To LOVEる:セ●ロス・ザ・バース 作:ボルメテウスさん
スパイダーマン要素の代わりにベン10に変えた連載となっています。
こちらで募集を行っています。
皆様の応募、お待ちしています。
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偶然だった。
それを手に入れたのは。
夜中、それは満天の夜空から、降り注いできた。
最初は、流れ星だと思っていた。
だけど、それは、俺の予想を遙かに超えていた。
「嘘だろ」
それは、まるで俺に引き寄せられるようにこちらに迫っていた。
すぐに俺は、その場を逃げ出した事で、後ろに落ちてきた隕石をどうにか避ける事が出来たが、それでも衝撃で体が吹き飛ばされる。
そして地面に叩きつけられた時、隕石と衝突する音が聞こえた。
その音は間違いなく、隕石が落ちてきた音だった。
俺は慌てて立ち上がり、その隕石の方を見る。するとそこには隕石によって出来た巨大なクレーターがあった。
「なんだ、これ」
疑問に思いながら、俺はそのクレーターにゆっくりと近づく。
クレーターの中にはそこには大型のダンゴムシを模したような機械が。
俺は、ゆっくりと近づくと、カシャリとその機械は開封される。
さらに中には、見たこともない時計が入っていた。
「何が起きているんだ」
警戒しながら、俺はゆっくりと近づく。
次の瞬間。
「なっ!」
時計は、まるで意思を持つように、俺の腕に飛び付く。
驚きを隠せない俺に対して、時計はそのまま右腕に張り付き、腕と一体化する。
「くそ! はなれ……え?」
振り払おうとする。
だが、時計はまるで俺の身体と一体化したように離れない。
困惑を隠せない。
だが、そうしていると、こちらに何かが迫る。
「おいおい、嘘だろっと!!」
またしても、こちらに迫る隕石に対して、俺は苦笑いをしながらすぐに逃げ出す。
だが、その隕石もまた俺に目掛けて迫ってくる。
俺はすぐさま走り出す。
隕石との距離はみるみると縮まり、やがて追いつかれる寸前になる。
しかし、俺は咄嵯に近くにあった建物に入り込む。
その直後、隕石が建物を貫通し、轟音を響かせる。
「やばいって、どうなってんだよ」
俺は冷や汗を流しながらも、隕石の方を見る。
すると、ガシャリ。
何か機械の音がした。
恐る恐る、その方向を見ると、そこに立っていたのは、蠍を思わせる機械の鎧を身に纏った男。
男は周囲を見渡すと、俺の方を見つめる。
「オムニトリックス!!」
「えっ、オムニトリックスって、何の事だ?」
俺は首を傾げる。
だが。
「貴様、まさか、装着したのか」
「んっ、あぁ、この時計の事か?いやぁ、実は俺も外したいんだけど、どうやって外したら良いのか分からなくて、困っていて」
そう、俺が近づこうとした時。
蠍男は、その針を俺のすぐ近くの壁に突き刺していた。
「ここでお前を殺して、オムニトリックスを奪う」
「・・・あぁ、これはあれか。逃げないと殺されるパターンね」
人間、窮地に陥ると、冷静になる。
それをまさしく実感すると共に、俺はすぐに逃げ出した。
「待てっ!」
俺を見て、蠍男もすぐに追いかけ始めた。
「いや、殺すと言った奴の言葉で待てという間抜けがいるかよ!!」
そう言いながら、全力で走る。
だが、相手は空を飛んでいるので、すぐに距離を詰められる。
そうして、逃げる俺を追い詰めるように、蠍男が壁や地面に向かって針を突き刺せば、その度に、轟音が鳴り響き、振動が伝わる。
そしてついに追い付かれる。
蠍男の蹴りが俺の腹に入る。
吹き飛ばされた俺は地面を転がる。
激痛が走る中、どうにか立ち上がろうとするが、痛みのせいでうまく立ち上がれない。
そんな俺に対して、蠍男はゆっくりと近づいてくる。
「さて、オムニトリックスを返して貰おうか」
「・・・人にお願いする態度じゃないなぁ、気に入らねぇなぁ!」
どうやら、この蠍男にとって、これはかなり大切な物らしい。
だったら、こっちが使ってやるよ。
そうしながら、俺はそのオムニトリックスを弄り始める。
すると、何やら、画面が出てきた。
疑問に思いながらも、俺はそのままオムニトリックスにある画面ごと押し込んだ。
「なっ!」「っ」
次の瞬間、オムニトリックスを中心に広がった物が、俺の身体を造り替える。
人間ではない、何かに変えるように。
それと共に、俺の身体を包み込んだのは、赤い蜘蛛模様のスーツ。
「・・・何が起きたんだ、これは」
「なっ、貴様ぁ!!」
そう、驚いている間にも、俺に向かって、蠍男は再び針で俺に攻撃を仕掛けてくる。
だが、蠍男が仕掛けてくる針の攻撃の直前。
しかし、その攻撃を、俺はすぐに避ける事が出来た。
「うぉっマジか」
そのまま、俺は人間とは思えない跳躍力で、避ける事が出来た。しかも、そのまま壁に張り付く事が出来た。
まるで、蜘蛛を思わせる動きだ。
「ははぁ、面白いな、これは。蠍に対して、こっちは蜘蛛か、良いねぇ」
そうして、俺は先程までこちらを追ってきた蠍男に対しての鬱憤が溜まっていた事もあり、怒りで身体が熱くなる感覚を感じる。
「調子に乗るな!力を得た程度で!!」
そのまま、針で、こちらに向かって襲い掛かる。
その攻撃に対して、俺はすぐに跳ぶと共に、直感だが、その手を針に向けた。
すると、手から飛び出た気のは、蜘蛛の糸。
「なっ」
蠍男が驚いている間に、俺は蜘蛛の糸でくっついている針を思いっきり蠍男に向けて投げる。
「ほら、お返しだ!!」
そのまま針は、蠍男の腹部に命中して、吹き飛ばす。
さらに追撃するように、手から糸を吐き出して、蠍男を拘束した。
「はぁ、なんとかなった。けど、一体なんだ、これは?」
疑問に思いながら、俺はそのオムニトリックスを見つめる。
「あぁ、オムニトリックスがここにあったのか!」
「んっ?」
聞こえた声と共に、振り返る。
そこに立っていたのは、ピンク色の髪が特徴的な女性が、1人。
「オムニトリックスって、知っているのか?」
「まぁ、持ち主だけどね、というよりも、まさか触った?」
そう、俺が頷くと、彼女はそのまま頷いた。
これは、厄介な事になった。