※この作品はR-18です。

妹によるお姉ちゃん開発日記   作:ひざぎ

51 / 51
内容的にはR15くらい。そして、ちょっと痛そうな描写もあるのでご注意。
それくらいに怒っている柚子ちゃんをお楽しみください。


第五十一話

□

 

 乱暴である自覚はあった。握っている力が強いこともよくわかっていた。

 

 それでも、色々と治まらないものがあった。

 

「い、痛い」

 

 そう小声で呟く蜜柑、それを知らないふりして無理やり連れ込んでいく。

 

 一度来たことある場所だ。だから、入り方もよく知っている。強烈に刻まれた記憶から、適当に一室を選んで、エレベーターへと引っ張る。

 

「……うるさい」

 

 辛うじて出た言葉はそんながさつで、ひどい言葉だった。

 

 

 

『──ゆずちゃんは、本当にひどい子なんだね』

 

 

 

「……っ、うるさい、うるさいっ!」

 

 ぎゅっと握りしめている力が更に強くなる。

 

 階数を選ぶ際に見えた蜜柑の表情は、どこか困惑しているような、それとも怯えているのだろうか、苦笑が交じっているような顔。

 

 そんな彼女の顔の、あごへと手を触れる。

 

 蜜柑の顔が、本当によく見える。

 

「お、おね……、ゆ、柚子……」

 

「……」

 

 すべてを上書きしてやりたい気持ちで、その唇へと近づいていこうとする。

 

 するけれど、タイミングが悪かった。エレベーターは目的の階に辿り着いて、その鈴を鳴らしていく。

 

 ちっ、と舌打ちをして、それからまた手を繋ぐ。繋ぐというか、掴むというか。別にどっちでもいい。

 

 点滅していない部屋へと入って、そこからこれまた乱暴にドアを閉めていく。わっ、と声を出す蜜柑の様子を気にしないようにして、そのままドアに彼女を押し付けた。

 

「く、苦し──」

 

「──っ」

 

「────」

 

「────」

 

 押し付けて、そのまま蜜柑の唇を奪っていく。

 

 すごく力が入っていることは自分でもよくわかっている。こんなことをしたいわけじゃない、と理性が抑えようとしているけれど、今は感情しか働かない。

 

 押し付けざま、勢いよく彼女の口の中へと舌を這わせる。んっ、と唇を固くしている蜜柑のそれをほぐすように、私は胸へと手を伸ばして、それを撫ぜるようにする。

 

「──んっ」

 

 ──ほら、開いた。口が開いた。

 

 単純すぎる。少し弱い部分を触っただけで、こんなに簡単に口を開けるんだ。へぇ。

 

 開いた口に舌を入れて、彼女の上あごを撫でていく。ここがくすぐったいんでしょ、それが気持ちいいんでしょ。この前もそうだったもんね、知ってるよ私。

 

 私がされたこと、蜜柑がしたこと、それをひとつひとつ思い出しながら、丁寧にそれを再現する。そこには誰かが入る余地もないことを考えながら、誰かもよくわからない邪魔者のことを考えながら──。

 

 ──私の方が、蜜柑のことをよく知っている。

 

 ふざけるな。誰かは知らないけれど、私の方が蜜柑のことをよく知っているの。得意げにメッセージなんか送ってきてどういうつもりなのかは知らないけれど、蜜柑は私のものだ、私のものなんです。

 

「──んはっ」

 

「──ふっ」

 

 ほら、見てみてよ。私が口づけするだけで、蜜柑はこんなに蕩けた表情をするんだよ? それが誰かさんにできるって言うの?

 

「お、お姉ちゃん、さ、流石にドアの近くは──、ぁ──」

 

「──うるさい、ん──」

 

 うるさいことを言う口は私がふさいであげる。ふさいであげるだけじゃかわいそうだから、舌でくすぐってご褒美をあげてやる。

 

 だって、蜜柑が悪いんだよ。蜜柑も悪いし、その誰かさんも悪い。

 

 散々私の気持ちをおかしくさせて、その責任は誰がとるって言うの。自分で押さえつければいいの?

 

 そんなの、耐えられないよ。

 

「────」

 

「────っ」

 

 そうして、そのまま舌を彼女の中に存在させ続けようとすると、蜜柑が拒絶するみたいに私の肩を押そうとしてくる。

 

 けれど、知らない。知るわけがない。

 

「────ほ、ほへぇひゃ」

 

「────うるはいっ」

 

 拒絶しようとする蜜柑は、なんて悪い子なんだろう。

 

 悪い子にはおしおきをしなきゃいけない。

 

 痛いだろう、痛いかもしれないけれど。

 

「──うっ」

 

 蜜柑の、上唇を噛んだ。

 

 最初は甘噛みのつもりだった。

 

 でも、抑えられなかったのだから仕方ない。強く噛んでやる。

 

