみかんちゃんのお願い叶えようとしているのに、それでも我慢してるんだもん。みかんちゃんは悪い子、悪い子なんだよ?」
くい、くい、くい。
そんな尿道を緩ませるような押し込む動き。それに手伝って、だんだんとさらに優しくなる太ももを撫ぜる動き。
やだ、まだイってるのに、それでもさらにイカせようしてる指の動き。くすぐったさ、おしっこが近くなってる感覚。やだ、やだ──。
「──ぜんぶみかんちゃんのせい、なんだよ?」
「にゃ、にゃにがっ……」
ろれつが回らない。頭が働かない。どうにか最後の一線までは超えないように、おしっこだけはもらさないように気を付けているから、舌に余力がない。
私がろれつの回らない声で返すと、ふふ、とお姉ちゃんは笑った。
「だって、私、これでこんなにお姉ちゃんになれること、知らなかったもん」
「────」
「みかんちゃんが教えてくれたの。みかんちゃんが私に、みかんちゃんの身体を触るよろこびを教えてくれたの。だから、もっとお姉ちゃんになるね?」
──くい、くい、くいっ。
さわ、さわ、さわ──。
ああ、そうか。私がお姉ちゃんの心を開発した結果が、これなんだ。
「ほら、イって? イって? 気持ちよくなっちゃお? 素直におしっこ漏らしちゃおうよ。気持ちいいよ。もっと、もっと気持ちよくなれるから。ほら、イって、イって?」
ぐいぃ、ぐいぃ。縦に尿道をなぞられて、そのまま膨らんでいく尿穴のすぐ近く。
太もも、足、足の裏、いろいろなところに手が伸びていって、絶対に私を逃さないように、私にお漏らしをさせることを最優先に、くすぐられながら──。
「──やらぁ、やらぁぁっ!」
「──イきなさい」
「──……あぎゅっ」
──ぷしゅ、じょろ、じょろろろろろ。
一瞬、爆ぜるような潮が体から放たれた後、こらえきれずに出てしまうおしっこが、こらえていても少しずつ漏れていくぬくもりを下腹部に感じた。
「──やぁ、やぁぁっ……」
「……大丈夫、大丈夫だよ」
お姉ちゃんが私をくすぐる手は止まって、それから足にあった手はへその下あたりにやってくる。
──その手を、その手のひらを、そのまま膀胱を押し出すように、ぎゅう、ぎゅううう、と押し込んでいく。
「出しちゃえ、出しちゃいなさい。もっと、ぜんぶ。ぜんぶ出しちゃえ」
「────」
おしっこが体から抜けていく度、そのぬくもりを感じるたび、こらえようとする力が入るたび、より入っている指先を力強く締め付けては、それが快楽としてこだまする。
──じょろろろろろ。
いつまでもいつまでも私のおしっこが止まることはなく、ただただ不快なにおいと温かさが身体に反射する。とまれ、とまれと祈っても、おなかを押されるたびにそれは促されて──。
「──ごきゅ、ごきゅっ」
「あ────」
──飲まれてる、飲まれてる。お姉ちゃんに、わたしのおしっこ、のまれてる。
舌先を膣口にあてて、垂れていくおしっこを口に運ばれている。喉で味わっている音が聞こえてくる。私なんかのおしっこをお姉ちゃんが飲んでる。私の汚いおしっこを、お姉ちゃんが飲んでくれてる。
──じゃあ、いいか。いいのかな、いいんだよね。もう、強がらなくてもいいよね。
「ん────」
「──ごきゅ、ごきゅっ」
恥ずかしい、恥ずかしいけれど、それでもうれしい。うれしいし、もうしわけない。お姉ちゃんの部屋でおもらしをして、それでおしっこをのまれてる。
舌先が膣穴をほぐすようにしてる。指先はいつまでもくい、くい、と尿道をおしてくれている。片手は膀胱をおしだしてくれる。ぜんぶ、ぜんぶ出せ、って。お姉ちゃんがぜんぶやってくれてる。
──しあわせ。
いろいろな感情が混ざり合った末、それでも感じた感情は、これ以上ないよろこびだった。
お待たせしました。完全に【成った】な……(確信)
ちなみにまだまだプレイは続きます。来週もでろでろぬたぬたくたくたが続きます。
お姉ちゃんの愛はそれほどまでに深いんじゃ……。