ただ、百合だけを摂取したい方には本当にしんどい話になります。
でも、信じてください。この作品は純愛です。ネトラレごっこです。
とりあえず今回は、みんなで脳破壊されましょう。
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「な、なにいって──」
口角が緩むのを自分で感じていた。笑いたくないのに、それでも笑ってしまうのは、それだけ聞いた言葉を受け入れることができなかったからだと思う。
そんな私の声に被せるように「そのまま、だよ」とお姉ちゃんは返す。
淡々と、感情はこもらないまま。
犯されたの。
その言葉は、私の心臓を嫌に重く跳ねさせた。
◆
「ホテルを出てね、ずっと蜜柑を待ってたんだ。
蜜柑にも私と同じ気持ちになってほしくて、いきなりいなくなったら不安になるでしょ? だから、蜜柑にもそんな気持ちになってほしくて、ずっと待ってたの。
ずっと待ってて、その時に声をかけられたんだ。
蜜柑も、最初にホテルから出てくるとき、私が声かけられていること気づいていたでしょ。その人とはまた違う人だけど、男の人に話しかけられたの。
正直さ、蜜柑への当てつけで同じことをしようかな、とは一瞬だけ思ってた。……でも、それ以上に気持ち悪く感じたから、断ったの。断ったんだよ。
けどね、その人、離してくれなかったの。
立ちんぼだろって。クリスマスにホテル前で立ってるなんてそうだろって。俺じゃダメなの? って。何度もしつこく声をかけられて。お金なら払うからって、本当にしつこくて。
蜜柑が見てた時みたいに、私、大きな声を出した。うざい、って。そういうのじゃないって。
そしたらね、無理やり腕を引っ張られて。
覚えてる? というか、知ってる? あそこのホテルの裏の方。路地裏っていうか、行き止まりがある場所。エアコンの室外機があって、そこに押し込まれて。
──嫌って言ってるのに、それでも無理やりされちゃった。
キスをされたの。最初から舌を入れられて、胸を触られたよ。本当に気持ち悪くて、それで吐きそうになって。
やだって何度も言ったのに聞いてくれなくて。
おおきな声を出したのに、誰も来てくれなくて。……みんな、そうだよね。クリスマスだもん。レイプの事件とか関わりたくないもんね。
だから、そのまま犯されちゃった。
すっごい、すっごい痛かったよ。私のあそこに、入れたことのない太さのものが入れられて。
それもそうだよね。蜜柑とやっていたことなんて、結局女の子同士でしかなくて、正しいセックスじゃないんだし。
濡れてないのに、無理やり入れられて、奥まで入れられたの。
何度も、何度もだよ。がしがし奥をつかれてさ。
嫌だった。痛かった。やめてって叫んでも、その人はそれが面白かったのかな、ずっと笑ってた。いいね、って笑いながら胸を触って、またキスされて。泣いてもやめてくれなかったんだよ。
本当に、嫌だった。
なんでだろうね。こういう時、蜜柑と同じで女の人に無理やりされるのならまだよかったな、って考えてた。……無理やり知らない人に置かされている時点で、そんなことを考えても仕方がないのにね。
でも、慣れって言うのかな。
嫌なのに、だんだんと痛みもなくなってくるの。
欲しいところがこすれてくれてね。まあ、指じゃないからピンポイントには当たらなくて、それがもどかしいんだけれど、でも、でもね。だんだんあったかくなってくるの。外にいて、無理に入れられてるのにだよ?
……おかしいよね。初めてなのに、奥に入れられるたびに苦しかったはずなのに、それでもあったかくなるの。
その人、すごかったのかも。大きさ? って言うのかな。ずっと奥ばっかり責めてきて。
蜜柑の指じゃ届かないところだよ? はじめてなのに、それでもちょっとずつだけど、……気持ちよくなっちゃった。
こんなこと、認めたくないけれど、それでも私、感じちゃってたんだと思う。だんだん、嫌だから泣いていたのか、気持ちよくなって泣いていたのかも湧かなくなってね。
最後、どくん、って何度も中で弾んでた。
じんわりって奥に広がっていくんだよ。それで、ああ、そういえば、男の人って出すんだなって思い出した。保健体育で習ったやつ。精子、だっけ? 思い出してから、中に出されたんだ、ってようやくわかったの。
はじめてなのに、知らない人に中に出されたの。
中がぎちぎちで苦しかったのに、それでもだんだん小さくなって、いつの間にか温かいのもなくなって。それでね、垂れたんだよね。痒いな、ってぼんやり思って、それを拭いたら変なにおいがしてさ。きっと、そうだよね。男の人の精子だよね。
ずっとぼんやりしてて、そしたら男の人はいなくなってた。独り路地裏で、垂れてくる温かい液体をパンツで拭いて、またぼんやりしてた。
本当になにやってるんだろうって。
本当に、なんでこんなことになったんだろうって。
私、こんなことをしたかったわけじゃないのに。
私、ただ蜜柑と幸せに過ごしたかっただけなのに。
本当に、なんでこんなことになったんだろうね。
……本当に、なんでこんなことになっちゃったんだろうね」
耐えてください。
そして、信じてください。