代理人への好意が歪んだ方向へ育ってしまって、見捨てられることが怖くて自分のものにしようとする。そんなお話です。
作中に大人のおもちゃが出てきますけど、Cityでそんなのが手に入るのかと言われたら正直分からないですね。寛大な心でこの世界のCityにはあると受け入れて頂けるとありがたいです…
ちなみに、前回のパンツァーヴェルファーさんの代理人とは同一人物であり同一人物ではないです。つまり、別の世界線という事ですね。アシュア世界自体そんな感じですし…
まぁ、今回の代理人とパンツァーヴェルファーさんは関わりが無いとだけ思ってくれればいいと思います。
MS.406は王立白薔薇学連の軽型戦闘機DOLLSだ。
廃都陥落区出身の彼女は、長期間負け続きの消耗戦を強いられており、大きなトラウマを抱いている。
その結果として現役引退を自ら申し出たのだが、最後に環境を変えてみないかと学連に説得され
整備会での彼女は優秀な潜在能力を評価されたが、型落ちのARMSが彼女の表現や自信を阻害してしまっていた。
MS.406の改造型であるMS.410の開発も芳しくなかったため、私自ら学連へ催促の手紙を送ることにもなった。
それでも、彼女の弱虫な性格は染み付いたもので、そう簡単に改善できるものでもなかったのである…
◆
窓から差し込む光が手元を照らす。私は両手を机に置きながら、机の上に置かれた地図に目を落としていた。
その上に置かれた駒の一つを指さしながら、目の前の副官に尋ねる。
「それじゃあ、MS.406には制空をお願いできるかな?」
「ヒィィィ!実戦なんですか!?む、無理ですよ!」
MS.406が首を横に振りながら答える。彼女にとって、実戦に良い記憶は無いだろう。
それでも、彼女にしかできないことだって沢山あるのだ。
「MS.406のできる範囲で大丈夫だから。それに、無理そうになったら他のDOLLSを頼ってもいいんだよ。」
「うう…
どうやらやる気になってくれたようだ。彼女も口では『無理』と言っているが、戦闘の素質はかなり高い。それはひとえに、『死にたくない』という彼女の想いがなせる業だろう。
「さて、いったん休憩しようか。最近良い茶菓子が手に入ってね。」
椅子から立ち上がり、上の駒をどかしてから地図を丸める。それから、棚の中にあるティーセットと茶菓子を取り出した。
「まさか用済みの私に最後の晩餐を…」
「違うよ!?」
「ヒィ!ごめんなさい、また余計な事を!」
『用済み』。そんなDOLLSは一人もいない。いてはならない。
私たち人間がそうであるように、彼女たちだって必死に生き抜いているのだ。
その努力を、功績を、『用済み』なんて言葉で片づけてはならない。
「MS.406も頑張ってるんだから。これはそのご褒美だよ。」
「ご褒美…。へへ、ありがとうございます。」
MS.406がふにゃっとした笑顔を見せる。やはり可愛い。彼女には、怯えた表情ではなく笑顔の方が似合っている。
もそもそと茶菓子を頬張る姿を眺めていると、彼女が声をかけてきた。
「す、すみません…そんなに見つめられると恥ずかしいです…」
「あぁ、ごめん。一生懸命食べてる様子が可愛くって。」
「か、可愛い…ですか。へへ、もっと褒めてくれても…」
もじもじとしながら頭を私の方へ寄せてくる。その頭を撫でながら、彼女をほめちぎった。
そうしているうちに、だいぶ時間が経ってしまう。このままでは残った仕事が終わらない。
MS.406を撫でていた手を止め、膝の上で満足げな表情をしている彼女に声をかける。
「さて、私はまだ仕事が残ってるから。部屋に戻っていて構わないよ。」
「うわわわ…代理人さんの貴重な時間をこんなことに使わせてしまうなて…ごめんなさい!」
