To LOVEる:セ●ロス・ザ・バース 作:ボルメテウスさん
人間ではない。
狐がまさしく歩けるようになった容姿ではあった。
だが、美女である事は間違いなく、そして尻尾も生えている。
クリスタルさんの、その容姿に関して、俺は混乱を隠せなかった。
未だに経験は少ないが、それでも絶世の美女であるララ達を含めれば美女ばかりと行為をしていた俺が、そんな贅沢を言うのも可笑しいかもしれない。
けれど、クリスタルさんの容姿は、十分すぎるほど魅力的だと思った。
しかし、それ以上に、彼女の持つ雰囲気とでも言うのだろうか。
それが何とも言えない魅力を生み出していた。
そんな彼女から詰め寄られた事で、俺は思わず後ろに下がる。
「・・・あら、あまり積極的じゃないの?」
俺達が、現在いる場所。
そこは俺の自宅ではなく、クリスタルさんが乗っていた飛行機の中。
普段からそこで生活を行っている為か、二人での行為を行うには十分過ぎる広さだ。
さすがに、街の中でクリスタルさんの姿が見られたらマズイという事で行為を行う事になったが、家の部屋ではない為に、これまで以上に至近距離で行為を行う事になった。
「いや、その、こういうタイプの女性とは初めてだから」
そう、人間ではない女性との付き合いなど、今までの人生においてないのだ。
狐という事で、その息遣いもまた独特。
「ふーん、そうなんだ。別に私は気にしないんだけどね」
「あはははぁ、まぁ、うん」
そう、俺が戸惑っていると、クリスタルさんはその尻尾を俺の腕に絡ませる。
人間ではない柔らかな毛並みに包まれたそれは、とても心地の良いものだった。
あまり機会はないが、犬や猫と触れ合う時の柔らかさにどこか似ている。
ただ、違うのは、その柔らかさが俺を欲情させる事を目的にして、くねりと動いている事だ。
その心地良さを堪能している間に、クリスタルさんは、そのまま俺の方に詰め寄る。
「ふぅん、なるほど、この星の男はここが興奮すると大きくなるのね」
それと共にクリスタルさんは、俺の肉棒を撫で始める。
「うわっ!」
突然の出来事に驚きつつも、俺は反射的に股間を両手で隠す。
「ふふっ、大丈夫よぉ」
クリスタルさんはそのまま手をどかそうとする。
いくら妖艶な雰囲気を放っているとはいえ、やはり初対面の女性には抵抗がある。
それに、その手つきはかなり慣れている感じだった。
このままだと、いつの間にか握られていたりして、なんて考えてしまう。
しかし、ここで抵抗するわけにもいかないだろう。
仕方がない。
覚悟を決めて、ゆっくりと手を離していく。