テラコマリを背負いながら、家に帰る事が出来た。
疲れたテラコマリをベッドに寝かした後、俺はそのまま晩飯を作る事にした。
晩飯の支度は、今日はキスショットとテラコマリを含めて、三人分がいるので、いつもより多めに作らなければならないので少し大変だが、なんとか作る事は出来た。
出来上がった料理を並べていると、目を覚ましたのか、リビングに入ってくる人影があった。
それは勿論、テラコマリである。
彼女は眠たそうな目で俺を見て、言った。
どうやら、寝ぼけているらしい。
ぼんやりとしているように見えた。
「あっ、起きたか、テラコマリ」
「・・・ここ、どこ」
俺が話しかけると、そのまま寝ぼけたままテラコマリは呟きながら。
「とりあえず、ご飯、食べるか?」
「・・・うん」
そう言った。
そのまま、用意した味噌汁をゆっくりと飲みながら、ほっこりとした顔で、ご飯を食べていた。
そうして食べ終わった後、お茶を飲んで一息ついた所で、ようやく覚醒したのか、俺に話しかけてくる。
「というよりも、襲撃してきた吸血鬼って、どうしたの!?」
そのまま、こちらの方に詰め寄ってくるテラコマリ。
それに対して、俺は首を傾げた。
「あれ、覚えていないの」
「覚えていないって、何があったの」
そう、テラコマリは覚えていない様子だ。
「・・・そうなのか、まさか、俺の血を飲んだ後に」
「えっ、血を飲んだの」
「その後に、まさか、あそこまでの出来事になるとは」
「あそこまでの?!」
俺の言葉を聞くとテラコマリは顔を赤くしながら言う。
「そっ、そんな記憶はないのだけど・・・私、何かしたの?もしかして、あなたに変な事をしてしまったとか・・・」
不安そうに、こちらを見る。
それを見て俺は慌てて首を振る。
「いや、別に何もしていないよ」
「本当に本当よね!!」
身を乗り出して聞いてくるテラコマリに驚きながらも頷く俺だった。
「ただ、まぁ、キスショットとガチ喧嘩をしていたけど」
「・・・へっ」
俺の言葉を聞いて、血の気が引いたように顔を青くしていた。
「マジ」
「マジマジ、大マジ」
俺の言葉を聞いた時、テラコマリは、そのまま口から泡を吹きながら、そのまま倒れる。
「えっえぇ!テラコマリ!?」
俺は慌てて駆け寄ると共に、テラコマリは目を回していた。
おそらく、先程の話が余程信じられなかったのだろう。
「えぇ、まさか、また何時間もかかる感じなのか?」
俺はどうしようと考えていると、テラコマリの腕はがっしりと俺の腕を掴んでいた。
「はっ離れないで、マジで」
どうやら、精神防衛の為か。
テラコマリは俺を求めるように。
それに対して、俺はさすがに離す事は出来ないと感じ、そのまま彼女と一緒にしばらく過ごす事にした。