そう言うと同時に立ち上がり、深々と頭を下げてくる。それをなだめて彼女を見送ってから、私はデスクへと戻った。
未だにMS.410の開発進捗の報告は来ていない。かといって、これ以上彼女に辛い思いをさせるわけにはいかない。
次の作戦が終わったら、MS.410の開発が終わるまで休暇を取らせるのもいいかもしれない。
スピットファイアやBf-109たちなら、問題なく任務を遂行できるだろう。
ただし、MS.406に後ろめたさを感じさせないよう、伝え方は工夫しないといけなさそうだ。
◆
へへ、今日も代理人さんに褒めてもらえちゃいました。
でも実戦。実戦かぁ…
正直に言えば、私は戦いたくないんじゃなくて、勝てないだけなんです。
それに、戦友たちがどれくらい戦果を挙げたか話しているのを聞くと、どうしてあんなに余裕があるのだろうと思います。
私なんて、死なないようにするだけで精一杯なのに。
かつての私にかけられたのは、やれ気合を入れろだとか、やれ歯を食いしばれだとか、そんな罵倒のような言葉ばかりでした。
でも、代理人さんは私にそんな言葉をかけることはなく、私に優しく接してくれました。気遣ってくれました。励ましてくれました。
それだけで、私はとても嬉しかったんです。
まるで、代理人さんにとって私が特別な人に見えているようでした。
けれど、代理人さんの周りには私よりも優秀な方がたくさんいます。私の比にならないほどの戦果を挙げている方々がいます。
結局、私はその方々に取って代わられるのでしょうか。見捨てられて、昔の地獄のような生活に逆戻りするのでしょうか。
…そんなの嫌です。
私は、本当の意味で代理人さんにとって特別なDOLLSになりたいです。
見捨てられたくありません。
昔みたいに、負け続きの消耗戦に駆り出されたくありません。
代理人さんを他のDOLLSに取られたくありません。
…それなら、代理人さんが『私だけ』を見れるようにすればいいんです。
そうすれば、見捨てられることもありません。代理人さんにとって特別な存在にもなれます。
へへ、待っていてください代理人さん。
あなたを、私だけのものにして見せますから…
◆
「それじゃあBf-109。この空域は任せたよ。」
「光栄です。一生懸命、頑張ります!」
あれから数日後の執務室。私はその時と同じように、机の上に地図を広げていた。ただし、目の前にいるDOLLSはMS.406からBf-109に変わっている。
あの時考えていた通り、MS.406にはMS.410が開発されるまで休暇を取らせることにした。彼女には、少しでも自分を甘やかさせるためにそれなりの量のお金を渡している。
彼女は当然のように受け取ることを拒否していたが、「ご褒美」と言うと渋々受け取ってくれた。
それに、休暇の期間中とはいえ彼女のメンタルケアは欠かせない。彼女の心の傷は深く、それを少しでも和らげることは一朝一夕では終わらない。
そして、 MS.406が作戦を行えない間、その代役を務めるのがBf-109というわけだ。
しばらくBf-109を交えて作戦会議を行い、それを他のDOLLSに伝えてから再び執務室へと戻る。
作戦会議が終わっても、量産の発注や戦力の確認などやるべきことはたくさんあった。山のように積み重なった書類に目を通し、必要事項を記入していく。
…眠い。毎日のように大量の書類を抱え、夜遅くまで仕事をしているせいか疲れが溜まっている。だが、まだ日は落ちていないし、やるべき仕事が目の前で壁を作り出している。
残念ながらまだ眠れそうにない。
それでも座りっぱなしというのは辛いもので、いったん立ち上がり背伸びをした。それから再び席に戻ろうとしたとき、執務室の扉から軽いノックの音が聞こえてくる。
「うん?誰だい?」
扉に向かって口を開く。
少し間を置いてから、「すみません、MS.406です。」と答えが返ってきた。
