※この作品はR-18です。

妹によるお姉ちゃん開発日記   作:ひざぎ

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第四十一話

◇

 

 ふふ、と無邪気な笑い声が聞こえてくるたびに、お尻に入れられている指が奥へ奥へと入り込んでくる。そのどうしようもない異物を受け入れている感覚は決して気持ちがいいものではなく、どうしても違和感としか思えないものとして私の身体に反芻する。

 

「ぐぅ、うっ」

 

 だ、ダメだよ、流石に……。

 

 もともとそういった性的な嗜好についてはあらかじめ準備をしておくものであって、そして開発をするものであって、ぶっつけ本番でその場所で気持ちよくなる、なんてことはできるはずがない。

 

 お尻の中に入れられている指、そして少しだけ太く感じる親指が膣の中に入ってくる感覚。確かに言葉通りに間の肉を挟み込むようにしていることはわかるけれど、お尻の穴については開発を一切していないから、どうしたってそれが快楽に変わることなんて。

 

 ──にゅり、にゅり。ぎゅう、ぎゅう。

 

「んふっ……」

 

 変な声が出そうになる。それを堪えて口を閉じる。文句を呟きたい気持ちになる。確かにアソコを触られることには気持ちよさがあるけれど、でもそれ以上の異物感があるそれに、私が気持ちよく感じるはずがない。

 

 流石に、そこまで変態ではないのだ、私は。

 

 今までいろいろと自分の身体で遊んだことはある。それはクリトリスであったり、膣奥であったり。もしくは乳首であったり。常識の範囲内というか、性的な快楽を覚えやすい場所を重点的に触ってきてはいた。

 

 でも、流石にアナルは違う。開発していない。……いや、もともとお姉ちゃんでお尻の開発に勤しんで、それからどんな具合なのかなぁ、とか、そういう毒見的な感覚で考えていたことはあったけれど、それを実際にやったことなんてありはしない。

 

 だから、戸惑う。戸惑うというか、真っすぐに感じることができない。どうしたってそこは快楽を覚える場所ではないのだから。

 

 ……でも。

 

 

 

「──あはっ! ちょっとだけ締め付けが強くなったね? ここが気持ちいいんだ?」

 

 

 

 ……あそこに入れられている指で、そのまま反応してしまう。

 

「ち、違うもん! あ、あそこ! あそこで反応してるだけだから!!」

 

 お姉ちゃんの言葉に言い訳みたいな反応を返してみる。実際、言葉の通りで、秘部の入り口のそば、それをなぞられる感覚が気持ちいいだけ。それ以上も以下もない。絶対にお尻なんかでは感じな──。

 

 

 

 ──にゅり、にゅり。にゅぐり、にゅぐり。

 

 

 

「──あっ」

 

 

 

 ──また、また頭が真っ白になる。

 

 私は、私はお尻なんかで感じてない。絶対、絶対にこれは間違いようがない。おまんこ、おまんこが気持ちいいだけでそれだけでしかない。だから、この頭が真っ白になる感覚は嘘じゃない。

 

 ──でも、同時にお尻をいじられることで、それを錯覚してしまう。

 

 お尻はいやだ。別に気持ちよくなんてない。気持ちよくなんてないから、おまんこだけに集中してほしい。だから、さっさとお尻から指を離してほしい。これは言い訳じゃない。本当に気持ちよくないのだから──。

 

 

 

 ──なのに、もどかしい気持ちよさが背中に迫ってくるのは何故なのだろう。

 

 

 

「みかんちゃんのあそこ、すっごいよだれ垂らしてて可愛いよ」

 

「んっ、んんっ、ち、違うもん……」

 

「違う? 何が違うのー?」

 

「お、お尻なんかで感じるわけないもん」

 

 

 

 唯一残っている理性から、私はお姉ちゃんに反発するように声を返す。

 

 あくまで私は性器に入っている指に反応しているだけ。それだけでしかない。それを、お尻で感じているみたいに言われるのは癪だったから──。

 

 

 

「──でも私、あそこの指は動かしてないよ?」

 

「──えっ」

 

 

 

 ──にゅり、にゅり。……にゅぐり、にゅぐり。

 

 

 

「今ね、親指をおまんこに入れて、中指をお尻の中に入れてるんだけど、なかなか親指が動かせなくて」

 

「──そ、そんなわけ」

 

「だから、中指さんだけ動かしてるの。ま、それが親指さんに届いているのかもね?」

 

「────」

 

「でもそっかぁ。やっぱり蜜柑ちゃんは、お尻でも感じちゃう変態さんなんだね」

 

「──ち、違うっ! お尻なんかで感じてないっ、感じてないよぉ!」

 

 

 

 そ、そんなわけがない。確かに親指も動いてた! 親指も動いて、一緒にお肉をくにくにするみたいに動かしてるはずだもん。嘘、絶対にうそ!

 

 足をじたばたとして抵抗をしてみる。そんなものが抵抗になるわけないことはわかっているんだけれど、本来感じるはずのない部分で感じる女だと思われたくないから、それを動くことで誇示しようとする。

 

 

 

「じゃあ、答え合わせね」

 

 

 

 ──でも、そんなお姉ちゃんの言葉とともに、確かに答え合わせがされる

 

 

 

 ──ぺた、ぺた。ぎゅり、ぎゅりぃ。

 

 

 

「────」

 

 

 

 ──確かに、お姉ちゃんの指で挟まれている感覚。

 

 ──一気に、頭が真っ白に染まっていく、そんな快楽。

 

 

 

「ね? 私嘘ついてないよ? だから、みかんちゃんの身体がえっちなだけなんだよ」

 

「ちぎゃう! それだけはちがう、ちがうもん……!」

 

「……ふーん」

 

 

 

 そういうこと言うんだぁ、とお姉ちゃんは言葉を付け足して──。

 

 

 

 ──ぬぽっ。

 

 

 

 おまんこから、指を抜いた。

 

 




あと四、五話くらいで終わる予定です! お楽しみに!
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