「いひゃ、いひゃいっ、いひゃいよっ!」

 

 知らないってば。

 

 蜜柑も、前はそうしたじゃん。私が声をあげても気に留めないでさ。

 

 だから、そのお返しだと思ってほしい。痛いと思っても我慢してほしい。だって、今は私の方が苦しいんだから。

 

 だって、頭の中に嫌な想像ばかりが頭をよぎる。

 

 ──こうしてキスをされたのだろうか。こうして胸を触られたのだろうか。糸を引いていたあの手は、そのまま彼女のあそこを犯したのだろうか。そのまま蜜柑も気持ちよくなってしまったのだろうか。

 

 そんな下劣な想像。……私以外の誰かに、気持ちよくなってしまった蜜柑の姿。

 

 それを想像するだけで、後ろ暗いものが心にこびり続けていく。

 

 だから、仕方がない。蜜柑をこうしていたぶるようにするのも、仕方がない。

 

「──ぶはっ」

 

「──は、はぁっ、はぁっ、な、なにするの──、ひゃっ!」

 

 ドアに押さえつけているだけじゃ、蜜柑の身体を犯せない。

 

 だから、仕方がない、彼女の手を引いて、そのまま奥のベッドへと転がしていく。

 

 抵抗はない。さっきまでは拒絶したそうに肩へと手を置いてきたのに、今は私のしたいことをすべて理解しているように、蜜柑は私の手のままだ。

 

「──私、諦めようと思ってたんだよ」

 

「……え?」

 

 困惑する蜜柑をよそに、私は言葉を続ける。

 

「今日会う人が、男の人だったら諦めようと思ってたの」

 

「は、はぁ? な、なにが──」

 

「──でも、今日は女の人と会ったんだよね?」

 

 その言葉に、蜜柑は押し黙る。

 

「かなこさん、だっけ? 出かける前、そう言ってたよね。かなこ、なんて男の人は想像できないから、きっと今日あったのは女の人だよね」

 

「……そ、それが?」

 

「……許せないの」

 

 今日会った人が男だったら、色々と言い訳が出来た。自分に対する言い訳が出来た。

 

 これまでの関係性の正しさについて、その禁忌について。女の子同士はもういい。けれど、家族として、姉妹でやっていく関係性としてはおかしいから。

 

 だから、男の人だったら納得できた。どれだけ嫌な気持ちになったとしても、それでも納得できた。やっぱり、私とのことはただの性的な関心で、一時のものだったのだと。ちゃんと蜜柑は男の人を好きになれる人で、それなら仕方がない、と。

 

 そう諦めることができたはずだった。どれだけ嫌な気持ちがあっても、男の人なら仕方がないか、ってそう思えた。それが普通だと思ったし、蜜柑の姉ならそう思うべきだったから。

 

 でも、それを蜜柑が壊した。

 

 今日一日で、すべて壊した。

 

 は、はい? と困惑し続けている蜜柑をよそに、私はその服を脱がしていく。妙に腰を浮かせて脱がせられる蜜柑は、なんとなく乗り気であるような雰囲気さえ感じない。

 

 それも許せない。やっぱり、気持ちよくなりたいだけなのかって。恋愛的な意味で私のことなんか好きじゃないのかなって。今までの喧嘩の意味もなかったのかなって。

 

「──あの喧嘩、私は、正直嬉しかったんだと思う」

 

「へ? ──」

 

「私は、嬉しかったんだよ」

 

 今になって自覚したけれど、蜜柑が私のことを思ってくれていることがわかって、だから嬉しかった。

 

 私も真剣に蜜柑のことを考えてたつもりだ。だから、曖昧にしか答えは返せなかったけれど、それでもあの喧嘩は嬉しかった。

 

 それから会話がなくなって、寂しくなって。その原因はあの喧嘩だったけれど、蜜柑が私のことを思ってくれている証拠だと、今は強く思う。

 

 それを、蜜柑は壊した。

 

 だから、許せない。

 

 戸惑い続ける彼女をよそに、裸へと剥かれていく彼女。妙に着こなしていた冬服から肌色に染まる蜜柑の姿は可愛くて、それでいて憎らしい。

 

「今日は、ここを触られたんでしょ」

 

「ぁっ──」

 

 いつもなら前戯で唇から、胸へと段階を踏んで愛撫していくのに、今日はその余裕がない。閉じている彼女の足から手を伸ばして、そのまま秘部へと触れていく。

 

「あはっ、やっぱりそうだ。もう濡れているし、私が待っている間、ずっとここを触られていたんでしょ?」

 

「ち、ちがっ──」

 

「──違わない」

 

 とろとろとしている蜜柑の中に、中指だけを滑らせて、その中の感触がいつものものと変わらないかを確かめる。

 

 何度も蜜柑の中に指を入れた。指を入れているから、その中の感触は、ひだの波はよく覚えている。

 