「あぁ、MS.406か。入って大丈夫だよ。」
それを受けてゆっくりと扉が開かれる。その先にいた彼女の手には、紙袋が握られていた。
彼女が来ることは何ら不思議なことではない。そもそも、来たいときに来て良いといったのは私だ。
「休暇は楽しめているかい?」
「へへ、はい。でも良かったんですか?大事な資源やお金を私なんかに使って…」
「『私なんか』なんて言わない。『MS.406だから』だよ。」
そう言いながら彼女の頭を撫でる。彼女はそれを受け入れ、ご満悦な表情を浮かべていた。
しばらく彼女を撫でてから、今日の用事を尋ねる。
「そういえば、今日は何か用事?」
「あっ、そうでした。代理人さんにいつも私を気遣ってくれるお礼をしたくて、クッキーを買ってきたんです。め、迷惑でしたら受け取らなくていいんですよ…?」
「そんなことしないよ。ありがたく受け取ろう。ちょうど休憩しようとしたところだし、良かったら一緒にどうだい?」
「うわわわ…いいんですか?」
「もちろん。」
いつものようにお茶を淹れて、机に並べる。その間に、MS.406がクッキーを皿の上に取り分けていた。
ソファーに座り、彼女が取り分けてくれたクッキーを食べながらお茶を啜る。仄かな甘みは、疲れた頭には良く効いた。目の前のMS.406も嬉しそうだ。
それにしても、このクッキーはどこの物だろうか。少し苦味を感じるが、それが甘みを引き立てているような気もする。
もしや、MS.406の手作りだろうか。だとすればこんなに嬉しいことはない。
けど…なんだか…頭が…重く…?
ねむ…たい……
「へへ、やっと眠ってくれましたか。」
「…ごめんなさい代理人さん、騙すようなことをしてしまって。でも、あなたには私だけを見ていて欲しいんです。」
◆
「ん…」
目が覚める。MS.406と休憩をしている間に眠ってしまったようだ。
だが、ここは執務室ではなく寝室である。MS.406が運んでくれたのだろうか。
話している間に眠ってしまうとは不覚だ。それに、まだ仕事が残っている。早く戻らなければ…
「あ、あれ…?」
手足が動かない。冴えてきた目を自身の体に向けると、私は一糸まとわぬ姿でベッドへ縛り付けられていた。
手足のそれぞれが、最も近いベッドの脚へと繋がれている。体をよじろうとしても、四肢を拘束されているため動かすことができない。
何が起こっているのか必死に理解しようとする。整備会を狙った破壊工作?それとも私を人質に取った反乱?
とにかく、この状況を脱しなければ。幸い口は塞がれていない。声を上げれば、誰かが気づいてくれるだろう。
「誰かいないか!!」
そう叫んで少しすると、ゆっくり足音が聞こえてきた。
「へへ、よく眠れましたか?代理人さん。」
「MS.406!?こ、これはいったいどういうつもり?」
「どういうつもり…。…代理人さん、私はあなたに見捨てられたくないんです。お願いです、私から離れないでください。そして、私の物になってくれませんか?」
「っ…」
彼女は真剣な顔でそう話してきた。
『見捨てられたくない』。それは彼女にとって、とても大事な想いであるのは十分理解できる。だが、それと今の状況は全く繋がらない。
「見捨てるなんてことはしないよ。けど、君の物になるって…?」
「…私は怖いんです。いつかBf-109やスピットファイアに取って代わられて、捨てられるんじゃないかって…。だから、代理人さんをこれから、私だけを見れるようにさせてください!」
そう言いながら彼女が近づいてくる。その手には、先端にシリコーンのカバーが取り付けられたマッサージ器が握られていた。
「まっ、待って!私はMS.406のことを大切に思っているし、取って代えるなんてことはしないぃいいい♡!?」
