※この作品はR-18です。

吸血鬼の王   作:ボルメテウスさん

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吸血鬼を狩る者

テラコマリとの行為を終えた後。

 

「カカカッ、にしても、これはこれでとんでもないなぁ」

 

キスショットは、そのまま何時ものように朝食を食べていた。

俺は特に気にせずに、朝食を用意していたのだが。

 

「・・・」

「なんじゃ、小娘、儂が気に入らないのか」

「いや、気に入る気に入らない以前に、殺そうとした相手がいたら、警戒するでしょ」

「まぁ、それは分かるけど、キスショットは頼りになるから」

「いや、血を全て吸われて、殺されそうになっているお前はもっと警戒しろ!」

「うへぇ」

 

俺の一言に対して、テラコマリは思わず叫んでしまう。

テラコマリは、かなりのへたれであるのは分かっているけど、最近は俺に対して、かなり態度が大きい気がする。

 

「まぁ、でも。実際にお前の命の危機は変わらない。いや、むしろ、今後はもっと警戒しなければならないぞ」

「警戒か、確かに吸血鬼を相手に警戒はこれまで以上にしないと」

 

テラコマリがいてくれるだけで、安心出来る部分はあるが、未だに吸血鬼が襲ってくるのは変わらない。

けれど。

 

「何を言っているんだ。敵は吸血鬼だけじゃないぞ」

「えっ」

 

キスショットの、その言葉に俺は疑問に思うと。

テラコマリは、頭を抱えた。

 

「あっあぁ、そう言えばそうだった」

「・・・どういう事なんだ」

 

先程までの和やかな雰囲気が一変した。

 

「それは一体、どういう意味なんだ」

「吸血鬼は確かに強いが、それらを狩る存在もいる。いわゆる吸血鬼ハンターだ」

「吸血鬼ハンター」

 

俺は、その存在に息を呑む。

 

「吸血鬼を狩る存在。それは吸血鬼を遙かに超える人間達の集団でもあり、その中にはまぁ儂でも楽しめる奴がいるかもしれないな」

「・・・それって」「私達じゃ、殺される可能性、大だよ」

 

そう、テラコマリも顔を青くする。

 

「それって、やっぱり俺も狙われるのかな」

「まぁ、そうじゃろうな。なんだって、お前の血を吸った吸血鬼は最強の存在になる。それを考えれば、お前を殺す事は最優先だろうな」

「・・・」

 

吸血鬼だけではなく、人間からも襲われる。

その事実に対して、俺は頭を抱える。

 

「カカッ、だからこそ、今度からは気をつけろ。お前の命を狙うのは、吸血鬼だけじゃない。人間からもな」

 

そのキスショットの一言に対して。

俺は、警戒を高めなければならない。

けれど、その時には既に狙われていた事を。

どこか遠くの場所から、俺を見つめる影に。

 

「吸血鬼が2人、それ以外にも影がいる。一体、何を考えているんだ、吸血鬼の王は」

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