 だから、よくわかる。

 

 すごく、ほぐれていて、柔らかい。

 

 あの画像が示すように、きっと本当にぐちょぐちょに、糸を引いて──。

 

「──っ」

 

「──っいたぁ!」

 

 苛立ちを思い出して、空いている手で彼女の尻を叩いてやる。仰向けに寝ているから、正しくは腰だけれど別にどうでもいい。なんなら中を引っ掻いてやろうかとも思ったけれど、それはやりすぎだという気持ちもあって、なんとか抑えた。

 

 それでも──。

 

「──なにこれ」

 

 叩いた拍子に、手に生ぬるい液体がかかる。ぷしゅっ、と水音を晒して、それが感触と同時にやってくる。それに手を一度抜いて、彼女に指先を見せつけるようにする。

 

「本当に、すっごいねぇ?」

 

 糸を二重にして、垂れる愛液。

 

 手のひらは光沢に塗れていて、私の目には電照が反射して見えていた。

 

「やっぱり、お仕置きしなきゃ」

 

 私は、それから蜜柑の胸の方へと近づくことにした。




蜜柑(な、なんかやばい感じ?)とただならぬ柚子の様子に、そろそろやらかしていることを自覚しつつあるみたいです。今までに見たことのない姉の様子にドギマギしながら、お仕置きされる蜜柑ちゃんをお楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

【R18】うすほそ低身長TS娘が陰キャ彼女の元で永久就職が決まる話(作者:復唱ください。TS百合は実在する。)(オリジナル:現代/恋愛)

▼ 性転換病を発症し、ある日突然うすほそ低身長っ娘(130cm台前半)になった大学三年生:来塚奏斗が、元ハンドボール部の陰キャ彼女:新川かんなの手によって完全雌堕ちし永久就職が確定する話。▼プロフィール▼来塚奏斗▼177cm→130cm台前半 ひょろガリ→うすほそ▼ゲーマー気質の陰キャ。自制心のある逆張りオタク。▼TS後はライトブラウンのふわふわしたロングヘ…


総合評価:3713/評価:9.29/連載:3話/更新日時:2026年03月31日(火) 17:00 小説情報

【R18】貞操逆転世界だけどTS転生だから大丈夫大丈夫(作者:十六夜冬歌・読9書1)(オリジナル:現代/日常)

▼と思っていた主人公 兎住 優(うずみ ゆう)が友人 獅堂 愛(しどう あい)に色々されるお話。+他の人にも色々されるお話。▼兎住 優:ボーイッシュ系イケメンTS女子▼158cm▼Aー▼獅堂 愛:ロリ巨乳肉食系レズ▼150cm▼G+▼


総合評価:1844/評価:8.68/連載:4話/更新日時:2025年11月30日(日) 00:01 小説情報

【R18】【TSメス堕ち】異世界喫茶店ハニーポット(作者:Sfon)(オリジナル:ファンタジー/恋愛)

成人男性が異世界に少女の姿で突っ込まれ、働かせてもらった喫茶店の美少女エルフ店長にメス堕ちさせられる話です。


総合評価:1838/評価:8.9/完結:5話/更新日時:2026年10月11日(日) 09:18 小説情報

【R18】ほんとになんの罪もない男の子が突然ロリエルフにTS転生召喚されて、ほんわかイカレふたなり魔女におまんこを徹底的に躾られてお嫁さん奴隷にさせられるわけ……!!!(作者:山河)(オリジナル:現代/ノンジャンル)

ほんとになんの罪もない男の子が突然ロリエルフにTS転生召喚されて、ほんわかイカレふたなり魔女におまんこを徹底的に躾られてお嫁さん奴隷にさせられるわけ……!!!▼ないですよね。▼安易なメス堕ちはしません。させません。でも躾でちゃんとお嫁さんにします。▼いちゃらぶエンドになると思います。お嫁さんなので。▼ならないかもしれません。かわいそうなのはそこそこ抜けるので…


総合評価:1581/評価:8.61/連載:2話/更新日時:2026年07月15日(水) 23:56 小説情報

【R18】ケモミミ貴族令嬢にTS転生したら、ふたなりたちに玩具にされた(作者:ぐらんぐらん)(オリジナル:ファンタジー/恋愛)

その国には男がいない。全員が女、もしくはふたなりだった▼15歳を迎え、元男だった記憶を取り戻した貴族令嬢、マフィ・モフテイル▼マフィはメイドたちから性的な目で見られ、処理の名目で好き勝手されてしまう……▼さらには妹、他の家の寝取り女にまで……▼俺は男だ系TS娘がメス堕ちする話です▼あまりに快楽に弱いので、段々と押し切られてビッチになっていきます▼あまりに快楽…


総合評価:6582/評価:9.26/連載:86話/更新日時:2026年03月21日(土) 06:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>