私が言葉を言い切るのを待たず、MS.406がマッサージ器を秘部へと押し当ててきた。それと同時に頭へ快感の波が押し寄せる。
「ふぁっ♡あっ♡あひっ♡♡」
「き、気持ちいいですか?代理人さん。」
「やめっ♡やめてっ♡こんなことしなくてもっ♡♡んあっ♡♡大事にっ♡♡ひゃっ♡♡思ってっ♡♡」
必死に彼女を制止する。けれどその制止を受け入れることなく、彼女はマッサージ器を押し当て続ける。やがて快感が最高潮に達し、絶頂を迎えようとした瞬間…
「ま、まだ駄目です!」
秘部からマッサージ器が外された。絶頂寸前で外されたことで逃げ場を失った快感が、頭の中を駆け巡る。その快感で狂ってしまいそうな頭で、彼女への質問を絞り出した。
「っはぁ…っはぁ…。や、やめてくれる気になった…?」
「…本当は分かってるんです。こんなことをしてしまったら嫌われるって。だって、憧れの代理人さんを縛り付けて、私の物にしようとしてるんですよ?嫌われないはずがありませんよね…」
「でも、どうしても怖いんです。昔のような地獄の日々に逆戻りすることが、恐ろしい記憶が増えることが…。だからごめんなさい。私には、こうすることしか思いつかなかったんです…」
「んぎぃ♡!? 」
悲しげな顔をしながら、再びマッサージ器を私の秘部に押し当ててくる。何か言い返そうとしたが、押し寄せる快感がそれを邪魔してきた。
――そうして、私は何度も絶頂寸前のところで止められ続けた。渦巻く快感はもはや私に思考をさせることさえ許してはくれない。息が荒くなり、身体は跳ねようとするが、拘束されているためほとんど動くことはなかった。
「えっ… ♡ MS… ♡406… ♡んあっ…♡おねがいぃ… ♡イかせてぇ… ♡♡」
「そ、そうですよね…。もう30回くらい寸止めされていて辛いですよね…」
「イかせてっ… ♡イかせてぇっ… ♡」
彼女にひたすら懇願する。そうするほど、私の頭の中は快感に塗りつぶされていたのだ。彼女はしばらく考え込むように動かなかったが、思い切ったように頷き口を開く。
「分かりました…。これ以上代理人さんに辛い思いをさせるわけにはいきませんから…」
そう言って、MS.406が私を絶頂へといざなうためにマッサージ器を秘部に当てる。
それはこれまでと違い長く、そして深い物だった。
「あ゙っ♡ぎだっ♡い゙ぎゅっ♡い゙ぎゅぅうう♡♡!」
そうして、私は絶頂を迎えた。渦巻いていた快感が一気に解放されて気絶しそうになる。だが、それにこれ以上ないほどの幸福感を感じていた。
「うわわわ…」
MS.406はその様子を見て少し後ずさる。そして、首を横に振り意識が朦朧としている私に話しかけてきた。
「え、代理人さん…?これで、私の物になってくれますよね…?」
「あひっ♡ふあっ♡あっ♡♡」
しかし、約30回分の快感の海に沈んだ私がそれに答えられるわけもない。できることは、ただひたすらに喘ぎ声を上げることだけだった。
「うう…やりすぎちゃいました…。ごめんなさい、本当にごめんなさい!」
それからしばらく、私は溢れんばかりの快感に身を任せ身体を震わせていた。
ようやく落ち着いてきたころ、MS.406が再び私に声をかける。
「だ、大丈夫ですか…?」
「はぁ…だ、大丈夫…だけど…これ以上は…無理ぃ…」
「あの…それで、どうか私の物に…」
「っはぁ…もちろん…君も整備会の…大事な…仲間だよ…」
その答えを聞いた彼女の表情は暗いままだった。何か気分を害することを言ってしまっただろうか。あるいは行動に何か…
「…やっぱり、そうですよね。代理人さんはそう言いますよね…」
「ど、どういうこと?」
「さっきも言いましたけど、私は代理人さんに『私だけ』を見ていて欲しいんです。仲間としてではなく、もっと大切な存在として。だから、本当にごめんなさい!」
