※この作品はR-18です。

吸血鬼の王   作:ボルメテウスさん

12 / 29
テラコマリパワーアップ計画

テラコマリを殺す為に送られてくると思われる吸血鬼。

 

それに対抗する手段に関して、模索する事になったのだが。

 

「まぁ、実際、問題を解決する方法は簡単なんだがな」

 

「えっ、本当なの」

 

キスショットは、特に気にしていない様子で呟いた。

 

「その方法とは」

 

「お前の血を全部飲めば、すぐに全盛期となって、解決出来るがな」

 

「その後はどうなるの」

 

「まぁ、お前達は死ぬが、大丈夫だろ」

 

「「いや、問題がありまくり!!!」」

 

俺とテラコマリは、キスショットの作戦に関して、同時に

 

その言葉に対して、俺はキスショットに向かって叫ぶ。

 

「おい、そんな事をしたら俺達まで死ぬぞ!」

 

「そうだよ、他にもっと平和的な方法はないの!」

 

俺もテラコマリも、キスショットに向かって叫び続ける。

 

「まぁ、これは最期の手段だ。少なくとも、今すぐどうにかする事ではない」

 

「だったらどうして、それを言ったんだよ」

 

「いや、本当に何も思いつかなかっただけなんだが」

 

キスショットは頭をかきながら答えた。

 

しかし、確かに彼女の言う通り、この世界には吸血鬼という存在がいて、そして、それが送り込んでくる刺客が来ないとは限らないのだ。

 

「だからと言って、何かしら対抗策がある訳でもないしな」

 

「・・・まぁ、あとはテラコマリ」

 

「なんでしょうか」

 

「お前が全ての責任を取って、刺客を全員倒せ」

 

「・・・無茶を言うな!私って、吸血鬼でも最弱なのにぃ!」

 

そのまま、テラコマリが、地面で寝転がって駄々をこね始めた。

 

それは、まるで、玩具を買って貰えない子供のように。

 

いや、子供というより幼児だろうか? そんな様子に、キスショットは大きなため息を吐いてから言う。

 

「仕方ないなぁ、おい」

 

「んっ」

 

そう、見つめていると、キスショットが俺に声をかけてきた。

 

疑問に思っていると、キスショットは、そのまま慣れた手つきで、俺の指先を切った。

皮一枚程度だったので、多少は痛い程度だが。

 

「「切った!」」

 

「騒ぐな、すぐに治る。それよりも」

 

そう、キスショットは、俺の手を掴みながら、テラコマリの前に持って行き。

 

「飲め」

 

「パードゥン?」

 

キスショットの言葉に対して、テラコマリの口元に持って行く。

 

「こいつの血を飲めば、だいたいの吸血鬼は力を発揮するからな。お前の吸血鬼の力を強化させれば、なんとかなるだろ」

「えぇ!」

 

それと共に、俺の指をテラコマリの唇の中に無理矢理押しつけた。

 

「んんんっ!!」

 

そうしている間にも、俺の指から流れる血がテラコマリの口の中に入り込んでいく。

 

その瞬間。

 

「えっ」

 

次の瞬間、俺はその光景を驚きを隠せなかった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。