謝りながら、彼女は私の胸にローターを張り付け、膣内へとローターをねじ込み、そして秘部に当たるようにマッサージ器をテープで張り付けてきた。
これから起こることを想像して血の気が引く。
「じょ、冗談だよね…?」
「…5時間くらいしたらまた来ます。お叱りはその後でもいいですよね…?」
「ひぃっ!MS.406!待って!お願い!まぁぁぁああああああっっ♡!」
彼女は私が言い切る前に、固定されたモノたちのスイッチを入れた。残留していたものも組み合わさった快感が体を貫く。
それから逃れようと体をよじろうとするが、当然固定されているためどうすることもできずに、やっとの思いで這い上がった快感の海へと引きずり込まれた。
「んにゃぁぁああ♡♡!いぎゅぅううううう♡♡♡♡!だじゅげでぇぇぇぇええええ♡♡♡♡!!」
◆
「待ってぇええええっ♡置いていかないでぇえええっ♡♡」
代理人さんの助けを求める声を聞かなかったことにして、私は部屋を出ました。
持っていた懐中時計を少し見てから、もう一度懐にしまい込みます。
代理人さんからもらったお金は、全部このために使ってしまいました。『好きに使っていい』と言われたものの、こんなことを望んでいたわけではないでしょう。
本当は、もっとまっすぐこの想いを伝えたかったんです。けれど、臆病な私には、そう言って嫌われてしまったらという悪い考えばかりが浮かんだのです。
代理人さんには、本当にひどいことをしてしまったと思います。ベッドに縛られて、おもちゃを張り付けられた状態で何時間も放置されるんです。
私にも、それが耐えられるとは思えませんでした。
そう考えながら、うつむいて廊下を歩いていきます。
執務室の前を通ろうとした時、扉の前にBf-109がいるのを見かけました。その脇には、たくさんの書類が抱えられています。
「代理人さん?いらっしゃらないのですか?」
扉の前で不思議そうにしているBf-109の後ろを通り過ぎようとしたとき、彼女が後ろから声をかけてきました。
「あら、MS.406さん。失礼ですが代理人さんがどこにいらっしゃるかご存じですか?」
「ヒィィィ!」
Bf-109に突然話しかけられた私は、思わず叫び声をあげてしまいます。
「わ、大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫です…。代理人さんなら自室で休憩していると思います…」
「最近働き詰めでしたからね…。仕方ありません、この書類は後で渡すことにしましょう。」
Bf-109はそう言ってその場を立ち去っていきました。彼女もまた、私と同じように代理人さんを大切に思っているのでしょう。
…でも、代理人さんは私の物です。
◆
「ふあっ…♡♡いぎっ…♡♡んあっ…♡♡」
部屋の中に無機質な機械音と私の喘ぎ声だけが響く。
「あ゙っ…♡んあ゙っ…♡♡イっぐ… ♡♡あ゙ぁ~~~っ… ♡♡」
あれから何度絶頂しただろうか。どんなに拒否しても、ローターとマッサージ器は止まることなく私を責め続ける。私は、それから逃れる方法が『待つ』という事しかないと理解していた。
玩具たちの電池が切れることを待つ。MS.406が戻ってくることを待つ。あるいは他のDOLLSが偶然来ることを待つ。それ以外に思いつかない。
「お゙っ… ♡きたぁ…♡♡んあぁぁっ… ♡♡♡あぁああああっっっ♡♡♡♡」
絶頂に身を任せ体をよじろうとして、それを縄に阻まれる。ベッドの脚にそれぞれ結ばれた縄は、いまだ外れる気配を見せていなかった。
「あはぁ… ♡もっとぉ… ♡もっとイかせてぇ… ♡♡」
絶頂を繰り返し敏感になった私の体を、玩具たちは容赦なく責め続ける。逃げるすべのない私はそれを受け入れることしかできず、抵抗する気力も既に失われていた。
「ん゙あ゙~~っ… ♡イくっ… ♡♡やったぁ… ♡♡またイけるぅうううっ…♡♡♡」
――MS.406が部屋から去ってから、私は恐らく数百回の絶頂を迎え、その間に幾度となく気絶し、そして快感に起こされることを繰り返していた。そのうちに私の精神はすり減り、快感のことしか頭になくなってしまっている。
しばらくして、MS.406が部屋に戻ってきた。
「代理人さん…私の物になる気になりましたか…?」
「あひゃっ… ♡イぎゅっ… ♡♡あ゙~~~~~~~…… ♡♡♡」
「え、代理人さん!」
慌てて駆け寄ってきたMS.406が玩具たちのスイッチを止める。その顔は心配に染まっていたが、絶頂させ続けられた私にそれを認識する余裕はなかった。
「にゃんでとめりゅのぉ… ♡?もっと… ♡♡もっとぉ… ♡♡♡」
「しっかりしてください代理人さん!ごめんなさい、本当にごめんなさい!」
MS.406が私を揺さぶってくる。だが、快感に塗りつぶされた頭では、それを求め続けることしかできなかった。
「えみゅえしゅよんまりゅりょく…?にゃんでとめちゃうのぉ…?イきゃしぇてよぉ…」
「あわわわ…。ど、どうしよう…」
「にぇえ…♡?おにぇぎゃい…♡にゃんでもしゅりゅ…♡♡にゃんにでもにゃりゅ…♡♡だきゃりゃイきゃしぇてぇっ…♡♡♡?おねぎゃいぃいっ♡♡♡♡!」
「ヒィ!」
混乱した彼女が、私の頬を平手打ちしてきた。突如として走った痛みはすぐさま快感へと変換され、私を絶頂へと導いてくる。
「きたぁ♡♡あっ♡♡んあぁあああああああああっっ♡♡♡♡」
そうして、これまでと趣向の違う快感に襲われた私は、絶頂しながら意識を手放した…
◆
「んぇ…?」
ゆっくりと目を開ける。ズキズキと手首と足首が痛む。
目の前では、MS.406が心配そうな顔をして私を覗き込んでいた。
「え、代理人さん?大丈夫ですか…?」
「あ、あぁ。手首と足首が痛いけど、それ以外は…」
何もない。そう言おうと思ったが、膣内に異物感があった。
だが、そんなことを彼女の前で言ったらなんと言われるだろうか…
「よ、よかったです。そ、それで私に何か言う事があるんじゃ…?」
「…さっきまでのこと?」
「はい…」
「気にしてないから安心して。…それに、『何にでもなる』って言ったからね。」
「怒らないんですか…?あんなことをしたのに…?」
「あぁ。君には辛い思いをさせてしまったからね。それは私に責任がある。」
そう言うと、MS.406の顔が明るくなった。彼女には、いけないことをしたという罪悪感があるのだろう。
だが、彼女がそんな行動に走ってしまったのは彼女のせいではない。昔の劣悪な環境と、私の接し方の甘さのせいだ。
「…あの、代理人さん?」
「ん?」
「その…実は、こんなことをして嫌われたり、代理人さんが私以外のDOLLSに好意を抱いてしまったり、私を見捨てたりすることが怖くて、保険をかけさせてもらったんです。」
『保険』、『好意』、そして『膣内の違和感』。点が線で繋がる気がした。
「そういうことをしたら、すぐに代理人さんの膣に入れてあるローターのスイッチを入れます。もちろん、強さは最大に設定してあります。外そうとしても無駄ですよ、私が隣で見張っていますから。」
「え…あ…」
「目の前で代理人さんの恥ずかしい姿を見せれば、向こうから離れてくれるはずです。一応、試運転もしておきましょう…。」
「えっ…?ひ…ひゃぁぁあああああああっ♡♡♡」
「うわわ、すぐにイっちゃいましたね…」
「とめてぇぇぇええええっっ♡♡♡」
「まだ試運転は終わってないですよ?」
「…へへ、代理人さん。改めてお願いです。どうか、私から離れないでくださいね…?」
書いていて思いましたけど、私の喘ぎ声のレパートリー少ないですね。